すのものの「いろいろ」(その102)

松坂ヒロシ先生が [ ] を「かくか゜っこ」と呼んでおられた

四月19日放送分のNHK「英語リスニング入門」で。 ( ) は「まるかっこ」と。

「角括弧」で連濁が起こるのがちょっと珍しいと思ったので。

2004-09-10 (5) 01:21:04 +0900

十五パズルの解き方について

4×4 のマスに

1234
5678
9101112
131415☆
のように十六個のコマがはいっている。 いったん全部取り出して、適当に戻す。 それから☆のコマを取り除くとそこが空きになる。 その空きに上下左右のコマを移動する操作をくり返し、 元の配置に戻せるか、というゲームである。

解き方があるのは知っていたが、なんとなく、 自分で考えてみたくなった。

補題1: 2×3 のマスに制限したゲームを考える。 そこに含まれる特定のコマ a と b に注目するとき、 それを

 a b
 ? ? ?
の位置にもってくることができる。

証明: 五個のコマを

 ↓←←
 →→↑
の矢印に沿って何度か動かすことをここでは “全体で動かす”と呼ぶことにする。 この操作により、
 a   *
 * * *
とできる。

このとき、a の下が b でなければ、 右の 2×2 の中で動かして b を a の右隣にもってくることができる。

a の下が b だった場合は左の2×2の中で動かして

 *   *
 a b *
としてから右の 2×2 の中で動かして
 *   b
 a * *
とし、それから左の 2×2 の中で動かして
 a   b
 * * *
とすればよい。 [Q.E.D.]

1 と 2 を正しい位置へもってくること

右下の 2×3 に上の補題を用いることで、

 ? ? ? ?
 ? ? ? ?
 ?   ? ?
 ? x x x
の x は1でも2でもないようにできる。 もしも 1 か 2、あるいは両方が含まれていたら、 下から二段目にもってくるのである。

これを、次の図で表そう。

 ? ? ? ?
 ? ? ? ?
 ?[  ? ?]
 ?[x x x]
大カッコで囲まれた 2×3 に補題を適用し、 x は 1 でも 2 でもないようにした、と読むのである。

以下、次を左から順にやってゆけばよい。

 ? ? ? ?    ? ? ? ?    ? ? ? ?    ?[  ? x]  [1 2 x]x
 ? ? ? ?   [x ? ?]?    x[  ? ?]   x[? x x]  [x x  ]x
[? ?  ]?   [x x  ]?    x[x x x]   x x x x    x x x x
[x x x]x    x x x x    x x x x    x x x x    x x x x

3 と 4 を正しい位置へもってくること

こんどは x は 3 でも 4 でもないコマである。

 1 2 ? ?    1 2 ? ?    1 2 ? ?    1 2 ? ?   1 2[3 4]
 ? ? ? ?    ? ? ? ?   [x ? ?]?    x[x   ?]  x x[x x]
 ?[  ? ?]  [? ?  ]?   [x x  ]?    x[x x ?]  x x[x  ]
 ?[x x x]  [x x x]x    x x x x    x x x x   x x x x

5 と 6 を正しい位置へもってくること

 1 2 3 4    1 2 3 4    1 2 3 4
 ? ?[? x]   ?[? x]x   [5 6]x x
 ? ?[? x]   ?[? x]x   [  x]x x
 ? ?[  x]   ?[  x]x   [x x]x x

7 と 8 を正しい位置へもってくること

 1 2 3 4    1 2 3 4    1 2 3 4
 5 6 ? ?    5 6 ? ?    5 6[7 8]
[x   ?]?    x[x ?  ]   x x[x x]
[x x ?]?    x[x x ?]   x x[x  ]

9 と 13 を正しい位置へもってくること

13 は d で示した。

 1 2 3 4    1 2 3 4
 5 6 7 8    5 6 7 8
 ?[  ? x]  [9   x]x
 ?[? x x]  [d x x]x

10 と 14 を正しい位置へもってくること

それぞれ a と e で示した。

 1 2 3 4
 5 6 7 8
 9[a ? ?]
 d[e ?  ]
あとは、右下の 2×2 の中で動かす。 ここが b, c, f の偶置換になっていれば OK である。 そうでなければ解けないことを示そう。 それには、次の命題を言えばよい。

ゴールとなるコマの配置に奇置換をほどこした状態から始めた場合は解けない。

例えば、右下のマスを始点とし、

→→→↓
↑↓←←
↑→→↓
↑←←←
のように、十六のマスを一筆書きする。 これに沿って、十五のコマを見てゆく --- 空いているマスは単に飛ばす --- と、 1 から 15 までの数の並びが得られる。 空いているマスに上下左右からコマをすべらせるという操作を行なうと、 この並びに対し何も行なわないか、 あるいは「長さ奇数の巡回置換」をほどこすことになる。

(長さが奇数であることは、次のようにしてわかる。たとえば

→→→↓
↑↓←←
□→→↓
↑←←←
の□のマスが空いていて、そこへその右のコマを動かしてきたとしよう。 すると、
→→→↓
↑↓←←
□→・・
・・・・
で矢印が書かれている九つのマスにある数の上に巡回置換が起こったことになる。 ほかの場合でも、これは常に奇数である。 右下の隅が空いていてそこにすぐ上のコマが動いた場合は長さ十五の巡回置換である。)

長さ奇数の巡回置換は偶置換である。 よって、 一つの操作は必ず上の並びに偶置換をひきおこす。

2004-09-10 (5) 00:11:23 +0900

「おっ、来た来た」に「一度言やあいいんだよ、一度言やあ」と言うと…

…「おめえだって二度言ってるじゃねえか」と反論されそうである。

それだけ。

2004-09-09 (4) 02:18:07 +0900

気に入っていたポケットサイズ欽定訳の革に黒い円周状の異変が起きた

きのう、ふと見たら、背の部分に七つほどの黒い円周状の異変が起きていた。 最初はカビかと思い、次に虫食い、焦げ、などと考えて、 最後はレビ記 13,47 からに述べられている、 皮で作った衣服に生じるというらい病が頭に浮かんだが、 もちろん違う。(そこの「皮」にあたる語は欽定訳では skin である。)

思い出してみると、数日前、シャンプーした髪がよく乾かないまま床にはいり、 この聖書を少しだけ読んで枕元におき、そのまま眠ってしまったことがあった。 その際、濡れたのではあるまいか。 水がついて、それがしみて丸くなったと考えられる。

さわってみると、そこだけ革がかたい。 へたをするとそことそうでないところとの境で割れてしまうかもしれない。 できそうなことといえば保革油を塗ることぐらいか。

付) 上では「らい病」と書いたが、これは従来の口語訳聖書の訳語であって、 最近では「重い皮膚病」などと訳されることもある。 しかし、これでは複数の病気を指しているようにも思えてしまう。 聖書が言っているのはそうではなく、単独の病気である。 ただし、記述されているすべての症状に当てはまる病気はないそうである。

2004-09-09 (4) 02:09:09 +0900

「スポーツと政治はいっさい切り離して」ってモスクワ五輪ボイコットは?

