Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.4.6

D51標準形(KATO・新)

先月にD51 498 オリエントエクスプレス'88が発売されたばかりですが、いよいよD51シリーズでは本命といえる標準形が発売されました。
¥11,550という手ごろな値段で、現在一般的な割引店で買うと楽に1万円を切っています。これが出るまでD51シリーズを見送っていたという方も、今回はまとめ買いされているかもしれません。

2012.4.6

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基本的には今までのD51 498のバリエーションです(逆のような気もしますが)。昨年のC62 2・3と同様の、現役時代の蒸機を意識した味付けになっています。

全体

D51標準形(新)

D51標準形(新) 
(拡大写真)
498号機とは対照的なつや消しで、渋い仕上げです。

D51 498

D51 498 
(拡大写真)
2年前に発売された、このシリーズのトップバッターです。

D51標準形(旧)

D51標準形(旧) 
(拡大写真)
大きかった旧製品です。旧製品といっても入門セット品として現役です。

このサイトのあちこちには漢字表記の「標準形」「標準型」が混じっていますが、商品名は「標準形」です。
日本全国で最もよく見られた、あの「形」のD51です。本当にどこにでもいましたね。
あまりに多かったので、機関車を見に行ってもD51ばかり来てがっかりしたという話も聞きますが、私はそんなことなかったです。

すっかり見慣れていたはずの旧製品も、こうして並べると想像以上に大きかったものです。なおこれは旧製品といっても現行のセット品なので、一応最新の仕様になっており、デッキ部にはステップも付いています。

今回の模型は旧製品とは違ってATS装備ですから、1960年代以降の末期十数年の姿になっています。現在模型を手にしている方々で、現役蒸機を見てきた世代が、最も印象に残っている姿かもしれません。

デフ点検口は、角にRが付いてきちんと縁取りされたスタイルです。この穴は後天的に開けられていたので、施工されたところによって色々なものがありました。フチも何もない、単なる長方形の切りっぱなしみたいなものもありました。

非公式側上方 (拡大写真)
非公式側後方 (拡大写真)
目に付くところにプラのヒケがまったくありません。
前方

紛れもなくD51です。

スノープローはなく、先台車に排障器がついています。これはオリエントエクスプレス'88と同様です。

後方

下廻りの台車類はD51 498のような黒ではなく、旧製品のグレーが踏襲されており、そこだけプラっぽいツヤがあります。

この写真はマグネ・マティックカプラーNo.2001を取り付けたものです。


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