28日づけ朝日新聞大阪本社版文化面、
山本浩一郎トロンボーン演奏会。筆者は音楽評論家の白石美雪氏。
《幕開けのぺルゴレージ作曲「シンフォニア へ長調」
》
は「ぺ」と「へ」がひらがなだ。
2001-06-29 (5) 02:01:00 +0900
28日づけ朝日新聞大阪本社版にウルトラセブンのビデオの全面広告が出ている。
《ウルトラセブンは、今見てもやっぱりおもしろい!
それも「懐かしいから…」
とかではなく内容がやはり毎回毎回とても面白いのです
》
(「おもしろい」「面白い」の書きわけは原文の通り)。
こう書いている人は、
生でウルトラマン・ウルトラセブンを全部は見ていないのではあるまいか。
いま思えばウルトラセブンはウルトラマンの“リメイク”
としての性格が強かったと思う。
後半になるとストーリーも怪獣・宇宙人も魅力がなくなってくるし……。
第12話はやはり収録されていない。その説明もなし。
それぞれの話について、 登場怪獣などが書かれているが、 ちらと見ただけでもカプセル怪獣がいくつか落ちている。 再登場時は書かない、というポリシーでもない。
それにしても、いまどきビデオを買うかいな。
2001-06-29 (5) 01:56:00 +0900
本文ナシ
2001-06-29 (5) 01:49:00 +0900
28日づけ朝日新聞大阪本社版国際面「特派員メモ」はニューヨークから。
米映画「パールハーバー」には、 目を疑うほどつたない書が大写しで出てくる。 (中略) 書家を探す予算を惜しんだのだろうか。
26字しかないアルファベットにも、 字の巧拙はもちろんある。 米国で問題になっているのは、つづり方を教える授業が消えつつあることだ。
ここまで読んできて、 あれ、話が変わるのかな、と思った。 「つづり方」と言えば spelling の意味か(昔の科目名で)作文の意味、 と思ったからだ。 でもそうではないようだ。全体が悪筆の話だ。 ここの「つづり方」は “美しい文字を書く練習”の意味で使われているとしか思えない。
2001-06-29 (5) 01:45:00 +0900
ペンネームにしておられる方。 誤変換(「いえすのもの」←「イエスのもの」)。 誤打(「**すのもの」←「**そのもの」)。 読みがなとの合体(「必須(す)のもの」)。
私のページに言及してくださっているページで、 初めて気がついたものもあった。 ありがとうございます。
2001-06-29 (5) 00:52:42 +0900
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小 指 |
薬 指 |
中 指 |
人 差 し 指 |
人 差 し 指 |
中 指 |
薬 指 |
小 指 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
左手 | 右手 |
2001-06-28 (4) 23:02:03 +0900
1 | 2 | 3 |
---|---|---|
4 | 5 | 6 |
7 | 8 | 9 |
* | 0 | # |
2001-06-28 (4) 22:13:52 +0900
7 | 8 | 9 |
---|---|---|
4 | 5 | 6 |
1 | 2 | 3 |
0 | , | . |
2001-06-28 (4) 22:12:44 +0900
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答えは TABLE が 8 重の入れ子になったもの。 次のプログラムで作りました。
#include <stdio.h> void printtable(int n); main () { printtable(8); return 0; } void printtable(int n) { if (n == 0) { printf("回\n"); return; } /* else */ printf("<TABLE border=3>\n"); printf("<TR>\n"); printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); printf("</TR>\n"); printf("</TABLE>\n"); }
2001-06-28 (4) 21:53:50 +0900
追記: 最初は 27 重にしていたが、 massangeana 氏から表示されないことがあるとのご指摘をいただいたので 16 重にした。 そういえば、28 重にすると手元のブラウザでも正しく表示されないので 27 重にしたのだった。
2001-06-29 (5) 00:45:25 +0900
さらに追記: それでもブラウザによってはハングするので、8 重にした。 そうやっているうち、 再帰を利用したプログラムなど使わなくても
<TABLE border=3> <TR> <TD> 回 </TD> </TR> </TABLE>の初めの3行、 終わりの3行をそれぞれコピーして増やすだけでいいことに気がついたが、 本文は(数値を変えた以外)そのままにしておいた。
2001-06-30 (6) 03:03:43 +0900