8月5日づけ朝日新聞大阪本社版総合面 「サッカー反日 / 中国に改善要請 / アジア杯応援問題 政府、何書記らに」。

スポーツと政治はいっさい切り離して欲しい」

安倍晋三幹事長は4日、 自民党本部で来日中の何勇中国共産党中央書記局書記らに念を押した。

これを読んだとき、 モスクワ五輪ボイコットは現在では間違いだったとされているのかと思ったが、 どうなんだろうか? 中国には要請するが日本は別、ということもあるわけで。

2004-09-09 (4) 01:53:23 +0900

自由の女神を「女神」と呼んでいるのは日本以外にどこがある?

英語では the Statue of Liberty である。

2004-09-09 (4) 01:45:43 +0900

「AがBにつかまる」ってどっちがどっちをつかむのか?

「早く帰ろうと思ったのに部長につかまった」の場合はつかむのは部長。 「おぼれそうになったのでロープにつかまった」の場合はつかまれるのがロープだ。

2004-09-09 (4) 01:41:38 +0900

五輪>銀メダルの裏に「古代ギリシャ語」だとそんなに長い詩が書けるのか?

8月31日づけ朝日新聞大阪本社版社会面 《大切なのは、メダルへの努力 / 室伏「金、実感ない」》。

銀メダルの裏に書いてあったという古代ギリシャ語の日本語訳を、 室伏は報道陣に配った。

詩は「真実の母オリンピアよ あなたの子供達が 競技で勝利を勝ちえた時  永遠の栄誉(黄金)をあたえよ  それを証明できるのは 真実の母オリンピア 古代詩人ピンダロス」。

室伏はこの詩の意味を知りたいと思い、 街中で翻訳を頼んで回った。 最後には古代ギリシャ語の専門家に依頼したという。

「古代ギリシャ語」ではなく 「古典ギリシア語」が普通だろうと思うけど、それはさておき。

こんなに長い詩がメダルの裏に書けるんだろうか。 いつかどこかで今回のオリンピックのメダルの図柄を見たような気がするが、 そんなに細かい文字ではなかったように思う。

室伏はこの詩の意味を知りたいと思い」は訳文の次にあり、 原文は掲載されていないので、「この詩」は訳文を指すように読める。 字面はわかっても意味までわかるとは限らないわけだから、 意味を知りたいと思うことも当然あるだろう。 しかし、その次に「街中で翻訳を頼んで回った。 最後には古代ギリシャ語の」とあるので、 ここでようやく「この詩」は原詩を指すことがわかる。

付) 街中で翻訳を頼んで回ったというのがどういうことを指すのかわからないが、 いきなり市民に古典ギリシア語をつきつけたらびっくりされるだろうなあ。 われわれがいきなり二千円札をつきつけられて「読んでくれ」と言われたような感じ?

2004-09-09 (4) 01:33:27 +0900

朝日新聞>子どもが減るのと出生率が低下するのとは直接には関係しない

8月31日づけ大阪本社版ほがらか面「虫食い川柳」。 前回の正解の一つに「漢字だけ増えて子供は減りつづけ」があり、 解説は《人名漢字は増えても出生率は低下》とある。

現在の日本では出生率は低下し、子どもも減っている。 しかし、 出生率が 2 未満で増加している場合、 人口は減少しているわけだから子どもは減り続けるし、 2 を越えたところで減少している場合は人口は増えているので子どもも増え続ける。

そのへんがわかっていないのでは。

川柳の数文字を隠しておいてそれを当てさせる、 というこのコーナーそのものにあまり知的な期待はできないか。

2004-09-09 (4) 01:08:51 +0900

朝日新聞>説明なしで「フレッシュ」を使って関西圏以外で通じるのか?

8月31日づけ大阪本社版ほがらか面 「昭和初期の薫り こだわりの味 / 66年、変えない店 / 京都・西陣の喫茶店」。

特製フレッシュもあらかじめ注いで出す》とあるが、 cream をフレッシュと呼ぶのは標準語ではない。

2004-09-09 (4) 00:57:58 +0900

小千谷の闘牛って「1世紀の伝統を誇る」? 八犬伝にも出てくるのに

4日づけ朝日新聞大阪本社版 be の e2 面。 e1 面からの続きで、小千谷が舞台である。

小千谷といえば、南総里見八犬伝で小文吾が闘牛見物にゆき、 暴れる牛を取り押さえたのがここだったなあ、と思いつつ読んでいたら、 《1世紀の伝統を誇る闘牛。地元では「牛の角突き」と呼ばれる》 と書いてある。その写真は、なんだか、八犬伝のさし絵に似ているような気もする。

1世紀の伝統ということは、リバイバル?

2004-09-09 (4) 00:54:38 +0900

「華氏911」のムーア監督は徴兵制を復活させれば戦争はうんと減ると考える

8月21日づけ朝日新聞大阪本社版国際面、 《「華氏911」ムーア監督》なるインタビュー記事。

イラク戦争も、戦場で戦っているのは貧乏人の息子や娘だ。 戦争を仕掛けた閣僚や議員、 戦争で利益を得る石油企業の重役の息子らが、 真っ先に行くべきなんだ。 徴兵制は復活させるべきだ。 そうすれば戦争はうんと減るだろう」》。

2004-09-09 (4) 00:49:19 +0900

ギリシア語+フランス語ABC文体>「ηI橋」(永代橋)

本文ナシ

2004-09-09 (4) 00:26:15 +0900

「正当防衛」を「遠吠え」と結びつけて理解しているやつはいないか

本文ナシ

2004-09-09 (4) 00:24:38 +0900

朝日新聞「声」>俳句「初蝉を補聴器に聞くたのしさよ」の解釈

8日づけ大阪本社版オピニオン面「声」の《補聴器通して蝉の声聞けば》。

「折々のうた」に載った三澤たきさんの句を読んで、 《この作者のように補聴器で聞こえたことに感動し、 何事も前向きに解決することができれば》と思われたとのこと。

「折々のうた」に載ったときに私も読んだが、大岡氏の解釈は忘れてしまった。 私は、補聴器の雑音も初蝉と思えば苦にならない、と解釈した。 「初蝉を補聴器で聞くたのしさよ」ならともかく、 「補聴器に」だと補聴器そのものが出している音のように思われてならない。

付) 全く関係ないのだが、 「ホチョウキ」「ホチョウキ」と頭の中でくり返しているうち、 「ホ調」から、 スメタナの耳鳴りが(確か)高いホの音だった、 という話を思い出した。

2004-09-09 (4) 00:16:12 +0900

朝日新聞>《刺殺女児の父、「無念」の談話》って刺した女児の父親?

