昨夜は「北斗星４号」を見送った後、ベンチで旅行記を仕上げてアップ。ホームに出て雨を眺めつつ歯を磨き（笑）、１時過ぎになって「はまなす」乗客がぞろぞろと８番線にやってきました。函館からの利用客もかなりあるんですよね〜。「ミッドナイト」亡き今唯一の札幌行き夜行ですから。
　5号車のドリームカーに乗り込み、定刻に函館駅を出発。そのまま寝に入りました。

　夜はほぼ熟睡出来ましたね〜。一度長万部到着時の荒いブレーキで起こされた以外は・・・・・・。
　起きたのは携帯目覚ましかけた5時55分。外はすでに明るく、小雨が相変わらず降っている「ど〜んより」とした雲が広がっています。コンタクトを装着してしばらく、札幌駅５番ホームに到着しました。帰ってきましたね〜。。。

　いったん駅の外に出て、いつものようにＪＲタワーを眺めます。雨が・・・。チャリダーの姿も見かけたのには、ちょいとびっくり・・・。
　6時半にオープンした「シックスワンハーフ」にて、朝食タイムにします。このお店改札内にあるので、なかなかに便利です。特に夜行列車利用者には重宝しますね♪「おふすびと豚汁」のモーニングセットを食した後、6時52分発の小樽行き鈍行に乗り込みます。車内は混んでいたけど、座る事が出来ました＾＾。

　列車は雨の中進んでいきます。この時間帯、札幌運転所のある手稲までの区間は、車窓見ていて飽きませんね。スーパーおおぞら・北斗・オホーツクの回送列車が続々とすれ違い、おまけに183系お座敷車3両編成までも・・・。
　銭函を出ると車窓には日本海が広がります。天気はだんだんと良い方向に向かっています。海側のほうが天気良いですね〜。
　小樽には定刻に到着。ここで長万部行き鈍行に乗り継ぎます。去年までは確か単行だった記憶があるんですが、今日は倶知安止まりの3両をつなげた5両編成。おかげでばっちり座る事が出来ました♪

　小樽を定刻に出発します。天気の方はすでに雨も上がって、晴れ間が見えてきました。午後の方が天気良い感じだったのですが、９月の恨みを晴らすかのような「晴れ男」ぶりを発揮しております（笑）。雨の中の散策を覚悟していたんですけどね〜。
　さて、空いていた車内ですが、余市駅から大量の高校生乗車がありました。手にしているしおりを見てみると、「余市北星高校全校競歩遠足」とあります。このような遠足があるとはね・・・。この生徒達は銀山駅で下車していきました。いったい何処まで歩くんだろう・・・。
　さて、再び静けさを取り戻した車内、天気の方ですが要諦山は黒い雲に覆われていますが、空は晴れ間も見えています。雨の散策は回避出来たようでホッと一安心です。
　9時19分定刻に倶知安駅に到着。ここで下車してニセコ行きバスに乗り換えます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　９時３５分作成

　倶知安市街を抜けて五色温泉への道をひた走ります。天気は曇りで風が強いです。しばらく走って、目の前にワイスホルンが見えてきます。いつもならカラフルな山肌を見せてくれるのですが、今年はまだ緑ばかり・・・。紅葉にはまだほど遠い感じかな・・・。
　しばらくして、イワオヌプリが見えますが、こちらは少し色付いている感じ。ＪＲの紅葉情報で「見頃」と出ていたので期待していたのですが、ものの見事に裏切られました（^_^；。
　当初は「お花畑」で下車する予定でしたが、そのお花畑周辺の紅葉も、あまり色付きが良くない・・・。赤がくすんで見えるのは天気のせいだろうか・・。見頃まではまだ先なのか、それとも今年は色付きが悪いのか・・・。

　五色温泉に到着。一昨年はここから見るアンヌプリの紅葉が見事だったのですが、今年はまだまだ・・・なのか、色付きが悪いのか、天気のせいなのか、、、う〜む。
　ここ五色温泉から、神仙沼めざして登山道を歩きます。天気はいまのところまあまあ・・・かな。トイレを済ませてから、いよいよ出発します。
　・・・と、少し歩いた所でいきなり雨が降ってきました。。。急いで戻り、登山カッパを着てリュックカバーを取り付けて、改めて雨の中を出発します。
　五色温泉の紅葉は・・・見頃に近いのだろうか。。。風が強いので葉っぱが煽られるのもあって、色付きはあまり良くない気が・・・。赤が出ていませんね。

