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70回目・2006 初冬の北海道旅行旅日記−3
リアルタイム旅日記として作成
一部の画像はクリックすると拡大表示されます。別ウィンドウで開きます。

 [11月24〜25日 出発〜トワイライトEXP] [11月25日 トワイライトEXP]
 (11月26日 トワイライトEXP〜美瑛) [11月27日 阿寒パノラマ〜阿寒湖]
 [11月28〜29日 釧路〜北斗星2号]

11月26日

 


上段のベットです。

 昨夜は秋田駅停車中に旅行記をアップ。その後はのんびり過ごして、0時半過ぎに寝に入りました。補助ベットとなっている上段寝台ですが、寝台幅は下段のソファーベットと同じ寸法になっています。感覚的には昔の3段寝台の上段に上がるような感じ。頭上スペースはほとんどありません。ただ、寝るだけのベットと割り切ってしまえば、下段のように荷物どかして座面倒して・・・の手間がないので、かなり良いかも。
 また、上段ベットという事もあり、台車からの振動が下段ほど感じられないのも良いですね。寝心地は上段の方が良いと思います。おかげで、熟睡することが出来ました。


朝食は和食で

 朝は目覚ましセットした時間のかなり後、7時10分過ぎに起きました。
 寝心地のいい上段ベットですが、外の景色が分からないのが難点。「はまなす」カーペットカー上段のようなも小窓が欲しいところです。
 朝食の予約が7時半からなので、急いで朝の儀式を終えたところで、食堂車から2回目予約の案内が流れました。予約制の朝食は良いですね。「北斗星」のように心配する必要が無いですから。
 食堂車へ向かい席に案内されます。毎度のように和朝食にしました。おひつに入っているご飯が良いです♪


樽前山が見えてきました♪

 右側の車窓には太平洋が朝日に照らされて眩しい。個室の景色は山側だけなので、こう海が見えるのは良いです♪
 しばらくすると、車窓に樽前山が見えてきました。山頂の溶岩ドームにうっすらと雪がかぶっている程度です。これが2月に来ると真っ白に化粧しているんですけどね。この辺りまだ雪はないですけど、停めてある車の窓ガラスがどれも真っ白。かなり冷え込んでいるようです。


苫小牧駅に停車・・・

 8時3分、苫小牧駅に停車。ホームに出てみますが、冷たい冬の空気に包まれました。
 苫小牧到着前に所用で苫小牧の親戚のところに来ている、大阪のMさんからメールが入っていて、札幌寄りホーム先端付近の建物の前で手を振っている・・・とメールが入ったので、苫小牧出発時に目をこらしていると、トワイライトに向かって手を振っているMさんを発見♪寒い中見送り感謝です(^^)♪


間もなく札幌に着いてしまう

 苫小牧を出発するとすぐに最後の途中停車駅、南千歳に停車します。南千歳の手前付近から車窓は雪景色になってきました。
 南千歳を出発すると、あとは札幌に向けてのラストスパート。別れ惜しむように少しの時間サロンカーで景色を眺めた後、自室に戻って荷物の整理を済ませます。恵庭付近ではまだ道路に雪の残骸が残っています。
 札幌に近くなってきても、雪の量は少なくなってきているようだけど、雪景色には変わりありません。昨日大阪を出発した時は、沿線の紅葉を楽しんでいて、いま車窓は雪景色ですからね〜。この車窓の移り変わりが、この時期の「トワイライトEXP」の楽しみの部分でもあります。


大阪から21時間の旅が終わった・・

 新札幌を通過して、最後の案内放送が流れました。「大阪から東海道本線に始まり湖西・北陸・信越・羽越・奥羽・津軽海峡・・・・・・・」と。
 この最後の案内が終わると、ちょうど車窓にはテレビ塔が確認出来そして、「いい日旅立ち」が流れます。この「いい日旅立ち」を聞くと旅の終わりを実感して感傷的になってしまいます。
 「いい日旅立ち」が終わるとほぼ同時、9時7分定刻に札幌駅5番ホームに到着し、大阪から1500km、21時間7分の旅が終わりました。
 ホームに出るとヒンヤリとしますが、それほど寒くはないです。ジャケットのインナーを取り外しても良いくらい。
 最後部の1号車に向かい写真を撮って先頭機関車に移動しますが、食堂車の前でパーサーさんのお見送りを受けました。「トワイライト」の旅は最後まで食堂クルーの方達によって支えられています。


