2001.5.1/2007.1.12
上の写真は、一足先にテンダーモーター化に成功されていた武尾 淳様のD51半流線型です。車高が下がり、機炭間隔も縮まってずいぶん印象がよくなっています。実は私も一度テンダーモーター化して失敗していたのですが、これを拝見して再挑戦し、何とか成功しました。この場を借りてお礼申し上げます。
モーターはテンダーに積み込みますので、先にテンダー内部を加工します。テンダーの底には集電板があるので、それを損なわないように少し上げ底し、そこにモーターを置きます。もとのモーターでもよいのですが、それよりわずかに薄いトミックスのモーター(旧DD51)が手元にあったのでそれを使いました。
モーターの軸と、機関車のウォームホイルは、電車の動力台車と同じようにユニバーサルジョイントで接続します。
ジョイントはKATOの「6014 ジョイント」、シャフトは「614 中間ジョイント」を使いました。いずれも10個入り500円ですから、合わせて千円の出費になってしまいました。それでもコアレスモーター等を買うよりはずっと安上がりです。 | |
左右のブロックを合わせてみたところです。モーターのシャフトが長かったので、ジョイントが機関部にかなり入り込むことになりました。取り扱いの最中に奥のジョイントからシャフトが抜けると、差し込むのがちょっと面倒です。 | |
シャフトとモーターの位置を決めながら、機関車とテンダーを連結するドローバーも切り詰めます。これでキャブ周りの感じはかなり改善されます。 もしもっと小型のモーターを用意することができれば、キャブ内を貫通するシャフトの高さをもう少し下げることができ、より目立たなくできるでしょう。 |
加工前 | |
加工後 長さはこれでほぼスケールです。後ろのテーパー部をもっと細くしたいのですが、面倒だと思いそのままにしてあります。 |
なお、前面の煙室扉も次ページの方法で改造してあります。少しでも似せる方法を考えてみたいと思います。