7日づけ大阪本社版第一面「紙面から」。 そうではなく、刺殺された女児の父親だった。 《朝日新聞>「不幸代 われず」 かと思ったら「不幸 代われず」だった》でふれた記事のことである。

2004-09-09 (4) 00:03:17 +0900

朝日新聞>「時差」を時間差の意味に使うのはおかしいのでは

7日づけ大阪本社版社会面 「揺れた避難勧告 / 連続地震 津波警報 / 気象庁発令、時差2分」。

国内に時差はないはずなのにと思ったが、 本文を読んだら、 気象庁が和歌山県と三重県に出した時刻の差が2分、という意味だった。

辞書によると、時差を時間差の意味で使うのは「時差出勤」 のような熟語に限るようだ。

「気象庁発令、2分の差」ぐらいでよかったのでは。

2004-09-08 (3) 23:58:52 +0900

朝日新聞>「不幸代 われず」かと思ったら「不幸 代われず」だった

7日づけ大阪本社版社会面 「岡山の刺殺 / 不幸代われず情けない / 女児の父 無念つづる」。

幸代という女性名があるので、それが最初に目について。

2004-09-08 (3) 23:51:02 +0900

NHKフランス語講座>八月 30 日(月)分

月曜日だけ、 「みなさまこんにちは」のあとに 「ごきげんいかがですか?」があるような気がする。 いまごろ気がついた私。

冒頭からしてミカエルさんが大暴走。 «Aujourd'hui, une émission spéciale, YAKITORI! --- euh, non, pardon, KIKITORI!» 後ろで先生が笑っておられた。 今週は「仏検の聞き取り問題にチャレンジ!」という特別番組なのである。

1-2 の (5) の 2 を訳された 「いいえ、そんなことはありません。とても好きです」。 最後の「す」は普通は無声化するが、 しないでしっかり発音されていた。 今風に書けば「好きですぅ」ぐらいか。

髪の毛の色を述べた文章に関連していろいろな色を習ったが、 「紫色の」が violet(te) だったので少々驚いた。 英語で虹の七色を言う場合の violet は日本語では菫色であり、 紫色と訳すと間違いなのだが、 DFC も Petit Robert も青と赤の混合としているから、確かに紫色だ。 英語とフランス語は違うということか。 (Petit Robert にはスペクトルで赤の反対の端の色、 という定義も載っている。)

口語訳聖書のコンコルダンスで「紫」をさがし、対応箇所を TOB で見てみた。

いずれも TOB は pourpre と訳している。 しかし、pourpre は英語の purple とは違うようである。 (語源をさかのぼればどちらもギリシア語の πορφυρα に行きつくらしい。 上にあげた箇所の原語もその語(あるいはそれに関連した語)である。 なお、マタイでは衣の色が違い、ルカでは色についての記述はない。)

フランスと日本で違いのある動作についてのお話のあと、 最後のあいさつの前で録音をつないだようだ。 先生のお声がほとんど重なっていた。

エンディングは 15 秒ちょっと。

付) YAKITORI で思い出したが、 以前のスキットで、焼き鳥の味付けに酒を使うと言っていた。 しかし、わが家にあった料理の本では、みりんを使うようになっていた。

2004-09-08 (3) 02:47:24 +0900

「仏検」を「ふつけん」と読むこともわかった。 「ふっけん」かもしれないな、と思っていたのである。

2004-09-08 (3) 19:34:56 +0900

結婚披露宴で「新出・三田ご両家」だと「死んでみた」と同音だ

司会者は最初に 「ただいまより、**・**ご両家の結婚ご披露宴を始めさせていただきます」 などと言うものだが、 「新出・三田ご両家」だと「死んでみた」と同音になってしまう。

2004-09-08 (3) 00:13:21 +0900

結婚披露宴で「松野・秋田ご両家」だと「待つの飽きた」と同音だ

司会者は最初に 「ただいまより、**・**ご両家の結婚ご披露宴を始めさせていただきます」 などと言うものだが、 「松野・秋田ご両家」だと「待つの飽きた」と同音になってしまう。

「大変長らくお待たせいたしました」とつけたしておくか。

2004-09-08 (3) 00:10:33 +0900

「不徳の致すところ」「補足いたします」で「太く」と「細く」だ

「私の不徳の致すところであります。この点につきまして若干補足を……」 などとテレビで言っているのを聞いた子どもが 「あの人、『太く』とか『細く』って言ってるよ」 と不思議がったりすることはないだろうか。

2004-09-08 (3) 00:09:18 +0900

「How do you do?」に対し「How do you do?」と返してはいけない場合もある

「How do you do?」と聞かれたら 「How do you do?」と返すのが決まりかあ》と書いたが、 自分が「How do you do?」と言ったのに対し相手が 「How do you do?」と言い返してきた場合には、 それに対し「How do you do?」と言ってはいけない、 としておかないと二人でいつまでも 「How do you do?」を言い合うことになる。

別の言い方もしておこう。 『「How do you do?」と言われたのに対し 「How do you do?」と言い返してはいけないのはどういう場合ですか?』 という質問に対する答えは 『自分が「How do you do?」と言ったのに対し相手が 「How do you do?」と言い返してきていた場合』である。

2004-09-07 (2) 23:37:41 +0900

十六進表記の「十五パズル」ってないだろうか

 1234
 5678
 9ABC
 DEF0
などとなっているのである。

2004-09-07 (2) 23:32:30 +0900

松坂ヒロシ先生は「イギリス」を鼻濁音で発音しておられる

四月 14, 15 日分のNHK「英語リスニング入門」で。

外来語だから鼻濁音化はしない、という流儀もある。

2004-09-07 (2) 23:07:43 +0900

「空の便」(そらのびん)を「空の壜」だと思っている子はいないか

誰かがそれをひっくり返すと雨が降ると思ったりして。

2004-09-07 (2) 22:15:11 +0900

フランス語講座応用編>八月 28 日(土)分

-ment で終わる名詞はすべて男性名詞だが、 une jument(雌馬)が唯一の例外、とのこと。

2004-09-07 (2) 22:10:25 +0900

フランス語講座応用編>八月 14 日(土)分

聞いたのは前だが、書くのを忘れていた。

「ちょっと文法」は間接疑問文。 説明は複雑に思えたが、 間接疑問文にする練習の練習4は意外と簡単だった。

2004-09-06 (1) 01:46:05 +0900

フランス語講座応用編>八月 27 日(金)分

練習1の 2 の答えに ... de 11 jours とあるのでちょっと驚いたが、 辞書によると onze の前ではエリジオンもリエゾンも起こらないのが普通なんだ。 ということは、有音の h で始まる honze という語だと思っている人もいる?

「もっと頻繁に父親に会いに行かれます」の「行かれます」 って年配の人がよく使う言い方ですよね。

「語彙・動詞をしっかりあすに備えて復習しておいてください」。 ああ、このきびしさがいいなあ……。

2004-09-06 (1) 01:42:00 +0900

「無音の h」を「有音の h」と訂正した。

2004-09-07 (2) 19:35:45 +0900

全ての異体字を知らないと書き取りの採点はできない?

異体字について朝日新聞で読んで、ふと思ったこと。 日本史の試験で「水戸光圀」を「水戸光国」 と書いたらバツになるんだろうか。

また、漢字の書き取りではいわゆるウソ字を書いた答案がありえるが、 自信をもってバツをつけるには、 全ての異体字を知っていてそれらのどれとも違うから、 としなければならない?

