天気は相変わらずで、曇ったり晴れたり雨が降ったり・・・・。
金沢には４分遅れで到着。ここでの名物駅弁「加賀野立弁当」は出るのかな〜と期待してみましたが、今日は買う人はいないみたいです。。。
金沢を出て、次の高岡駅には４分程遅れて到着します。このままの遅れが続くようだと、この次に停車する富山駅での停車時間が減るれことになります。
　そしてこの心配は現実のものに・・・・。

　富山には約５分程遅れて到着。で、出発時間は定刻の16時35分。17分が13分に短縮されてしまいました。。。（Ｔ-Ｔ）
　それでも、富山に到着すると同時に、各車両から数人の乗客が出てきました。
σ（^^；はというと、隣のホームに移って列車の写真を撮ったあとは、「ぶりのすし」ゲットに走ります。買おうと思ったホームの弁当屋には売り子がいない。「トワイライト」の停車しているホームでは、「ぶりのすし」が売っていない。で、その隣のホームでようやく「ぶりのすし」を購入することが出来ました♪

　富山の停車時間中にリアルタイムのアップを行います。
その後はとりあえず、先頭９号車まで歩いてみます。まぁ、気分転換ですね〜＾＾。
　「トワイライトexp」に関しては、過去３回の旅行記で紹介しているので、詳細は省きますが、ともかく豪華です（^^）

　Ａ個室はすでに満室ですが、Ｂ個室も大阪出た時点ですでに満室・・・・。で、Ｂコンパートは、半分くらいの入りですね。
オフシーズンのこの時期に、これだけの乗車率を誇るのはさすが「トワイライト」です。。

　自室に戻り、車窓風景を眺めていると、ふと日本海がちらりと見えました。
でも天気が悪いので、夕日とは無縁の空ですけれど。。。。
　ウェルカムドリンクのワインはすでに飲み終えたので、自宅から持参してきた「十勝ワイン・セイオロサム 赤」を取り出して、夕暮れ時の景色を眺めながら再び飲みます♪

　17時を過ぎてしばらく、車掌の放送がありました。恒例の・・・。
「・・・・・・・このトワイライトEXP号は、日本海に沈む夕日を・・・・・・」の列車案内が。少しびっくりしたのが、この放送の後に「いい日旅立ち」が流れたこと。しかも山口百恵の歌声ではなく、別の人が歌ってますね。歌詞も違うし。。
　とはいえ、真っ暗な日本海を眺めつつ、「いい日旅立ち」を聞きながらワインを飲む・・・。良いですね〜♪

　それにしても、時間の流れが異様に早いです。
時刻は17時を過ぎています。大阪からすでに５時間と少しが経過しているんですけど、ホントあっという間と言う表現が的確かもです。。。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０時３０分作成

　さて、いよいよ「トワイライトEXP」一番のお楽しみタイムの始まりです。
　17時25分過ぎ、「３号車、食堂車よりご案内申し上げます。ディナータイム第一回目、17時30分よりフランス料理フルコースディナーご予約のお客様・・・・・」との案内放送が入ります。
　食堂車「ダイナープレアデス」ではスリッパ等禁止なので、靴を履いてデジカメ、EOSを手に隣の３号車に向かいます。
　食堂車入り口のドアはクリアガラスなので、中の様子を外から撮影ることが出来たりします。車内はほぼ満席みたい。。。

　車内に入り、予約した座席に案内されます。二人席の真ん中の場所です。
車内は満席ですが、「トワイライトEXP」の食堂車は、テーブルチャージなので、どんなに混んでも合い席となる事は無いのです。
　席に着くなりドリンクメニューを差し出されます。もちろんワインにしますが、オーダーしたのが赤ワインの「メドック」。

　さて、メニューに目を通しますが・・・・。
ロイヤルに備え付けられていたトワイライトの案内パンフのメニュー、「2003列車営業案内・秋」のメニューとも違います。すでに冬メニューに入っているようです。

　しばらくして、ワインが運ばれてきます。
目の前でコルクを抜き、グラスにワインを少しだけ注がれます。そう、テイスティングを要求されるのです。σ（^^；はテーブルマナー習ってますし、この辺りの心配は無いから良いんですけどね。

　さて、いよいよディナータイムの始まりです。
まず、フランスパンが配られます。
そしてオードブル。
「スタートの５つの前菜」
フォアグラにタラバガニ、グリーンパスタなどの５つの食材に付け合わせの野菜が少し・・・。
大阪駅ホームで積み込む材料に生のタラバガニを見かけましたが、ここに出てくるとは。。タラバガニ・・・美味しいです。そして、フォアグラ・・・・言葉もありません。。。

