然別湖コタンの風景です。
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然別湖に着いたら、まずホテル福原で帰りのバス乗車券を受け取ります。そう、然別湖畔温泉へのバス料金は無料なのです。これは冬季だけの処置ですけど。
バスチケットを受け取って、札幌駅で昼食を買い忘れたので、お土産屋で非常食「コアラのマーチ」を購入(笑)。そして、然別湖に上陸します。
妙にリアルな「オウム」その内部は・・
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こちらも氷上結婚式場です。
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然別湖上では、「然別湖コタン」が開かれています。今年は氷上ホテルが新たにオープンしたようで。。
おなじみの「氷上露天風呂」もあります。お湯に手を入れてみますが、やはり温め・・・。ここは相変わらず、こぢんまりとした内容ですね。。時間的にまだ観光客もいないようで、スタッフが氷像の手入れをしています。
と、湖の奥の方になにやら不気味な物体が・・・。なんとなくイモムシの形をした氷像。近づくにつれ、その形はある生き物である事が判明。その生き物とは、「風の谷のナウシカ」に登場する「オウム」です。
このオウムにはケツから中に入る事が出来ますが、なんとこのオウム、氷上結婚式場のようです・・・・(^_^;。実際、2月14日にここで結婚式を挙げたカップルの写真が展示してありました。。。う〜ん、凄すぎる・・・と言うか、羨ましい。。。
このオウムの少し先には、王冠の形をモチーフにしたチャペルがあります。
この中も、かなり良く作り込まれているのが凄い。。。う〜、良いなぁ・・・・。
然別湖湖上を歩いていきます
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さて、ここで持参した「かんじき」を履く事にします。
ただいまの気温は4.5度。もちろんプラスです。でも風が強いので、体感温度は氷点下ですね。雪もパラパラと降っています。
湖の上を、東雲湖目差して一直線に歩く事にします。歩いていて気が付いたのですが、どうやら東雲湖方面に向かって、スノーモービルで踏み固めたようです。雪が固くて、まるでコース案内みたい。
実際、この踏み固められた場所を外すと、ズボッと雪の中に入っていきますから。踏み固められている分、歩きやすいですね。
森の中に入っていきます。
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それにしても、湖の上は遮る物が無いので、風がもろに当たって、なかなか寒いです。この風が作り出した、湖上の氷紋がキレイ・・・。
コタン会場から歩く事約1時間くらいで、東雲湖に通じる対岸に到着しました。
ここ、湖上と岸の境目に小さなクレバスが存在していて、思いっきり片足を踏み込んだりして・・・・(^_^ゞ
ようやく東雲湖に到着しました♪
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ここから、湖上ではなく陸地を歩く事になります。ちょうど、歩くスキーのコースにもなっているので、そのスキー跡が道しるべになっています。小鳥の鳴き声が聞こえたりして、静かで気持ちいいですね〜。。。コースはなんとなく、知床自然センター付近の開拓地コースを思い起こさせてくれます。
途中、2組3人の歩くスキーの人とすれ違いました。来ている人はいるようです。
真っ白な東雲湖です♪
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陸地に入ってから、歩く事20分くらい・・・でしょうか。視界が開け、東雲湖に到着しました。予想外に、湖に直接出るんですね〜。
さてσ(^^;としては、絵はがきに使用している写真のポイント、つまり夏の登山コースのビューポイントの方に向かいたいので、そちらに移動することにします。ところが、この移動がまた大変でして・・・・・・(^_^;
フカフカの雪。踏み抜くと危険かも・・
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東雲湖は湖岸が湿地帯になっていて、そこの雪がかなり柔らかいんですよ。思いっきり腰まで踏み抜いてしまいました・・・(笑)。右足がすっぽりとはまり込んで抜けない・・・・(^_^;。Aちゃんにカメラを持ってもらい、右足周りの雪をかきだして、手を引っ張ってもらって脱出しましたが、もし1人で来ていたらかなり怖い思いをしたでしょう・・・。ホント、足が埋まると動かなくて抜け出せませんから・・・・・。
その後は慎重に雪を踏み固めながら進みます。かなり雪がフカフカで、足場固めにも苦労します。それでもなんとかビューポイントに到着しました。
・・・・・・・・・良いですね〜♪♪。夏に来た時とはまた違った風景。苦労して来たかいがあるというものです。
さて、ここのビューポイントで折り返すようなσ(^^;ではありません。この上にはナキウサギの生息地があり、そこが東雲湖の展望ポイントになっています。
かなりキツイ斜面を登っています。
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となると、もちろんそこに行くしかないでしょう・・・(笑)
