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0回目・2006 初冬の北海道旅行旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成
一部の画像はクリックすると拡大表示されます。別ウィンドウで開きます。

 [11月24〜25日 出発〜トワイライトEXP] (11月25日 トワイライトEXP)
 [11月26日 トワイライトEXP〜美瑛] [11月27日 阿寒パノラマ〜阿寒湖]
 [11月28〜29日 釧路〜北斗星2号]

11月25日

 


サロンカーで紅葉見物♪

 食後しばらくして敦賀駅に停車します。かつてはここ敦賀で25分程停車していたのですが、現在では2分停車で出発していきます。
 敦賀駅を出発してしばらくして北陸トンネルにはいりますが、北陸トンネルの手前でデットセクション、直流から交流への電源切り替えポイントがあります。電車だとこの区間で室内灯が消えますが、客車列車の場合は関係するのは機関車だけで、とくに何事もありません。」このあたり、紅葉がキレイですね。天気も良いし、しばらくサロンカーの大窓で紅葉見物をして過ごします。

 トンネル抜けてしばらくして、鯖江駅に停車。ここで後続の「サンダーバード」にぶち抜かれるため運転停車。以前は前の武生駅で追い抜かれたはず・・・。
 停車して数分で轟音と共に「サンダーバード」が通過していきました。そして、ゆっくりと出発。


鯖江駅で運転停車して・・


後続のサンダーバードにぶち抜かれます・・


車窓には白山が♪

 敦賀から1時間で福井駅に停車していきます。福井を出発してしばらく走ると、車窓風景に白山が現れます。車内放送でも白山の観光案内が紹介されています。白山は山頂付近が真っ白に雪化粧していました。
 「・・・・登りたい」とか思ったり(笑)。

 15時半過ぎに金沢駅に停車。今回も「加賀の立弁当」を買った人はいないようです。ここ数年見ていないな〜。金沢では4分停車するので、ホームに降りて深呼吸。もうちょっとホームに出られるような長時間停車が欲しいですね。
 金沢の次ぎ、高岡停車中に旅行記のアップを済ませます。高岡を出てから車内を散歩してみますが、Bコンパートもそれなりに乗っているような感じですね。


トワイライトで綺麗な夕日を♪

 富山停車は16時半ですが、富山駅到着直前にキレイな夕日を見る事が出来ました。サロンカーの大窓で眺めていたんですが、「トワイライト」に乗ってここまでキレイな夕日を見るのは、初めてかも。。。
 ところで話は前後しますが、15時頃にダイナープレアデスのマネージャーがディナータイムの予約確認に訪れてきました。A個室は出発直後に確認するのですが、B寝台は各個室をこまめに回ってディナーや夕食の確認に、朝食予約に回っているんですね。停車駅で乗車があるごとに車内を回っています。初めて見ました。


夕焼けがキレイ(^^)♪

 16時半を回って日が沈み、富山駅を出発してしばらくすると富山湾が見えてきました。もうすぐ日本海が見えてくるんですが、その頃には闇の中ですね。
 それにしても、キレイな夕焼けです。ここまで天気が良いのも、今年が初めてなのでは・・・と思ってしまいます。
 大阪を出発して、5時間になろうとしています。時間の流れが早い・・・・・。
                      
17時作成


すっかり暗くなりました。。

 17時を回って、夕暮れ時のワインタイムにします。車内放送では恒例となっている、この時間の「トワイライトEXP」紹介を放送しています。ただ、今年は「いい日旅立ち」の曲が流れなかったな〜。。。
 夏場などの季節では、ちょうど日本海を車窓に見る事出来るのですが、あいにく冬期は日没後なので日本海は闇の中・・・。、それでもトワイライトの旅は良いですね。
 B個室のシングルツインはロイヤルの室内面積の半分程度ですが、移住性はなかなかに良いです。たまにはB個室で旅するのも良いですね。A個室では見えない部分も見えてきて、楽しいですし。