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これは次のプログラムが出力したもの。 四重の TABLE になっている。 main() の中の printtable() の引数 4 を 5 に変えればもう一回り大きな TABLE ができる。
#include <stdio.h> void printtable(int n); main () { printtable(4); return 0; } void printtable(int n) { if (n == 0) { printf("噐\n"); return; } /* else */ printf("<TABLE border>\n"); printf("<TR>\n"); printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); printf("</TR>\n"); printf("<TR>\n"); printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); printf("</TR>\n"); printf("</TABLE>\n"); }
次は上のバリエーション。
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#include <stdio.h> void printtable(int n); main () { printtable(4); return 0; } void printtable(int n) { printf("<TABLE border=\"3\">\n"); printf("<TR>\n"); if (n == 1) { printf("<TD bgcolor=\"#FFCCCC\"> </TD>\n"); } else { printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); } if (n == 1) { printf("<TD bgcolor=\"#D7D7FF\"> </TD>\n"); } else { printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); } printf("</TR>\n"); printf("<TR>\n"); if (n == 1) { printf("<TD bgcolor=\"#BFFFBF\"> </TD>\n"); } else { printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); } if (n == 1) { printf("<TD bgcolor=\"#FFE7BF\"> </TD>\n"); } else { printf("<TD>\n"); printtable(n-1); printf("</TD>\n"); } printf("</TR>\n"); printf("</TABLE>\n"); }
2001-06-28 (4) 21:00:59 +0900
「以前の Netscape は <TABLE> の入れ子を許さない? (2001-06-27 (3) 23:06:10 +0900)」に 「ちょっと調べてみたら、Netscape は <TABLE> の入れ子を許さないようだ」 と書いたが、正確には、 <TR>, <TD>, <TH> に対応する終了タグ </TR>, </TD>, </TH> を省略して入れ子にすると正しく表示されない、 ということのようだ。 これらの終了タグは省略可能と聞いていたので、 私はつけていなかった。(奥村さんはつけている。)
次は、前にも書いた、 Netscape ではバージョンによっては正しく表示されないもの。
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次は、終了タグを全て補ったもの。
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どちらも
+-----+-----+ |+-+-+|+-+-+| ||A|B|||A|B|| |+-+-+|+-+-+| ||C|D|||C|D|| |+-+-+|+-+-+| +-----+-----+のように見えるつもり。
2001-06-28 (4) 20:37:15 +0900
/TD, /TR などのタグには、さかのぼってつけたものもある。
2004-05-13 (4) 22:04:10 +0900
上のリンクはいまはった。それまでは a href タグをおいていなかった。
2006-05-11 (4) 00:05:24 +0900
<TABLE> の入れ子はやめにした。 キーボードの絵を二つ並べていたところは、 最初のは横長の大きな TABLE にして、 あとのは一つにまとめることで解決した(つもり)。
2001-06-28 (4) 02:41:35 +0900
