日 記

(2011年1月)


<Welcome from Fukushima - Konno>

◇ 1月も末日になりました。日本海側は大雪です。とくに福井県で大雪なって、道路が通行止めになっているようです。連日連日、冬将軍が押し寄せてきて、疲労気味です。
 今日は、家族の仕事との調整で、一日、自宅に待機していました。
 4年生の卒業研究の提出締め切りは今日。該当者にメールを出して、遅れないように連絡しました。提出された卒業研究は、数日後、教務課からこちらに届きますが、それからがこちらの仕事です。その後、時間を調整して、3年次生のレポートを追加して、あわせて報告集を作成し、みんなの共有財産にしようと思っています。
 自宅で、家族が購入していた宗教学者・山折哲雄『わたしが死について語るなら』(ポプラ社)を読みました。児童向けに出されていた本を、年長者向けに編集し直したものです。とくに、日本文学・日本文化・日本人の思想等との関連で「死」を位置づけている点で、大変面白かった。「生き方」を問うことと、「死」について考えることは、盾の両面でしょうか。「個性」ではなく、「ひとり」という思想も興味深い。
 テレビは、民主党元代表・小沢氏の強制起訴のニュース、そしてアジア杯で優勝した日本サッカーチームが帰国し、市民の大歓迎を受けている様子を報じています。(1/31)<1858>


◇ 多くはありませんが、一面の雪の日曜日の朝です。結局、昨夜のサッカーアジア杯決勝戦。最後まで見てしまいました、12時開始で、2時頃まで決着がつくかなと考えていたのですが、0対0。延長まで見ていたら、3時になると思って、諦めて就寝の準備をしたのですが、すぐに延長戦に入ってしまいました。再度、ストーブを点け、コタツを入れて再視聴。感動的な結末で優勝しました。この興奮は、一夜明けた今日も続いています。香川選手など怪我で出場できなくなってしまいましたが、ベンチにいた選手たちが大活躍。チームも組織と考えれば、メンバーの持てる才能を最大限引き出せるチャンスを与える指導者の役割の重要性を感じます。指導者によるメンバー(選手)に対する温かい眼での研究の賜物と思います。会社も団体も同じなのでしょう。選手経験のない監督らしいですが、その良さが出たのかもしれません。とにかく睡眠時間は3時間ほど、それほど眠くはありません。勝ったからなのでしょう。
 地元紙朝刊・NHKの地域版ニュースでは、大学の小規模自治体研究所(プロジェクト研究所)のフォーラムの取組みが報道されています。担い手の努力が主因ですが、大学と地域の橋渡しとしてのプロジェクト研究所が、地域社会で大きな評価を受けていることに、喜んでいます。行けなかったことは残念。カネのないところでも、やり方では、大きな役割を果たすことは可能だということを示してくれました。要は、学内の連携、そして学外者の協力を得ていることでしょうか。
 午後から大学研究室へ。書類をシュレッターにかけ、ゴミに出し、少しずつ整理が進んでいます。研究の方は、難しいのですが、物理的整理が、精神的整理に連動することを期待しつつ、帰宅。大河ドラマを見て、早めの就寝と相成ります。1月もあと1日残すのみとなりました。(1/30)<1838>


◇ 土曜日、研究室に参上。さすが、土曜日で研究棟は静寂です。学生は、後期試験(土曜日は少ない)。
 拡散している研究の取りまとめと、研究室の明け渡し(1年後)に向かっての準備。作業机下のダンボールを空けて整理の開始。学部長時代の会議等の書類が出てきました。10年以上前のものです。ゴミとして出せるものとシュレッターにかけるものに分けて、ダンボール2箱をゴミ捨て場へ。昔、弁護士事務所からいただいた昭和25年から33年頃までの判例集。図書館の蔵書をWebで確かめたが、一応、図書館職員に、もし大学に欠けているものがあれば処分する前にと、確認のメール。紙媒体から電子情報へ。判例検索も随分変わりました。しかし、紙媒体では難しいが、電子情報は高くて一研究者・小規模大学では無理。弁護士事務所は、利用しているようですが(財力の違い?)。弁護士さんの精力的な執筆も、このようなツールの違いかなと、自らの怠慢を合理化しています。法学研究の分野での学者の役割を考えていくべきかも。
 飯舘村でのシンポジウム、市内でのTPPの講演とシンポジウム。行きたいという衝動を抑えて、研究室での一人作業。私にとって、いま必要なのは、孤独な作業かもしれません。
 研究者仲間から、ツイッターの問い合わせ。せめて、知り合いをフォローしたいのですが、なかなか広がりません。どうしても有名人のフォローの範囲。チュニジア、エジプトでのツイッターの影響力の大きさと比較すると、日本ではその必要性が少ないようです。公然とした民主主義が、一応確立していることの反映でしょうか。まあ、年寄りの遊びとして、楽しむことにしましょう。私のブログの一つ、「みちのく徒然草」に、私のツイッターの書き込みを一日単位で自動的にまとめられようになりました。遊びですね。
 今夜は、深夜12時からサッカーの決勝戦。試合開始は見ることになるでしょう。最後までは自信がありませんが、コタツに入って、パソコンの前方のテレビを一人見ることになるでしょう。(1/29)<1823>


◇ 今日は金曜日、自宅待機と自動車(カーナビ)の修理です。
 留守番役の午前中。大塚弓子著『ミラクルガール』(無明舎出版)を読みつづけています。自ら甲状腺がん等がんと闘っている大塚さんは「リンパ浮腫セラピスト」ですが、秋田市で生まれ、今は石巻の病院に勤務しています。帰宅途中のカーラジオで、彼女のインタビューを聞いたことがあり、読んでみたいと思っていました。秋田は、私が10年ほど勤務したところ、石巻は私の出身地・女川の隣。その意味でも親近感がありました。17歳からがんと闘い、今は30歳程。若い人のがん闘病のすさまじさ、それを持ちながら、同病者に対する温かい眼差し。こうして闘い続けている若者がいることに感動させられます。
 午後、カーディーラーでのカーナビの取り出し。結局、メーカーに送って修理の見積もりをお願いすることになりました。車の部品の修理を、修理工場で行う時代ではなさそうです。そっくり取り替えるしかないということです。現場で、直せる技術力は技術の伝承としても必要ではないのかとも思える。そういえば、車のオーナーである私自身も、昔は、プラグを掃除したりいろいろしたのですが、いまはブラックボックス。頼むしかありません。すっぽり取り替えるしかないのです。せめて、修理工場でお願いしたいところですが。
 眼科に寄って、大学に行くには遅くなり、直行帰宅。孫娘宅から、来週の孫妹娘の2歳の誕生日のお祝いで来るメール。昨年の満1歳は、吹雪のため車で行けず、新幹線でこちらから訪ねました。
 テレビは、霧島の噴火の報道。宮崎・都城の友人Kさんに、お見舞いのメール。豪雪のような火山灰との返信メール。いろいろ大変なことが続く宮崎県。暗雲が晴れる日を祈っています。(1/28)<1797>


