[2005旅日記表紙へ]                     [ホームへ戻る]

61回目・2005 初冬の北海道旅行・I旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成

  [11月25〜26日 出発〜トワイライトEXP] (11月26日 トワイライトEXP)
 [11月27日 トワイライトEXP〜釧路] [11月28日 釧路〜ちほく高原鉄道〜釧路]
 [11月29〜30日 池田〜北斗星2号]
 

11月26日

 

今日は夕日は見られず・・・(T-T)
晴れていれば夕日タイムだが・・

 金沢駅を定刻に出発しました。天気は相変わらずどんより・・・と曇っていて、雨も・・。
しばらくサロンカーでのんびりと過ごし、高岡駅停車中に旅行記をアップ。でも、PHSの接続状態が悪くて上手くアップ出来ず、次の富山駅でアップを成功させます。
富山駅といえば「ますのすし」ですけど、ここ富山駅の停車時間も僅かに1分・・・。すぐさま出発していきます。
ところで、空いていた2号車1番のロイヤルですが、富山発車後に乗ってきました。これでA個室は満室になりました。

特製スタンプ用紙とスタンプ
お手製スタンプとスタンプ用紙

 晴れていれば、だいたいこの時間に夕日を眺める事が出来るんですけど、この天気では夕日どころか・・・・(T-T)。そういえば、「トワイライト」に乗るようになってまだ一度も夕日って見ていないかも・・・。今日は見る事が出来るかと思っていたのに・・・。また来年のリベンジが決まってしまいました(笑)。
 車窓には富山湾が見えていますが、すでに闇に包まれつつあるので、はっきり見る事が出来ずに残念・・・。

 ところでサロンカーには大阪車掌区お手製のスタンプがあります。
去年まではただ単にスタンプだけが置いてあったのですが、今年はなんとお手製のスタンプ用紙まで備え付けられています。パソコンで作成した簡単な物ですけど、こういう用紙があるだけでも、いい旅の記念になりますからね〜♪

十勝ワインを飲みながら・・・
ワインを飲みながら・・・♪

 自室に戻って持参した十勝ワイン「清見」を開けて、夕暮れから闇に包まれる車窓の景色を眺めながら、頂きます。この時間は良いですね〜。少し部屋の明かりを暗くして、夜景を眺めつつ、ワインを頂く贅沢な時間・・・。でも、ちと寂しい時間・・・。
大阪駅を出発してから、すでに5時間・ちょうど4分の1を経過した所ですが、時間の流れがあまりにも早すぎる・・・。あっという間・・・です。
 車掌さんから、恒例となったトワイライトEXPの列車紹介のアナウンスが流れます。去年は確か「いい日旅立ち」が流れたんですけど、今年は流れずでした。

 さて、ワインをほぼ飲み終えた頃、17時20分過ぎに食堂車からディナータイム開始の案内が流れます。いよいよと言う感じでしたね。カメラを持って3号車ダイナープレアデスに向かいます。

ダイナープレアデス
ディナータイムのダイナープレアデス

自分の席に案内されます。。。
自分の席に案内されます。。

 食堂車のドアはクリアガラスなので、入る前に車内の様子を撮る事が出来ます。見ると席はほぼ埋まっているようです。
 車内に入って、すぐに席に案内されます。一番後ろの2人席。空いているのは2テーブルのみ。良い具合に混んでいますね。 

 さて、席について赤ワインを注文します。しばらくして、パーサーさんがワイを持ってきてコルクを開けてくれて、いつものようにテイスティングを要求されます。ダイナープレアデスならではですね。注いでくれたワインを二口くらい飲んだ所で、料理が運ばれてきました。


