『イーハトーヴ・オノマトペ症候群』やってます。(^ ^;

   仔牛が厭きて頭をぶらぶら振っていましたら                        向うの丘の上を通りかかった赤狐が                                風のように走って来ました。                                                                                       by 『黒ぶどう』

 
                     ヨーロピアン・メルヘンだにゃぁ、『黒ぶどう』。


 『イーハトーヴオノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語) .
   「おい、散歩に出ようじゃないか。                                    僕がこの柵を持ちあげているから早くくぐっておしまい。」
宮沢賢治童話の私設ファンコーナー20です。

               ★宮沢賢治童話を是非ぜひゼヒ読んでネ★
んで、20回目の今回は、


 ********** ダウンロード篇 ********** .
   手に入らなかった短篇、ネットで探し、ダウンロードさせていただきました。感謝。(^ ^;
                          仔牛は云われた通りまず前肢を折って                            生え出したばかりの角を大事にくぐし                               それから後肢をちぢめて首尾よく柵を抜けました。
             黒ぶどう
 ────────────── 6p
             マリヴロンと少女
─────────── 7p
             毒蛾
 ─────────────── 18p
             革トランク
 ───────────── 10p
             バキチの仕事
──────────── 7p
             手紙 ─────────────── 13p →ここから21ページです。
             馬の頭巾
  ───────────── 12p
             氷と後光(習作)
───────────11p
             車
───────────────── 9p
             カイロ団長
───────────── 27p
             ひのきとひなげし
 ────────── 13p →ここから22ページです。
             畑のへり
 ────────────── 6p
             サガレンと八月
 ─────────── 12p
              葡萄水
 ────────────── 12p
             寓話 洞熊学校を卒業した三人 ────
 28p
             三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]
── 39p →ここから23ページです。
              けだものの運動会
 ────────── 6p
             月夜のけだもの ─────────── 15p
             よく利く薬とえらい薬
 ───────── 12p
             チュウリップの幻術
────────── 18p の20短編です。

                   


 
 


  それでは、『ダウンロード篇』の第一話です。 .
   二人は林の方へ行きました。   
 『黒ぶどう』 6p 
 

 ヨーロピアン・メルヘンだにゃぁ、      「どれ、何だい、びくびくするない。                                    あれは公爵のセロだよ。だまってついておいで。」 『黒ぶどう』。

 っつーことで、『
賢治童話丸写しシリーズその85』だよん。(^ ^;

 狐が青ぞらを見ては何べんもタンと舌を鳴らしました。
 そして二人は樺林の中のベチュラ公爵の別荘の前を通りました。
 「おい、ちょっとはいって見ようじゃないか。大丈夫なようだから。」
 犢
(こうし)はこわそうに建物を見ながら云いました。
 「あそこの窓に誰かいるじゃないの。」
 ところが別荘の中はしいんとして煙突からはいつものコルク抜きのような煙も出ず鉄の
垣が行儀よくみちに影法師を落しているだけで中には誰も居ないようでした。
 そこで狐がタン、タンと二つ舌を鳴らしてしばらく立ちどまってから云いました。
 「どれ、何だい、びくびくするない。あれは公爵のセロだよ。だまってついておいで。」
 「こわいなあ、僕は。」
 「いいったら、おまえはぐずだねえ。」
 赤狐はさっさと中へ入りました。仔牛も仕方なくついて行きました。ひいらぎの植込みの
処を通るとき狐の子は又青ぞらを見上げてタンと一つ舌を鳴らしました。仔牛はどきっと
しました。
 赤狐はわき玄関の扉のとこでちょっとマットに足をふいてそれからさっさと段をあがって
家の中に入りました、仔牛もびくびくしながらその通りしました。
                                     
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその85』でした。


 黒ぶどう漫画紹介できましぇん。  .


