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C55流線型(新)の組み立て

2010.7.25

一昨年の一次型に続いてフルリニューアルされた、C55流線型(ワールド工芸)組み立てキットです。
初代製品はワールド工芸のテンダードライブ蒸機の第一作でした。1996年ですから、もう14年になってしまいました。

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今回は、イカロス出版の「鉄道模型 エヌ」Vol.53(2010年8月号)に組み立て記事が載ったので、それを買って先に全体を確認することができました。 メーカーの方直々の組み立て講座ですから、ぜひ学ばせていただきたいものでした。金属キットは初めてだが、そのうちC55流線型は組み立ててみたいという方は、この本を買っておくことをお勧めします。

私は最初に一度通読しましたが、そのあとはいつものように自己流で組み始めてしまったため、また色々と失敗をしています。

初代製品のときは金属キットの経験が浅かったので、自力で組み立てたあとに勉強のため完成品も買い、塗装を落として分解して自分の工作との違いを調べました。プロの方の組み立ての様子を知りたかったのです。

機関部上廻り

いつものとおり、個人的な製作記録であって、作り方の説明ではありませんのでご注意ください。
途中の失敗もそのまま記録しているので、この順番に真似してやると必ず失敗することになっております。

キットの様子

基本的なパーツ構成は初代製品と同じで、完成後の様子もそれほど変わりません(もともと印象のよかった製品です)。

屋根やボイラーカバーなどはプレス曲げされています。つぶしてしまわないよう注意して扱います。

側板

側板はフチの銀色の線を磨き出しで表現できるよう、素材が洋白に変更されています。
派手に反っていますが、このまま組み立てて差し支えありません。 へたに曲げぐせを取ろうとすると、思わぬところに痕が付いたりして失敗することがあります。

キャブ後妻

キャブ後妻を閉じます。屋根の中央あたりを一度仮付けし、側板との合わせ目を内側からハンダ付けしました。

ランボードの部分はプレス曲げされていますが、このあと前妻を付ける前に、左右で角度が違っていないか調整しておきました。 先に車体前方を閉じてしまうと、これがやりにくいです。

キャブ前妻の固定

傾斜している妻板をキャブ前方に合わせ、裏側から合わせ目をハンダ付けしました。

屋根の整形

取り付けた妻板と屋根が隙間なく合うよう、ヤスリで調整しておきました。

天窓の折り曲げ

キャブ天窓は後ろ側を180度折り返し、3箇所の足を下側に直角に曲げます。
(説明書の図は旧製品のもので、中央の足が出ている場所が実際の製品と異なっています)

曲げたらキャブの屋根に差し込んで裏からハンダ付けします。

ランボード前方を曲げる

ランボード前方は側板のカーブに合わせて少しずつ曲げます。 どうやって曲げればよいのかわかりませんが、指やらヤットコやらで少しずつ曲げていきました。

ランボードと側板のハンダ付け

側板とランボードを合わせて、留めやすいところを仮付けしてから接合していきました。

側板には2箇所に縦線があり、前方の車幅を少し絞り込むようになっています。 絞込みは板1枚ぐらいの厚さなので、折り目はつけずに何となく合わせました。私の使い方は遠景モデルなので、あっさり作ることにしました。

前方を閉じる

左右に分かれていたデッキ部を閉じてハンダ付けします。
このあと、側面が平らになっているか確認して、ハンダのはみ出し等があれば削り取ります。

側板の重ね合わせ

外側の側板を重ね合わせます。
後方はキャブのドアの手すりを差し込む穴などを基準にし、前方はデフの下部にズレが生じないようにします。

とりあえず、ずれないようにクリップで押さえたところです。 側板にも裏側に縦線があり、車体前方の絞りを表現するようになっていますが、軽く土台に合わせるだけとしました。

側板のハンダ付け

裏側の小さい丸穴にハンダを流して留めました。
前後2箇所にある大きい四角い穴は、あとで下廻りの固定板を取り付けるので、ここではハンダ付けしません。

側板取り付け終了

前から見て、左右の側板が垂直になっていることに注意しながらハンダ付けします。
もし全部を固定してから曲がりに気付くと面倒だと思います。無理に曲げると、薄いデフの上部などを曲げてしまう恐れがあります。

なお、旧製品ではランボード上部には模様が何もありませんでしたが、今回は点検口のような表現が追加されました。 側板の下部に並んでいる点検蓋の表現も、初代製品とは一部違っているところがあります。

デッキカバーの取り付け

プレス曲げされたデッキカバーをはめ込み、側板前端とぴったり合うようにして固定します。
とりあえず、内側の角のあたりにハンダを流して固定しました。

ボイラーカバーの取り付け

ランボードの間にボイラーカバーを挟み込むようにはめ込み、ランボード前後のツメをはめ込んで固定しました。
このあたりの形は、初代製品とは特に違いがないようです。

煙室前面の取り付け

煙室前面のパーツは裏側から合わせ、下側の2箇所のピンをデッキカバーの取り付け穴に差し込みます。

ハンドレールの取り付け

煙室前面の上部は、ハンドレールの取り付け穴よりも上側に来るので、先にハンドレールを差し込んで固定してしまいました。
その後、隙間がないように注意して煙室前面パーツをハンダ付けしました。

デッキ周辺パーツの取り付け

これで車体の本体は終わりなので、ライトやキャブ手すりなど、残りのディテールパーツをすべて取り付けます(ホワイトメタル製のパーツは後回し)。
ヘッドライトの足は細くて折れやすいので、このあとの工作で曲げたりしないように注意します。
私はなぜかハンダ付けが不十分で、塗装後に根本から取れてしまい、エポキシで接着しなおすという失敗をしました。

下廻り固定板の取り付け

残しておいた前後の角穴に、下廻り固定板を挟んで、一番上に合わせてハンダ付けします。
これがまっすぐに付かないと、機関車が傾きます。

下廻り固定板には、取り付け穴が2個のものと1個のものがありますが、2個穴のほうが前側です。

エンジン部完成

最後にホワイトメタルの煙突とカプラーを接着して上廻りは完成としました。
それほど難しい部分はありませんでした。


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