「オニオンとベーコンのタルト」


「冷製オマール海老のガトー仕立て
 イラン産オシェトラキャビアと
コンソメジュレ エストラゴンの香り」

「鴨のフォアグラのポアレ
 アルデンテに仕上げた新潟有機
赤米入りリゾットと加賀百万石椎
茸のクロッカン、きのこ入りマデラ
ソース」

「帆立貝とトリュフのアンクルート
 サルシフィー、広東黒くわい、
あわび茸ポワロー・ジューヌの
エチュベとソース・ブールブラン。」

「じっとりと焼き上げた極上新潟牛
のポワレと4種類のコンディメント
 マスタード風味のタブナード、セル
バーチカ、下仁田葱のビューレ、
青森産ホワイト6片のロティ」

「シトラスのムースと柑橘フルーツ
 ココナッツのソルベ、オレンジと
グリオットのソース」

 最初の料理はオードブルの前の、アミューズ・グール。
「オニオンとベーコンのタルト」
簡単に言うと、パイですね。パイのソースにオニオンとベーコンが入っています。まろやかな口当たりで、なかなか美味しかったです。まずは口合わせ・・・みたいな感じですかね。

 次ぎに、オードブル一品目。
「冷製オマール海老のガトー仕立て イラン産オシェトラキャビアとコンソメジュレ エストラゴンの香り」
冷製オマール海老にキャビアが乗り、その下にはオマール海老と緑黄野菜を細かく刻んでケーキの様な形に仕上げています。
薬味の強い野菜ですが、意外とオマール海老の身と合っているんですね。コンソメのゼリーとの相性も良い感じ。そしてなにより、キャビアです。一口食べて自然と笑みを浮かばせてしまいました。人間美味しい物を食べると笑みがこぼれるんですね。とにかく、めちゃ美味しかった〜。

 ここで、フランスパンと果実入りパンが配られます。

 続いて、オードブル2品目
「鴨のフォアグラのポアレ アルデンテに仕上げた新潟有機赤米入りリゾットと加賀百万石椎茸のクロッカン、きのこ入りマデラソース」
これはもう、フォアグラに尽きます。赤米のリゾットとも絶妙に合うし、なにしろフォアグラのまろやかで優しい口当たりに、もはや笑うしかない美味しさ。とにかく、どう表現すればいいのか悩む程、美味しかった〜。まさに、今日まで生きてて良かった・・・と思ったくらい。これでオードブルだなんて・・・・♪
「焼きたてジャパン」
(少年サンデー参照)の黒柳のように、食べたあとリアクションをとりたくなってしまいます(爆)。

 次は、魚料理
「帆立貝とトリュフのアンクルート サルシフィー、広東黒くわい、あわび茸ポワロー・ジューヌのエチュベとソース・ブールブラン。」
これは・・・・・・・・・・・、あまりの美味しさに、ついに無表情になってしまいました(笑)。
ホタテとトリュフを重ねてパイ生地で包み焼きしたのに、きのこホワイトソースで和えた物。簡単に言うと・・・。
 このホワイトソースの美味しい事。そして、ホタテとトリュフです。とにかくどう表現したら良いのか悩む美味しさ。。。この料理で心の傷が癒されるような感じがします。今までで最高の魚料理ですね〜。とにかく、めちゃくちゃ美味しかった〜。

 魚料理の最中に、おかわりのパンが配られます。香草入りパンと、塩入りパン。

 そして、メインの肉料理
「じっとりと焼き上げた極上新潟牛のポワレと4種類のコンディメント マスタード風味のタブナード、セルバーチカ、下仁田葱のビューレ、青森産ホワイト6片のロティ」
霜降り新潟牛の柔らかくて美味しい事・・・。そして、3種類のソースのうちホワイトソースとの組み合わせが絶妙です。美味しかった〜。

 メインの後はデザート
「シトラスのムースと柑橘フルーツ ココナッツのソルベ、オレンジとグリオットのソース」
ココナッツのシャーベットが美味。そしてオレンジとグリオットのソースがまた合うんですね〜。オレンジなどのフルーツも美味しかったし、料理の最後を飾るにふさわしいデザートでした。美味しかったです。

