Nゲージ蒸気機関車蒸機の工作>9200形の組み立て

9200形の組み立て その5

1 2 3 4 [5]


10年後に発売されたリニューアル品も製作しました。

三菱工業 芦別専用鉄道 9200形(2015年)

リニューアル第一弾です。

今度は少し艶を加えた塗装にしてみました。全体の格好は旧製品と変わりません。
動力が一新され、軸受け廻りの調整はとても楽になりました。相変わらず難しいのは、スライドバー周辺のクリアランスや動輪位相の調整ですが、それが終わればあっさり走り出しました。

9200三菱芦別 完成1

9200三菱芦別 完成2

9200三菱芦別 完成3

さて、結構よく走るようになったと感じたので、旧製品はどの程度のものだったかと比べてみると…意外なことに最初に組み立てた旧製品は、もっと静かで滑らかに走るのです。
昔の自分に負けたようでがっかりしましたが、考えてみれば旧製品は7〜8年の間、気が付くたびに分解(≒こじあけ)・調整を繰り返して熟成?してきたのです。それは負けられないですよね(笑)。
一方の新製品は数回調整した程度で満足いくものになったので、やはり動力部の改良は大きかったと思います。もう、今になって旧キットをゼロから組み立てる気にはなりません。

三菱鉱業 茶志内炭礦専用鉄道 9217号(2018年)

リニューアル第二弾です。作例は2020年の再生産品です。

煙突、テンダー炭庫、フロントのスノープロー昇降シリンダー等が変わっています。キットを組立説明書に沿って組み立てる場合、その他はあまり前作と変わらない姿になります。
メーカーの塗装済完成品の見本写真では、ライトの位置やハンドレール等が晩年の実機に近くなっているようなので、この作例もそんな感じにしました。

9200三菱茶志内 完成1

9200三菱茶志内 完成2

9200三菱茶志内 完成3

拡幅したシリンダーブロック3D図

前作では動輪の横動がやや大きく、第一動輪ピンとクロスヘッド周辺の干渉が頻繁に起きて調整に苦労したため、今回は前もってシリンダーブロックの幅を左右0.8mmずつ広げたものを3Dプリンターで作っておきました。

造形はPhrozen Sonic Mini 4Kを用いました。

拡幅したシリンダーブロック

3Dプリンターによる造形であるとはわからないと思います。スライドバーは直接シリンダーブロック後部に差し込みました。

物理的に第一動輪ピンの干渉がまったく起きないため調整はほぼ不要で楽でしたが、このリニューアル第二弾は第一弾に比べ動輪の横動が少なく、もともと干渉の恐れが減っていたことがあとでわかりました。よって工夫は不要だったかもしれません。
ワールド工芸9200形(リニューアル製品)の組立説明書について

今回感じたのは、動輪を抜き取れる構造にするための、動輪押さえ板のネジ留め設計が実は結構大変だったのではないかということです。ネジを留められる場所が限られているうえ(ネジは意外と場所をとります。工具で回せる位置にある必要もあり)、穴の裏にギヤがあるためギリギリの長さのネジを使うなど、シビアに見える箇所もありました。素人には難しそうでも、設計のプロにとっては何でもないことかもしれませんが。
おかげで旧シリーズに比べ組み立て調整が格段に楽になったことに、改めて感じ入りました。

最後に地味なことですけども。9200形機関車の4つの動輪は等間隔ではなく、後ろに行くにしたがって少しずつ間隔が広がっていくのですが、模型もちゃんとそうなっています。


[←前ページへ] [先頭ページへ戻る]

1 2 3 4 [5]

「Nゲージ蒸気機関車」トップページに戻る