◇ 今日の予定は、午後からの県の会議のみでしたが、カーナビの不調で頭を抱えてしまいました。
 妻が朝からの仕事なので、ディサービスのお迎えの車を送ってから、マイカーで出発。最近、我が家で購入した「歌声喫茶」の懐かしのメロディーを聴きながら、鼻歌まじりで大学に行く予定でした。ところがです。CDを交換すべく、ボタンを押して表示画面が倒れて、入っているCDが出てくるはずでしたが出てきません。あれっ?と思って、表示画面を戻すべくボタンを押しても、戻りません。これはと思って、いつもお世話になっている自動車整備工場に立ち寄りましたが困難で、近くのディーラーに連絡して、診てもらいました。結論からすると、カーナビの機器を外してメーカーに修理してもらうということになり、その取り外しに1時間ほど要するので、明日、また参上することにしました。(修理代で3万円ほど?、新品だと地デジ対応で15万円前後かな? とりあえず、見積もりしてもらうことにしました。)
 カーナビに慣れた(依存した)運転をしていると、カーナビの不調がいかに困るか痛感。バックする時に、バックのモニターも見えません(昔はそれでやっていたのですが)。道に迷った時に、「自宅」を押して戻ってくる技(?)もできません。音楽も無し、何か異常な雰囲気になります。それにしても、メーカーまで行かなくても直せないのかなと思いつつ、仕方がありません。買うとすれば、テレビは要らないので、アナログも地デジも関係ありません。そうだと安いかな?車を購入して6年弱。10万キロの走行しましたので、カーナビの保証期間も切れていますし、車も買い替えの時かな?カーナビは、そのことの予兆かなあ?走行には、支障がないのですが、あるいは、車本体も隠れた瑕疵があるのかも。
 今年はじめての県の会議。諸課題が山積しています。ディサービスの送りの車の到着前の帰宅。カーナビでイライラしてしまって、疲れの睡魔が襲います。(1/27)<1767>


◇ 本当に眠い一日です。昨夜のサッカーのアジアカップ準決勝。対戦は韓国。負けるような気がしなかったけども、先制点を許し、その後同点になったが、結局延長。延長で1点先制、しかし土壇場で同点終了。PK戦。悪夢が甦る。GKの頑張りもありPKで勝利。決勝に進みました。12時過ぎに就寝の予定が、試合終了が午前1時。
 今朝の1・2コマ目は、講義「労働法」の最終回。2コマ連続の負担はありましたが、何とか終了です。毎回、質問等を書いてもらい、次回にプリントを配布してましたが、今日は半年間の講義を受けての感想を書いてもらいました。他に、匿名の(教務の)アンケートはありましたが、こちらの方には20名の感想文。記名しているせいか、私を励ますようなものばかりです。それにしても、観念としては労働法の世界から遠いところにいるんだなあと思います。授業料はじめ、両親の厳しい労働生活のなかでつくられてきたし、今後、そうした労働生活に入る目前なのに。
 少人数で、すこしがっかりしましたが、結果的には、30人前後は適正規模。受講生には、公開授業で社会人の方が、ほとんど皆勤。うれしい限り。問題は、空白を埋めて、戦後労働法理論の発展の再追跡をしたいという意欲が出てきました。学生に感謝しなければなりません。
 ツイッター(tkonno)とブログの連携が新聞に出ていたので、ブログの名人の議員さんにコメントで問い合わせたら、丁寧に教えてくれました。思うようにはいきませんが。ツイッターのまとめのTwilogをつくれましたが。
 Facebookで見つけて卒業生が連絡してきました。ツイッターのフォローも開始して、結婚のお祝いを伝えました。まだまだ使いこなせていませんが、面白いですね。というより不思議なのかな??
 今日は、早めの帰宅、早めの就寝としましょう。(1/26)<1752>


◇ 専門演習は、今年度最後の日です。4年次生の卒業研究の報告を中心に納めました。今月31日が提出締め切りなので、最後のコーナーですので、最後のラストスパートです。
 介護保険、生活保護、男女平等、定年制、企業年金等。現在の重要問題をテーマにしています。インターネットの普及で、卒業研究の中に、ホームページ(URL)が引用されることが多くなりました。この直接的な関心に応える便利さは、その周辺の貴重な無駄を捨て去ってしまうのではないかと懸念しています。こうしたデジタル的思考では、失敗・無駄の中から新たなものを見つけ出すのは困難ではないかと思います。紙媒体の重要性は否定できないのでは。インターネットを利活用することは認めながら、参考文献50以上を目安に卒研の準備して欲しいと、3年次生に指示しました。古いのかな?
 大変な就職難のお陰(?)で、卒業研究に集中する時間は少なすぎました。当事者は、本当に、石に噛り付くような努力をしましたが、成功した者と今だ就活中の者が出てしまいました。成功していない学生と個別面談をして、今までの努力を清算するのではなく、貴重な経験として守り育てながら、前に進んで欲しいと励ましました。人生80年時代、1年の遅れを過大視してはいけない。
 私自身も、目の前は真っ暗だった時期、28歳でようやく就職したこと等、慰めにもなりませんが話しました。偶々の就職難ということで、彼らの持っている力を減殺させたくない、なんとか社会で羽ばたいて欲しい。大空に羽ばたく前に、羽を収めてじっと力を溜めることも無意味ではないと思っています。
 これからサッカー、対韓国戦(5年間勝ったことがない)を観戦します。準決勝を何とか勝って、優勝を目指して欲しい。寝不足になりますが、明日早朝は、今年度最後の講義です。反省することも多いのですが、行政職から教育研究職に移行した初年度。ホッとするとともに、明日の学生の授業評価(アンケート)を基に、来年度の授業を改善して、大学の仕事を終えたいと思っています。(1/25)<1734>