　五色温泉を出発して入山届けに記入してイワオヌプリ登山道に入っていきますが、この一番最初の区間が一番キツイんですね。かなり段差のある階段になっているので、まともにヒザに来ますから・・・。
　この階段を抜けると、あとは比較的岩場の多い登山道が続きます。今のところ雨の影響はあまり無いですね。道もしっかりとしているし。。。

　しばらく歩き続けて、イワオヌプリへの登山道との分岐点に到着します。五色温泉から約30分くらい・・・。相変わらず風と雨が強いですが、ガスの掛かっていたイワオヌプリが少し霧が晴れて山頂がうっすらと見えるくらいに。なかなか紅葉はキレイですが、晴れていればもっとキレイでしょうね〜。

　山に登りたい気分を抑えて、大沼への道を歩き始めます。ひたすら登りを歩き続けて、いきなり視界が開ける場所に出ます。前回夏にここ歩いたときは、お花畑に感動したものですが、今日はとにかく吹き飛ばされそうな程の強風と雨が・・・。
　晴れてさえいれば、キレイなんでしょうけどね〜。。。

　この広場からしばらくの間、なかなか良い感じに色付いている紅葉をあちこちで見ていました。晴れていればもっとキレイなんでしょうけどね。。

　ナナカマドの赤が霧の中でも鮮明に見て取れます。晴れていれば・・・・・・。霧の中の紅葉もまた良いんですけど、こう雨が強いとEOSを出せませんし・・・。デジカメすら出すのをためらう程の風雨が続いていますから。。。とにかく雨に濡れて壊れない事を祈りつつ・・・（^_^；

　しばらく歩き続けると、川を渡ります。前回・・・・３年くらい前の夏に来たときは、川の水の冷たさに感激したものですが、今日は雨のために水かさが増しているような気が・・・（^_^；
　足を置くポイントを定めて川を渡ります。今回、トレッキングシューズにするか登山靴にするかで出発直前まで悩み続け、今日の天気を考えて登山靴にしたのですが、それがピタリと当たりました。完全防水の登山靴で無ければ、すでに悲惨な状態になっている事でしょうから。これだけ雨に濡れて水に浸かっても、浸みてくる気配すら無いですからね。やはり高いだけのことはあります（笑）。

　この川を渡ってしばらく上り坂が続いた所で、なんと大沼方面からツアーでしょうか、団体グループとすれ違いました。30人くらいはいたと思います。この雨の中・・・。出発地点が神仙沼なのか湯本温泉なのかが気になる所です。
　この団体とすれ違ってから、下り坂に差し掛かります。大沼までずっと下り坂ですね。で、登山道ですが、これがまたほとんど川状態で、中には湖と化している場所さえ・・・。段差がある場所は滝となっていて、まぁ凄まじい状態になっています。さすがにここまで足場が悪いと、靴の防水ラインを越えないように歩かなくてはならないので、結構気を遣って歩くようになります。滑りやすいですしね。
　しばらく歩き続けて、ようやく大沼の湖岸に出る事が出来ました。

　大沼・・・・・・・・・霧しか見えません〜。
とりあえず、時間も13時半だし雨も小降りになったので、ここで昼食タイムにする事にします。コンビニのおにぎりでも、こういう場所で食べるのってすごく美味しいんですよね〜。これがたまりません♪
　食べているときは体動かさないので、だんだんと寒くなってきました。汗が引いてるのと風が強いのとで・・・・。このままだと風邪引きかねないので、昼食終えたらすぐに出発することにしました。
　ここからまたずっと下り坂が続きます。登山道は川と滝と沼地に変化していて、歩きづらい・・・。雨は小雨だけど風が強いし・・・。しばらく歩くと、登山道は木道に整備された区間に出ます。ただ、この木道がくせ者で落ち葉が雨に濡れて滑る事滑る事・・・。川や滝のような道の方がはるかに歩きやすいです。。。

　この木道を歩き続けると視界が開けて、高層湿原の大谷地に出ます。
・・・と言っても、霧で真っ白で何にも見えませんけどね・・・・（^_^；。ニセコパノラマラインが近くを通っているので、霧の中から車の走行音だけが聞こえてくるのが、また・・・・。
　この大谷地を抜けると、ニセコパノラマラインの道路に出ます。
　で、道路を渡って向こう側にある神仙沼への遊歩道に入ります。レストハウスから延びる遊歩道と違い、こちらは一部しか木道整備されていないので、実際にはほとんど登山道と変わりありません・・・。
　遊歩道の木々を眺めていると、モミジは紅葉する前に枯れているのが多いです。赤がくすんで見えるのは、色付き始めだからなのか。。。。
　上り下りを繰り返し、道路の入り口から歩く事20分くらいで、神仙沼に到着しました。

