七古 颶風第十四號
東經一百二十度,
風伯來侵鬧地天。
三國風神相集處,
神集集而安河原
。
八百萬神擧國勢,
風神雷師揮在前。
制得黄海大狂瀾,
天高地平民開顏。
颶風
(
ぐ ふう
)
第十四號
東經
(
とうけい
)
一百
(
いっぴゃく
)
二十度,
風伯
(
ふうはく
)
來たりて侵し 地天を
鬧
(
さわ
)
がす。
三國の
風神
(
ふうじん
)
相
(
あ
)
ひ
集
(
つど
)
ふ處,
神
(
かむ
)
集
(
つど
)
ひ
集
(
つど
)
ひ
而
(
て
)
安
(
やす
)
の
河原
(
かはら
)
。
八百萬
(
やほよろづ
)
の
神
(
かみ
)
擧國の勢,
風神
(
ふうじん
)
雷師
(
らいし
)
揮
(
ふる
)
ひて前に在り。
制し得たり 黄海の 大
狂瀾
(
きゃうらん
)
,
天 高く 地
平
(
たひら
)
かに 民 顏を
開
(
ほころ
)
ばす。
*****************
また、台風が来た。日本語を詩に入れてみた。
『古事記』中の一節。「神集集而安河原」or「天安河原神集集」(もとは「是以八百萬神,於天安之河原,神集集而…」)の部分。
令和三年九月中旬
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