いよいよダイナープレアデスでの
ディナータイム開始♪

 17時半前、食堂車「ダイナープレアデス」から、第一回目のディナータイム開始の案内放送が流れました。この「トワイライトEXP」一番のメインイベントがやって来ました。
 カメラ等の準備を整えて、いざダイナープレアデスへ。
 案内された席は、2号車よりの4人席テーブル一番後にある2人席。ちなみに一回目のディナータイムは、満席です。
 席に案内されて、おしぼりが渡されて、ドリンクメニューが開かれます。
 今回は赤ワインの「メドック」をオーダーしました。しばらくして、マネージャーさんがワインを持ってきて、コルクを抜いてもらいます。そして、テイスティングのあとにワインが注がれます。この一連の流れ・・・・良いですね。


 
アミューズ・グール
「カリフラワーのムース フルーツ
トマトのクーリー添え」

帆立貝とフォアグラのキャベツ包み
 トリュフのソース

マッシュルームのスープ
 カプチーノ仕立て

アンコウのロースト 椎茸とほうれん
草添え シェリービネガーのソース
 

黒毛和牛のローストと赤ワイン煮込
みの二種盛り合わせ

フレッシュフランボワーズのミルフィ
ーユ仕立て
 

 ワインから少しして、まずオードブル一品目、アミューズ・グール
「カリフラワーのムース フルーツトマトのクーリー添え」
トマトのクーリー(裏ごししたソース)の酸味が、とても良い感じでマッチしています。ムースとの組み合わせも、なかなか良いし。もう少し量が欲しかった・・・と思わせる一品でした。
ここで、フランスパンが配られます

 オードブル2品目
「帆立貝とフォアグラのキャベツ包み トリュフのソース」
これはちょっと、期待していた程では無かったような感じ。ホタテにフォアグラはとても美味しいんだけど、トリュフソースがそれらに勝ってしまっている感じ。もう少しソースの味を抑えられれば、味のバランスは良いと思うんですけどね。期待が大きかっただけに、少し残念かも。

スープ料理
「マッシュルームのスープ カプチーノ仕立て」
↑のオードブルとは逆に、このスープはあまり期待していなかったんです。
でも、スープが運ばれてくると、とてもいい香りがしてくるではありませんか。すっごくいい香り。その香りの素はマッシュルームです。加熱した時のマッシュルームの香りがそのまま濃縮された感じ。
 そして、スープがまためちゃくちゃ美味しい。マッシュルームの旨味を最高に生かしています。香り良し味最高のスープ。つい、おかわりしてしまいたくなる美味しさでした。
 ここで、2種類のパンが配られます。

 魚料理
「アンコウのロースト 椎茸とほうれん草添え シェリービネガーのソース」
アンコウって和食のイメージが強く、アンコウ=アンコウ鍋にアン肝のイメージで、仏料理にどれほど合うのか・・・と思っていたんですけど、これがなかなか合うんですね。
 その理由は、ソースの味付けがとても良いんです。ただ、アンコウの味が淡泊すぎるのもあって、付け合わせの舞茸とほうれん草とソースの相性が最高でした。
 とはいえ、アンコウもフランス料理に合うんですね。

 メイン。肉料理
「黒毛和牛のローストと赤ワイン煮込みの二種盛り合わせ」
 これはもう、食べていて笑みがこぼれるほど、美味しかった。たぶん、過去7回の利用を比べても、牛肉を使った料理では一番の美味しさだと思った程。とにかく、美味しかった。
 ローストは絶妙の焼き具合。岩塩を振りかけてあるんですけど、これが絶妙の組み合わせなんですね。
 シチュー仕立ての赤ワイン煮込み。とても肉がやわらかくて、肉の心まで味が染み込んでいます。口の中でとろけるような味わい。ソースがまた絶品で、しかも、付け合わせのニンジンとこかぶの味付けも最高に美味しい。
゜終わりよければすべて良し」ということわざがあるけど、まさに「メイン良ければすべて良し」です。パンチの弱かった前菜に魚料理も、このメインを引き立たせるためでは、と思える程です。

 デザート
「フレッシュフランボワーズのミルフィーユ仕立て」
エゾイチゴのシャーベットはいつもながら美味しかった。で、シャーベットの隣にある細やかな糸状のカダイフのミルフィーユ仕立て。木イチゴとクリームの組み合わせみ美味しかった。食べるのには苦労するけど、それがまた楽しかったり。
 そして、最後はレモンティーで締めです。


