Nゲージ蒸気機関車>蒸機の紹介>D52・D62
2000.2.14/2018.5.4
戦時設計で有名な貨物用機関車です。1970年代には早くも関水金属(KATO)から発売が予告されましたが、そのまま消滅してしまいました。
1980年代の中村精密をはじめ5社から発売されており、マイクロエース以外はすべて金属製品(キット主体)です。
1-横から 2-前・後ろ・上から 3-フロント・キャブ 4-キャブ後方・ドーム・テンダー
5-中村精密・ワールド工芸・ミヤザワ 6-マイクロエース・やえもんデザイン
大きく分けて改装後のもの、当初の戦時型、そして従輪が2軸のD62の3つあります。
掲載したワールド工芸製品はすべてキットで、私が初めて組んだ金属キットがまさにこのD52です。他の組み立てと比べても下手ですが、笑って許してやってください。
中村精密 D52 | 中村精密 D52 (拡大写真) |
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ワールド工芸 D52(KATO旧動力) | ワールド工芸 D52(KATO旧動力) (拡大写真) |
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ワールド工芸 D52(マイクロエース動力) | ワールド工芸 D52(マイクロエース動力) (拡大写真) |
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マイクロエース D52 403 御殿場線 | マイクロエース D52 403 御殿場線 (拡大写真) |
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マイクロエース D52 129・山陽本線 | マイクロエース D52 129・山陽本線 (拡大写真) |
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やえもんデザイン (KATO新動力) | やえもんデザイン (KATO新動力) (拡大写真) |
中村精密は機炭間とテンダーの大きさのため長くなっていますが、エンジン部は特に長くはありません。
ワールド工芸は他社の動力を利用するコンバージョンキットで、KATOの旧D51を使用するものとマイクロエースのD51を使用するものがあります(本当に作例の組み立てが悪く申し訳ありません)。この頃まだマイクロエースからはD52は発売されていませんでした。
やえもんデザインはKATOの新D51(498)を使用するコンバージョンキットです。上廻りが正しい長さになっています。
D型機はフランジ高や動輪軸距離が全長に与える影響が大きく、KATOの新D51が発売されるまで、プラ量産品の動力はたいてい長くなっていました。
ワールド工芸 D52 北海道型(密閉キャブ) (拡大写真) | やえもんデザイン D52 北海道密閉キャブ (拡大写真) |
マイクロエース D52 468 梅小路保存機 (拡大写真) | マイクロエース D52 1 広島工場保存機 (拡大写真) |
マイクロエース D52 235・函館本線 (拡大写真) |
マイクロエースも、その動力を使うワールド工芸も、長い動力に合わせてエンジン部は2〜3mmオーバーくらいでデザインされています。
当初はそれでもキャブからモーターが多めにはみ出していましたが、2018年のマイクロエース製品ではモーターが小型化されてキャブ内にぎりぎり収まりました。
※あえて縮尺を出せば、前端梁からキャブ側板の後端までワールド工芸は約1/147、マイクロエースは約1/145になります。
ワールド工芸 D52 戦時型(段付き角ドーム) | ワールド工芸 D52 戦時型(段付き角ドーム) (拡大写真) |
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ミヤザワ D52 戦時準改装型 | ミヤザワ D52 戦時準改装型 (拡大写真) |
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マイクロエース D52 204 戦時型 | マイクロエース D52 204 戦時型 (拡大写真) |
ワールド工芸からはドームの形の違いで、写真の段付き角ドームと、段のないストレート角ドームのタイプが発売されています。
この流れで同年、宮沢模型からも同じワールド工芸製造の、戦時準改装型も発売されました。
いずれもマイクロエースの動力なので、一番下のマイクロエース(戦時型)と長さは変わりません。
中村精密 D62 | 中村精密 D62 (拡大写真) |
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ワールド工芸 D62 | ワールド工芸 D62 (拡大写真) |
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マイクロエース D62 18 シールドビーム2灯式 | マイクロエース D62 18 シールドビーム2灯式 (拡大写真) |
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マイクロエース D62 3 集煙装置付 | マイクロエース D62 3 集煙装置付 (拡大写真) |
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やえもんデザイン D62 | やえもんデザイン D62 (拡大写真) |
D52との基本的な違いは従台車の形状だけなので、それぞれの全長はD52と同じです。
ワールド工芸製品はD52/D62共用のキットで、D62にするには下廻りにマイクロエースのD61を使います。
やえもんデザイン製品はD52同様、下廻りにKATOのD51を使用しますが、従台車はキットに付属のものです。