2012.12.26
2012年は小型機のキットが各社からたくさん発売されました。
ワールド工芸からも、新製品・改良再生産で4機が発売され、B20 1号機はその最後です。1号機は3代目になりました。
今回のキットは下廻りが洋白製に変更され、スライドバーの取り付け方も変わるなど一部改良されています。
ただし、モーションプレート付近は動輪を圧入してから一発曲げするなど、古い部分もあります(小さいので仕方ないこともありそうです)。
上廻りは一見前回と同じように見えましたが、手すりが追加されたり、煙突などのロストパーツが変更されたり、細かく色々変わっています。
ただ組み立ての流れはそれほど違いません。説明書には動力・ロッドの組み立て方について詳細な手順の説明が追加されたので、気分的にかなり楽でした。
というわけで組み立て過程は全部省略し(…)、最後の仕上げのために写真を撮って調べています。 |
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小さい機関車ですが、ここまで組み立てるのに5時間くらいかかっています。 |
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後部に追加されたのは増炭板なのでしょうか。また、天窓のレールの向きが前回とは逆になりました。入口左右の手すりも追加されています。 |
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汚くて申し訳ありませんが裏側。この直径7mmほどの細いボイラーに、さらに小さいモーターが入ります。 |
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こちらは動力部の片側のフレーム(車輪座)です。矢印の部分のみ、ここでは折り曲げずにおきます。 |
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組み立て中の動力ユニットです。実際には外から見える部分を黒塗装してから組み立てます。 今年改良された、南薩鉄道5号機Cタンク等に類似したつくりです。 |
今回もすべて水性塗料で塗りました。寒い時期の室内塗りなので、においがしないことを最優先しています。しかし水性塗料の吹き付けの経験が浅く、まだ練習中という感じです。 黒塗装には、またアクリルガッシュを使いました。前回はすぐノズルが詰まって困ったのですが、デザイン屋さんに相談すると、ホルベインの「ペンチング ソルベント」で薄めるとよいとのことだったので、試しに買ってきました。 |
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水性プライマーは前回同様、ターナーのメタルプライマーをサラサラに薄めて塗り、1日乾かしました。 |
画材店で買ってきたペンチング…つまりPAINTING SOLVENTです。 わずかに、ほんのりとしたアルコール系のにおいがあります。タミヤカラーアクリルの薄め液に似たにおいですが、まったく同じではありません。 |
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それが絶大な効果がありました。 前回はほぼ完全なつや消しにしましたが、今回は自分の標準的なつや消しにするため、グロスワニスをアクリルガッシュの2倍程度(見た目で)加えて塗りました。かなり塗料の出を絞って塗ってもノズルは詰まりませんでした。 |
塗装後、1〜2日で表面の粒状感が次第になくなり、平滑になっていきました。手で触れるようになるのはすぐですが、その後も塗膜の形成が時間をかけて進んでいくようです。 |
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サイドタンクの前のつかみ棒は白ですが、私が塗っているのはグレーです。機関車の大部分が黒なので、白に見えます。 走りに関しては、今までのB20で一番うまくできました。非常に滑らかです。ただ、ピストン棒がシリンダーブロックの内側に接触して火花が飛んでいることがあるようです。一息ついたら修正しませんと…。 |
トーマモデルワークスの宮崎交通コッペル4号機と。どちらも水性塗料による塗装です。 |
これで今年のキット組み立てはおしまいかと思いますが、やえもんデザインの新キット3種と、ワールド工芸のC51・C53に手を付けることができませんでした。無念…。趣味なので、使える時間によって進み具合が左右されるのはやむを得ません。
しかし、自分自身を止めるための蒸気ブレーキしか持っていないのですから、本線で列車を引いて使うわけにはいきませんね。