 そして締めは、コーヒー飲めない(胃がもたれる・・)ので、レモンティー。

 とにかく、美味しかった〜。
12,000円という値段で、しかも列車内でこれだけの料理を味わえるなんて、さすがは「トワイライトEXP」のレストランカー「ダイナープレアデス」だけの事はあります。3人のコックが狭い厨房で奮闘した料理ですからね。
 毎年「トワイライト」はこのディナーを楽しみに乗っていますけど、今年も期待を裏切らない、いや、期待以上の料理を提供してくれた事に感謝です。ホント、関西圏に住んでいれば、四季ごとに「トワイライト」に乗ってディナーを楽しみたいんですけどね〜。それが出来ないのが、ホント残念・・・・・。

サイン入りメニューで乗車記念にも♪
写真とサイン入りで乗車記念に

 今回のディナーメニューは、メイン以外は過去7年間の冬メニューでは最高の出来と味でした。
 そして、「トワイライト」のディナーといえばポラロイドでの記念撮影ですが、去年まではメイン辺りに全席に回っていたんですけど、今年からはパーサーさんに頼んで・・・になったんですね〜。あまり数が出ないからだそうですが、σ(^^;的には列車名に日付も入った乗車記念になるので、好きなんですけどね。
もちろん、今回もちゃんと撮ってもらいましたよ♪。今日の日付が手書きで入りますから♪

本州最後の停車駅、新津に停車。
新津駅、本州最後の停車駅

 食後は自室に戻って、しばらくボ〜っとして過ごします。ディナーの満足感からでしようね、夜景を眺めながらぼ〜っと・・・。
 しばらくして、車掌さんに新津以降の運転停車の時刻を聞いておきます。そして少しして、本州内最後の停車駅である、新津駅に停車。少しの停車時間内でホームに出て深呼吸・・・。新潟まで来たんですね〜。早いな〜・・・・。

ロイヤル室内のシャワールーム側
シャワー側のロイヤル室内

 新津駅を出発すると、時刻表上では登別まで停まりません。
 そして、食堂車から2回目のディナータイム開始のアナウンスが流れました。しばらく自室にいましたが、サロンカーで旅行記を書こうかちょっと迷ったんですが、ずっと途切れ度切れで眺めていた映画「いま、会いにゆきます」が最初から始まったので、自室で旅行記を書く事にしました。
 でも、映画の方に見入ってしまって旅行記の進まない事・・・・(笑)。映画を見ながら、ふと今年は失恋しか経験しなかったな〜とか、物思いにふけってしまいました。。。部屋を暗くして夜景を眺めつつ・・・・。ホント、失恋ばかりの一年だったし・・・。それだけに、今年のご褒美旅行である「トワイライトEXP」は、いつもの年以上に感慨深いのかも・・・。まあ、何もなかった一昨年までにくらべれば、いろいろと出来事があるので、来年こそは良い事あるかな。出雲大社の御利益に期待したい所です(笑)。

 ところで、映画の途中でちょっと食堂車を覗いてみたんですが、2回目のディナータイムもほぼ満席の状態です。2回共に良い利用率は久しぶりのような気がします。

パブタイムでまったりと♪
パブタイムで楽しむ夜行の旅

 ちょうど映画が終わった所で、食堂車からパブタイムの案内が入ったと同時に、シャワータイムにします。お湯は20分出るのでのんびり温まれ、しかももう一度浴びれる時間も残りますしね♪
 シャワーから出たら、食堂車でシャワー上がりのビールを頂きます♪つまみにえらんだのは「ベークドポテト」つまりは、「じゃがバター」ですね。サッポロクラシックの生ビールを飲みながら、まったり・・・の時間を過ごします。
 ちなみにパブタイムの食堂車ですが、半分入りくらいで、良い感じでしたね。今日は食堂車の利用が多い気がします。

 その後は、自室よりは集中できると思ったので、サロンカーに移って旅行記を仕上げに取りかかりました。秋田の運転停車時にアップ出来るかな〜・・・・(^_^;
                    
23時10分作成

 

 ↑一番上へ

[2005旅日記表紙へ]         [次のページへ]          [ホームへ戻る]