このフカフカの雪を踏み固めながら、かなりキツイ斜面を登ります。かなり大変です。雪山での山岳救助隊を思い出させてくれます。そんな感じです。
もっとも、大変なんですけど、それを楽しんでいますからね〜。苦労して見る事が出来るのが「秘境」と呼ばれる所ですから。
冬の展望台からの眺めです。
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急斜面を登り切ると、ゆるやかな斜面になります。雪もそんなに柔らかくなく、比較的歩きやすいです。夏場は一帯が熊笹に覆われている場所ですね。
そこをしばらく進み、また少し斜面がきつくなって、少し登った所が、東雲湖の展望ポイントです。
「2001年 夏の北海道旅行記」の写真を見比べてもらえれば分かりますが、夏場は木々に隠れている東雲湖が、この時期は真っ白ですが、よく見渡せます。
夏の東雲湖も良いですけど、冬の真っ白な東雲湖も良いものです。夏の姿を知っているだけに、この風景を見る事が出来るのは、感慨深いものがありますね〜。ここまで来る人って、いないですし(足跡すら無い)。
思いっきり後ろ髪を引かれ・・
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この場所で雪を踏み固めて、一休みすることにします。ここまで悪路を歩いてきただけあって、かなり暑いです。。先ほど購入した非常食をつまみ、風景に見入ります。天気がちょっと悪いのが残念ですね。晴れていれば、もっと美しいんでしょうけど、そこまで求めるのは贅沢かな・・・。
もう一度見て東雲湖をあとに・・
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ずっと眺めていたいんですけど、帰りのバスもあるのでそう言う訳にもいきません。。
20〜30分くらい、まったり・・・と過ごした後、来た道を引き返す事にします。
泣く泣く展望ポイントを後にしますが、帰りは一度踏み固めた場所を歩くので、行きとは違い楽ではあります。ただし、上りと違い下り坂では重心の掛かり方が違うので、バランスを取るのに一苦労です。慎重に坂を下りていきます。
でも歩いていて思ったんですけど、よくこんな場所を歩いたな〜・・・と(^_^;。
こんなところ、まず来る人なんていないですしね〜。
湖上に立って、東雲湖を見渡します。一日眺めていても、飽きない事でしょう(笑)。この場所を離れたくはないのですが、そう言う訳にもいかず、泣く泣く東雲湖を後にしました。
真っ白な湖上を戻ります。
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行きと違い、帰り道は早いです。でも早いは早いんですけど、さすがに体力の消耗も大きいようで・・・。このあたりが加齢現象なのでしょうか・・・・・(爆)
然別湖湖上に戻り、また来た道を歩きますが、風の影響で来た時の足跡が雪で消されています・・・。
それでも、午前中よりは天候は回復していて、行きはガスが掛かっていた所まで、よく見渡す事が出来ます。ちようど夕暮れ間近・・・・と言う事もあって、西日に照らされた湖上の氷紋もコントラストがはっきりとして、かなりキレイです。。。
気温高くても、雪はサラサラですしね〜。このあたりは標高の高さかな〜。。。
氷上露天風呂です〜。
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さすがに疲れ切った思い足を引きずりながら、15時半少し前に、コタン会場のオウムまで戻ってきました。さすがに観光客も増えています。
で、目にとまったのが、氷上露天風呂。かなりの人達が入浴しています〜(^_^;
ま、みなん男性ですけど、気持ちよさそ〜。。。つい、σ(^^;も入ってみたくなりましたが、時間が無いので、泣く泣く諦める事に・・・。
氷上バーです。ここで飲んでみたいな〜。。
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夜は幻想的なんでしょうね〜。。。
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帰り際、氷上アイスバーの内部を覗いてみますが、これがまた凄い作りになっていまして・・・。ドーム状の内部はとてもキレイ・・・・。夜はまた幻想的な雰囲気になるんでしょうね〜。。。
「スーパーおおぞら10号」で戻ります。
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そして、16時10分発の帯広行きバスに乗り込み、然別湖を後にしました。
バスの中では、話しつつも旅行記の写真を加工したりして過ごします。でも、揺れるバス車内でPC打ってると、睡魔に襲われそうになるのが・・・・(^_^;
鹿追営業所で新得行きに乗り換えて、17時20分に新得駅に到着しました。
帰りの列車まで50分以上あるので、駅前銭湯で疲れを癒します。ここの銭湯はトムラウシ温泉のお湯を持ってきている町営銭湯です。駅前徒歩1分ということもあって、なかなかに便利です。
そして、18時13分、釧路からの特急「スーパーおおぞら10号」に乗り込み、新得駅を後にしたのです。。。。
19時30分作成 |