乗車記念になります♪

 「トワイライトEXP」に乗る一番の理由が、このディナータイム。今回も期待通りの内容そのものでした。毎度書いているけど、とても列車食堂の、食堂車の狭い調理室で作っているとは思えない程、とても美味しい料理でした。 
 食事に夢中になっていると、ここが列車食堂の中である事を忘れてしまいます。流れ去る夜景を見て、はっと気が付くような感じ。調理4名接客4名というクルーの数も、気合いの入れようが伝わってきます。このあたり、「北斗星」のNREも見習って欲しい。

 食後、お馴染みポラロイド記念撮影の写真入りメニューが配られました。この食堂車のサービス、これが毎年この列車に乗りにきたくなる理由だったりします。
                        
20時15分作成


長岡駅に停車・・・

 食後すぐに列車は長岡駅に停車。4分停車なのでホームで深呼吸しますが、前方の方で乗車があったようです。その後サロンカーで少し休んでから、自室に戻りさっそくディナータイムのレポを仕上げに掛かります。その間に列車は新津駅に停車。「ばんえつ物語号」の新津駅ですが、「トワイライトEXP」はこの新津駅が本州内で客扱いする最後の停車駅になります。時刻表上は翌日の洞爺まで停まりません。


夜のサロンカー「サロンデュノール」

 新津の手前で、ディナータイム2回目開始の案内放送が流れました。どれくらい利用者がいるんだろうか・・・と気にしながら、集中して旅行記を仕上げました。
 旅行記を書いたあとは、サロンカーに移動してシャワータイムまでのんびり・・・と過ごします。
 昼間はずっと満席状態が続いていたサロンカーですが、そすがにこの時間になると余裕が出てきています。
 ビデオ放映を眺めながらふと携帯の時計を見ると、21時を過ぎています。21時15分になったら用意しよう・・・と思っていたのですが、ふとシャワーカードを見て慌てました。
 予約は21時から・・・。現在時刻21時8分・・・・・(^_^;
 めちゃくちゃ焦りました〜。急いで自室に戻って用意してシャワールームに駆け込んだのが11分過ぎ・・・。マジで焦りました。危うくシャワー利用損ねるところでした。。
 21時半ギリギリにシャワーを済ませました。危なかった・・・・・(^_^;;;


パブタイムも楽しみます〜♪

 なんかと一安心で自室に戻り、散らかした荷物の整理を済ませて少しして、食堂車に向かいます。
 「食堂車4段活用」の第3幕・パブタイムです。どれくらいかな・・・と思っていましたが、8割方埋まっていました。
 生ビール(サッポロクラシック)と、つまみは考えていたベイクドソーセージと地鶏唐揚げが売り切れだったので、甘エビの唐揚げを頼みます。
 ずっとワインだけを飲んでいたので、今日初めてのビールを頂きます。シャワー上がりのビールは美味しいね♪そして、この甘エビの唐揚げもなかなかに美味しいです。サラダも付いているので、さっぱりしているのがベスト。


大阪車掌区お手製スタンプ

 大阪駅を出発してからすでに10時間以上が経過していますが、こう食堂車に入り浸っていると、あっという間に時間が過ぎ去っていきます。ホントあっという間に・・・。
 パブタイムのあとは、サロンカーで一休み。すでに閑散としています。その後、自室に戻って旅行記の仕上げに掛かりますが、ふと思い出したようにディナーメニューを持ってサロンカーへ。大阪車掌区オリジナルのスタンプを押すの忘れてました。
 これが良い記念になるんですね♪

 ある程度旅行記を仕上げたら、試しに自室のソファーを寝台状態にしてみる事にします。ロイヤルのスイッチ一つで・・・とは違い、こちらは手動式(笑)。
 まずテーブルをしまって、片方の座面を倒して、さらに向かいの座面を倒すとベットの出来上がり。で、寝てみますがこれがでこぼこしていて・・・(^_^;。一応マットも用意されていますけど、これじゃ寝ずらいだろうな〜と。


テーブルをたたみます


イスをスライドさせます


ベットの出来上がり

 元々ここで寝るつもりはなく、車端部の部屋で台車の真上という事もあり、寝る時は上段の補助ベットで寝ると決めていますので、あくまで試してみただけです。
 そろそろ、秋田駅が近くなってきました。。。
                       
23時20分作成

 

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