2008.5.24
1999年の発売後すぐ、内部の止め具を取って単純に車高を下げる工作をご紹介しましたが、久々に引っ張り出したのをきっかけにもう少々加工してみました。
単純に車高を下げるだけなら、動力部は前端のあたりを少し削るだけですむのですが、ボイラー位置を下げようとすれば後部も削る必要があります。
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オリジナルの怪しさはなくなり、KATOの新製品やワールド工芸などと並べても、やけに目立つということはなくなります。 |
ランボードを切って付け直すのなんて簡単にできますが(切り取りから再接着まで2時間程度の工作)、それに合わせて周囲のつじつまを合わせるのに手間がかかり、とても2時間ではすみません。私はのべ12時間くらいかかりました。
一番ヤバいのはここです。ランボードにボイラーがほとんど乗っかった形になっています。このようにした理由はわかりませんが、できてみたらこうなったのかもしれません。さらに付け加えますと、給水温め器ボックスは幅も高さも一回り大きくなっていて、これらの苦しさに比べれば、ライトの首やシンダー除けの形なんかはちっぽけな問題です。
ほか、給水温め器ボックスを切り取って小さくすることもできると思いますが、面倒なのでそのままにしています。ガイコツ形テールライトも、ボイラーの直径が負けてしまうような気がして、付けませんでした。 |
もう少し、実物のぼわっと膨張した感じの顔にしたいところですが、太くするのは難しいのでこのへんで妥協しました。それこそ、今は他社製品もたくさんありますから。従ってC62にはなりきれず、C61.5と命名します。ただ実際にやってみるとわかりますが、元がアレですからやるとやらないとでは雲泥の差があり、走らせるのが本当に楽しくなります。
キャブや従台車もそのままでは似ていないので、寸法を調整してごまかしました。ついでに従台車も少し前進させました。
写真に撮ると工作が雑で恥ずかしいです。もう少し仕上げないとだめですね。
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キャブ下は、0.5mmプラ板に、パーツや真鍮線をぺたぺた接着して格好をつけ、モーター押さえの両側に両面テープで貼り付けてあります。 ここで使っているパーツ類は、かなり昔に買った銀河モデルのパーツセットのもので、KATOの旧製品用です。そのまま使えるものもありますが、もともと大きいものもあるので、適当に削って使っています。わざわざパーツを買うほどの工作でもなく、プラ板を削っても十分です。 |
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KATOの従台車を使ってC60などの従台車を前進させる方法を教えていただき、やってみました。ありがとうございました。 ドローバーから従台車を引き抜き、ドローバーの根元の軸棒を後ろから少し削り、少しでも従台車を前方に付けられるようにします。マイクロエースのドローバーには、これ以上穴をあける余裕がないため、従台車の上面に適当なプラ板(ここでは0.2mm透明プラ板)でベロを伸ばし、直接軸棒に差し込みました。マイクロエースの従台車はD61の流用のため、前述のとおり加工して多少は似せるようにします。加工中の荒削りな写真ですが、左のようになります。 |
改造後 KATOの東海道型よりもよいところは、重連だろうが急な下り坂だろうが、ガタガタせずに平気で走ることです。 |
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改造前 |
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そろそろ怒られそうですが、アニメーションです。→GIFアニメ
今回は、寸法を計って作ってもつじつまが合わないと思い、まったく縮尺計算をしませんでした。図面すら見なかったので粘土細工のような感じです。
KATOの旧C62をC62.4とするならば、このC61.5も四捨五入でお仲間に入れてもらえるかもしれません。