Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.1.11

童友社のC10(電動プラ模型)

C10パッケージ

2012.1.11

有名な童友社の機関車シリーズです。前後関係ははっきり把握していませんが、私の身近では昭和46年頃からの数年間のみ店頭にありました。
SLブームの頃なので、例のナガノのC62・D51や、エルエスのC62・D51、そしてフジミ、クラウン、オオタキの蒸機など多数が店頭に同居していました。

童友社のシリーズは9mmのレールの上をモーターで自走するという画期的なもので、発泡スチロール製の情景付き「鉄道パノラマセット」と、ご紹介するような車両+レールの「鉄道列車セット」がありました。
蒸気機関車は、知る限りC58・C10・C11がありました。C58は以前にもご紹介しましたが、今回はC10の組み立てです。

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パッケージのイラスト

上記のように横幅50センチくらいある魅力的なパッケージです。当時1,500円ぐらいでしたが、末期には2,000円の値札がついたものもあったと思います。
レールは曲線・直線の長短多数と、本線と同じ半径の左右ポイント、90度クロス、バンパーが付属しています。しかし、他にもっと分岐角の浅いポイントや、30度クロス・60度クロスまでセットされたものもありました。

多くの鉄道プラ模型と同様、わくわくするようなパッケージです。
まずは消費者の目を引き付けることが優先されており、機関車の図としては不思議な部分も結構あります。でもそんなことはどうでもヨイのです…。

煙突 エンドビーム
化粧煙突?から、豊かな黒髪がふさふさと。 不思議な構造のカプラー解放テコ(というか、構造がわからん)…。画家さんに与えられた参考写真が少なかったんでしょうか。
特長 ワム8000
製品の特長。「汽車」と「機関車」が混じってしまったんですね。
FM−13モーターは、FA−130の形で現在に生き続けています。
後ろのほうの描写は割とどうでもいいみたいです。
よく見るとワム8000と書かれています。

当時はなかなかメカニカルなパッケージデザインで、購入意欲をかきたてられました。
鉄の質感がよく出ているイラストだと思います。

中身

ふたを開けたところ

2つのアクセサリーボックスに、レール一式と車両のパーツが入っています。
一体成型の機関車本体と高級なダイキャストフレームは、目を引くようにブリスターパッケージに入っています。
なおモーターは機関部にありますが、電池はリード線で結ばれた後ろのワムに積まれます。

ダイキャストブロックは40年経ってもまったく傷んでいません。私はこのシリーズを3つ持っていますが、すべてそうです。

パーツ

パーツの袋を取り出したところ。床下と電池貨車は黒で、その他の貨車の上物は焦げ茶に成型されています。なお、焦げ茶ではなく、もう少し明るいとび色のものもありました。

未塗装で組み立ててもそれなりになりますが、タンク車は茶色ではなく黒のほうがよかったような気がします。

説明書

説明書

説明書もしっかりしたものです。基本はC58のもののようで、一部を修正して使いまわしている跡があります。

ハンマーでシャフトを打ち込んだり、コードの被覆を剥いてつないだり、ドライバーを熱して焼き潰したりと、色々な作業があります。特に指定されていなくても、状況に応じて削ったり穴をあけたりして組み立てる必要もあります。当時のキットとしては普通のことで、決して上級者向けではありません。

イラストもきれいです。

童友社 C10説明書より アリイ C62説明書より
図の一例。
「切り抜く本 日本の蒸気機関車」を執筆された、摺本好作氏による作画です。
ちなみにこちらはアリイのC62の説明書。
でも説明文はアリイもわかりやすいですよ。いいほうだと思います。

さて。
説明書にあるアピール文です。

童友社 C10説明書より

「9mmゲーシ」はともかく…。

電池1本で 機関車貨物車、石油タンク車、を付け て ミニチヤ鉄道の王座を走りつゞけて行く!!

熱いです。
何だかじわじわ来ます。

真剣に組み立てなくてはいけないような気がします。


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