嗚呼飛虎將軍 |
往時南海菊花香, 飛虎何辭爲國殤。 可滅吾身莫害衆, 蓬莱猶祀鎭安堂。 |
吾が身 蓬莱 ***** |
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オスプレイの不時着があって、思うことを詩にした。 米軍側は、「オスプレイのパイロットは、無理をして基地へ帰った場合、基地周辺の住宅への墜落の可能性を避けるため、海辺を飛んで他の基地に向かっていた途中、不時着した。結果、県民に被害を与える不幸からは脱した。」ということだろう。 かつて我が海軍の航空機でも、似たことがあった……。 1944年(昭和十九年)、台湾に配属されていた日本海軍の杉浦茂峰兵曹長(後に少尉昇進)は零戦に搭乗して台湾沖航空戦に出撃。10月12日午前、台南上空で米軍機を迎え撃つも撃墜され、落下傘降下中を機銃掃射されて戦死した。杉浦兵曹長は、集落への墜落を避けるため被弾した乗機を操縦して郊外まで飛び、そのために脱出が遅れて戦死した。自分の生命を犠牲にして村人を救った杉浦を祀るため、村人の声により、1971年、落下地点に廟(「鎭安堂 飛虎將軍廟」)が建設された。(Wikipediaより要旨を抜粋) -------------------------- ・飛虎將軍:杉浦茂峰兵曹長を祀った廟の名称が「鎭安堂 飛虎將軍廟」 ・菊花:皇国を象徴する花でもある。 ・飛虎:パイロットの謂い。 ・國殤:国のために若死にする。 ・蓬莱:ここでは台湾を謂う。 ・鎭安堂:廟の名称「鎭安堂 飛虎將軍廟」 |
平成二十八年十二月十四日 |
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