　続いて・・・、
「オックステールとワイルドライス、日仏キノコのサラダ仕立て」
キノコはマイタケにエンリキ、キクラゲとあとは・・・・。そのキノコに彩られて真ん中にワイルドライス。そしてオックステールシチューが混ざり合い・・・。
これも美味しかったです。特にキノコとオックステールシチュー（牛尾の煮込み）が美味。

ここで追加の「ドライトマト入りパン」が配られます。

　スープ料理
「百合根のスープ」
これは、当たりかも♪。初めて味わう美味しさですね。百合根がこんなに美味しいとは。。

　魚料理
「胡麻風味のカサゴのポアレ　西洋牛蒡添え」
魚料理は初めてヒラメ以外の魚かもしれません。
カサゴってはじめて食した気もしますけど、なかなかに美味しかったです♪

メインディッシュ
「鹿児島産牛肉の味噌マリネ朴葉包み　ソース・ベアルネーズ」
これ、めちゃくちゃ美味しかったです。
付け合わせに赤唐辛子とブレットですが、これと肉をソースに合わせて食べると、とにかく美味しい♪牛肉使ったメインでは過去一番の美味しさかもしれません。

デザート
「タルトタタンとカラメルのアイスクリーム」
カラメルアイスが特に美味しかったですね。タルトタタン（オーブンで焼いたリンゴのデザート）は美味しいものの、甘みがちょっときつかったかも。。。

　最後は紅茶で締めですが、とにかく美味しかったです。
何回も同じような事を書きますけれど、すでに列車食堂の域を超えていますね。
というよりも、食堂車の狭い厨房で、ここまでの味を出せる事自体が驚きかもしれません。
　「北斗星」で１人、「カシオペア」でさえ二人乗務が基本の調理場に、４人体制で挑んでいる「トワイライトEXP」の食堂車。その意気込みは確かに「味」に現れています。
　　　　　　　　　　　　　　２１時３０分作成

　このままでは寝かねないという事で、サロンカーに移ろうと思いますが、サロンカーに移動するには、食堂車を通過しなければなりません。
　すでに、２回目のディナータイムが始まっています。
ディナー中の車内を横断するのも、ちょっと気が引けるんですけど仕方ありません。サロンカーに移動します。
で、２回目のディナータイムですが、こちらも満席でした。。
　ちなみに、食堂車は３号車、１、２号車はＡ個室車なので、必然的に食堂車を横切るのはＡ個室客になります。ある意味、Ａ個室客の特権かもしれませんね。

　サロンカーに移って、ビデオを眺めつつリアルタイムを書いて過ごしますが、時折ウトウト・・・・と・・・・（^_^；
いつのまにか、ディナータイムも終了し、サロンカーは食後の一服客でガス室化しつつあるので、急いで自室に戻ります。
　それにしても、大阪駅を出発してすでに９時間が経過。でもσ（^^；的にはその半分くらいの感覚しかありません。「楽しい時間はあっという間に過ぎていく」と言う言葉がありますが、まさにその通りです。とにかく、時間が２倍のスピードで流れている感じです。

　食堂車ではパブタイムが開始となりました。時間も良い時間なので、ここでお風呂タイムと言うか、シャワータイムにします。
　「トワイライト」ロイヤルのシャワーは、20分間の出湯となっています。「北斗星」の10分ｘ２ではなく、連続20分と言うのが良いですね。のんびりとシャワーを浴びる事が出来ます。これもロイヤルの特権かも♪

　シャワーを浴びた後は、「食堂車４段活用」の第３幕・パブタイムになります。
車内には２組のお客がいて、とりあえず貸し切りの心配はなくなってホッとしました。

　オーダーしたのは、ビールと「グリーンサラダ」です。この時、先のディナータイムの時に、記念撮影が無かった事をパーサーに言ってみたんですが、それを覚えてくれていて、料理が届いた時に写真を撮ってくれました。なんでも、１台しかないカメラの調子が悪く、とてもディナータイムに対応出来ないので、今日は撮影しかったとの事。
　この記念撮影はディナーメニューに直筆の日付とサインが入るので、乗車証明書にもなるんですよ。なので欲しかったんですけど、言ってみて良かったです♪

　ちなみにパブタイムでは、この旅で初めて飲むビールでした（笑）。
食後はサロンカーに立ち寄り、大阪車掌区自家製の停車駅スタンプが設置してあるので、ディナーメニューにスタンプを押しておきます。これは良い記念になります〜♪
　その後は自室に戻って過ごします。
外は雨が降っていて、窓ガラスに雨がぶち当たっています。今日の北海道は道南〜道北にかけては、雪になっているようです。
明日、目が覚めたら一面雪景色かもしれませんね。期待して良いかな？

　「トワイライトEXP」の夜、良い夢が見られるかも・・・・しれません（笑）。
本音を言えば、このままあと３日くらい乗り続けていたいくらいです〜。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２３時１０分作成