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ガンの自然療法3原則

精神とガンの関係性で治す

精神面が、いかに発ガンやその再発・転移、さらには治癒に影響するかについて

ここ10~20年年で精神腫瘍学という分野が医学界に出現しました。精神面が、いかに発ガンやその再発・転移、さらには治癒に影響するかについて、科学的に明らかにされるようになってきました。

かつてローデル博士は「幸せな人はガンにならない」といっているし、逆に、古代ギリシアの名医ガレノスは、「始終憂うつそうにしている女性は、楽天的な女性よりもガンにかかりやすい」と喝破しています。

ここ10~20年くらいの間に、科学的に「精神」と「ガン」の問題が分析研究され、臨床的にもかなりのことがわかってきました。

ドイツのベルトルッシュ博士やテモショック博士らは、性格を次のように3 つに分類しました。

  1. A型的性格(激情的、直情的な性格)
  2. B型的性格(人生・人間関係を肯定し、平穏無事な生活を送るタイプ)
  3. C型的性格(温和・従順・協調的な気配り上手の性格)

ガンになりやすいのはC型的性格の人がいちばんであるとの結論を得ています。「あの人はいい人ね」と皆から好かれるC型的性格は、「協調的である」ということなのですが、「感情を抑えて、いつでもストレスがある人」といいかえてもいいわけです。逆に、いちばんガンにかかりにくいのはB型的性格であるといいます。

コーカサス地方の人々は家族の絆を非常に大切にし、長幼の序がはっきりしており、年をとるほど人生の知恵者として尊敬されます。また、来客を喜び、人々の和を大切にします。100歳長寿者ほ口々に「国にも社会にも家族にもまったく不満はない。人生が楽しくて仕方ない。こんな楽しい世の中をそう簡単に去ってたまるか!」というようなことをいいます。つまり、皆、B型的性格の人々の集まりなのです。

長寿者が多いことで有名なコーカサス地方の100歳長寿者たちの死因の何と26番目がガンなのです。ガンになりにくい秘訣として、「よく労働する」という点について運動とガンの関係で説明しますが、、もうひとつの要因として精神の安寧があげられています。

C型的性格の人は、表面の協調的な感じとは裏はらで、内向的、完壁型、潔癖症の傾向が強く、取り越し苦労も多く、責任感も強く、ストレスを受けやすいタイプであります。ストレスを受けると副腎髄質よりアドレナリソが分泌され、血圧の上昇、血中脂肪酸やコレステロールの増加、血糖値の上昇などがおこり、いわゆる、血液が汚れることになります。

また、ストレスほ副腎皮質からのホルモンの分泌を促し、血液中のリンパ球のT細胞を溶解して免疫力を低下させ、ガンの発生を促進させるのです。

さらにストレスは、体のあちこちで、ガンや万病の元凶とされる活性酸素を発生させます。このように、精神的ストレスは、ガンの大敵といえるのです。

「病は気から」の大真理

また、ガンにかかってしまった場合の、精神とガンのデータについてほ英国の心理療法家ダリアーが、早期乳ガン患者62人を、ガン告知を受けた3ケ月後に、「自分がガンであることをどう受けとめたか」について調べたところ、

  • A群「ガンに打ち克ってやろうと思った」(闘争心)
  • B群「自分はガンでないと思うか、大したことほないだろう♪ と思う」(積極的逃避)
  • C群「自分でできることほないので、医師にすべて任せよう」(病気を冷静に受容)
  • D群「ガン死の恐怖にさらされた」(絶望感)
の4つの群に分類できたとのことです。

15年後の生存状況は、A、B、C 、D群の順に悪くなり、D群はA群の5分の1しか生存していなかったといいます。ちなみにA群とB群は合わせて45% 生存、C 群とD 群はわずノか17% の生存だったとのこと。1

同じく英国のキングスカレッジ病院の調査でも同じょうなことがわかっています。69人の乳ガン患者の手術後、3ヶ月たったときの「気持ち」で「絶対にガンを治すんだ」という闘争組と「これで、自分はもうダメだ」と思った絶望組と比べてみたところ、5年後前者が90%生存していたのに対して、後者は20% しか生きていなかったというのです。

日本でも「生きがい療法」を実践されている岡山・倉敷の伊丹先生は、十数年前にガン患者7 人を率いてモンブラン登頂に成功されましたが、そのうち5人は今でも元気に生存されています。

こうしたプラス志向や行動は、「脳内革命」であまりにも有名になったβ -エンドルフィンの分泌を促し、血行をよくして、体を温めてくれます。ストレスや、悲しみ、苦しみ、ねたみ、失望などの負の感情ほ、副腎髄質からのアドレナリソの分泌を促し、血行を悪くし、体を冷やし、さらにコレステロール、脂肪酸、血糖などを増加させ血液を汚します。

また同時に、副腎皮質からのコーチゾソの分泌を増加させて、ガンをやっつけるT細胞を溶解させるのです。

つまり、プラス志向で、体が温まると、血液を汚している老廃物や余剰物、中間代謝物が燃焼され、血液の浄化の役をしているガン細胞の存在意義がなくなるから、ガン細胞は、すなおにNK細胞に処理されるのではないかと思います。

はじめに体にガンが発生したときにほ、ガン細胞はたった1個しか存在しないのに、そのとき何百万個か何千万個か存在するNK細胞がガン細胞を処理できず、ガン細胞が何億個も固まってできたガン腫に対して急にNK細胞が優位を保つということは考えられないからです。

こうした積極志向のはかに、「感謝」の気持ちをもつことが大切であることを、ストレス学説を世界で初めてとなえたカナダのセリエ博士は力説しています。

セリエ博士も、自分自身がガンにかかり、「自然療法」で治したことでも有名ですが、「ストレスから逃れるには、感謝の気持ち、すなわち、ありがたいという西洋人にほ稀薄な、東洋人特有の恩とか感謝の気持ちが大切である」という名言を残しておられます。

ガン患者は、「単純明快で明るく朗らかな人、些細なことにはほこだわらない人」はガンにかかりにくいし、かかったとしても、再発や転移も少ないという印象があります。反対に、「頑固で、物にこだわりがあり、抑うつ気質の人」は、ガンが治りにくいようです。

ガンにいたずらにおびえることなく立ち向かう意志の大切さ、また、結局はそういった気の持ち方もやはり血液の汚れの浄化の問題につながっていることがおわかりいただけたことと思います。

早期発見・早期治療のために最も大切なこと

ガン治療を行った8割以上の方が口にしたのは「もっと早くに健診に行っていれば…」でした。日常に流されて重要だとわかっていても健診に行けない現代人が多いのも事実です。

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