「教科書にあったとおりの字体で書かなければなりません」としておくか。

2004-09-06 (1) 01:38:31 +0900

朝日新聞>異体字の説明

5日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「ことばの交差点」は 「異体字 / 漢字の歴史と豊かさ象徴」。 「校閲部・矢崎一郎」と署名がある。

水戸黄門を「徳川光国」としたら、 「字が間違っている」というご指摘がありそうですが》。 「圀」が「国」の異体字であることは知っていた。 しかし、「淵」と「渕」が異体字というのは初めて知った。

漢字には字体が違うのに、音も意味も同じ字があります。 常用漢字、人名用漢字などの標準字体に対し、 これらを異体字と呼んでいます》という説明は正しいんだろうか。 単に「音も意味も同じ」だけでなく、 互いに代用可能、などの条件を満たさなければならないのではないか。 (「これら」が何を指すかも意味不明。)

字体の多彩さはそのまま漢字の世界の歴史と豊かさを表している気がします》 という締めくくりを読むと、 「だったら江戸時代までのように変体仮名やかなづかいが“多彩”だったら “かなの世界の歴史と豊かさ”と礼讃するか?」と言いたくなる。 「未整理なだけ」という見方も成り立つからだ。

2004-09-06 (1) 01:35:45 +0900

上の説明だと、「游」は「遊」の、「龍」は「竜」の、 異体字ということになってしまわないだろうか?

2004-09-07 (2) 19:25:37 +0900

こち亀>八月8日放送予定だった「パパはキャンプの若大将」がやっと放送に

こち亀> 予告とは違うのが放送されたような》に書いたように、 この話は八月8日に放送される予定だったはず。 やっと放送になった。 夏休みは終わっちゃったけど、 最後に寺井の子どもたちの絵日記が返ってきたというところがあるからちょうどいいのかも。

2004-09-05 (0) 21:06:11 +0900

地震で「ラジオ名人寄席」はお休み / 了承はするけどもっと早く言ってよ〜

19時からの「こち亀」を見ていたらゆれ始めた。 最初の予定では、まん中にはいるCMから録画し、 20分からはNHKの「ラジオ名人寄席」を聞こうと思っていたのだが、 またゆれるかと思うと落ち着かないので録画開始。 NHKラジオは地震・津波のニュースをやっていた。 20分を過ぎても続くので、きょうは「ラジオ名人寄席」はお休みだな、 と思ったがアナウンスがないので止めるわけにもゆかない。

一方、 30分で「こち亀」の録画を止めたあとNHKテレビを見ていたら、 ゆれ始めたときのどこかの放送局の映像というのを流していた。 建物を遠くから写したもので、めちゃめちゃにゆれている。 しかし、よく考えると、その建物がそれだけゆれているのではなく、 カメラのゆれが、距離があるため拡大されて、ものすごいゆれに見えているのである。 (音声は消していたのでそちらで補いがあったのかもしれないが。)

19時58分、「ラジオ名人寄席」の終了時刻直前に、 お休みさせていただきました、ご了承ください、とのアナウンスがあった。 そりゃ了承するけど、だったらなぜもっと早く言ってくれないのさ。 40分近くある番組なので、 20分すぎた時点で始められなければきょうはなしと決まっていたはず。 (20時からの番組を休むなどしない限り。)

2004-09-05 (0) 21:02:08 +0900

日本人名を欧文の中で「名-姓」の順に書くのは英語が起源か?

5日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「声」、 《英語崇拝より自国の誇りを》。54歳の大学講師の投書である。 タイトル --- これは編集部がつけるものだ --- はわかりにくく、 英語崇拝一般への反対かと思ったがそうではなく、 欧文の中で日本人の名前を「名-姓」の順にするのはおかしい、 という趣旨の投書である。

英米崇拝の「英語さまさま」思想の表れとしか思えない》 とあるのは、現状ではその通りだと思う。 つまり、多くの日本人が「名-姓」の順に自分の名前を書くとき、 「英語ではこうするから」と自分を納得させているのだと推測される。 しかし、最初にこうしたのは、 本当に英語にならったためなんだろうか?  江戸時代の蘭学者たちは?  キリシタン大名とかは?

付)この問題についての私の考え方は 《英文内に日本人名を書く際の姓名の順》 に書いた。

2004-09-05 (0) 12:35:20 +0900

朝日新聞>青柳いづみこ氏による書評>パルジファルは英雄か?

5日づけ大阪本社版読書面の青柳いづみこ氏による書評、 バレンボイム/サイード「音楽と社会」。 最後の段落。

サイードは、 才気と独自性によって境界を越えるバレンボイムをソクラテスやガリレオに譬えているが、 私にはむしろ、 ワーグナーの楽劇の英雄パルジファルのように見える。 彼の理想主義、恐れを知らぬエネルギーが、 音楽とイスラエルを救うよすがになるといいのだが――。

パルジファルって英雄なんだろうか。 第一幕では単なる愚か者。 第二幕冒頭ではクリングゾールの番兵や騎士たちをなぎ倒しながら魔法の城へと上ってくるのだからそうだとも言えそうだ。 第三幕冒頭の彼自身の語りでは、 長い放浪の間、さまざまな武器による傷を受けたが、 この槍を戦いのために使うことは許されなかった、と述べている。 確かにヘルデンテノールが歌うけれど、英雄とは言われないのではないか。

そのあとの 「恐れを知らぬ」は普通、ジークフリートだけに使われる言葉だしなあ。

2004-09-05 (0) 12:15:10 +0900

朝日新聞>中国語の「汽車熱」をそのまま使うのは誤解の元では

5日づけ大阪本社版第一面《中国の「汽車熱」上昇中》。

本文を読むと《自動車ブームを表す「汽車熱」や》とあるのでこの 「汽車」は自動車のことらしいとわかるのだが、 日本語だ思うと意味をとり違えるものをわざわざ書く意味があるんだろうか?

「元はこういう意味なんだから、和製漢語はやめましょう」 といいたいわけでもなさそうだし。

2004-09-05 (0) 11:48:29 +0900

「『〜子』は女の子の名前」に「『うんこ』も?」と聞き返す子はいないか

本文ナシ

2004-09-05 (0) 11:43:28 +0900

NHKフランス語講座>八月 26 日(木)分

きょうは台本をめくる音などがよく聞こえる。

Paris à travers la littérature で取り上げられたのは 1781 年に書かれたものだ。 そんな前からフランス語って変わってないのか。 日本だったら江戸時代だ。

エンディングは 50 秒弱。

2004-09-03 (5) 01:48:02 +0900

NHKフランス語講座>八月 25 日(水)分

きょうも先生とミカエルさんの軽妙なやりとりがあった。

きょうはエンディングは 15 秒ほど。

2004-09-03 (5) 01:18:45 +0900

上で「軽妙なやりとり」と書いたことについて、 少し時間ができ、まだテープを消していないことに気づいたので書いておく。

ミカエルさんが、「きょうの表現」の別の使い方をフランス語で話された。 何かを探しているときに、 探しているものをまず言って、それから「きょうの表現」の 「Ça vous dit quelque chose?」を続けることができるのだそうだ。 (意味は「Où est ...?」とほぼ同じ。)