◇ 朝の最低気温は、ほぼマイナス6度近く。寒さが身に滲みます。
 家族の仕事の関係で、今日は自宅待機・自宅研修。とはいっても、年賀状の整理・お年玉(切手シート、9枚)の引き換えなど、時間は簡単に過ぎていきます。
 孫娘宅から、昨年の753の時のアルバムから届きました。4枚の単独写真と1枚の家族写真のアルバムです。時間の経過の順番か、緊張した、幾分こわばった顔から、段々、自然になって行くようです。着物でもあり少し緊張したのでしょうか。4枚目の斜め後ろからの写真は、大河ドラマ「篤姫」役の女優・宮崎あおいに似ていると妻は言うのですが、そうかなあ、といいつつも、そう見えないこともないなあとニンマリ。テレビの画面を賑わすような血筋ではないので、家族内限定の満足感。一緒に、何枚かの絵を送ってきました。我が家族3人の絵ですが、みんな似ているので、その違い(こだわり)を見つけ出すのは、大変。ひらがなの自分の名前(サインと言っているらしい)は、それらしく判読できるもので、大したものだと大いに自己満足。「爺馬鹿」である。
 通常国会も今日始まった。菅首相の施政方針演説。飛び飛びしか聞いていないが、なかなか国会が論戦の場になっていないのがもどかしい。大学での役職4年間のうちに、首相は5人変わった。人が変わることで、期待・幻想が生まれるが、常に裏切られてきた。国会内のやり取り・駆け引きのみに眼を奪われることなく、国会外での国民の意識の変革と運動を通じて、国家の意思(政策)を決めていかなければならないのだろう。政治家の質は、国民の質的レベルの反映なのであろう。劇場・画面政治から脱却して、国民の主体性が発揮されるべき時期とは思うのだが。(1/24)<1713>


◇ 日曜日、ゆったり自宅で休養です。
 語学番組の再放送を聴いて下に降りると、庭(玄関脇)の蝋梅(ロウバイ)の花が咲いたとの声。花見山では、いまは蝋梅が咲いていると聞いてはいたものの、黄色の小さな花であることは知りつつも、庭で見れるとは幸せ。なかなか咲かないと諦めていたらしいので、感動ものです。ロウバイは、「老梅」と想像していたが、全く誤解で「蝋細工」のような形状からの名称らしい。
 日曜ウォーキングも、小雪混じりだし、歩道に雪もあるので、2キロほどの本屋までの散歩。ウォーキングの支えにいいよ、と職員に聞いた「福島市シティガイド」を買おうと思ったが、立ち読みしていると、どうも家の中を探すと有るんではと思い、散歩だけで戻ってきました。テレビの街角情報室でやっていた「旅ナビ」を見ようと思って、広告で宣伝している店に寄ったが製品が探せず、パンフレットのみもらってきた(5万円もするので、すぐ買うつもりはなかったので、店員に聞きもしなかたっが)。ガイドブック機能をもつツールなので、面白いが、その必要性が浮かばない。旅行に出かけないので・・。
 台湾に語学研修で行っていた元職員から、台湾での就職が決まったとのニュースが、Twitterを通じて舞い込んできた。台湾の就職状況は分らないが、今後は、グローバルな視点で、就活する必要があるのかも。まずはおめでとう。
 田渕久美子『江』の三巻本をようやく読み終え、安心して大河ドラマを見る。創作にせよ、歴史的史実の背景を、想像できるので面白い。読むべき本は、積もられる一方。楽しみを広げることにしましょう。(1/23)<1699>


◇ 仙台の研究会兼新年会から帰ってきました。昨夜は、カタールを3対2で破った日本サッカーを見て、結局、就寝は午前1時。今日の研究会報告の準備は、朝5時に起きてやろうと休みましたが、目覚ましはなりましたが、二度寝。いつもより遅い、6時40分。テレビ体操にも遅れてしまいました。子ども時代、夏休みのラジオ体操に遅れて、判子をもらえなかった感じですね。それでも、朝食後、2時間ほど勉強して仙台へ。
 今日は、TRさんの「内々定」取消しの判例研究。内定と同様、確定的な契約締結意思の確定が問題になりました。事件自体が、就職難の一つの表れ、企業と就職希望者の契約交渉過程の不平等が如実に出てきます。第2番目は私の報告。県立病院の産婦人科医師の宿日直・宅直を、時間外労働として割増賃金の請求をした事案。地裁も高裁も、宿日直は時間外労働として認め、宅直(自宅か、近くに待機して宿日直医師の求めに応ずる)は、医師同士の自主的なもので、明示的にせよ黙示的にせよ業務命令は出していないとして否定したもの。宅直に議論が集中しましたが、自主的にせよ、病院が業務の一環として受容していることから、批判的な意見が大半。今後の判決の動向で、医療現場にもたらす影響の大きさを感じました。恩師の労災に関するレクチャーを聞き、長い研究会は終了。準備不足に、反省することしきりです。まっ、研究には遅すぎることはない。初心、忘れるべからずの意気で頑張りましょう。
 忘年会は、仙台トラストシティの「ダイニング万葉」。秋田から進出した店だそうで、「きりたんぽ」や「ハタハタ」等、懐かしい秋田料理に舌鼓を打ちました。この仙台トラストシティタワーは、札幌のJRビルを超えて、北関東以北では最も高いビルで、180m、地上37階の巨大なビルです。田舎者にはびっくりしてしまいましたが、高さといえば2008年9月に訪れた中国・上海の「上海環球金融中心」ビルを思い出しました。地上101階、492メートルの高さです。展望台で、足が震えるような高さでした。
 研究仲間の楽しい語らい、早めに退席し、新幹線で降りた福島も、寒さが身に滲みます。(1/22)<1674>


◇ 寒さが続きます。今日は、終日、研究室におりました。明日の仙台での研究会での報告準備ですが、なかなか納得いくような準備が出来ていません。何とか、頭を研究的なものに切り替えないと、と焦ります。特効薬はありませんので、目前の課題に集中するしかありません。淡々と、早く慣れながら進むことにしましょう。
 夕方、私用を済ませ、遅めの帰宅。サッカーの試合(準々決勝・対カタール戦)の開始が目前です。ながら族で申し訳ないが、テレビ観戦しながら準備をすることにしましょう。コタツの上には、パソコンが、そして眼を上げるとテレビ画面。喜んで就寝したいのですが・・・(1/21)<1653>


