本日の授業 第1日
◆ 勉強とは、育毛剤のようなもの。 ◆
この前、髪を切りました。結構バッサリと。おかげで地肌は丸見え、
塾の生徒たちには「髪が薄い」と馬鹿にされる始末。
そこである時思い立ったのです、「私も育毛剤をつけよう」と。
しかし自分ではまだ若いと思っている私にとって、
毎日育毛剤をつけるというのは並みの面倒くささではありません。
使うのはシャンプー後が良いというのですが、寝る前に風呂に入る私にとって
風呂上がりはなにしろ眠い、眠い。
「私もまだ本当に髪が少ないわけではない(と自分では思っている)し、
こんなのやめちまおかな」と何度も聞こえる悪魔のささやき。
そのたびにもう一方の天使からの
「ダメ、今がんばるからこそ未来があるんだよ」というハゲ増しの声。
面倒くささを乗り越えながらも、何とかがんばる日々が続きました。
悪魔と天使のせめぎあいの図
しかし不思議ですね。
しばらくたつと、面倒だという気持ちはいつの間にか消え失せ、
かえって育毛剤をつけないと気になるようにまでなってしまったのです。
どうやら毎日やっていることで体が慣れてしまったようなのでした。
これには我ながらビックリ。
ともかくも一度習慣にしてしまえばあとは楽です。
それからは毎日欠かさず育毛、育毛。
おかげで今では地肌もこんなに目立たなくなりました(ただ髪が伸びただけ、というウワサも)。
というわけで、一度習慣にしてしまえばあとは楽なのです。
よい習慣は、自分のためにもなる。不毛の砂漠にもやがて草は生えてくる。
勉強も同じこと。面倒くさがらず、習慣にしてしまえばこっちのもの。
やがては不毛の脳ミソにも芽生えがあらわれることでしょう。
あなたの脳ミソへも、育毛剤を。
面倒くさがらず、自分の未来のために。
◆ 本日の問題 ◆
漢字変換に慣れきったあなたへ、漢字の読み書きを贈ります。
――線部分が分かるかしら? 答えはその下のやつです。1. 薄暮の空の下、パパの頭は夕日のように輝いてる。
2. こんなにカンソウしきった砂漠でマラソンだなんて、完走できる人はいるのか。
3. いくらハゲまされても、ヒモ無しのバンジージャンプなんてムリだよ。
4. 育毛剤を使った後に頭皮を指でモんだら、指先に毛が生えた。