Nゲージ蒸気機関車>蒸機の紹介>C58
2001.7.21/2024.3.24
よくD51を小型にしたような機関車と言われ、模型でも手ごろな大きさで使いやすい機関車です。
1981年に中村精密から、1990年にKATOから発売されました。その後散発的に製品が加わり現在までに6社がC58を手掛けています。
メーカーごとの発売時期に幅があるため、かなり違った個性があります。
1-大きさ 2-フロント周辺・テンダー 3-ドーム・キャブ等 4-中村精密・KATO 5-ワールド工芸・マイクロエース・やえもんデザイン・トミックス
同一メーカー内での大きさの違いはありませんので、大きさの比較用にはそれぞれ1〜2種を選択しました。
中村精密 やまぐち号 | 中村精密 やまぐち号 (拡大写真) |
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KATO | KATO (拡大写真) |
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ワールド工芸 船底テンダー | ワールド工芸 船底テンダー (拡大写真) |
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ワールド工芸 九州型 | ワールド工芸 九州型 (拡大写真) |
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マイクロエース C58 363 パレオエクスプレス | マイクロエース C58 363 パレオエクスプレス (拡大写真) |
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マイクロエース C58 33 | マイクロエース C58 33 (拡大写真) |
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やえもんデザイン C58 | やえもんデザイン C58 (拡大写真) |
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トミックス C58 239 | トミックス C58 239 (拡大写真) |
中村精密が市販のC58としては最初の製品です。全長はKATOと同じくらいですが、テンダーと機炭間隔のせいで、機関車自体はそれほど長いわけではありません。
すべて、複式コンプレッサー装備となっています。マイクロエースを除き動輪の上の台枠も向こう側に抜けています。
第2・第3動輪の間隔が狭いため、動輪の大きさに制約があるようです。全長が大きく異なるマイクロエースもKATOも同じ直径10mm(つまり動輪径はほぼ1/150)なので、KATOのほうが相対的に小さな動輪です。ちなみにマイクロエースとKATOは動輪の軸距離もほぼ同じです。
トミックスは動輪軸距離は1/150とし、動輪径を9.8mmに縮小しています。先輪も縮小されています(マイクロエースと同じく直径5mm)。
やえもんデザインのC58は、KATOの動力を小型モーターに交換して使用するコンバージョンキットです。
中村精密 やまぐち号(拡大) |
KATO (拡大) |
ワールド工芸 船底テンダー(拡大) |
やえもんデザイン (拡大) |
マイクロエース C58 363 パレオ(拡大) |
KATO ※下段比較用 |
ワールド工芸 ※下段比較用 |
マイクロエース ※下段比較用 |
トミックス C58 239(拡大) |
マイクロエース製品は長さは約1/150ですが、高さはKATO製品と概ね同じになっています。
中村精密 やまぐち号(拡大) |
KATO (拡大) |
ワールド工芸 九州型(拡大) |
やえもんデザイン 1次型テンダー(拡大) |
マイクロエース C58 33 JNR(拡大) |
ワールド工芸 船底テンダー(拡大) |
やえもんデザイン 船底テンダー(拡大) |
トミックス C58 239(拡大) |
マイクロエース ※下段比較用 |
1次形の平底テンダーがほとんどです。ワールド工芸とやえもんデザインには後期の船底テンダーもあります。
やえもんデザインの船底テンダーは、後部上端が一段下がったタイプが標準で、九州タイプ用のバリエーションとして写真のようなストレートタイプも用意されました。ワールド工芸もストレートタイプです。
中村精密・ワールド工芸のテンダードライブ組は、粘着重量を稼ぐために石炭が山盛りです。
中村精密 | 中村精密 | |
KATO | KATO | |
ワールド工芸 | ワールド工芸 | |
マイクロエース | マイクロエース | |
やえもんデザイン | やえもんデザイン | |
トミックス | トミックス |
1990年頃までの製品とその後の製品で、大きく2タイプの長さに分かれます。
機器類の配置はどれも少しずつ違っており、全体の形態に合わせてバランスが調整されたりしているようです。