◇ 今日は1年次対象の「教養演習」の最終回。4月からほぼ30回のゼミ。4月の合宿研修から始まって、ここまで辿り着きました。テーマは「格差社会での労働と雇用」。テキストは熊沢誠『格差社会ニッポンで働くということ』(2007.6岩波書店)を使いました。21人という規模の大きい演習になりましたが、ほぼ全員、皆勤賞。今日の最終回は予定の個別報告で終了ですが、最後に1年間の感想を書いてもらいました。一言と云ったのですが、結構長い。研究室のブログに貼り付けました<(1)(2)(3)>。
 みんなの感想文をタイピングしていたりして時間をとってしまいましたが、土曜日の研究会の報告準備は、どうして後回し。慌てて、夕方から始めましたが、帰宅時間が来てしまいました。夜遅くまでの居残り残業は、凍結している道路を帰る自信がないので、まあ、明日一日真面目にやれば、と言い聞かせて帰宅。外気温、マイナス1度なので、道路は光っています。小渋滞の方が気分的に楽です。
 グラタンの夕食の後、娘から届いた「青森・雪中にんじん」をいただきました。甘いにんじんジュース(缶ジュース)・にんじん汁です。自然の人参の甘さが美味しい。甘いものに慣れていると、こうした自然の甘さは新鮮。きっと健康にもいい感じです。(1/20)<1626>


◇ 早朝2コマ連続の講義の日ですが、道路の凍結を危惧して、幾分早めの出勤。それほどでもありませんが、ノロノロ小渋滞です。それでも、出発は7時半を過ぎてしまいました。講義開始の15分前の研究室到着。忘れていたプリントの一部を印刷して教室へ。
 学生にとっては、日常的なのか、真面目な学生は既に着席しています。余り関心が強くはないのですが、「労働協約の法理」を中心に話しました。やはり、組合の活動に臨場感がないのか、どうしても机上の想像に基づく話に聞こえているようです。80年代の話を「最近」といってから、受講生は90年前後の生まれと気付く。若い人の体験、見聞を基に話せないもどかしさ。感想等をみると、初めて組合の話を聞くような驚き。丁寧に、現場の視点から、説明していく必要がありそうです。個別関係はよく耳にするのでしょうが、団体関係は、ほとんど真っ白のような気がします。そういう時代といえばそうなのですが。
 午後、問い合わせていた「iPad」の説明に生協職員がきました。行政社会学部の卒業生。発展途上の機種ですが、電子書籍などそろそろ準備を開始するために、一番容量の小さいものを購入することにしました。多分、機種がどんどん更新されるので、ここであまり奮発するのは得策ではないと思ったからです。正直、「遊び」ですが、次の段階に進むために早めの慣れのためです。昨年、退任の集いの際に「お祝い」でいただいた商品券を有難く使わせてもらうことにしました。多分、家の中で、ペットのようにいつも引き連れていることでしょう。どうも、シニアにとって評判がいいようで、楽しみです。
 指導教官の米寿を祝い、ささやかな冊子と思い、準備の打合せをしたいと研究仲間に連絡をとりました。体調がすぐれない友人もおり、可能な間で準備をすることにしました。現役時代の疲労が蓄積されたのでしょうか。大事にして欲しいと思います。一日も早い回復を祈っています。
 夕方、NHKのニュース速報で、郡山の野鳥の鳥インフルエンザのウイルスは、強毒性と判明したとのこと。福島県の緊急の取組みが報道されています。現在のところ、人の移動を抑制するところまでいっていませんが、鶏など、感染拡大へ要注意です。(1/19)<1611>


◇ 寒さが続きます。ゼミと明日の講義の準備に追われました。
 専門ゼミも、あと2回残すのみとなりましたが、卒業研究の報告をじっくりとは思っていたのですが、なかなか上手くいきません。早めの終了。個々人のテーマの報告は、他の人の関心と参加には、ハードルがあります。同じテーマで、共通でということもあるのですが、各自の卒研テーマと離れてしまいます。卒業研究の準備が心配。
 数十年前、前任校で、統一テーマを設定して、各自がその様々な側面を卒業研究のテーマとすることをしてみましたが、どうも自発性が出ません。あれかこれかで、右往左往しているうちに過ぎてしまいました。共通テーマで調査などをしているゼミを見て、羨ましくなりますが、労働法や社会保障法という一般論ではなく、限定した共通のテーマで募集を行えばいいのか。法学の特性なのか、全般的な法知識を学んで欲しいということもあります。カリキュラムの都合で、講義⇒演習、という段階にはならず、演習⇒講義という逆立ち。まあ、いろいろ試行錯誤でしたが、来週で終わります。せめて、美味しい饅頭でもご馳走しましょうか。(脳の不足分を胃で補う?)
 ワープロ使えないという珍しいゼミ生を連れて、情報処理センターへ。出来ないということが、コンプレックスになっているので、解消しなければなりません。職員も、優しく教えてくれました。もっと、大学のもつ財産を生かして欲しいものです。
 68.8%、就職内定率が過去最低(現在)の報道。若者の目前には、明るい空ではなく、重たいどんよりした壁。重大な政治的課題として立ち向かわなければなりません。大学もその責任が大きいと思います。(1/18)<1583>


◇ 月曜日。土曜日の研究会報告の準備が進んでなく、気になりつつもサッカーのアジアカップを見ています。サウジアラビヤとの対戦、前半が終了し、3対0でリードしています。勝利すると、決勝トーナメント進出が決まります。何とか、後半も頑張って欲しいと思います。
 今日は、阪神大震災の16周年。当日、6時前、偶然、早朝のテレビを見ていた。震災の中心の悲惨さをうかがわせる震度はない。余りにも大きく、正常な震度報告も出来ないくらいだったようだ。その後、会議で神戸を訪れて、命の灯火等、見学する機会があった。6000名余の犠牲者。最近、防災力が弱まっていることを聞く。公務員の削減、国際競争力偏重などなど、いろいろな理由もあろうが、安全の確保、災害に対する救済の力(技術・体制・思想)の高い国として、世界の尊敬を受けることができたらと思う。
 午後に、病院への送迎があったので、午前中、研究室でと思ったのですが、雪にたじろいで日和り、自宅で仕事。2階の書斎からの無線ランが上手くいきません。「弱い」電波は、遠いからかと思っていたのですが、試しに1階のノートパソコンを2階でテストしてみたら、快調。電波も「強い」。原因を見つけて、正常化しないと・・・。
 4歳(半)の孫娘から年賀状。最近、字を書きたいというので、自分で字を書いたらしい。判読不明なので、鏡文字ではないか、あけまして・・ではないかと、いろいろと頭を寄せて思案。宇宙人からのメッセージのように思っていたら、とにかく書けるひらがなを、脈絡なく書いてよこしたらしい。口からの言葉ではなく、絵本にしろ、手紙にしろ、魔法のような文字の力を感じているのかも。爺馬鹿だが、今後が楽しみ。
 芥川賞・直木賞の受賞者が、二人づつだが、発表された。紙にしろ、画面にしろ、文字の力が強くなることを期待している。(1/17)<1564>