       申し訳なか。


 

 漫画版『黒ぶどう』は、おそらく多分ありましぇん。
 漫画版『マリヴロンと少女』も、『毒蛾』も、『革トランク』も、『バキチの仕事』
も、おそらく多分ありましぇん。

 っつーことで漫画の紹介は、ずうっとしばらくシバラク暫く、お待ちくなさい。
(^ ^;


  黒ぶどう お気に入りオノマトペ

 季節: 秋                 僕はあのいつか公爵の子供が着て居た赤い上着なら           見たいなあと仔牛は思いましたけれども                           もう狐がぐんぐん向うへ行くもんですから                            仕方なくついて行きました。

◆オラが好きなオノマトペ=読んでない。

ボクの好きなオノマトペ5つが最高。)
M
きょろきょろ:【狐は二つぶ目のきょろきょろした青い肉を吐き出して云いました。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
きょろきょろ:【狐は二つぶ目のきょろきょろした青い肉を吐き出して云いました。】

 きょろきょろした青い肉、っつーの、黒ぶどうのイメージ、だにゃぁ。


   てかてかした円卓(まるテーブル)の上に                            まっ白な皿があって                                                   その上に立派な二房の黒ぶどうが置いてありました。
   黒ぶどうオノマトペ    .  

@ぶらぶら:【仔牛が厭きて頭をぶらぶら振っていましたら向うの丘の上を通りかかった赤狐が
      風のように走って来ました。】
Aタン:【狐が青ぞらを見ては何べんもタンと舌を鳴らしました。】
Bしいん:【ところが別荘の中はしいんとして煙突からはいつものコルク抜きのような煙も出ず
      鉄の垣が行儀よくみちに影法師を落しているだけで中には誰も居ないようでした。】
Cタン、タン:【そこで狐がタン、タンと二つ舌を鳴らしてしばらく立ちどまってから云いました。】
Dびくびく:【「どれ、何だい、びくびくするない。あれは公爵のセロだよ。だまってついておい
      で。」】
Eどきっ:【仔牛はどきっとしました。】
Fがたがた:【「おい、お前の足はどうしてそうがたがた鳴るんだい。」】
Gはっ:【仔牛ははっとして頸をちぢめながら、なあに僕は一向家の中へなんど入りたくないん
      だが、と思いました。】
Hそっ:【「僕のようにそっとあるけないのかい。」】
Iぐんぐん:【僕はあのいつか公爵の子供が着て居た赤い上着なら見たいなあと仔牛は思い
      ましたけれどももう狐がぐんぐん向うへ行くもんですから仕方なくついて行きました。】
Jてかてか:【てかてかした円卓
(まるテーブル)の上にまっ白な皿があってその上に立派な二房の
      黒ぶどうが置いてありました。】
Kちゃん:【冷たそうな影法師までちゃんと添えてあったのです。】
Lべろり:【狐は一つぶべろりとなめてつゆばかり吸って皮と肉とさねは一しょに絨緞
(じゅうたん)
      の上にはきだしました。】
Mきょろきょろ:【狐は二つぶ目のきょろきょろした青い肉を吐き出して云いました。】
Nプッ:【狐はプッと五つぶめの肉を吐き出しながら云いました。】
Oコツコツコツコツ:【仔牛はコツコツコツコツと葡萄のたねをかみ砕いていました。】
Pコツコツ:【仔牛がコツコツ鳴らしながら答えました。】
Qやっぱり:【「ではあれはやっぱりあのまんまにして置きましょう。」という声とステッキのカチ
      ッと鳴る音がして誰か二三人はしご段をのぼって来るようでした。】
Rカチッ:【ステッキのカチッと鳴る音がして誰か二三人はしご段をのぼって来るようでした。】
Sくるっ:【狐はちょっと眼を円くしてつっ立って音を聞いていましたがいきなり残りの葡萄の房
      を一ぺんにべろりとなめてそれから一つくるっとまわってバルコンへ飛び出しひらっ
      と外へ下りてしまいました。】
21ひらっ:【バルコンへ飛び出しひらっと外へ下りてしまいました。】

 『黒ぶどう』のオノマトペ、まんず、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝
(^ ^;
                                                 2006.8.02.

 
 


『ダウンロード篇』の第二話です。
      「マリヴロン先生。                                                      どうか、わたくしの尊敬をお受けくださいませ。                      わたくしはあすアフリカへ行く                                         牧師の娘でございます。」                少女は、ふだんの透きとおる声もどこかへ行って、                 しわがれた声を風に半分とられながら叫ぶ。
  ** 『マリヴロンと少女』 7p **  .
 