続けて 「Ou bien, quand on cherche un livre, dans une librairie, «Le beau roman de Michaël Ferrier, ça vous dit quelque chose?»」 とおっしゃったところで先生が小声で 「Ça ne me dit rien.」とおっしゃった。 きょうのスキットのユミのセリフそのままを使って切り返されたのである。

付) ミカエルさんが例に使われたコンデ通りは、 7月号のスキットでユミとマリアが探していたホテルのあるところ。

2004-09-05 (0) 14:14:42 +0900

不定時法の学校があったらどうだろう

一時間の長さが季節によって変化するのである。 ただし、 登下校の時刻はほかと合わせる都合があるから定時法によらざるを得ないだろう。 父母には何時何分までにこさせてくださいと伝えるが、 校門をくぐると不定時法に変わるのである。

2004-09-02 (4) 23:18:56 +0900

「How do you do?」と聞かれたら「How do you do?」と返すのが決まりかあ

NHKラジオの語学番組。 きのうで昨年度分を終わり、きょうから、今年度分を聞き始めた。

「フランス語講座」だけは(なるべく)放送日に聞くようにしてきたが、 「英語リスニング入門」と「ビジネス英会話」は録音がたまって五カ月遅れだ。

ビジネス英会話はだいぶやさしいところから始まる。 でも、タイトルに書いてあることは忘れていた。 ところで、 こういう決まりごとを学ぶのが英会話だと思っている人もいるんだろうな。

2004-09-02 (4) 23:15:36 +0900

「そこで数学的帰納法を使っていますか?」と聞かれるとよくわからない

有限集合上の任意の置換が互換の積で書けることは、線型代数で学ぶ。 行列式の定義のために置換の符号を定義するところである。

まずは任意の置換 σ が (146)(25)(378) のように共通の要素を持たない巡回置換の積で書けることを言う。

その証明は、上の例で言うと、 まず 1 からスタートする。 1 -> 4 -> 6 -> 1 で 1 に帰るので 1, 4, 6 以外の元を選ぶ。 それが 2 だったとすると、2 からスタート。 2 -> 5 -> 2 で 2 に戻った。 さらに残りの元から 3 が選ばれたとすると 3 -> 7 -> 8 -> 3 となる。 こうやってゆくといつかすべての元を書き出すことになる。

ここで、σ(i) ≠ i となる要素の数に関する帰納法を使っていないだろうか?

次に、任意の巡回置換が互換の積で書けることを言う。

[証明1] (a1a2a3...an) = (a1an)...(a1a4)(a1a3)(a1a2) より。 [Q.E.D.]

これを n に関する数学的帰納法で示すと、次のようになろう。

[証明2] n が 2 のときは明らかである。 n まで証明されたとすると (a1an+1)(a1a2a3...an) = (a1a2a3...an+1) なので n+1 のときも成り立つ。 [Q.E.D.]

証明1は数学的帰納法を使っていないように思うが、どうだろう?

つきつめれば、 一般の個数の元に関する命題の証明では必ず数学的帰納法を使っているのか、 という疑問。 例えば
S=1+2+3+...+(n-2)+(n-1)+n
S=n+(n-1)+(n-2)+...+3+2+1
の上下を足すとどの項も n+1 になり、それが n 個だから n(n+1), というときにも数学的帰納法を使っているのだろうか?

(これは 1 から n までの自然数の和が n(n+1)/2 になることの証明の過程である。 それそのものは上のようにしなくても、数学的帰納法で示せる。)

付) 最初の疑問は 「n 元集合から 1 個ずつ元を取り去ってゆくとそのうち空になる」 の証明に数学的帰納法はいるか、 ということになるだろうか? 「n 元集合から m 元集合への全単射が存在するなら n = m」 と関係あり? この証明には数学的帰納法を使う?

2004-09-02 (4) 22:13:07 +0900

上の「例えば」のあとで述べたことについて。

n-i と i を足すと n になることの証明には加法の結合法則(など) を使うだろうが、その証明ですでに数学的帰納法が使われている?

2004-09-05 (0) 13:30:48 +0900

「算数」を逆さにして「数3」だと思っている小学生はいないか

本文ナシ

2004-09-02 (4) 21:14:32 +0900

「若松」を漢文に書くときはどう書くか

本文ナシ

2004-09-02 (4) 21:13:32 +0900

長谷川町子は「サザエさん」をどのようなアクセントで発音していたか?

ちょっと知りたい。

2004-09-02 (4) 21:12:14 +0900

「ニッカボッカ」を「日課牧歌」だと思っている人はいないか

牧歌を歌うのが日課の人。

2004-09-02 (4) 21:00:25 +0900

スピーカーから音が出なくなったウォークマンのボディーを押したらなおった

Sony の WM-GX323 はラジオ内蔵、録音可、 ステレオスピーカー内蔵で気に入っていたのだが、 テープの録音再生ができなくなり、スピーカーから音が出なくなり、 とだんだん壊れてきた。 出張用のカバンのわきに入れ、 電車の網棚にあげる際にそちらを下にしたので重みでやられたらしい。 きのう、このあたりに力がかかったのかな、と押してみたら、 スピーカーから音が出るようになった。

2004-09-02 (4) 20:43:15 +0900

一本の鉛筆でどれだけの長さの線が書けるかは削り方に依存する

先日、香林坊大和7階の万年筆売り場に万年筆のムックが閲覧用に置いてあった。 鉛筆も載っていて、 シャープペンシルの芯と比べた場合、 値段と書ける線の長さを計算すると鉛筆のほうが得である、 と書いてあった。

1970年ごろ、 シャープペンシルの宣伝チラシに逆のことが書いてあったのを思い出した。 本体は500円したので、最初は高くつく。 しかし、芯が安いので、結局は得である、というのである。

一本の鉛筆でどれだけの長さの線が書けるかは、芯をどれだけ尖らせるかによる。 先が少し丸くなっただけですぐに削っていると、 あっという間に一本使いきってしまうだろう。

2004-09-02 (4) 20:24:10 +0900

回文>「シマリスが刷り増し」(しまりすがすりまし)

シマリスが出版社をやっていて、ある本を増刷したのである。

村上祐子氏の「無駄紙書き散らし」にかわいらしいシマリスの写真があるのを見て。

2004-09-02 (4) 19:30:30 +0900

暗闇に目が慣れると明るく感じるのは錯覚とは違うのでは

8月25日づけ朝日新聞大阪本社版文化面、 「ヒト科学21」は下條信輔氏の「知覚と知識」。

地平線に近い月は大きく見えるという話の次に 《暗い映画館に入って最初は漆黒の闇でも、 数分すると会場内が薄明るく見える。 順応が起きたのだが、 館の照明が変わっていないことは百も承知しているのだ》。

