駁謗老示平成子

昭和怨憤遭紅蓮， 誓興兵墟志可憐。 今聞白頭何厚禄， �髀ｹ誰汗舊青年。

昭和の怨憤(ゑんぷん)　　紅蓮( ぐ れん)に遭ひ， 誓って 兵墟を 興(おこ)さん　　志(こころざし)や　憐(あはれ)む可(べ)し。 今 聞く：「白頭　　何(なん)たる厚禄なるか」と， �髀ｹ　誰(たれ)か 汗(あせ)せし　　舊(ふる)き青年。 　　　　**********************

昭和痛恨興亡遷， 　　　　　　劫火覆街歿草間。 　　　　　　今聞白頭何厚禄， 　　　　　　�髀ｹ誰汗舊青年。 昭和の痛恨　　興亡　遷(うつ)り， 劫火　街を覆(おほ)ひて　　草間に沒す。 今 聞く　白頭　　何(なん)たる厚禄なるかと， �髀ｹ　誰(たれ)か 汗(あせ)せし　　舊(ふる)き青年。 　　　　−−−−−−−−−−−−−−− 「三丁目の夕日」のように、日本を再び起こしたのは（先の大戦で国事に血を流したのは大正の青年、廃墟に立ったのは昭和の少年…（明治の骨、大正の義、昭和の涙）、そして団塊の世代の人口パワー…。 　今、何か「世代間格差…」と不協和音が響くが…。

平成二十三年十月二十七日

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