車庫に引き上げる編成を見送り

 最後、札幌運転所に戻る「トワイライト」を見送りますが、パーサーさんがサロンカーで一礼しているのを確認出来ました。
 今回A個室ロイヤルが確保出来ず、初めてB個室での旅となりましたが、A個室では分からない食堂クルーの活躍など知る事が出来て、良かったです。いろいろ発見もありましたし、たまにはB個室での旅も良いかもですね。
 2006年の「トワイライトEXP」の旅が終わりました。。。
                       
10時25分作成


車窓は一応雪景色・・・

 「トワイライトEXP」見送った直後、隣の3番ホームに「北斗星1号」が到着してきました。
さて札幌駅から旭川行き「らいらっく」に乗り継ぎます。8番ホームに出てすぐに列車が入線してきました。余裕で自由席を確保して、9時半に札幌駅を後にしました。
 車内では旅行記を書きながら過ごしています。車窓の方は札幌郊外に出てからずっとうっすら雪景色が続いています。空気が澄んでいるので、遠くの山々がキレイクッキリと見えるのが良いですね。


富良野行き鈍行に乗り継ぎます

 11時定刻に旭川駅に到着し、そのまま富良野線乗り場へ移動します。「ライラック」から降りて富良野線ホームに向かう人、σ(^^;以外いませんでした(爆)
 すでに富良野行き列車は入線していて、車内にも入れます。旅行記をアップした後、ホームに出てみますが、建設中の橋脚がずらりと並んでいます。メインホームと富良野線ホームの間の空き地を貫くように並んでいるので、もしや高速道路の建設か・・と思ったけど、どうやら旭川駅高架化工事のようでした。

 いつのまにか乗客も増えてきて、定刻に旭川駅を出発します。旭川から30分程度で美瑛駅に到着して、ここで下車します。
 「四季の情報館」中にあるコインロッカーにリュックをしまい込み、駅前の商店でレンタサイクルを借ります。一昨日の積雪でどうか・・・と思ったんですけど、昨日今日と天気が良いので、路面もほぼ乾燥しているようです。
 さて、丘に行く前に昼食を済ませる事にしました。目的の店は「カフェ・クラフトPUU」。ガイドの地図である程度場所を把握していたんですが、見当たらない。。。しばらく探しても見つからなかったので、再び情報館に戻ってお店の場所を聞いて、そこに向かいました。


カフェクラフトPUUの店内


お店の雰囲気は良いですね


ポテトグラタン♪

 独立したお店の建物ではなく、建物の中にお店が入っているので、気が付かなかったんですね。場所自体は駅から徒歩3分の場所にあります。
 建物の中に入るとお店が二つあって、そのうちの一つが「カフェ・クラフトPUU」です。席についてメニューに目を通して、「ポテトグラタン」を注文しました。店内はなかなか良い感じの作りになっています。雰囲気も良いですしね。
 しばらくして、チーズのいい香りと共に「ポテトグラタン」がやって来ました。早速頂きますが、これが美味しい事美味しい事(^^)♪
 男爵がとても美味しいし、とろ〜りチーズがまた美味しい。さすがは美瑛のお店だと実感する美味しさで大満足でした。今度は「ポテトグラタン」と迷った「窯焼きカレー」を食べてみたいです。

 昼食後は一路ケンメリ目指してサイクリングです。お店探しで時間を少し無駄にしてしまいました。。。坂道を必死に上っていきますが、だんだんと暑くなってきてジャケットのインナーを取り外したくらい。
 で、ケンメリに行く前に、北西の丘展望公園の方に行ってみました。公園手前で観光バス1台とすれ違いましたが、駐車場は車が3台いるだけで閑散しとしています。夏場は大混雑だというのに。。。。
 展望台からの眺めが、また夏とは違って絶景が広がっています。冬場で空気が澄んでいるので、大雪山系の山々が。。。北海岳エリアはもちろんの事、旭岳の姿もキレイに見て取れる事が出来ます。キレイ。。。。


北西の丘展望公園からの眺め


十勝連山が美しい♪

 しばし眺めて、北西の丘展望公園を出発。少し走って「ケンメリの木」に到着です。こちらも閑散としています。。木の背後には旭岳の姿が重なって、すごく良いですね。またここからちょっと先に進むと、ちょうど畑に雪が残っていて、それとの組み合わせで撮る事も出来ました。この時期ならではです。


