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70回目・2006 初冬の北海道旅行旅日記−4
リアルタイム旅日記として作成

 [11月24〜25日 出発〜トワイライトEXP] [11月25日 トワイライトEXP]
 [11月26日 トワイライトEXP〜美瑛] (11月27日 阿寒パノラマ〜阿寒湖)
 [11月28〜29日 釧路〜北斗星2号]

11月27日

 


釧路行き「まりも」が宿

 昨夜は新得を出発後に旅行記を仕上げて、南千歳停車中に携帯使ってアップしました。auのWINはADSL並の速度で接続出来るので、自宅と同じようにあっという間にアップが終わるのが良いです♪
 札幌に定刻到着し、翌日の朝食をコンビニで買った後、釧路行き「まりも」に乗り込ます。
 「まりも」は7両でしたが、なんと自由席が2両付いていました。今までかたくなに1両だけで自由席の増結なんてした事無かったのに、2両も付いているなんて。指定席も1両増結していましたが、指定席は凄く混んでいました。1・4号車なんて満席に近かったのでは。
 で、自由席ですが2両のおかげでガラガラ♪6号車のほうに乗り込んだのですが、各自座席を向かい合わせて使用しても、まだ空きがあるくらいでしたから。それにしても、「まりも」はよく乗っていますね。ほとんど帯広まででしょうけど。

 札幌を出発後は「ハムたい」とビールを飲みながら過ごし、追分発車後に室内灯が減光されたのを合図に寝に入りました。
 座席を向かい合わせに出来ると、やっぱり楽ですね♪帯広停車も気が付かなかったし、しっかりと熟睡出来ました。


釧路で網走行きに乗り継ぎ

 起きたのは目覚ましセットした5時半。すでに車内は閑散としていました。ほとんど帯広で下車したようです。朝の儀式を済ませて、となり5号車のデッキに移動して定刻に釧路駅到着。すぐさま隣のホームの網走行き鈍行に乗り込みます。無事に良い座席位置を確保しましたが、隣の根室行き快速「はなさき」は混んでます。「まりも」からの乗り継ぎ客がほとんどですからね。
 「はなさき」を見送って、その後を続くように釧路を出発しました。


標茶駅停車中・・・

 網走行きですが、ぼちぼちと乗っています。ただ、次の東釧路で高校生が大量に乗ってきました。たぶん標茶の高校に通う生徒でしょう。朝6時とは・・・・。
 外はまだ真っ暗ですが、釧路湿原駅手前からだんだんと明るくなってきました。塘路を出発後に朝日が見られるんですけど、今日は地平線の上に雲が掛かっていて、朝日は見られず残念。。。
 列車は時折警笛を鳴らしながら減速することが度々あり、車窓には逃げていくエゾシカの姿が。釧網本線の日常風景です(笑)

 標茶の5分停車で車外に出てみます。寒いです(^_^;。ホットココアを買って車内に戻り、昨夜買った食料で朝食タイム。
 標茶を出てしばらく、摩周駅でもけっこう降りていきました。ビオラ山に摩周岳がよく見えます。釧路湿原付近を走っていた時は、雄阿寒岳に雌阿寒岳も見えましたしね。


車窓に海別岳

 2月に来るであろう川湯温泉駅を出発。清里峠を越えに掛かります。この辺り雪の量はさほどでもありません。僅かに白く残っている程度です。
 清里峠を越えて緑駅に停車。ここまでくると網走管内に入ります。清里町では「まりも」から乗り継いだ方が降りていきました。夜行「オホーツク」廃止で、「まりも」釧路経由で清里・斜里町に来られる方もいるようですね。