　神仙沼・・・・・・霧で何にも見えません。予想通りに・・・（^_^；
で、先に携帯で写真を撮っていたら、なんと霧が晴れてきました。まさに奇跡のような。。。、雲の動きがかなり早く、しばらくすると青空も顔を見せてくれて、少しだけ太陽の日も射して・・・。このチャンスを逃すまいとEOSを取り出して、夢中になって撮ってましたね。紅葉はまだ赤がくすんでいて、見頃は2〜3日後くらいかな・・・。

　一通り撮り終わった所で、デジカメで霧の神仙沼を撮っていなかった事に気が付き、ちと残念がっていました・・・（^_^；。
　気が付くと、チセヌプリや白樺山も姿を見せてくれています。チセヌプリの紅葉はまだまだ・・・と言った感じですが、白樺山は一部黄色がキレイ・・・。

　そろそろ時間も時間なので、団体がやって来たのと入れ違うように神仙沼を出発して、レストハウスへの遊歩道を歩き続けます。木道に落ち葉があったりするので、気を遣いますね・・・・。

　神仙沼レストハウスに到着したのが、15時45分頃でした。五色温泉から約5時間。雨の中歩いてきた事を考えれば、まあまあの時間ですね。。。
　水溜まりで登山靴を洗い、しばらくしてニセコ駅行きのバスがやって来て、乗り込みます。ちなみに乗客はσ（^^；ただ一人・・・・。。
　16時3分定刻にバスは神仙沼を出発してニセコ駅に向かいます。車内ではカッパを乾かしつつ、眠気と戦いながら写真の選別をして過ごします。
　湯本温泉に向かう途中で、車窓の紅葉をちょっと眺めたりもしますけど、全体的には紅葉にはまだまだ・・・って感じです。あと一週間・・・・・かな〜。。。

　湯本温泉を出た後は写真選別に集中します。バスはアンヌプリスキー場を経由してほぼ定刻にニセコ駅に到着しました。
　ひさしぶりのニセコ駅ですね。約10分程度の乗り継ぎで長万部行き鈍行に乗り継ぎます。車内でカッパの下の方を脱いで、ほぼ乾いたので丸めてカバーにしまいます。そして、次の昆布駅で下車しました。

　今日のお風呂タイムは、ここ昆布駅の裏ある昆布川温泉「幽泉閣」です。数年前に立て替えられた公共温泉浴場で、宿泊することも出来ます。
　温泉はほぼ源泉かけ流し。含重曹食塩泉は独特の匂いがあり、温まって良い湯でした。風呂上がりに休憩所で生ビールを頂きます。この時間がまたたまりませんね〜。列車の時間まで写真の加工をして過ごし、5分前に出発。急いで駅ホームに向かい、18時52分発の小樽行き鈍行に乗り込んだのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０時２０分作成

　小樽到着前に旅行記を書き上げる事が出来ました。で、夕食ですが、小樽駅構内の回転寿司がまだやっていれば・・・・と期待していましたが、あえなく21時閉店で撃沈・・。そのまま、56分発の江別行きに乗り込む事に。ロングシート車なんですけどね〜。。。
　小樽の発車時刻前まで、旅行記をアップしてその確認に、明日の天気予報などを見つつ、小樽を出発しました。

　江別行きは６両ですが、これまたガラガラ・・・・。雑誌を読みながら、札幌までの時間を過ごします。ちょっと眠くなってきたかも・・・。
　札幌駅に到着して、まずリュックをコインロッカーに突っ込んで、ＪＲタワー６階のステラダイニングに向かい、ほとんど札幌での夕食場所として定着してしまった「根室花まる」にて、お寿司の夕食タイムにします。10皿程たらふく食べて、駅前のサンクスで明日の朝食を購入。そして、リュックを取り出し５番ホームへ。しばらくして、今夜の宿である釧路行き「まりも」が入線してきました。
　自由席にするか指定席にするかで迷いましたが、隣がいないようなので指定席の4号車4番D席に落ち着き、札幌をあとにしたのです。。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２３時３０分作成