◇ 日曜日、日本列島は寒さに凍えていますが、大学入試センター試験も、大きな混乱もなく終わったようです。受験生や関係者の皆さん、お疲れ様でした。
 僅かですが、玄関前の除雪をしたくらいで戸外に出る機会もなかったので、夕方、商店街まで散歩。古本屋のブックマーケットに入ると、いろいろ見てしまいます。100円ではなく50円(税込)コーナーもあり、『ソフィーの世界』(1995年・2500円)もあります。確か、この本は一部読み、テレビの放映もあったような気もしたのですが、綺麗な装丁なので購入。硬貨をもってくればよかったのですが、1000円で950円のお釣りでは格好はつきません。
 帰宅後、家族に聞いたら、やはり重複していました。少なくともじっくり読んでいなかったのかもしれません。電話で確かめればよかったのですが、電話料がかかるので。重複しても、まあ、そのうちに孫たちが読むかもと思って・・・、と強がり。
 大河ドラマを見て、寒い日は終わります。明日は、少し緩和しますが、一時雪模様です。寒さは続きます。(1/16)<1524>


◇ 昨日の朝の新幹線で、東京へ。一泊して、先程、帰宅しました。
 お世話人なった知人が担当している東京農工大学の「学生活動支援センター」の評価委員会に、外部評価委員として委嘱を受け、一昨年に引き続いて、今年度も担当することになりました。
 このセンターは、2007年11月に、文科省の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」に対応して、学生と地域社会との連携に迅速に対応するとともに学生主体の地域貢献活動の活性化を支援するために設置されています。評価委員会の前に、「新しい地球人をつくるプロジェクト2010」の活動報告会を聞きました。学生団体による14の企画と活動報告がなされましたが、農学部と工学部という、専門学部の性格を生かし、「農工大リハビリケージ・プロジェクト」や「ロボットをつくろう」等、意欲的な地域貢献活動の報告でした。教職員のみならず、学生の地域貢献活動が、大学の魅力を伝え、その役割を明確にしているようです。
 評価委員会の後、学内で手作りの鍋を囲んでの懇親、会場を移して、元本学職員の方々との懐かしい懇親会。いつもは、アルコールセーブの身ですが、私としては飲みすぎたかな?11時頃まで話し合って、国分寺駅前のホテルに入りました。
 今朝は、8時半過ぎに国分寺駅に出て、東京へ。順調に、正午には帰宅する予定でしたが、東北新幹線全面ストップ。小山周辺で架線が垂れている、修理をしたら信号機が故障ということで、上りがストップ。帰りは下りだから大丈夫と思ったが、上りの車両が来なければ、下りが出ないという仕組み。新幹線の改札口前は、山のような人の集団です。
 駅員は、何時になるかわからないので、宇都宮行きの普通列車で移動して、復旧すればその時点で乗り換えた方がいいのではとのことなので、上野に移動。(途中、間違えて降りた神田駅で、最上段の階段を踏み外して手をついてしまいました。恥ずかしい・・。老人は気をつけないと)上野から宇都宮線で、トコトコと移動。丁度、宇都宮に到着する頃に、新幹線が走り始めた。乗れたのですが、満員電車のように、はみだし。ギュウギュウと詰められました。2階建車なので、上下に行く階段に滞留していて、ドアの近くは特に酷い。まさにホールドアップで、満員電車を思い出しました。宇都宮から那須塩原、新白河まで同じ状態。何とか、福島駅にたどり着きました。立ちっ放しの経験はありましたが、ギュウギュウ詰めの新幹線は、初体験。大変な旅行でした。途中で家に連絡したら、「青春18キップ」と思えばというメール。そのキップで、学生と一緒に、新潟の寺泊まで行ったことを思い出しました。まだ若い時のことです。
 大学入試センター試験の第一日目。退職者に出番はありませんが、ベストを尽くして欲しいと思います。(1/15)<1507>


◇ 厳しい寒さは続きます。午後の教養演習ですが、先週、今年度のまとめの意味で各自がまとめたレポートを印刷し、80ページ程の小冊子(ファイル)を作成する事務作業。最後は、学類支援室の職員が助けてくれました。
 出来栄えには、いろいろありますが、それぞれ関心に沿ってまとめています。21人ですので一コマ・90分で終了しません。最後になる来週も続けて報告してもらいます。ゼミに対する支援費の残金(1万円)で、ショートケーキを買い、楽しみました。もう一回の演習で、ゼミも解散かと思うと、少々、寂しい感じもします。
 途中、生協で文房具を買いに行ったら、大学の中央広場前の講義棟の壁にシンボルマークの取り付けをしていました。テレビで大学は放映されても、どこの大学かわからないので・・という話。云われてみれば、眼から鱗です。既成観念に縛られているものだなあと実感。土日はセンター試験、大学のシンボルマークがテレビの画面で輝くでしょう。大学の宣伝にも。明日は、東京へ。(1/13)<1485>