こちらは後方に斜里岳

 清里町を出てしばらくして右側を見ると、山が見えます。キレイにクッキリと。最初は斜里岳かと思って写真を撮ったあと、後の景色を見るとそっちに斜里岳が・・・(^_^;
 となると、右の山の名前は・・・・・・思い出せない。しかも、今回は地図持ってくるの忘れてるし・・・(笑) ま、でも、斜里岳はいつ見ても美しいですね。ぜひ、羅臼岳共々登ってみたい山であります。
 8時半に知床斜里駅に到着。しかし、停車時間は僅か3分だけなので、車内でおとなしくしています。ここからバスに乗れば、知床自然センターまで行けるんだけど。。


オホーツク海は荒れ気味・・・

 知床斜里を出発して少しすると、オホーツク海が見えてきます。そして、しばらくの間は海岸線を添うようにして走ります。そして左側には濤沸湖の姿が。所々に白い集団・・・・コハクチョウでしょうか。
 今日のオホーツク海は、結構荒れている気がします。波が高い・・・。このオホーツク海もあと2ヶ月もすれば流氷に覆われて、無音の海になるんですね。2月に来る時には、一面の真っ白な海に変わっている事を、いまから期待してしまいます。
 止別、浜小清水と停まっていき、原生花園は通過なので北浜駅には1分早着。車内から待合室を見てみますが、やっぱりノートは無くなっています。1年もたなかったな〜。。


網走で「オホーツク4号」へ

 北浜駅を発車してしばらく走り続けて、9時17分定刻に網走駅に到着しました。釧網本線はよく摩周駅や知床斜里駅利用でよく乗るんですが、こと網走−釧路間を乗り通すのは、ここ数年記憶にないです。かな〜り久しぶりに全区間を乗り通しました。楽しかったです♪
 網走からは札幌行き特急「オホーツク4号」に乗り継ぎます。指定席・自由席各1両増結の6両編成。指定席・自由席ともにポツポツと乗っています。「オホーツク」はこの先、北見から大量に乗ってきますからね。
 9時半に網走駅を出発。しばらく網走湖を眺めながら走ります。一ヶ月後にはこの湖も真っ白になるんでしょうね。。。
                    
 9時45分作成


美幌駅

 「オホーツク4号」を美幌駅で下車します。美幌駅の温度計は2度を表示していました。
美幌からは阿寒パノラマコースで阿寒湖畔に向かいます。バス待合室で乗車券を購入。そのあと駅前郵便局によったあと、駅の待合室で旅行記のアップを済ませます。
 もう何度も乗っている阿寒パノラマですが、乗る前はお客さんが何に乗っているのかが気になります。


阿寒パノラマコースのバス

 10時半に阿寒湖畔行きバスが到着しました。
お客さん・・・・・たった一人。でも、とりあえず貸し切りは避けられました(笑)。10時40分に美幌駅を出発して、美幌市街を抜けて美幌峠に向かって走ります。市街地を抜けるともうほとんど車は走っていません。まぁ、平日の昼前ですし。天気は曇り空でちと残念・・。

 美幌駅から走る事30分で美幌峠に到着します。道の駅併設ですが、駐車場はガランとしています。美幌峠では15分の見学休憩があるので、もちろん外に出ます。
 風はそれほど強くはないものの、寒い・・・。でも、曇り空だけども景色はくっきりと遠くの山々まで見渡せます。青々とした屈斜路湖も、あと少しすれば真っ白な景色に変わるんでしょうね〜。。。


 


美幌峠からの景色


 


砂湯は白鳥の遊び場(笑)

 美幌峠を出発して一気に峠を下りて、屈斜路プリンス・和琴半島と立ち寄って屈斜路湖畔道路を走って、砂湯に到着。ここでは昼食タイムも含めて40分停まります。
 砂湯の湖岸には白鳥がいつものように集まっています。ただ、子供の白鳥も多いですね。体格は同じでも体の色がグレーなのでそれと分かります。しばし白鳥と戯れて、昼食タイムにしますが、ここ砂湯は食べられるところが一ヶ所しかありません。その唯一のレストランが団体ツアー客に占拠されています。でも、一つだけテーブル空いていたので、その席に案内されます。


