素組みなのでどんどん行きます。
非公式側の放熱管をランボードに差し込んで、裏からハンダ付けします。 後ろ側の細い線は、あらかじめ丸みを付けておき、ボイラーに沿わせるように反対側に回します。非公式側のボイラーの下側に端をハンダ付けします。 |
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次に公式側です。先に後ろの調圧器配管を付けますが、この上には他の配管が多数重なるので(ただし個体差があります)、なるべくボイラーに沿わせ、ランボードの近くでぐいっと外側に曲げます。 次に加減弁ロッドと逆転機ロッドを取り付けます。 |
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公式側の放熱管は、ランボードに取り付け穴が貫通していないので、0.4mmくらいのドリルをピンバイスにくわえて貫通させておきます。その後放熱管を差し込んでハンダ付けします。 なぜこちらだけ穴が貫通していないかといいますと、ランボードの寸法ミスで、貼り重ねたときに2枚の板の穴の位置がずれてしまっているためです。 しかし金属キットにはこの程度のことは当たり前でして、そういうのは自分で加工・工作しながら組むものです。ワールド工芸のキットにもたまに寸法ミスらしきものがありますが、まだ何でもない部類です(鉄道模型社のキットってご存知でしょうか)。 |
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公式側のランボード上に、オイルポンプ箱などのパーツを取り付けます。特に難しいことはありません。 |
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非公式側も同じようにします。一番後ろの清管剤箱を取り付けるときは、あらかじめランボードに穴開けが必要です(14号機、19号機以外)。 |
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非公式側に通風管(上側の配管)を取り付けます。先端のΩ形の部分はボイラーに沿うよう下側にひねっておきます。 次にボイラー左右にハンドレールを取り付けます。 |
前デッキの角度を修正してから、表にデッキ網目板を重ね、裏からハンダ付けします。ハンダ付けする前にクリップで止めて、左右にわずかなずれもないようによく注意します。 |
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傾斜部のステップと、給水温め器上のカバーを前から差し込んで、裏からハンダ付けします。このあとエンドビームも固定します。エンドビームは形状の違う3種が付属しています。 |
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給水温め器はホワイトメタル製なので、最後に取り付けることにし、ここではあとではめ込めるかどうかをテストしています。 少し上側を削り、また取り付けのときにカプラー解放テコを少し前側に倒せば、何とかなることがわかりました。いったん外しておきます。 |
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煙室扉の外枠(ハンドル付き)に手すりをハンダ付けし、裏側をきれいにしてから真鍮挽物の煙室扉にかぶせて固定します。煙室扉の外枠にもハンドルの形状違いで2種あるので、どちらかを選びます。 ライトもここで付けておきました。 |
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煙室扉の裏側の2箇所は、あとでデフのステーに当たりそうなので、そこを削っておきます。 |
非公式側に給水ポンプを取り付け、その前後の配管をランボード下にハンダ付けします。次に0.6mm真鍮線で給水管を作って取り付け、途中にチリコシを固定します。 暖房管を取り付けるときは、ランボード側面に沿うように0.5mm真鍮線を曲げて作っておきます。ただ、取り付けはデフの固定のあとに行ないました。 |
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今度は公式側のキャブ下です。ステンレスパーツのM-12を説明書のとおりに曲げます。また、後部に2本出る突起の上側のほうは切り取っておきます。 |
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コンプレッサーを取り付け、その前後の配管をランボード下から差し込んでハンダ付けします。 |
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最後に速度検知器とドロダメを固定します。速度検知器の取り付け部はランボード裏側に浅い穴があるので、そこがハンダで埋まっていたらドリルの先などで軽くさらっておきます。 |
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私の苦手なデフ。しかし、現在のキットは昔のキットと比べてはるかに取り付けが楽になっています。 デフは上部を斜めに曲げてから、内張りを折り重ねてハンダ付けします。そのあと上部のステーをボイラー上部に、下部のピンをランボードの穴に差し込んでハンダ付けします。 写真がブレていますが実際びびりながら付けています。ごく少量のハンダで仮付けし、あっちこっちから見て傾きがないか確認します。決心したらしっかり固定します。 |
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前デッキの残りである、ステップ・つかみ棒・テールライト・エアホース・解放てこをハンダ付けします。ステップは1枚の展開図を折り曲げるだけで、中間のステップも一度に形作られるようになっています。上段のステーが下段よりも厚くなるという難点はありますが、圧倒的に組み立てやすいので、こういうアイデアは大好きです(これが気になるなら、他の市販パーツを使う方法もありますので)。 |
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これですべてのハンダ付け作業が終わったので、煙室扉を前からはめ込みます。 給水温め器、ダミーカプラー、左右のエアタンク、後部の分配弁を接着して上廻りは完成です。 |