◇ 寒い朝です。この冬一番の寒さだそうです。
 朝一番の2コマ続きの講義です。何とか間に合いましたが、どうも調子が悪い。その一つに、年末に買い換えた遠近両用の眼鏡があまり具合がよくありません。前の遠近両用が近くが見えにくいので、眼科で処方箋をもらって、眼鏡屋で買いました。しばらくぶりの利用ですが、片目をつぶると左眼はよく見えるのですが、右眼(白内障が進んでいるらしい)は余り焦点があいません。初めてですが、眼科で乱視が入っているというので、その結果に基づいて眼鏡屋はレンズを選んでくれたのですが、両方一緒だと見難い。歩いていても、少し、ゆらゆらして酔ってしまいそうです。お陰で(?)、どうも講義の調子があがりません。また、来週でも、眼科で相談してみましょう。
 午後は、コープふくしまの理事会と新年会。順調な経営状況ですが、今後の生協活動のあり方に関心を持ちました。特に、生協の地域社会との連携の強化が不可欠と思います。新年会では、隣に座った部長さんと大型店舗と生協店舗の違い、その優位性を生かしていくことの重要性などを話して勉強になりました。その点で組合員のニーズをいかに受け止めていくか、生協の理念での従業員の教育等、課題は少なくないと思いました。生協のもつ社会的意義を、今後の社会の発展方向のなかで、深めていきたいものです。(1/12)<1461>


◇ 連休明けの火曜日です。冷え込みは続いています。住んでいる笹谷は、特に寒く道路も凍結していますが、それも松川を渡るまで。松川を渡ると、道路の凍結はありません。
 金曜日の上京の際の、ホテルや懇親会の予定で、東京と連絡。仕事の帰りですが、久し振りに元職員とお会いできるのは楽しみ。
 午後の専門ゼミは、どうしてか卒研発表予定者の半数が欠席。卒研も最終盤。何とか納得のいく卒研を完成させてあげたい。3年次生は全員出席。まだ1年の期間はありますが、すでに就職活動に入っており、じっくり腰を落ち着けて余裕はなさそうです。経営者団体も,募集活動開始時期について努力しているようですが、現場への効果が待ち遠しい。
 夕方は、福島駅西口の「コラッセふくしま」で開かれた、福島大学行政社会学会の「学術講演会」を拝聴。講師は、東京農業大学名誉教授の小泉武夫さん。「いま福大がおもしろい! 『日本酒 ーその粋な世界ー』 小泉武夫が語る日本酒の世界」である。日本酒をめぐる平安時代に遡る話は、興味が尽きない。福島県出身で、マスコミでも有名でもあり、多数の聴衆が参加していた。文化、産業等、広範囲な接点で、日本酒に対する興味は尽きない。私自身は、健康上のことから、日本酒との本当の付き合いができないのが残念ではある。「日本酒」を切り口に教育研究・地域連携活動が発展しているが、さらに、「蕎麦」や「温泉」や「果物」等など、地域の素材にもっと取り上げることはできなであろうか。
 会場でお会いした、同じ釜の飯の仲の大学執行部(現&元)のお二人と夕食をともにする。現職時代、大変お世話になった。厳しい大学の環境ではあるが、お互い元気で活動していることはうれしい。明日は、早朝・講義。渋滞と凍結がなければいいが。(1/11)<1443>


◇ 成人の日・休日です。今年一番の冷え込みです。寒くて、研究室に参上する決意が鈍りますが、えいっ、と決断して出発。
 思ったより、道路の状態は悪くはありません。住んでいる笹谷は、福島市の北部。2度くらいは低いでしょうか。吾妻おろしも冷たい。南部だと安達太良おろしでしょうか。福島盆地も、真ん中に鎮座している信夫山を堺に南部と北部では、違います。以前、吹雪の北部から信夫山トンネル入り、日当たりの南部に出ることもありました。福島盆地の南北問題なのでしょうか?しかし、この頃は、北部にも、果樹園がサティなど商店街に変わり、それなりの賑やかさ。
 研究室は、勤勉な数人の先生方の研究室に電灯が点いていますが、あとはひっそり。寒いけれども落ち着きます。火・水・木と続く授業(講義・ゼミ)の準備も、学外での講演会拝聴・学外での会議&新年会もありますので、資料の印刷等済ませました。早めの帰宅、道路も空いていました。
 タイガーマスクを名乗る贈物、いわき市の施設にも、と午後9時のローカルニュース。社会福祉への公的支援の不足が、温かいニュースとして受け止められているようですが、住民同士の連帯にのみ期待・解消しないで、公的責任を真剣に考えなければなりません。朝刊は、60代の老姉妹(といっても私と同年代なのですが)が、孤独死しているニュース。「またか!」と怒りと心が痛みます。(1/10)<1417>


◇ 日曜日・三連休の中日です。空模様(予報)は、曇りですが、ポツリポツリと小雨・小雪が舞っています。
 ラジオ語学講座の再放送を聞いてから、なんとかウォーキングに向かいました。今日は、阿武隈川の河畔の遊歩道に向かいました。舟場町の大学施設の駐車場に車を止め、隈畔(わいはん)を川下に向かって進みます。曇り空ですが、雨は止みました。宮城の方に向かう景色、そして左手に信夫山。歩いてみると、阿武隈川の雄大さを感じます。三本木橋を渡って、向う岸を川上へ。途中で、家族へのお土産(最中など)を3人分買って、松齢橋を渡って戻りました。一時間ほどの行程です。途中、人が寄り付かない白鳥の一団がたたんずんでいます。鳥インフルエンザ以来、餌を与えることができません。可哀想な気もします。熊も含めて、人間と野生の動物の共存のあり方、難しい問題となりました。
 阿武隈川は、全長234Km。全国6位の長さ。福島県内は180キロを超える。阿武隈川の「あぶ」は大きいこと、「くま」は川が曲がりくねっている形(千曲川や球磨川も同じ)をさすらしい。「あぶくま」は、平安時代からの歌枕ともなっているが、文字は「逢隈川」。これは恋人に逢う、逢いたい、逢瀬の意味で詠まれていたよう(『信夫』歴史春秋社2010.10から)。それで、福島市役所の同窓会(教育・行政・理工の合同)が「逢隈会」と名づけた理由がわかった感じ。卒業生もなかなか教養人である。
 自宅に戻って、昼食後は、イタリア映画「道」を見て、大相撲・初日の後、BShiで6時から大河ドラマ「江」を見る。(NHK総合だと、終了が9時過ぎるので、映画「釣りバカ日誌」にぶつかるので繰り上げ)。茶々、初、江の3人の子役の可愛らしさに涙が思わず。何か、我が二人の孫娘に似ている(?)。
 これから、釣りバカ日誌、そしてサッカーと、テレビ漬けの一日になりそう。まっ、いいか。明日は、「成人の日」・休日だが、研究室出勤の予定。やるべきことはやりましょう。(1/9)<1398>


