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ディスプレイ用ターンテーブルの組み立て

2008年発売の下路式ターンテーブル(ワールド工芸製)です。ようやく組み立てました。
同社の上路式ターンテーブルはPECO製のプラキットをベースにしていましたが、こちらはピットも含めて全金属製の組み立てキットです。
手動による回転は可能なので、工夫すれば固定レイアウトで使用することもできるかもしれません。

2010.2.21

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何から手を付ければよいのかわからず、色々悩みながら組み立てました。

ピットの組み立て

いきなり説明書と手順が違いますが、大きくて目立つ部分なので最初にやりました。

「●本製品はNゲージ1/150スケールを遵守しているため、製品によっては適合しないものがあります。」との注意書きがあります。
実物の20m転車台のスケールモデルなので、Nゲージでは直径が140mmとなります。全長の長いKATOの旧C62では、端から端までの車軸間がちょうど140mmなので、ほぼ載せられません。

底板とピット側板

底板はNゲージのキットとしては厚めの真鍮板で、部品固定用の各種の穴が多数開いています。
ピット外壁も真鍮板で、ぐるっと丸めて厚紙に貼り付けて梱包されています。

外壁は1箇所で接合します。折れ曲がったりせず滑らかに接合するよう、あらかじめRを調整しておくように注意書きがあります。 私はフレキシブルレールを曲線途中で接合させるのも未だに上手にできないので、まずここで身構えました。

側板のテープ留め

しかし、フレキシブルレールと違って弾力性がない素材なので、何か丸いものに押し付けて軽くRをつけておくだけで十分でした。

底板の断面を外側から取り囲むように外壁が付くので、まずは一周させてテープで仮止めしておきました。長さが足りなかったら悲惨ですが、ほぼ、ぴったりでした。

床板の仮止め

底板の外周にはところどころに小さい突起があって、それが外壁の凹部と噛み合うようになっています。ここを順に仮止めしていきました。

厚みのある金属板で面積も大きいので、Nゲージ車両の組み立てに使う40Wのコテでは加熱不足で歯が立ちません。説明書では100W以上を使うように推奨されていますが、手持ちの最大が80Wだったので、仕方なく80Wを使いました。
パワーが足りないと、ハンダがいつまでも流れないので、外壁の真鍮板が熱で膨張してぴったり合わなくなりそうです。

側板の全周をつけたところ

全周を付けたところです。いくつか隙間が開いてしまいましたが、あとで本付けのときにハンダで埋めることにしました。

レールベースの取り付け

次はガイドレールのベース部分を付けました。120度ずつ、3枚のエッチング板に分かれています。

端に非常に細い取り付け足があるので、それを下に曲げて底板の穴に差し込みました(穴に命中せずになかなか難しい…)。

仮止めの結果、最後の1枚がぴったり入らず、0.5mmほど余ってしまったので、少々削り合わせて調整しました。

レールベースの仮付け 底板の裏側に丸い穴があるので、そこからハンダを流してレールベースを仮止めしました。ぴったり押さえないと浮いてしまいます。
レールベースを全周つけたところ

3枚のレールベースを付け終わったところです。
ちょっと合わせ目がすっきりしないところができてしまいましたが、まあそれほど見苦しくはありません。

ずれたレール穴の開口

レールベースの長さを削り合わせたせいで、ガイドレールを取り付ける穴が底板と少しズレたところがあるので、0.6mmドリルで開口しておきました。

ガイドレールの取り付け

ガイドレールは細い真鍮の帯で、下側に等間隔に細いピンが出っ張っています。ここを順番にレールベースの穴から差し込んで留めていきます。 時々形を直しながら丁寧にやらないと、波打ってしまいます。

両端は薄くエッチングされているので、ここは重ねて一緒にハンダ付けしました。

ガイドレール足のハンダ付け

裏側に出たガイドレールの取り付けピンを仮止めしているところです。最初に1本おきぐらいに固定して、最後に全部固定しました。

側板の本付け

ここで今までの仮止め箇所に、きちんとハンダを流して本付けしました。

外壁と底板の隙間部分は、ハンダを流しすぎると内側に流れ出します。

中央部の回転座の取り付け

最後に、中心の穴に円形の回転座を取り付けます。これでピット内部の部品は終わりです。

ここまでで約2時間でした。部品の数に比べてハンダ付け箇所が多いのと、コテのパワー不足のせいで時間がかかってしまいました。
もし容量の小さいコテしかないときは、接着剤(ゴム系とエポキシ系など)を使って組み立てると簡単・確実かと思います。

ピット外周

ピット外周の仮組み

ピット外側には帽子のつばのようなフチが付きます。本当はここに外周からのレールがずらりと並びますが、このターンテーブルは飾り台用途なので、ただの平らなフチです。

フチは90度ずつ、4つのパーツに分かれています。内側に固定ピンがいくつか出ていて、それをピット外壁の穴に外側から差し込みます。
とりあえず仮組みしてみます。

接合部の形状

隣同士のフチは平らに接合しなくてはいけないので、どういう順序で組み立てればいいのか少々悩みました。

1個ずつ取り付けていく方法では、最初の1個が水平になっていないと続きが破綻しそうです。

全周を組み合わせたものをピットに取り付けた様子

結局、平らなところで4枚のフチをすべて接合して大きなリングにし、それをピット外壁にはめこみました。

内側の取り付け足は短く切っておかないと、うまくはまりません。無理をするとピット外壁が歪むことがあるので、慎重にやります。

外周のハンダ付け

接合部の要所を外側から仮付けし、最後に全周にわたってハンダを流しました。

かなり熱くなりますが、耐熱フィンガーを付けていたのでへっちゃらです。でも、あまり熱いところでは素材がくっついたりします。

余分なハンダの除去

この下に4つの足を取り付けて飾るようになっていますが、私は直接置いて飾ることにしたので、余分なハンダを削り取って体裁を整えておきました。

模型店には、模型を飾るための電動式回転飾り台が各種売られているので(作ってもいいですが)、その上に置いてピットごと回しても面白そうです。

さて、出来上がったお皿ですが、加熱の関係か何か、中央部が少し盛り上がってしまいました。ここまでがっちり形ができると、手で押し込んで戻るものではありません。


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