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すっかり暗くなりました。。
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17時を回って、夕暮れ時のワインタイムにします。車内放送では恒例となっている、この時間の「トワイライトEXP」紹介を放送しています。ただ、今年は「いい日旅立ち」の曲が流れなかったな〜。。。
夏場などの季節では、ちょうど日本海を車窓に見る事出来るのですが、あいにく冬期は日没後なので日本海は闇の中・・・。、それでもトワイライトの旅は良いですね。
B個室のシングルツインはロイヤルの室内面積の半分程度ですが、移住性はなかなかに良いです。たまにはB個室で旅するのも良いですね。A個室では見えない部分も見えてきて、楽しいですし。
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いよいよダイナープレアデスでの
ディナータイム開始♪
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17時半前、食堂車「ダイナープレアデス」から、第一回目のディナータイム開始の案内放送が流れました。この「トワイライトEXP」一番のメインイベントがやって来ました。
カメラ等の準備を整えて、いざダイナープレアデスへ。
案内された席は、2号車よりの4人席テーブル一番後にある2人席。ちなみに一回目のディナータイムは、満席です。
席に案内されて、おしぼりが渡されて、ドリンクメニューが開かれます。
今回は赤ワインの「メドック」をオーダーしました。しばらくして、マネージャーさんがワインを持ってきて、コルクを抜いてもらいます。そして、テイスティングのあとにワインが注がれます。この一連の流れ・・・・良いですね。
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アミューズ・グール
「カリフラワーのムース フルーツ
トマトのクーリー添え」 |
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帆立貝とフォアグラのキャベツ包み
トリュフのソース |
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マッシュルームのスープ
カプチーノ仕立て |
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アンコウのロースト 椎茸とほうれん
草添え シェリービネガーのソース |
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黒毛和牛のローストと赤ワイン煮込
みの二種盛り合わせ |
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フレッシュフランボワーズのミルフィ
ーユ仕立て |
ワインから少しして、まずオードブル一品目、アミューズ・グール
「カリフラワーのムース フルーツトマトのクーリー添え」
トマトのクーリー(裏ごししたソース)の酸味が、とても良い感じでマッチしています。ムースとの組み合わせも、なかなか良いし。もう少し量が欲しかった・・・と思わせる一品でした。
ここで、フランスパンが配られます
オードブル2品目
「帆立貝とフォアグラのキャベツ包み トリュフのソース」
これはちょっと、期待していた程では無かったような感じ。ホタテにフォアグラはとても美味しいんだけど、トリュフソースがそれらに勝ってしまっている感じ。もう少しソースの味を抑えられれば、味のバランスは良いと思うんですけどね。期待が大きかっただけに、少し残念かも。
スープ料理
「マッシュルームのスープ カプチーノ仕立て」
↑のオードブルとは逆に、このスープはあまり期待していなかったんです。
でも、スープが運ばれてくると、とてもいい香りがしてくるではありませんか。すっごくいい香り。その香りの素はマッシュルームです。加熱した時のマッシュルームの香りがそのまま濃縮された感じ。
そして、スープがまためちゃくちゃ美味しい。マッシュルームの旨味を最高に生かしています。香り良し味最高のスープ。つい、おかわりしてしまいたくなる美味しさでした。
ここで、2種類のパンが配られます。
魚料理
「アンコウのロースト 椎茸とほうれん草添え シェリービネガーのソース」
アンコウって和食のイメージが強く、アンコウ=アンコウ鍋にアン肝のイメージで、仏料理にどれほど合うのか・・・と思っていたんですけど、これがなかなか合うんですね。
その理由は、ソースの味付けがとても良いんです。ただ、アンコウの味が淡泊すぎるのもあって、付け合わせの舞茸とほうれん草とソースの相性が最高でした。
とはいえ、アンコウもフランス料理に合うんですね。
メイン。肉料理
「黒毛和牛のローストと赤ワイン煮込みの二種盛り合わせ」
これはもう、食べていて笑みがこぼれるほど、美味しかった。たぶん、過去7回の利用を比べても、牛肉を使った料理では一番の美味しさだと思った程。とにかく、美味しかった。
ローストは絶妙の焼き具合。岩塩を振りかけてあるんですけど、これが絶妙の組み合わせなんですね。
シチュー仕立ての赤ワイン煮込み。とても肉がやわらかくて、肉の心まで味が染み込んでいます。口の中でとろけるような味わい。ソースがまた絶品で、しかも、付け合わせのニンジンとこかぶの味付けも最高に美味しい。
゜終わりよければすべて良し」ということわざがあるけど、まさに「メイン良ければすべて良し」です。パンチの弱かった前菜に魚料理も、このメインを引き立たせるためでは、と思える程です。
デザート
「フレッシュフランボワーズのミルフィーユ仕立て」
エゾイチゴのシャーベットはいつもながら美味しかった。で、シャーベットの隣にある細やかな糸状のカダイフのミルフィーユ仕立て。木イチゴとクリームの組み合わせみ美味しかった。食べるのには苦労するけど、それがまた楽しかったり。
そして、最後はレモンティーで締めです。
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乗車記念になります♪
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「トワイライトEXP」に乗る一番の理由が、このディナータイム。今回も期待通りの内容そのものでした。毎度書いているけど、とても列車食堂の、食堂車の狭い調理室で作っているとは思えない程、とても美味しい料理でした。
食事に夢中になっていると、ここが列車食堂の中である事を忘れてしまいます。流れ去る夜景を見て、はっと気が付くような感じ。調理4名接客4名というクルーの数も、気合いの入れようが伝わってきます。このあたり、「北斗星」のNREも見習って欲しい。
食後、お馴染みポラロイド記念撮影の写真入りメニューが配られました。この食堂車のサービス、これが毎年この列車に乗りにきたくなる理由だったりします。
20時15分作成 |