◇ 土曜日・寒い朝です。今日から三連休らしいのですが、何となく「別に」という感じです。周りは昨日からの銀世界。積雪量は、それほではありませんが、近くの道路はピカピカ、凍結です。
 4週間毎の定期通院。血液等検査と血圧測定等ですが、先月の状態を維持しているようです。改善するためには、運動が不可欠ですが、日曜日毎のウォーキングの努力をしてきましたが、もう少し頻度と運動量の増大が必要です。
 訪問看護の日なので駐車場の関係で、病院からの帰途、時間調整のため久し振りに信夫山の麓・県立美術館&県立図書館に立ち寄る。特別の企画展はやっていなかったが、30年近い昔、何度か足を運んだミュンヘンの美術館、特にアルテ・ピナコテークの画集を見る。デューラーの「自画像」、ルーベンスの絵など、懐かしく見とれる。また、行ってみたいものである。美術館・図書館の庭は、天気に恵まれて気持ちがいい。
 午後は眠く、ウトウトしながら、明日から始まる大河ドラマ「江」の原作を読む。3冊の(上)巻をようやく読み終えたが、NHKの宣伝が多すぎて、新鮮さがなくなる。しかし、面白い。家康、家光の間で影が薄いと思ってきた秀忠にも興味をそそられる。夜は、珍しく民放の『使える知識 ベスト100』をダラダラと見ている。妻の知人(中学校時代の同級生のお兄さん)が先生で出るというので。(1/8)<1384>


◇ 今日は隣の団地に何軒かの住宅が建設されはじめているので、その電気工事のため、周辺地域は午前中3時間の停電。ストーブも、コタツも、インターネットも使えないので、どこかに避難する必要がある。電気依存に今更ながら驚く。
 幸いというか、午前中に家族の歯科通院の送迎があり、また銀行での用事、そして食器棚の蝶番を直すため日曜大工店(?)。さらに近くのサティへ。3人で暖かい所を選んでの時間消化のドライブ。昼食を外で取り、停電から回復した自宅へ。
 午後から、大学研究室に寄り、用事を済ませて、親友たちとの夕食、新年会。一緒に、ゆっくり話し合うのは久し振り。大学のこと、学生のこと、政治のこと、家族のこと・・・、井戸端会議。気を使うこともないので、ゆったり。みんなそれぞれ、頑張って生きている。
 外に出ると、駐車場は真っ白。車の雪を払い、慎重な運転で、恐る恐る帰宅。今年はじめての冬道ドライブ。明日の天候が心配。朝、私自身の定期通院。(1/7)<1368>


◇ いやー、今晩は寒いです。明日の最低はマイナス4度くらいでしょうか、最高はプラスの2度と報じています。北東北はもっと寒いのでしょう。朝、仕事で、青森から野辺地に向かう家族は、凍えそうな寒さのメールをよこしました。想像だけでも身震いしそうです。
 今日、木曜日は教養演習。厚生労働省で出しているパンフレット『知って役立つ労働法 働くとき必要な基礎知識』を分担して報告してもらい、労働法の概要を理解しました。これは高卒も含め、入職する前に、労働者の権利を身につけておくという趣旨で作られました。大学進学者が半分を超えても、半分近くは高卒で就職します。特に、労働法の基礎知識を身につけておく必要があります。大学生が、アルバイトでトラブルに巻き込まれる姿を見ると、高校段階での教育の課題のような気もします。
 冬休みの宿題として、各自がテーマを独自に作って調査し、提出することにしていました。21人全員、力作を出してくれました。小冊子にまとめて、あとの二週間で、各自に報告してもらいます。21人ですので、とても1回ではできません。これで教養演習は終わります。一人の脱落者もなく、団結も強く、やりがいのあるゼミでした。さらにがんばってほしい。
 卒業研究の個別相談をし、大学も今年度の終了に向かって動いています。そして、来年度の準備と。大学の「行く年、来る年」の時期の到来です。(1/6)<1351>


◇ 大学・研究室初出勤。昨夜は早く寝たせいか、3時頃目が覚めてしまって、まだ早いと思い眠ろうとしたが、なかなか熟睡できずじまい。友人の意欲的な制作活動に刺激されたのか、振り返って自らの研究の遣り残しの大きさに悶々としていたのであろう。研究室を利用できるのも、あと実質1年、研究室の整理のみならず、研究のまとまりをつけないとと思う。未完の原稿も気になるし、また、最後に「後日に期したい」という言葉で逃げてしまったもののなんと多いことか。食い散らし(書き散らし)ではなく、納得いくまとめ方をしたいものだ。悶々とする前に、要は行動だが。
 来週、学生活動の外部評価を頼まれている東京農工大行きの切符を買い、ガソリンを入れ初出勤。一週間ぶりの研究室出勤。本来は水曜日早朝の連続講義なのだが、月曜日の休日が多いため、今日は「みなし月曜日」。授業はない。研究室はすっかり冷え切っている。いくつかの雑務を整理し、昨夜友人にいただいた「色紙」(「卯」)と床の間にかける台紙(絶品である。わが「床の間」は荷物で隠れているが)と心遣いに感謝の手紙を書き投函した。
 睡眠不足でうとうとしながら、研究会での報告のための準備。判例集に未掲載なので、研究会メンバーに資料を配布するための技術的工夫(ホームページへの一時的貼り付け)。あっという間に夕方になって、帰宅と相成りました。逃げ足の速い時間を見失わないで、頑張らないと。
 いつもお世話になっている店の方から、庭の花や鳥の写真を満載した綺麗なカレンダーを送っていただいた。福島の自然は素晴らしい。心が洗われる。(1/5)<1326>


