DANCEマニア
講師:ダンシング佐藤
今回のテーマ : モンキーダンス
イェーイ! みんな踊ってるかーい?
人々が本当のダンスを忘れて久しい今日この頃、
私なんぞはパソコンに向かいながらも踊っている毎日だぜ、イェーイ!さて、ダンスと言ってもいろいろあるけど、実際ダンスの王道って何だと思う?
タンゴ? ジルバ? 秋田音頭? それとも阿波踊り?
だれだい、泡踊りなんて言ってるのは? おいおい、桐ダンスは家具だろう?
実は、ダンスの中のダンス、これぞダンスの王、まさにキングオブダンス、というのは
あの「モンキーダンス」なんだぜ、家ーい!
と言うのも、人間の「音楽」にはハーモニーよりも先にまずリズムがあったらしい。
太古の人間にも太鼓はあったってことだね。
となるとそれに合わせて人間は遥か昔から踊っていたはず。
人間の祖先とは、猿。ということはつまり、「猿の踊り=モンキーダンス」こそが
踊りのルーツだってことぐらい、サルにでも想像できる。
これはもう、進化論の父ダーウィンに実証されたも同然。
そんなわけで、今回はモンキーダンスについて正しく考えていくぜ、遺影!モンキーダンス。
あの、腰を少々落とし、手を前に伸ばして左右交互に上げ下げ、
頭も軽く振るという、あの素敵な舞踏法。
ところがこの簡単だと思われているモンキーダンスにも、正しくは二種類あるのです。
今回はその二つについて解説しましょう。で、二種類の相違点を一言で言うと「大地の力に対して垂直か、平行か」ということになります。
えっ、わかりづらい? 簡単に言うと「頭の方向と手の上げ下げのバランス」ということかな。
その二つ、「安定型」と「波動型」をそれぞれ見ていきましょう。
1. 安定型
手を上げる方向に頭を振る。
右手を上げたら頭も右に、左手なら左に。
これにより体の重心が大地と垂直に保たれる。
腰を少し落とし気味にすれば
より一層の安定感が得られる。
2. 波動型
手を上げる方向と逆に頭を振る。
右手を上げたら頭は左、左手なら右に。
こうすると大地と平行に体が躍動する。
長時間続けると体力の消耗は激しいが、
その分大地からの浮遊感、波動感はひとしお。
このように、モンキーダンスには二種類あります。実際に試してみれば、納得がいくことでしょう。
ダンスとは、人間工学に基づいていたのです!
どちらかと言えば安定型は初心者向き、波動型は上級者向き、というのが学会での定説です。
また、乗り物酔いしやすい方には波動型はあまりお勧めできません。
いずれにせよ、自分の気分、会場の雰囲気などの
TPOに合わせた使い方をするのが、ダンスの基本かな。選択肢が拡がれば、その分世界も広がります。
ひとまわり大きくなった自分と、今日もレッツダンス!
ダンスは楽しまなくっちゃ。