<OL start="-11"> <LI>その11 <LI>その10 <LI>その9 <LI>その8 <LI>その7 <LI>その6 <LI>その5 <LI>その4 <LI>その3 <LI>その2 <LI>その1 </OL>と書けば
2001-06-28 (4) 00:54:11 +0900
追記: ブラウザによっては上の説明通りにならないことがあるようです。
2001-06-28 (4) 20:46:41 +0900
「いろいろ」がいっぱいになってきたので、 26 日未明、 『すのものの「いろいろ」(その30)』(iro0030.html) を作成し、 『以前の「いろいろ」の目次』(iroindex.html) もバージョンアップを行なった。 しかし、なぜか Biglobe に接続できず、そのまま寝てしまった。 そのことを忘れて 27 日未明の更新を行なったので、 公開されている“ホームページ”では iro0030.html の分だけ飛んでいることを 27 日の午後、職場から発見。
同日夕方、自宅からチェックのため ftp で接続し、 iroindex.html のタイムスタンプを見るつもりで ls -la iroindex.html とやって、 手元の iroindex.html の内容を失ってしまった。 進歩しないやつ。>自分 (「ftp 中の操作ミス --- web page のバックアップをとっておかねば (2000-06-06 (2) 21:31:38 +0900)」参照。)
しかたなく、ftp で iroindex.html をとってきたが、 iro0030.html を追加する前の状態に戻ってしまったので、 iro0030.html の分を加える作業と、 新しいものが上にくるように行の順序を変える操作とを、 もう一度やるはめになった。 たいした手間ではなかったが。 (後者は 「更新記録 --- 『以前の「いろいろ」の目次』も新しいものが上にくるように (2001-06-26 (2) 02:42:30 +0900)」に書いた作業のこと。)
2001-06-28 (4) 00:26:59 +0900
上のリンクはいまはった。それまでは a href タグをおいていなかった。
2006-05-11 (4) 00:07:34 +0900
昨夜のキーボードの絵だが、 奥村さんから Netscape ではきちんと見えないと教えていただいた。 ROM男さんによればバージョンによっては OK だそうだ。
職場のパソコンの Netscape で見たら確かにそうだ。 ちょっと調べてみたら、Netscape は <TABLE> の入れ子を許さないようだ。
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+-----+-----+ |+-+-+|+-+-+| ||A|B|||A|B|| |+-+-+|+-+-+| ||C|D|||C|D|| |+-+-+|+-+-+| +-----+-----+のように見える入れ子になった表を書いたつもりだが、 どのように見えているだろうか?
2001-06-27 (3) 23:06:10 +0900
どっちも岩波文庫でもっているのに。
2001-06-27 (3) 19:27:20 +0900
もしも人肉がうまいなら、 人肉を食うために人を殺したという事件、 あるいは自分の指を切り取って食ったという事件が起こっているであろう。
2001-06-27 (3) 02:08:35 +0900
ずっと前から作らねばと思いつづけていたページ。 場所はここ。 そこに書いたキーボードの絵。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | ||||||||||||||||||||||||
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Q | W | E | R | T | Y | U | I | O | P | ||||||||||||||||||||||||
A | S | D | F | G | H | J | K | L | ; | ||||||||||||||||||||||||
Z | X | C | V | B | N | M | , | . | / | ||||||||||||||||||||||||
小 指 | 薬 指 | 中 指 | 人 差 し 指 | 人 差 し 指 | 中 指 | 薬 指 | 小 指 | ||||||||||||||||||||||||||
左手 | 右手 |
その種明かし。実は <TABLE>...</TABLE>... を利用した表なのであった。 (上との違いは <TABLE> を <TABLE border> と変えたことのみ。)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | ||||||||||||||||||||||||
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Q | W | E | R | T | Y | U | I | O | P | ||||||||||||||||||||||||
