カワサキ250TRのトラブル

10年5月9日


見た目はなかなかいいんですが
 
昨年11月に購入した足バイクのカワサキ250TRにエンジントラブルが出ました。購入した直後から角を曲がるようなときにブスンとミスファイアしたり時にエンストしたりしました。

新車だからまだエンジンが硬いのかな、と思っていたんですが、400kmほど走っても治らないのでショップに持って行きました。ショップの話ではインジェクションだから少々問題があるのは仕方ないんです、というようなことでした。この言葉に先ず正直驚きました。

確かにEFIはキャブに比べて新たに開発すべき項目が多く、開発し尽くされているといってもいいキャブに比べて問題は発生しやすいでしょう。25年ほど前に乗った日本初のEFIであるヤマハXJ750Dもツキが不自然だったり未完成という感じはありました。

しかし今日これだけ品質がうるさく言われている時代に品質に問題を残したままに売られているクルマがあるなどということ自体有り得ない事だと思いました。いずれにしてもミスファイアとエンストは困るので治してもらうことにしました。

その後ネットで調べてみると250TRは07年頃にEFIにトラブルがあって一度リコールになってることが分かりました。リコールでECUなど交換してもまだ良くならないという意見もありました。

こういうのを「札付き」というんでしょうか。このような実態があると知ってれば買わなかったんですが、まさか今時EFIで問題が出るなどということがあるわけないと信じてました。
治らなかったらクルマはカワサキに引き取ってもらうよう交渉してホンダFTRに買い換えようと思いました。

心配だったのでお客様相談室にも電話してみましたが、「治ると思います」とは一応仰るんですが、どうも今ひとつ断言しないんですね。やっぱり心配は残ります。こういう係の方も大変だろうなと思いました。

結局ECUとスロットルボディー(インジェクター付き)を交換してもらいましたが、症状はほぼ改善しました。しかしまだ時々ですがエンストします。ただしこれは一時停止などでクラッチを切ってアクセルを戻した時なので、アイドリングを少し高めれば治るものと思います。またブスンというはっきりとしたミスファイアはなくなりましたが、ミスファイアしかかりみたいな感じはまだあります。燃費は18キロから25キロと良くなりました。

アイドリングは1500rpmですが、以前に乗ったセローやCBX125Cは計測はしてませんがもう少し高かったと思います。現在はエンスト防止のためにイリジウムプラグを付けてます。50km走りましたがエンストは起きてません。もし起きたらアイドリングを1600rpmにしようと思ってます。

しかしいずれにしてもメーカー設定どおりのアイドリングで実際に時々エンストするんですから、もうちょっとしっかり開発してほしいと思いますね。それと何でも購入前にネットで調べたほうがいいですね。

追記 結局この250TRは調子が悪く9月にFTRに買い換えました。

 
見た目はいいんです

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