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9200形の組み立て その2

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下廻りも、基本部品の組み立て自体は難しくありません。ただ、ちょっとした組み立てのゆがみなどが調整時にしつこい悪影響を及ぼしたりします。
構造上、動輪の抜き差しもそう簡単にはできないので、できる調整に限界があります。

エッチング板の様子 キットの板パーツは美しく型抜きされています。おそらくエッチング液の疲労が少なくなるよう、できるだけ多くの金属部分が残るようにマスクが作られているものと思います。
車輪座を一部カット 車輪座D-1を折り曲げて組み立てますが、一部を1mmほどカットするよう説明書で地味に述べられています。
忘れないようにカットしておきました。
車輪座の折り曲げ 折り曲げスパンが長いですが、点線状に型抜きされているため、曲げるのは難しくありません。
折り曲げた様子は左の写真のようになります。
ブレーキの折り重ね ブレーキ装置の表現は下から180度折り重ね(緑の矢印)、先端は180度手前に折り重ねて(赤い矢印)、リベットの模様が手前に見えるようにします。
断面にフラックスを塗ってハンダを少々流して固定しておきました。
台枠後部の折り曲げ 後部は90度折り曲げてハンダ付けしました。
台枠前部の折り曲げ 前部も90度ずつ折り曲げてハンダ付けしました。ここはあとで前デッキをねじ止めするのでしっかり固定しておきました。
キャブ床板の固定 後部にキャブの床板(A-5)とドローバピンをハンダ付けしました。
モーター座(A-6)も組み立てておきますが、まだ固定はしません(ここで固定するとモーターをねじ止めできなくなってしまいます)。
あとで赤い矢印のようにねじ止めするのですが、接合面は通電の必要があるので塗装しません。
仮ブリッジの切り取り 組み立てが終わったら、赤線の仮ブリッジを切り取っておきました。
車輪座の折り曲げ 反対側の車輪座(D-2)も同様に折り曲げてハンダ付けしておきました。
なお、D-2の後部にはあとでモーターにつなぐリード線をハンダ付けすることになります。
ブレーキシリンダーの接着

D-1、D-2のハンダ付けのあと、後部の穴にブレーキシリンダーを接着しました。

D-2の後部には、あとでリード線をハンダ付けします。ブレーキシリンダーのそばなので、失敗するとブレーキシリンダーを溶かしてしまいます。
心配な方は、ブレーキシリンダーは塗装後に接着したほうがよいと思います。

シリンダー内側の成型 シリンダーブロックの内側には、クロスヘッドにくっついているピストン棒が出入りしますが、場所がぎりぎりで引っかかりやすいので、内側を少し削っておきました。
削りすぎて壊さないように注意します。
湯口の削り落とし

後ろ側に湯口が大きく残っているので切り取りました。分厚かったので金ノコで切り落としました。
ヤスリで少しずつ削ってもOKです。

リニューアル後のキットでは、あらかじめ湯口が切り取られて平らに加工されているものがありました。これは親切です。

前デッキの折り曲げ 前デッキD-7を折り曲げて組み立てます。
写真で表側になっている面が、組み立て後には車体の下側になります。
端梁の折り曲げ ひっくり返して、緑色の線に沿って下側に直角に曲げました(折れ線がついているので、谷折りします)。
次に端梁を水色の線から180度上に折り返し、エッチングの模様が表面に見えるようにしました。
端梁両端の固定 端梁の両側は甘く曲げて(実物は少しRがついている)ハンダ付けしました。
カプラー取り付け座 カプラー取り付け座を折り曲げて組み立て、ハンダ付けしました。
私はマグネ・マティックカプラーを使うので、D-4部品を使いましたが、付属のアーノルドカプラーを使う場合は代わりにA板についている部品を使います。
カプラー取り付け座

D-5を折り曲げて、前デッキD-7の後ろ側にハンダ付けしました。
簡単そうに見えますが、なぜか取り付けにてこずりました。

この部分に、あとでロストのシリンダーブロックがまたがります。

シリンダー後板 シリンダー後板D-6を折り曲げて組み立てました。調整のときにこの部品にはいろいろな力がかかることがあるので、しっかりハンダ付けします。
シリンダー後板の取り付け 前デッキの後部にしっかりハンダ付けしました。
デッキ手すり 前方2箇所の手すりをハンダ付けしました。3本の足を一度にハンダ付けすると、曲がって付いた場合に修正が大変なので、1本ずつ順に確認しながらハンダ付けしました。
解放テコの取り付け

2箇所のテコ受けを90度ひねってから、解放テコC-14をはさんでハンダ付けしました。

リニューアル品では若干取り付け方が変わり、テコ受けをひねらずに解放テコを差し込みます。

先台車

先台車の車輪止め(D-7)は、説明書の通り、折り曲げる前にネジを切っておき、2箇所の折り線を山折にしました。先台車(D-6)は、取り付け部の左右幅を0.5mmほど詰めるように指示されていますが、後ろ側も少し切断しないとギヤに接触することがありました。
先輪はピボット軸の先端を切り取って平らにしておきました。

ここで車輪が1つ足りないことに気付きました。
テンダーと先輪を合わせて5軸が必要なのに、4軸しか入っていません。説明書の部品表にも個数が「4」と書かれていたので気付きませんでした。
直接メーカーに部品を請求するのが恥ずかしいので(いつも欠品に当たるので)、購入した販売店に依頼しました。

リニューアル品では、先台車取り付け部の幅を詰める指示はありませんが、やったほうがよいと思います。取り付け部が絶縁側の台枠に接触し、ショートすることがありました。

スライドバーを磨く スライドバーには上下があります。取り付け前に、軽く磨いてフチの引っかかりを取り、つるつるにしておきました。
スライドバーの取り付け

向きに注意してスライドバーをしっかりハンダ付けしました。走行の調整のときにこのあたりをいじるので、丈夫に作っておきます。
取り付けの際は、なるべく車体外側に寄せます。第一動輪との間隔が狭いので、第一動輪のクランクピンに引っかかりやすいためです。

スライドバーはステンレスなので、ステンレス用フラックスを使うことが推奨されています。私はたいてい通常のフラックスで付けています。フラックスも色々です。

下廻り部品完成 これで下廻りの部品はすべて用意できました。洗浄し乾燥させて、塗装しておきます。
スライドバーやモーターの取り付け面はマスキングしておきました。

ここまでは部品を揃えるだけなので、別段難しいところはありません。
前デッキが少々込み入っているので、やや時間がかかるかもしれません。


●リニューアル品では…

台枠部分の構成

左右の車輪座(主台枠)は洋白の2枚重ねとなり、組み立て後の動輪を下部に抜き取れるように軸受けの形も変わりました。
取り付けた車輪が落ちないよう、左右に車輪押さえが追加されています。車輪押さえにはブレーキシューも付いています。

塗装後の台枠部分

塗装・仮組みした台枠部分です。
左右の車輪座は、メカステーという真鍮のスペーサー2個を挟んで、両側からネジ止めして組み立てる構造です。


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