A | S | D | F | G | H | J | K | L | ; | ||||||||||||||||||||||||
Z | X | C | V | B | N | M | , | . | / | ||||||||||||||||||||||||
小 指 | 薬 指 | 中 指 | 人 差 し 指 | 人 差 し 指 | 中 指 | 薬 指 | 小 指 | ||||||||||||||||||||||||||
左手 | 右手 |
2001-06-27 (3) 01:46:47 +0900
すのものの「いろいろ」のページの最初に
とあったのをやめて、 『すのものの「いろいろ」へのはしがき』にこのページには、 京大型カード風に、 気づいたこと・思いついたことを一項目ごとの読み切りで書いています。
新しく書いたものを先頭に追加していますので、 下へゆくほど昔に書いたものとなります。 また、 ファイルが大きくなりすぎないよう、 適当な分量がまとまると別ファイルに移しています。 それらのファイルは 『以前の「いろいろ」の目次』 からリンクをたどればご覧になれます。
『すのものの「いろいろ」へのはしがき』 にはこのページに関するもう少しくわしい説明があります。
と書くことにした。『すのものの「いろいろ」』には、 京大型カード風に、 気づいたこと・思いついたことを一項目ごとの読み切りで書いています。
新しく書いたものを先頭に追加していますので、 下へゆくほど昔に書いたものとなっています。 また、 ファイルが大きくなりすぎないよう、 適当な分量がまとまると別ファイルに移しています。 それらのファイルは 『以前の「いろいろ」の目次』 からリンクをたどればご覧になれます。
新しいものを先頭に追加する際、 説明の分だけ画面をスクロールしなければならないのはめんどうだ、 という理由からである。
2001-06-27 (3) 01:37:33 +0900
廃止直前のリンク集は
であった。
2001-06-27 (3) 01:30:25 +0900
4月22日づけ朝日新聞大阪本社版日曜版「いわせてもらお」
に
《おいしそうなシイタケが売られていた
》
《おばさんが奥に向かって「しいたけ持ってきて!」
》
とあった。
2001-06-27 (3) 01:26:57 +0900
4月22日づけ朝日新聞大阪本社版「読者の新聞写真」の面。 「ニュース写真提供のお願い」に
▽ニュース写真を写したときは、 朝日新聞の各本社映像センター、支社、支局、通信局などに速報してください。 所在地、電話番号は本紙の題字下、各地方版に掲載されています。
▽未現像のフィルムやプリント、ビデオテープでも構いませんが (以下略)
などとあるが、デジタル写真をメールで送るならこのアドレスへ、 というのがない。 遅れてないか?
2001-06-27 (3) 01:22:12 +0900
20日づけ朝日新聞大阪本社版文化総合面「eメール時評」 は劇作家・演出家の永井愛氏「数字は皆、機械の中に」。
《時々九九があやふやになり電卓で確かめる
》そうだが、
私はその経験はない。
ふだんそんなにかけ算はしていないはずだが。
《オトナがどうもめたって、
計算の宿題を子供が電卓で片づけるのは止められない
》
とあるのだが、本当にそうなら、
計算は宿題に出さず学校でやらせるべきだろうし、
そうすれば済むだけの話だと思う。
持久走は、宿題に出せば走らないで「やりました」と言うものが出るだろう。
だから体育の時間に走らせる。
それと同じことでは?
2001-06-27 (3) 01:15:16 +0900
4月23日づけ朝日新聞大阪本社版教育面の投書欄「みんなクラブ」の
「複数担任制で授業も柔軟に」に
《来年度からは算数などの教科書が今よりぐっと平易な内容になる。
今年新1年生になった次女が、来年度2年生で2けたの計算問題など、
今年度習う同じ内容を復習することになるのかと思うと、
何だか損するような複雑な気持ちになる
》
とあるのだが、
これは本当だろうか? 普通は新カリキュラムは「*年度入学者から」
適用されるものだと思っていた。
2001-06-27 (3) 01:08:07 +0900
『以前の「いろいろ」の目次』のページも、 新しいものが上にくるように改めた。 一画面に収まりきれなくなってきて、そのほうがいいと気づいた次第。
2001-06-26 (2) 02:42:30 +0900
2000年12月1日づけ朝日新聞大阪本社版第一面の下の人文書院の広告に 「イエスの生涯」が出ている。
ルナン 読みつがれる珠玉の名著 クリスマスに一番の贈り物¥2000とあるのだが、これは岩波文庫に「イエス伝」として収められている、 あの本の翻訳だろうか? それを読んだのはだいぶ前なので細部は忘れてしまったが、 「クリスマスに一番の贈り物」というのは皮肉ではあるまいか。
2001-06-26 (2) 02:30:47 +0900
2000年11月28日づけ朝日新聞大阪本社版テレビ面(石川版?)の、
石川テレビ午前8時からの「とくダネ!」の欄に
「44歳大学教授男が
」とある。
「男性教授」ならわかるが、こんな言い方があるのだろうか?