昼食は「紅まるコロッケ定食」

 で、「紅まるコロッケ定食」を注文しました。紅まるとは赤色をしたジャガイモの事で、なかなか美味しいです。しばらくして、コロッケ定食がやって来ました。ソースが牛乳を使用した独特のもので、これがなかなかに美味しかったです。
 ただ、この占拠しているツアー客というのが、韓国人観光客でして、騒ぎ立てるは、σ(^^;が食べているテーブルに置いてある「つまようじ」をもっていくはで、もはや何でもあり状態。韓国人って非常識そのものですね。前も韓国人観光客の振る舞いに腹立った事あるけど、なんとかならないものか。。
 ちなみにここ砂湯から一人乗ってきました。で、網走行きパノラマコースの方には乗客0だったり・・・。

 砂湯を出発して、川湯温泉を通過して硫黄山に停まります。
硫黄山は夏以来ですが、その雰囲気がまったく違ったものになってました。
 とにかく・・・・・静かです。いつもの「たまごたまごたまご〜」の掛け声がありません。道新の記事でこの業者の立ち退き命令が出て警察が取り締まったと見ましたが、その結果こんなに静かな硫黄山に変わってました。
 前まで卵を蒸していた噴気口も、何もなくなって口を大きく開けているだけです。なんか、寂しくなった気がするのはσ(^^;だけか・・・。
 で、硫黄山温泉たまごは、売店の方で買ってきました。ここで買うのは初めてだったり。。。


硫黄山


以前はここで卵を・・・


本日の摩周湖

 硫黄山を出発して、摩周第一展望台に向かいます。摩周湖横断道路が川湯−第一展望台間で冬期通行止めに入っているので、弟子屈までいってそこから摩周横断道路に入っての往復になります。
 すでに摩周岳の姿を遠くから見ているので、当然のように摩周湖はその美しい姿を見せてくれていました。ただ、カルデラから吹き上げる風で、めちゃくちゃ寒い。。。
 摩周岳登山道も歩けたので少し歩いた場所で写真撮って、バスに戻りました。2月に来る時が楽しみです♪


屋根が付いた摩周駅足湯

 摩周湖を出発して弟子屈市街に入り、摩周駅にて少し停まります。摩周駅の「足湯」ですが、いつのまにか屋根が付いたんですね〜。これで雨や雪が降っても大丈夫です。
 試しに手を入れてみますが、これがまた良い湯加減だったりします。時間があれば浸かりたいんだけどな。。。
 摩周駅を出発してバスターミナルに寄りますが、乗客は無し、。。。なので、乗客3人のままで阿寒湖に向かいます。

 弟子屈から阿寒横断道路をひた走りますが、峠越えに入ってからと言うもの、右に左にのカーブでいつのまにかウトウトと寝てしまいました。気が付いた時にはすでに双湖台も通過した後。。。。雄阿寒岳がよく見えてました。


ポッケから見る雌阿寒岳

 阿寒湖畔バスターミナルには20分程早い15時10分に到着。時間が早かったのでそのまま阿寒湖畔ポッケ遊歩道を歩いてきます。
 阿寒湖を眺めながら歩き続けて、10分くらいでポッケに到着。一人で静かだな・・・と思っていたのに、ポッケに付いたら別の遊歩道から来たツアー客と同着でした・・・(^_^;


こちらは雄阿寒岳

 ここポッケから雌阿寒岳と雄阿寒岳の両方を見る事が出来ます。曇り空で夕焼けが見られないのが残念ですけど、なかなか良い雰囲気で両方の山を見る事が出来ました。
 そうこうしているうちに、だいぶ薄暗くなってきたので来た道を戻る事にします。まだ16時前なのにかなり薄暗くなりますからね。16時を過ぎれば日没だし。。。
 温泉街に戻って郵便局に立ち寄って今夜の宿である阿寒ロイヤルホテルに向かいます。