 宮沢賢治なゲージュツ論だにゃぁ、『マリヴロンと少女』。

 っつーことで、『
賢治童話丸写しシリーズその86』だよん。(^ ^;

 「正しく清くはたらくひとはひとつの大きな芸術を時間のうしろにつくるのです。ごらんなさい。
向うの青いそらのなかを一羽の鵠
(くぐい)がとんで行きます。鳥はうしろにみなそのあとをもつの
です。みんなはそれを見ないでしょうが、わたくしはそれを見るのです。おんなじようにわたくし
どもはみなそのあとにひとつの世界をつくって来ます。それがあらゆる人人のいちばん高い芸
術です。」
      
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその86』でした。

ps.『めくらぶどうと虹』と同じストーリーなのら。
   どっちかっつーと、『マリヴロンと少女』の方が好きだにゃぁ。


 マリヴロンと少女 お気に入りオノマトペ
 季節:
秋                マリヴロンはかすかにといきしたので、                               その胸の黄や菫(すみれ)の宝石は                                一つずつ声をあげるように輝きました。              「うやまいを受けることは、あなたもおなじです。                      なぜそんなに陰気な顔をなさるのですか。」

◆オラが好きなオノマトペ=読んでない。

ボクの好きなオノマトペ5つが最高。)
B
ばらばら:【そっちの方から、もずが、まるで音譜をばらばらにしてふりまいたように飛ん
      で来て、みんな一度に、銀のすすきの穂にとまる。】
G
プリプリ:【少女のギルダは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて輝いて、いき
      がせわしくて思うように物が云えない。】
 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
ばらばら:【そっちの方から、もずが、まるで音譜をばらばらにしてふりまいたように飛ん
      で来て、みんな一度に、銀のすすきの穂にとまる。】

 まるで音譜をばらばらにしてふりまいたように、っつーの好きだにゃぁ。(^ ^;


        「あなたこそそんなにお立派ではありませんか。                       あなたは、立派なおしごとを                                         あちらへ行ってなさるでしょう。                                       それはわたくしなどよりははるかに高いしごとです。                 私などはそれはまことにたよりないのです。                          ほんの十分か十五分か                                             声のひびきのあるうちのいのちです。」  .               「いいえ、ちがいます。ちがいます。                                   先生はここの世界やみんなを                                       もっときれいに立派になさるお方でございます。」  

  ** マリヴロンと少女オノマトペ **  .
 

@すっかり:【その城あとのまん中の、小さな四っ角山の上に、めくらぶどうのやぶがあってその
      実がすっかり熟している。】
Aきらきら:【かすかなかすかな日照り雨が降って、草はきらきら光り、向うの山は暗くなる。】
Bばらばら:【そっちの方から、もずが、まるで音譜をばらばらにしてふりまいたように飛んで来
      て、みんな一度に、銀のすすきの穂にとまる。】
Cぽたぽた:【めくらぶどうの藪からはきれいな雫がぽたぽた落ちる。】
Dふっ:【いま、そのうしろ、東の灰色の山脈の上を、つめたい風がふっと通って、大きな虹が、
      明るい夢の橋のようにやさしく空にあらわれる。】
Eもっ:【今日こそ、ただの一言でも天の才ありうるわしく尊敬されるこの人とことばをかわした
      い、丘の小さなぶどうの木が、よぞらに燃えるほのおより、もっとあかるく、もっとかな
      しいおもいをば、はるかの美しい虹に捧げると、ただこれだけを伝えたい、それから
      ならば、それからならば、あの……】
Fうっとり:【マリヴロンは、うっとり西の碧いそらをながめていた大きな碧い瞳を、そっちへ向け
      てすばやく楽譜に記された少女の名前を見てとった。】
Gプリプリ:【少女のギルダは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて輝いて、いきがせ
      わしくて思うように物が云えない。】
Hピ−:【停車場の方で、鋭い笛がピ−と鳴り、もずはみな、一ぺんに飛び立って、気違いにな
      ったばらばらの楽譜のように、やかましく鳴きながら、東の方へ飛んで行く。】


 『マリヴロンと少女』のオノマトペ、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝
(^ ^;
                                                 2006.8.12.

 
 


『ダウンロード篇』の第三話です。
      さて、今度のイ−ハトブの旅行中で、                              私は大へんめずらしいものを見ました。             新聞にも盛んに出ていましたが、あの毒蛾です、                 あれが実にひどくあの地方に発生したのです。             殊に烈しかったのは、                                                イーハトブの首都のマリオです。
       *** 『毒蛾』 18p ***      .
 