2001-06-26 (2) 02:25:13 +0900
2000年12月4日づけ朝日新聞大阪本社版文化総合面
《「金色夜叉」の“原作”見つかる》に
《江見水蔭は『自己中心明治文壇史』(一九二七年)に
「米国女流作家の『ホワイト・リリィ』をヒントに、
近々読売へ書くと紅葉が言った」
由を記している
》
とある。
「リリィ」のように「ィ」が小書きである書き方が当時もあったのか?
2001-06-26 (2) 02:19:13 +0900
1998年10月5日づけ朝日新聞大阪本社版のうしろのほうに
《沖縄 基地問題のいま》が出ているが、
その中に
《海上航空基地(へリポート)建設問題
》という誤植がある。
スキャナのミスか、誤変換か。
「へりぽーと」を変換しようとしたら助詞の「へ」+「リポート」として扱われた、
ということも考えられる。
2001-06-26 (2) 02:14:40 +0900
1998年10月5日づけ朝日新聞大阪本社版第一面に セブンツーセブン化粧品の広告が出ている。 日本語ロゴ(?)は「セブンッ-セブン化粧品」のように、 「ツー」の部分だけ文字が小さいようだ。 最初、「セブンッ」のようにつまる音をあらわしているのかと思ってしまった。
2001-06-26 (2) 02:10:13 +0900
1998年10月5日づけ朝日新聞大阪本社版トップ 「保険金疑惑 夫婦を逮捕」の下に 「カレーなべの覆い外す?」との見出しがあるが、 カレーのはいったなべのことか、カレー専用のなべがあるのか。
2001-06-26 (2) 02:07:09 +0900
「各方面にから要求を集め、最大公約数的なものを取りまとめて」 などと言うことがある。 広辞苑第五版ではのこの意味での「最大公約数」を 「比喩的に、多くの違った意見などの間に求められる共通点」 と説明している。 しかし、これは、「最大公約数」より別のものに近いのではないか。
24, 60, 36 の「最大公約数」を文字どおりに求める過程は、次のようになろう。 まず、1 はこれら三つの数を割り切る。 2 もこれら三つの数を割り切る。 3 もそうだ。4 もそうだ。5 はどれも割り切らない。……。 8 は 24 を割り切るがほかの二つを割り切らない。……。 24 は 24 を割り切るがほかの二つを割り切らない。 24 より大きな数は考えなくてよいので、 ここまでで公約数は 1, 2, 3, 4, 6, 12 とわかる。 その中で最大のものは 12, よってこれが最大公約数である。
これにたとえるなら、次のようになろう。 「**川のダム建設」 はこの方面とこの方面からの要求だがこの方面からの要求ではない。 「**学校のグラウンド整備」は全方面からの要求である。 「**への補助の増額」は全方面からの要求である。 「**校のグラウンド整備と**への補助の増額」は全方面からの要求である。 ……。 よって全方面からの要求であるのは 「**」と「**」と「**と**」と「**と**と**」で、 この中で最大のものは「**と**と**」。
実際にはそうではなく、 各方面からの要求に合うものを集めて、それらの合併をとるのだろう。 だとすると、 24, 60, 36 の「最大公約数」を求める問題に戻れば、 24 = 2*2*2*3, 60 = 2*2*3*5, 36 = 2*2*3*3 と素因数分解をしてから、 (重複度もこめた)共通素因数を掛け合わせて 2*2*3 = 12 を最大公約数として求める操作のほうにより似ていると思う。
だから何なんだ? と言われると結論がなくて申しわけない。 素因数分解の存在とか一意性とかを (証明は別としても)理解して比喩に使っているのはすごいことかも知れない。 プログレッシブ和英中辞典で「最大公約数」をひくとこの比喩的な用法には greatest common divisor を使わないようだ。
2001-06-25 (1) 03:44:50 +0900