ケンメリの木


別の場所から


ある丘の風景

 ケンメリの木を出て、とりあえず「セブンスターの木」を目指して走る事にしました。ただ、時間の方がとても厳しい。。。実質2時間程度しかないので、14時には駅に戻っていないと。。。
 天文台のある北美瑛小学校を過ぎてその先まで走ったところで、時間切れで駅に引き返す事にしました。この引き返した辺りの丘の景色、夏場はなかなか良い絵が撮れる場所なんですけどね。
 帰りはケンメリまではジワジワの上り坂ですが、ケンメリからはひたすら下り坂。で、14時過ぎに美瑛駅に到着しました。

 自転車を返却してリュックを取り出して、すでに到着している富良野行き鈍行に乗り込み美瑛を出発ます。夏場は15時台に「ノロッコ号」があるのですが、この時期は14時16分の富良野行きの後は16時台まで無いんですよ。この後フラヌイ温泉に行くので、16時台ではとても無理。だけど14時台では時間がありすぎる・・・なので、一度富良野まで行き、30分後に折り返して上富良野に戻る行程にしました。


薄闇に浮かび上がる十勝岳

 富良野は美瑛より雪が多い気がしました。スキー場のゲレンデも真っ白ですし。再開発でガランとした駅周辺を散歩して、15時半の旭川行きで上富良野駅まで行き、そこから徒歩でフラヌイ温泉に向かいます。
 ちょうど夕暮れ時。歩いていると目の前に浮かび上がっている十勝岳の勇姿が見ていて美しい・・・。こういう景色を毎日眺めながらの生活って、良いだろうな。。。


フラヌイ温泉

 駅から歩く事15分くらいでフラヌイ温泉に到着しました。
ここの温泉はなかなか面白く、源泉温度が31度とぬるめなので、加熱した温泉と源泉の二つの浴槽があり、熱い温泉と31度源泉を交互に入るのが、なかなか楽しい♪
 炭酸水素泉の源泉は、冷たくはないけどぬるいという微妙な温度の31度。それと源泉を加熱した熱い温泉。これなら、時間調整しなくて14時台の列車でそのままフラヌイに来れば良かったと、ちょっと後悔。休憩室もあるし。もっと時間があれば熱い→31度→熱いを3巡くらいしたかった(笑)。

 時間ギリギリまで温泉にいたので、帰りは途中から走り出しました。。。。なんとかギリギリで上富良野駅に着いて、17時21分発の富良野行きに乗り込みました。
 富良野に到着して、まず甘太郎で「ハムたい」を2個買っておきます。そしてから、夕食タイムで「くまげら」へ。


「くまげら」のチーズ豆腐と白うさぎ


山賊鍋

 「くまげら」は今年2月に初めて来て以来の2度目です。まずは生ビールと、白うさぎにチーズ豆腐。そして、山賊鍋を頂きます。チーズ豆腐は初めて食べましたが、不思議な美味しさがある豆腐ですね〜。山賊鍋も美味しかったし♪もちろん最後は「おじや」にして頂きました。ご飯の量を多めにしたので、食べ過ぎた・・・(笑)。また、冬に食べに来たいです。


帯広行き「狩勝」に乗り込みます

 「くまげら」の夕食に満足して、さて札幌に戻る事にします。札幌へは旭川経由で帰るのと新得経由で帰る二通りがあって、新得経由で帰るつもりでいましたが、すでに到着している帯広行き「狩勝」に乗り込む乗客の数が多い。。。対する旭川行きはガラガラ。で、「狩勝」が座れなかったら旭川と決めましたが、運良くボックス席を確保出来たので、「狩勝」に乗って、富良野駅を出発しました。


新得から「スーパーおおぞら12号」で

 「狩勝」今年2月にも乗りましたが、その時は乗客5〜6人しかいなかった記憶が・・・。今日はとても混んでいます。日曜日の夜だからかな〜。。。
 車内では旅行記を書きながら過ごしています。途中、鹿の飛び出しで急減速が一度あったくらいで、あとは何事もなく走ってました。結構停まる駅ごとに乗降があるんですね。落合駅を出発しても、ボックス席はかわらず満席のままですし。
 20時37分に新得駅に到着。ここで下車して、札幌行き「スーパーおおぞら12号」に乗り継ぎます。自由席なので座れるか冷や冷やしましたが、到着した列車内の様子を見ると自由席空いてます♪
 無事に座席を確保して、新得を出発しました。
                       
21時10分作成

 

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