これは、瞳孔が開いてきて、目にはいる光の量が増えるからではなかったか。 はいる前に片目をつぶり、そちらだけ瞳孔を開いておくと、 はいってすぐに空いている席をさがせる、とむかし読んだ記憶がある。

そのあとに出てくるのも物体の大小に関するカン違いの例で、 これだけが浮いている。

付)タイトルに「錯覚」と書いたが、 本文中に《イリュージョン(錯覚)》とあるのをいただいたもの。

2004-09-02 (4) 02:40:42 +0900

観測用気球を放すときは「放球!」というのか

8月25日づけ朝日新聞大阪本社版の、南極の記事の面に 《「3、2、1、放球!」》とある。

ふりがなはないが、「ホウキュウ」だろうか。 英語なら「Release!」などと言いそうな気がする。

2004-09-02 (4) 02:31:32 +0900

朝日新聞死亡記事>また「自宅の住所は公表していない」が

8月28日づけ大阪本社版社会面の、柏木雄介さんの死亡記事。 普通は「自宅は公表していない」となる。

2004-09-02 (4) 02:26:01 +0900

「数え方の辞典」(小学館)>「一滴(ひとしずく)」も水の数え方なのか?

8月28日づけ朝日新聞大阪本社版第一面下に出ている、 「数え方の辞典」(小学館)の広告。

なんでも
「一個」「一つ」
と数えていませんか?

●したたり落ちる水は
「滴」「雫」

●水道の蛇口から出る水
は「筋」
コップに注ぐと「杯」

●ミネラルウオーター
は容器に応じて
「本」「パック」

水そのものは数えられないものであって、 「ひとしずく」「一滴」 は水のしずくを数えているのではないか? ほかも同様。

「水を一すくい飲ませてください」という言い方がありえるが、 これも水の数え方にはいるのか。 「煮立ってきたところで水を一カップ加えます」は? 「一カップ」 がはいるとなると「1リットル」もはいりそうな気がする。

「杯」「本」は別として、 これらは水がある姿をとったものを別の名詞で呼んでいるのではあるまいか。 「箸は一膳、鱈子は一腹」とは別のような気がする。

2004-09-02 (4) 02:21:52 +0900

朝日新聞「天声人語」>「It's Greek to me」の意味を誤解していないか

8月29日づけ大阪本社版第一面。 システィーナ礼拝堂の天井画「デルフォイの巫女」の話だが、次の段落はおかしい。

意味のわからない言葉や、それを言う人のことを「ちんぷんかんぷん」という。 珍紛漢紛などとも書く。 英語では 「It's Greek to me」などともいう。 デルフォイの巫女たちが媒介した神のお告げも、 謎めいていて分かりにくかったのではないか

「ちんぷんかんぷん」も 「It's Greek to me」も、 その言語を知らないからわからない、という意味だろう。 ギリシア語を知っている人が聞けばわかるはずである。

(異言だったとしたらギリシア語を知っている者にもわかりにくかっただろうが、 「It's Greek to me」は異言だからわからないという意味ではないはずなので、 それを理由に「分かりにくかったのではないか」とするのには根拠がない。)

字数が足りないので知っていることを書いちゃった、というところか。

2004-09-02 (4) 02:05:19 +0900

「リンクに許可は不要です」の例外について

奥村晴彦氏の「いろいろ」の、八月分の終わりのほうに書かれているのだが、 一般向けに公開したくないページで URI が秘密になっている場合には、 「このページにはリンクしないでください」と書くことも妥当だろう。

西垣知佳子先生> 千葉大のホームページを更新 / 写真も新しいものに!》に書いた、 西垣先生の授業の連絡用ページも、URI を非公開とした例である。

では、「リンクに許可は不要です」にどう言葉を書き加えたらいいだろう?

「公開されているページへのリンクには許可は不要です」はどうだろうか。 ある人があるページを見て自分のページにリンクしようと考えたとする。 その人がそのページに至ったのが、 そのページが世界に公開されていたからだとしたら、 その人がそのページを世界に紹介するのを妨げる理由は何もないだろう。 自分は世界に向けて情報を発信する。 しかし、他人がそれを批判するのは禁止する、というのはおかしい。

……と考えてみたが、 URI を秘密としているページを人に教えるときに 「このページにはリンクをはらないでね」と断ればいいのであって、 「リンクに許可は不要です」はそのままでいいような気がしてきた。

2004-09-02 (4) 01:52:53 +0900

A winner never quits, and a quitter never wins.

西垣知佳子先生ご担当のNHK「英語リスニング入門」四月 2, 3 日分。 Lasting Wisdom で紹介されたのがこのことわざだった。

放送時に録音しながら聞いたとき、 逆も真だと言っているのかとカン違いしかかったが、 P ならば Q でない、Q ならば P でない、すなわち、 P と Q には共通部分はない、と言っているのである。

話がうまい人だと、“逆も真なり”と思わせることができるかも知れない。 そういう人にだまされないようにせねば、と思ったのでメモしておく。

2004-09-02 (4) 01:38:18 +0900

西垣知佳子先生>英語リスニング入門(四月 2, 3 日分)

「耳試しをしてみましょう」。「耳試し」って言葉は本当にあるのかな。

Plus Alpha の説明。 「ドラマ The Silver Watch の中で使われていた、単語が出てきます」。 きょうで最終回だが、最後の最後まで、この切り方はいかにも西垣先生だ。

サンドラさんに答えを言うよううながされた西垣先生のお返事は Plus Alpha が「Yes.」。 ほかは西垣先生がいきなり答えをおっしゃった。

きょうもお別れのあいさつがあった。

2004-09-02 (4) 01:31:51 +0900

「人こそ見えね秋は来にけり」を「木に蹴り」と思う子はいないか

そういって、秋になったからと校庭の木に蹴りを入れるのである。

上の句は「八重葎(むぐら)茂れる宿の寂しきに」。恵慶法師の作。 百人一首にもはいっている。

付)葎って、特定の植物を指すんじゃなかったのか……。

2004-09-01 (3) 22:03:30 +0900

西垣知佳子先生>英語リスニング入門(三月 31 日、四月 1 日分)

Special Unit はまだもう一日あるが、 半年間のしめくくりのようなお言葉があった。

最後も「Bye for now!」のみで「See you next time!」がない。

2004-09-01 (3) 20:47:52 +0900

ヘブル語を学ぼうとして1行で飽きてしまったノートブックが出てきた ^^;

ノートブックを使い始めたものの、 ほんの少しだけ書いて飽きちゃった、というのが結構ある。

その中で一番ひどいのが「ヘブル語」と表紙に書かれた A4 サイズのもので、 最初のページに「1989 年 6 月 4 日(日)」と日付があり、 Weingreen の教科書の D 節の演習問題 「Read and transcribe.」の最初の二つが書いてあるだけ。

2004-09-01 (3) 20:14:07 +0900

朝日新聞>「みずきぃ」ってどんな音? / アクセントが違うのか?