◇ 4日は仕事始めですが、特に業務もなかったので自宅待機。
 一週間休みでしたが、今日からデイサービスの再開。午前中にと思って、土湯峠のイオラに参りました。10時半過ぎからの入浴⇒イオラ⇒入浴。こんなに早い時間帯は始めて。ディサービスからの送迎車が来るまでの時間帯。途中の買い物もあり、結局帰宅は2時半。研究室に行くのは断念して、賀状の返事書き。
 夕食をともにすべく、飯坂温泉に住む書道家の加藤さんに連絡。5時前に迎えに行き、借りているアトリエを見学。木材店の倉庫の2階で70畳ほどの広さ。畳10畳ほどでしょうか、一文字。「秘」と「蔵」が展示してありました。人間と同じ大きさほどの筆による大書です。やはり、このアトリエなくしてはできないのでしょう。それにしても、制作・執筆のために、集中して仕事をしている芸術家精神に敬服。とても真似のできることではありません。この寒い地で大丈夫なのか、心配にはなりました。
 加藤さんに私の車に同乗してもらい、しのぶ台団地の「魚菜草」へ。店は、本当は今夜は開かない予定だったらしいのですが、昼食の続きのような早い時間帯だとして、出していただきました。注文の電話の時にはわからなかったのですが、いつものことですが、また済まないことをしてしまいました。加藤さんも喜んでくれて満足。書道界のこと、学生時代のこと、大学のこと、家族のこと・・・、話はつきません。旧堀切邸(飯坂温泉)、三島町、会津若松市で、書道の指導を行っており、多くの住民とのコミュニケーションをとっている姿に、感銘を受けるとともに、28年も福島に住んでいるこちらが恥ずかしくなりました。今度は、飯坂温泉の街で飲みましょうかと、再会を期待して別れました。心が温かい夜です。(1/4)<1303>


◇ 今日は3日・月曜日。もうそろそろ仕事が始まっているようです。
 箱根駅伝のテレビを見たりゴロゴロしていましたが、体がなまってくるので、思い立って信夫山にウォーキング。4コースのうち、一番難所と思われる「北コース」を目指しましたが、第3展望台へ行く一周道路が冬季通行止め。出直すことにして、「東コース」へ。文化センターの脇から昇り、小金山公園下の駐車場に車を止め、第二展望台めざし登りました。伝説の奇岩を明確に認識できませんでしたが、寒くなく、福島市街地が展望できました。それほどの運動量ではなかったのですが、445段の階段ですので、小運動かな。
 今日、届いた年賀状に返事を書き、投函。郵便局は、相変わらず、混んでいました。消息のわからなかったゼミ卒業生の年賀状で、元気に活動している様子を知ることができました。想定外の活動でしたが。
 箱根駅伝は、東洋大の追撃を振り切って、早稲田が優勝しました。東京の私大出身者からは、「駅伝もラグビーもみんな早稲田ですねえ。大学という不況産業の勝ち組なんでしょうか。」とツイッターで返信。私は、こんなに首都圏の私立大学が中心の駅伝が、全国民の関心を呼ぶことも、受験生が「東京の」私大に流れていることに関係しているのかなあ、と地方国立大学の嘆きの方が強いようです。受験生開拓の上で、大きな宣伝力になっていると考えるのは、大学経営の後遺症でしょうか。明日は、大学に出勤します。(1/3)<1278>


◇ 正月2日も終わろうとしています。孫娘一家の到来(日帰り)ということで、一日てんやわんや。7時半過ぎ、元気に帰りました。
 残ったのは老夫婦と義母の3人。今朝、平均年齢を出してみたら、75.3歳。来客者の平均年齢は19.5歳。広すぎると思っていた我が家も、所狭しです。
 朝、コープに、孫娘たち用の福袋を購入すべく走りました。家族会の人に丁寧に挨拶を受けましたが、コープの理事ということで、自覚を強めさせられました。戻ってくると、丁度、到着。グッドタイミングです。二人の孫娘たちの成長には驚きました。話が通じるというか、過去のことの話を論理を追って話しているのでびっくり。下のほうも、人見知りがなくなり、「ジージー、ジージー」とセミのごとく話しかけてきます。走り回ったせいか、ぐっすり昼寝。
 箱根駅伝をみんなで観戦。目当ては、5区の山昇り。柏原君に期待。結構、一区から見たので、江ノ島、湘南海岸、小田原等美しい背景(後景)。以前、小田原で卒業生らとの研究会を行い、箱根温泉に宿泊した時の思い出が重なる。大涌谷までの行程・芦ノ湖の眺望。駅伝の方は、5区で、柏原(東洋大)が、猪俣(早大)に追いつき、逆転往路優勝。不調との情報もあり、あまり無理しないでという気持ちがあるが、他方、また奮闘を期待。柏原はいわきの高校、猪俣は会津の高校出身。両者とも福島県出身者。どちらにも応援。「陸上王国」の福島県の誇り。若いランナー、今後ともの活躍を大いに期待をしている。
 夕方は、餅つき、といっても機械ですが。昨年、上の孫娘が、餅が出来上がるのにあわせて踊っていたのをビデオで写して、いつも大笑いで見ていたので、これはシャッターチャンスとばかり、スタンバイ。しかし、なかなか想定どおり行きません。二人一緒に行動による相互規制、また外野がうるさいのか、なかなか自発性がでません。こういうのは、期していい作品ができるものではなさそうです。チャンスは、同じように到来するものではないと教えられます。それでも、出来立てのお餅を食べて元気に帰りました。
 台風一過(一家)のように、急に静かになり、テレビの音だけが支配しています。でも、楽しい一日でした。(1/2)<1258>


◇ 新年あけましておめでとうございます。

 穏かに新年の朝が明けました。お汁粉、お雑煮、お重のおせち料理をいただき、一日の開始です。
 売出しをしている菓子店舗に参りましたが、先着百名さまの景品に、ようやく間に合いました。朝から、お客さんが一杯。元旦から、みんな勤勉だなと感心。
 昼前、年賀状が届く。4割減の仕分けをしたので、50枚ほど不足。せっかく元旦にいただいている賀状には返信が必要と思い、中央郵便局へ。元旦とは見違えるほど、年賀状を買い、投函する人でごった返しています。
 午後は、せっせと年賀状書き。70枚程ですので、結構時間がかかりました。新規購入分は印刷していないので、最近買った住所のハンコに助けられましたが、添え書きだけでは済ませられいので、時間がかかります。昔は、それが普通でしたが、いまは枚数が多くなり、またカラーなどで綺麗になりましたので、手書きオンリーは貧弱です。退職を契機に、交際範囲も縮小変化するので、落ち着くまでにはしばらくかかります。
 菅首相が、年賀状配達出発式に出て、年賀の挨拶は人間関係構築の重要性を指摘したらしい。形骸化しつつある年賀状、人間関係復活の手段となるなら、内容の検討も必要と感じます。午後7時前、また中央郵便局へ。時間外取扱なのに、ここでもまたラッシュ。
 明日は、孫娘一家が、日帰りで遊びに来ます。孫娘たちは、急成長なので、見違えることでしょう。天候・渋滞が心配ですが・・・。待ち遠しい。(1/1)<1247>




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