ホテル阿寒湖荘のロビー

 阿寒ロイヤルホテルのロビーに入りますが、なんか様子が変。売店もレストランも客室も真っ暗。受付で予約の事を告げると、なんとホテル側の手違いで今日の予約は入って無くホテルも休館になっているとの事・・・・。
 で、その救済処置として、おなじ阿寒ロイヤル系列の、ホテル阿寒湖荘に同じ料金で案内してもらえる事になりました。ちなみに阿寒湖荘の方が宿泊料金は高いです。ホテルの車で阿寒湖荘に送ってもらい、また阿寒湖荘が至れり尽くせりの対応でして。なんか恐縮してしまいました・・・(笑)


茶菓子が・・(@@

 それにしても阿寒湖荘は高いだけあって、部屋に案内される前にお茶菓子出たり、荷物は部屋に持ってきてくれたり、館内説明の仲居さんが来たりと。。。
 一時はどうなる事かと思いましたが、逆に良かったかも。。。とか思ったりして(笑)
                  
 17時40分作成


阿寒湖荘の外見

 部屋に案内されて、とりあえず旅行記を仕上げる事にします。一通り終えたところでお風呂タイムにしました。
 ここ阿寒湖荘は大浴場と露天風呂は別々になっており、露天風呂は21時45分以降は貸し切りになるとの事。とりあえず先に5階にある大浴場に向かいました。
 浴室入ってビックリ。まさに展望大浴場でして、ガラスの向こうは阿寒湖が・・・。これは明るい時間に入ってみたかった・・・と思いましたね〜。ホテルの浴室で久しぶりに感動しました。
 で、湯船は高温・中温・低温の3つに別れています。源泉100%掛け流しですが、高温が源泉そのまま。ちなみに源泉温度が50度近くあるので実質この高温に浸かる事は出来ません。中温が良い湯加減で、低温がかなりぬるめ。ちょうど昨日のフラヌイ温泉を思い出しました。あそこまでぬるくはないけど。。。中温と低温を交互に浸かるのが良いかも。


阿寒湖荘の夕食。。。

 お風呂に入った後は、レストランで夕食タイム。泊まるの急だったし、阿寒ロイヤルホテルの宿泊プラン料金なので、さほど期待していなかったのですが、見てびっくり・・・! かな〜り豪華です。しかも、毛ガニが付いています。阿寒ロイヤルでは毛ガニプラン(少し高い)では無かったのに。ホントにこの料金でこの料理・・・良いのか?って思ってしまいました(笑)。なんか申し訳なくなってきました(貧乏性・・・・(^_^;)。


アイヌコタン

 夕食に大満足して、部屋に戻って旅行記をアップし、その後ちょっとお土産屋に買い物に行ってホテルに戻り、すぐに「イオマンテ火祭り」の送迎バスに乗り込んで、アイヌコタンに向かいました。
 阿寒湖畔温泉に泊まって一番見たかったのが、このアイヌコタンのイベントです。21時開始で続々とお客さんがやって来ます。


イオマンテ火祭りの開始

 それにしても、めちゃくちゃ寒いです。風が少しあるしポツポツと来るものも。。会場はアイヌコタンの裏側にある駐車場スペースで行われます。
 21時になって「イオマンテ火祭り」が始まりました。
アイヌの人達の生活とか昔の習わしとかアイヌ文化を、踊りで表現しています。じっと見入ってしまいました。こういうアイヌ文化に触れるのって良いですね。
 21時半にイベントが終わり、コタン内のお土産屋で少し物色。帰りのバスは22時なんですが、それまで寒いし待っていられないので、歩いてホテルに戻ります。ただ、歩いている時についに雪が降ってきました。めちゃくちゃ寒い・・・。まぁ、雪はパラパラ程度だけど・・・・。
 結局、ホテルに着いたと同時に送迎バスがホテル前を通過していきました。冷え切った体を温泉で早く温めるとします。

                    22時30分作成

 

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