8月24日づけ朝日新聞大阪本社版社会面、 《「みずきぃ」燃焼ゴール》。 本文中にも何度か登場するが、どういう音のつもりで書いているのか。 「みずきー」とは違うのか。

なんとも書きようのない音だった、ということもありえる。 でも、それならそのことを書かないとわからない。

個人的には、「みずきー」とはアクセントが異なり、 「ぃ」で下がったのではと思うのだが……。 あ、でも、それって「ミルキー」と同じアクセントだ。

2004-09-01 (3) 02:37:06 +0900

8月28日づけ「天声人語」にもこの「みずきぃ」が引用されている。

2004-09-02 (4) 02:09:57 +0900

五輪>《「見えない敵」高橋の影》って、Qちゃんだから姿が消せて当然?!

8月24日づけ朝日新聞大阪本社版五輪面、 沢木耕太郎の「マルーシ通信」の見出しに 《「見えない敵」高橋の影に3人は打ち勝った》とある。 この高橋とは高橋尚子のこと。 3人とは、女子マラソンに出場した3人である。

2004-09-01 (3) 02:30:00 +0900

五輪>オリーブの葉の冠はどっち向きに頭に載せる?

人によってまちまちである。つむじの向きと合わせている?

2004-09-01 (3) 02:24:05 +0900

折々のうた>「こゑつかひ切つたる蝉か地をあるく」はギャオスの詠んだ句?

8月31日づけ朝日新聞大阪本社版第一面。濱田俊輔氏の句。

「声使い / 切る」というのはギャオスの超音波メスみたいなものかと思ったが、 まさか。

筆者の大岡信氏は句の意味については何も書いていないので想像するのみ。 「声を使い切ったセミなのだろうか、地を歩いている」 と解釈すると「使い切る」が五と七にまたがって使われていることになる。 それって俳句のルールで許されるんだっけ?

2004-09-01 (3) 02:20:06 +0900

朝日新聞「声」>珍しく「クーラー不要」の投書が載ったが温度データがない

8月27日づけ大阪本社版オピニオン面「声」の「屋外の風入れ クーラー不要」。 大阪市枚方市の、70 歳の無職の方の投書である。

昔は夏になると必ず“こうすればクーラーなしで夏が過ごせる” という投書が載ったものだが、 最近のこの暑さでそういう投書はこなくなったのか、と思っていた。

屋外に工業用扇風機を置いて家の中に風を入れるようにしていたのだそうだが、 どのくらい涼しいかは 《日中の暑い時でも、外の風は結構涼しいものである》、 《小さな孫たちは、どんなに暑い日でも涼しそうに昼寝していた》 などから判断するだけである。 少なくとも室温のデータがないと、意味がないと思うのだが。

また、「風を入れて」と書いているので 「風に吹かれて」涼しかったわけではないと思うが、 そこもきちんと知りたいところだ。 扇風機の風に吹かれて眠るのは身体によくないからだ。

付)風を入れれば涼しいということは、 この人の家のすぐ外は涼しい、 ということか? 家のすぐ外の温度も知りたくなってきた。 回りを木々に囲まれていればそれだけでよそよりも涼しいからだ。

2004-09-01 (3) 02:06:38 +0900

未読の朝日新聞の数>2004 年八月末現在

残り----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+--
2002 年十一月末425*******************************************
十二月末443********************************************
2003 年一月末450*********************************************
二月末456**********************************************
三月末467***********************************************
四月末451*********************************************
五月末468***********************************************
六月末472***********************************************
七月末484************************************************
八月末492*************************************************
九月末497**************************************************
十月末518****************************************************
十一月末532*****************************************************
十二月末522****************************************************
2004 年一月末509***************************************************
二月末511***************************************************
三月末507***************************************************
四月末514***************************************************
五月末541******************************************************
六月末529*****************************************************
七月末546*******************************************************
八月末545*******************************************************
残り----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+--
(「*」一つは十を表わす。)

※ 残りがゼロになるまで、月末ごとに掲載する予定です。

2004-09-01 (3) 01:53:48 +0900

「トランジスター」か「トランジスタ」かを表記の違いと考える人もいる

「キティちゃん」と書くけどほとんどの人は「キティーちゃん」と発音している、 というような話をある人としていたら、 その人は「トランジスター」と「トランジスタ」の違いを “語末の長音を表記するかしないかの違い”と考えていて、 ちょっと興味深かった。

私は発音の違いだと思っていたので。

2004-09-01 (3) 01:46:33 +0900

「甘食」はどこにも「パン」が含まれていない

「甘い食パン」からきてるんじゃないかと思うが、 どこにも「パン」という語が含まれていない。

2004-09-01 (3) 01:45:58 +0900

西垣知佳子先生>英語リスニング入門(三月 26, 27 日分)

Listening Fun の回の最初にはお二人で声を合わせての 「Let's get started!」があったはずだが、なかった。

symbol の o は発音しないんだったか。 それで聞き取れなかったんだ。 (辞書で確認。cymbal も同音だ。ギリシア語では全然違う音なのに。)

サンドラさんに答えを言うよううながされた西垣先生のお返事は Plus Alpha が「Sure」。他はなし。

In a Word には「緑色」という語が何度か出てきたが、 すべて自然に発音されていた。 昨年度の三月には midori'iro と glottal stop を置いて発音しておられたと思う。

Location, Location, Location の例題。 「こっちと、こっちが、痛むんです」は読点のところでため息があり、 本当に痛そうだった。 その解答。a doctor's office の記号は b だが、a とおっしゃった。

2004-08-31 (2) 00:29:48 +0900

指環>グリムヒルデが登場する演出はないのか?

すべて、単なる思いつき。

2004-08-31 (2) 00:08:43 +0900

ジークリンデが生きていてミーメと再婚している、って演出はないのか?

本文ナシ

2004-08-31 (2) 00:04:21 +0900

「新天地」と「新天新地」は違うんだ

後者は黙示録 21,1 参照。

「新しい」って kainos だったか……。

2004-08-30 (1) 21:38:46 +0900

NHKフランス語講座>八月 24 日(火)分

きょうは「洗面台の蛇口が閉まらなくなって」とおっしゃった。

きょうの表現。 「Ça vous gêne si ...」という言い方について、 「gêner だれだれ、でだれだれに迷惑をかける、 だれだれを困らせる、という意味になります。 vous はそうすると直接目的語人称代名詞ですね」 とおっしゃったが、どうして「そうすると」なのかわからなかった。 日本語訳の「だれだれに」「だれだれを」から推測してはいけないのだし。 少し考えたら、「gêner 〜」だからだった。 英語だと、 「I gave John the book which ....」 のように前置詞なしで間接目的語が続くことがあるが、 フランス語ではこういうことはなかったのでは。

きょうのポイント。 faire + 不定詞の意味上の主語が par で示されることもある、 とのことだったので辞書で確認。でもよくわからないや。

「〜するままにしておく」(放任)》とテキストにあり、 放送でもそうおっしゃっておられたが、 「〜するままにさせておく」が普通の日本語ではないだろうか。 岩波国語辞典第三版で「まま」をひくと「したいままにさせておく」 という例文があがっており、これが私の説を裏づけるように思われるが、 こういうのってどうやって調べたらいいんだろう?

