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B20の組み立て

2007.3.18

2007年2月に発売された、ワールド工芸のB20を組み立ててみました。
前回2000年の発売時にも一度組み立てているのですが、微妙に仕様が変わった部分があります。

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車体

B20は一見簡単そうに見えますが、ハンダ付けが初めてという方にとってはやや難しそうなキットです。小さいのですぐに熱が伝わってしまい、細かい部品の保持もしにくいので、慣れない方は「アッチッチ!」の連続かもしれません。上回りは接着剤で組み立てたほうが、きれいに組めそうな気がします。

例によって、これは私が組み立てた過程を晒すものであり、組み立て方の説明ではありません。失敗している部分もありますので、組み立ては説明書に従ってください。

車体のパーツ

金属キットというと、がっちりと固いものを連想するかもしれませんが、Nゲージのキットの場合はハガキ程度の薄さで、ぺらぺらで弱いものです。不用意に扱うとすぐに折れ曲がってしまい、外板に折り目がつくと、その修正は不可能です。

このキットでは、車体もボイラーもここまで形ができています。壊れないように厚紙の箱に入っていますから、そっと取り出します。車体を左右からつかむと、ふにゃふにゃなので驚くと思います。実際、床板をつけて形ができるまでは、いつ壊すかと恐ろしいものです。

妻板の折り曲げ まずはキャブの前後の妻板を取り付けることにしました。後妻は下側を直角に折り曲げます。ここは後部タンクの上面になります。
後妻の取り付け−フラックス塗布 キャブの後ろ側にぴったり合わせてみて、合わせ目に金属用フラックスを塗ります。私はいつも爪楊枝を使っているのですが、だんだん染みてきて具合が悪くなります。ガラス棒などを利用している方もいらっしゃいますね。
後妻の取り付け−仮ハンダ 中央を仮にハンダ付けし、後ろから見て曲がっていないかどうか確かめます。その後、しっかり本付けします。
側板を固定 側面はまだ離れているので、リヤタンクの角と合わせ目を接合してハンダ付けします。後妻よりも先に固定すると、後妻の合いが悪かったときに苦労するかと思ったのですが、このキットの場合はどちらが先でも良かったようです。
前妻の取り付け

前側の妻板を取り付けます。裏表を間違えないようにしてハンダ付けしますが、本付けの前に前から見て、左右に傾いていないか確かめます。ここの取り付けが悪かったり、キャブの天井が歪んでいたりすると、左右のタンクの高さが食い違ってしまうことがあります。

同時にリモコンスイッチでカメラを操作しているので、割と苦しい体勢です。

給水口 給水口は折り曲げて重ねてあるので、裏の穴からハンダを少し流して固定します。
キャブ天窓

キャブ天窓も同様に固定します。

下に敷いている茶色の板はベーク板です。それまで使っていた厚紙の焦げがさすがにひどくなってしまいまして。

サイドタンク 忘れていましたが、サイドタンクの側面と上面をぴったり合わせて固定します。高さをぴったり合わせて裏からハンダを流します。表側は、最後に上面をヤスって継ぎ目を消しておきます。
吊環

吊環をつけます。前回製品にはなかったディテールパーツです。

直角に曲げて裏から差し込み、少量のハンダで固定します。

つかみ棒

ステンレス製のつかみ棒を取り付けます。これも前回品にはなかったパーツです。

裏からハンダ付けすると、棒の位置決めがしにくいだろうと思い、ここでは表面からハンダ付けしていますが、裏からでも問題なかったかもしれません。

ステンレス製のパーツは、フラックスをはじいてしまうことがあります。そうなると、たとえステンレス用のフラックスでもうまくつきません。表面を軽く耐水ペーパーで磨いてからフラックスを塗ると、よく付きます。

保存機のつかみ棒 B20 1号機の保存機ではこんな具合です。
区名差し キャブ側面のディテールを付けます。しかし、手すり等もないので、取り付けるのは区名差し1つです。
保存機のキャブ ついでに保存機(1号機)のキャブです。仲間に囲まれている梅小路の10号機と違って、山間にぽつんといる1号機はどこか寂しげな感じです。
キャブ〜タンク完成 この状態ではまだ、左右のタンクの先端あたりを不用意につかむと曲がってしまいます。早くフレームとボイラーを合わせて形作ってしまいたいです。しかし、この機関車の場合、それは上廻りの完成と同じ意味です。

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