例文の訳では「私は子どもたちが遊ぶままにしておきます」。 ここも、私なら「私は子どもたちが遊ぶままにさせておきます」 と言うだろう。 先生の説明から判断すると、「そのままにしておく」 という言い方と結びつけて考えておられるようだ。

エンディングは 30 秒。

2004-08-30 (1) 02:54:47 +0900

NHKフランス語講座>八月 23 日(月)分

今週のスキットについて、 「洗面台の蛇口が動かなくなって、水が流れ続けているんですね」 とおっしゃったので、あれっと思った。 私の感覚では、「蛇口が動かなくなって」は管の先の部分が動かせなくなり、 水の出る位置・方向を変えられなくなったことを意味するからだ。 水を出したり止めたりする際に動かす部分も「蛇口 robinet」 に含まれるんだろうか?

仏仏辞典や国語辞典をひきつつ少し考えたが、 変に思ったのは私なら「蛇口が閉まらなくなって」と言うからだ、 と気がついた。 「蛇口が閉まらない」「蛇口が開かない」とは言うが、 「蛇口が動かない」とは言わないのである。(←私は、である。)

ところで、若い人は「蛇口」って知ってるかな。 「ジャグジー」かと思ったりして……。

「大丈夫」を「だいじょぶ」とおっしゃっておられるようだ。 前にもあったけど。

ユミは管理人さんの部屋のドアを四回ノックしている。 日本人は二度が多いが、英米ではもっと叩く、と英語の番組で聞いたことがある。

エンディングは 40 秒強。

2004-08-30 (1) 01:49:44 +0900

ちびまる子ちゃんエンディングに「立ち直れ なかったり」とのわかちがき

動詞「立ち直る」の可能動詞形「立ち直れる」 に否定の助動詞「ない」などが続いたもの。 「書けない」は一語に書くだろうからここでは切らない、という考え方が一つ。

一方、tacinaorenakaQtari と書くとかなり長い。 tacinaore nakaQtari と切るほうが読みやすいだろう。 「立ち直れ」は命令形とつづりが一致するし、 「なかったり」は「お金がなかったり」の「なかったり」と同じつづりであって、 どちらも独立して書かれる場合がある。 だから、このように切って書くことも十分に考えられる。

じゃあ、「書けない」を kake nai と書くかと言われると、 少々考えてしまう。 それだと、「書かない」も kaka nai になってしまわないか? 動詞の活用によって変える、 という方法もあるけど、それもわずらわしそうだ。 tacinaorenakaQtari を長く感じるのはローマ字に不慣れなためであって、 「立ち直れなかったり」ならすっと読めるのだから、慣れればこれと同じ、 という考えも成り立つ。 (後半の nakaQtari は慣れれば一目で読み取れるはずである。)

日本語のわかちがきは、 決まったものがないといってよい状態である。 少しずつ考えてゆきたい。

注)上のラテン字母によるつづりは新日本式ローマ字を元にしたもの。

2004-08-30 (1) 00:27:39 +0900

回文>「赤星志保かぁ」(あかほししほかあ)

赤星志保は架空と思われる人名。

2004-08-29 (0) 21:14:27 +0900

岩波文庫「王朝秀歌選」(1983 年)の編集方針についての疑問

この本には八つの秀歌選が収められているので、歌がダブっていることがある。 ダブリの場合、「**に既出」として、注はそこを見るようになっているのだが、 あとになるほどそれが増え、注に書くことがなくなってしまう。 そこで、 あとから出たときには歌が詠まれたときの状況などが説明されていることがあるのだが、 最初に出てきたところに「**にあとで出てきます」 とは書かれていないので、理解を深めようと思ったら、 自分で書き込むか、巻末の和歌初句索引を利用する必要が生じる。

また、作者別索引にはその作者の歌が並べられているが、 どの歌とどの歌が同じなのかは、本文を見るまでわからない。 例えば、紫式部は「逸31・時110・112・114・秀64・百57」とあるが、 これを「逸31=時110・112・114・秀64=百57」 とすることは考えなかったんだろうか。 (原文は縦書きで、漢数字を使用している。)

文庫本では当然のことだが、読みやすいように文字を改めてある。 しかし、同じ歌なのに表記が違うのは、なぜなんだろう?

注などのスタイルは 1981 年に出た「古今和歌集」に習ったものと思われるが、 編集の巧みさでは全く及ばないのが残念である。

2004-08-29 (0) 02:36:02 +0900

岩波文庫「王朝秀歌選」(1983 年)にフォントの不ぞろいを発見

歌には番号がついているが、67 ページの 24 だけ文字が大きいのだ。

それがどうした>自分

2004-08-29 (0) 02:14:51 +0900

「さしもしらじな」が「知らじな」であることをさっき認識した

子どものころはなんだかわからず、「しらじな」で一語だと思っていたようだ。 「白品」みたいなものだと思っていたのかも知れない。 古文をきちんとならってからはこの歌には接したことがなかったような。

2004-08-29 (0) 02:11:45 +0900

「ああエーカンは君に輝く」って考えている人いるだろうな

あの、字がうまくなるという機械。

2004-08-29 (0) 02:07:43 +0900

「負け犬のオーボエ」って考えている人いるだろうな

「負け犬の遠吠え」って本が売れているらしいので。

2004-08-29 (0) 02:02:27 +0900

「銀座天一」へはいったら「銀座百点」が一冊だけ残っていてラッキー!

月に一度は香林坊大和8階の「銀座天一」へ行く。 月の初めにゆくと「銀座百点」がレジに置いてあり、もらえるのだが、 今月はなかなか時間がとれず、行けなかった。 28日だからもうあるまい、と思っていたが、 レジに一冊だけあったのではいるときに声をかけてもらってしまった。

2004-08-29 (0) 02:00:38 +0900

とある店にはいったらビールにはこっそり突き出しがつき、しかもまずかった

金曜日の夜。金沢駅前のポルテ下のサイゼリヤで軽く食事をし、 それからコンサートを聞いて、 もう一度サイゼリヤでもよかったのだが、 人が多くてにぎやかな感じだったので、別の店にした。

生ビールを注文してから気がついたのだが、 メニューのあとのほうにアルコール類には 105 円の突き出しがつくと書いてある。 「お通し」というのは帳場に注文を通したしるしに出すものだそうだが、 突き出しは何なんだろうか。出てくるまでにえらく時間がかかった。 (あれなら、ビールの注文をキャンセルすることも可能だった。)

出てきてみたら、ゆでたもやしとキュウリを酢で和えたものが小皿に少々で、 味も全く平凡。 105 円だからみんなとやかく言わないんだろうか。

とはっきりメニューに書かせるよう指導しなくていいのか?

メインに注文した寿司とうどん・そばのセットはよかったのだが。

付) 勘定書きやレシートには突き出しは「特別料理」と書かれる。 サンダーバードの「クラブロッガーの暴走」を思い出してしまった。

2004-08-29 (0) 01:45:01 +0900


すのもの Sunomono