 毒蛾大量発生の首都マリオの床屋はカリスマ理容師みたいだにゃぁ、『毒蛾』。

 っつーことで、『
賢治童話丸写しシリーズその87』だよん。(^ ^;

 私は一軒の床屋に入りました。マリオの町だなんて、仲々大きな床屋がありますよ。向側の
鏡が、九枚も上手に継いであって、店が丁度二倍の広さに見えるようになって居り、糸杉やこ
め栂
(つが)の植木鉢がぞろっとならび、親方はもちろん理髪アーティストで、外にもアーティスト
が六人もいるんですからね、殊に技術の点になると、実に念入りなもんでした。
 「お髪はこの通りの型でよろしゅうございますか。」私が鏡の前の白いきれをかけた上等の
椅子に座ったとき、一人のアーティストが私にたずねました。
 「ええ。」私は外のことを考えながらぼんやり返事をしました。するとそのアーティストは向うで
手のあいている二人のアーティストを指で招きながら云いました。
 「どうだろう。お客さまはこの通りの型でいいと仰っしゃるが、君たちの意見はどうだい。」
 二人は私のうしろに来て、しばらくじっと鏡にうつる私の顔を見ていましたが、そのうち一人の
アーティストが、白服の腕を胸に組んで答えました。
 「さあ、どうかね、お客さまのお顎
(あご)が白くて、それに円くて、大へん温和しくいらっしゃるん
だから、やはりオールバックよりはネオグリークの方が調和がいいじゃないかな。」
 「うん。僕もそう思うね。」も一人も同意しました。私の係りのアーティストがもちろんというよう
に一寸笑って、私に申しました。
 「いかがでございます、ただいまのお髪の型よりは、ネオグリークの方がお顔と調和いたしま
すようでございますが。」
 「そうですね、じゃそう願いましょうか。」
 私も叮寧に云いました。それはこの人たちがみんな芸術家なからです。
                        
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその87』でした。

ps.『ポラーノの広場』にも、床屋の客が毒蛾にやられるシーンがあったにゃぁ。

ps2.そう云えば、ますむらひろしの『アタゴオル』の唐あげ丸さんも、蟹を操る床屋さんで、
   バイオリン・アーティストだにゃぁ。


 毒蛾 お気に入りオノマトペ
 季節:
夏            私が折鞄を下げて、マリオの停車場に下りたのは、               丁度いまごろ、灯がやっとついた所でしたが、                      ホテルへ着いて見ると、                                              この暑いのに、窓がすっかり閉めてあるのです。            マリオは、ここから三百里も北ですから、                             よほど涼しい訳ですが、                                              やっぱり仲々蒸し暑いですからね、                                 私は給仕に、                                                        「おいどうしたんだ。窓をあけたらいいじゃないか。」                  と云ったんです。            すると給仕はてかてかの髪を一寸撫でて、                        「はい、誠にお気の毒でございますが、当地方には、               毒蛾がひどく発生して居りまして、                                  夕刻からは窓をあけられませんのでございます。                   只今、扇風機を運んで参ります。」 と云ったのでした。

◆オラが好きなオノマトペ=読んでない。

ボクの好きなオノマトペ5つが最高。)
C
てかてか:【すると給仕はてかてかの髪を一寸撫でて、「はい、誠にお気の毒でございます
      が、当地方には、毒蛾がひどく発生して居りまして、夕刻からは窓をあけられませ
      んのでございます。只今、扇風機を運んで参ります。」と云ったのでした。】
E
むしゃくしゃ:【私は暑いやら疲れたやら、すっかりむしゃくしゃしてしまいましたので、今の
      うち一寸床屋へでも行って来ようと思って室
(へや)を出ました。】
F
ぶうぶう:【向うには、髪もひげもまるで灰いろの、肥ったふくろうのようなおじいさんが、安
      楽椅子にぐったり腰かけて、扇風機にぶうぶう吹かれながら、「給仕をやっていな
      がら、一通りのホテルの作法も知らんのか。」と頬をふくらして給仕を叱りつけてい
      ました。】
G
どしどし:【そして、どしどし階段を踏んで、通りに下りました。】
H
ぞろっ:【向側の鏡が、九枚も上手に継いであって、店が丁度二倍の広さに見えるようにな
      って居り、糸杉やこめ栂
(つが)の植木鉢がぞろっとならび、親方はもちろん理髪アー
      ティストで、外にもアーティストが六人もいるんですからね、殊に技術の点になる
      と、実に念入りなもんでした。】
M
チャキチャキ:【これなら、今夜よく寝(やす)んで、あしたはマリオ農学校、マリオ工学校、マ
      リオ商学校、三つだけ視て歩いても大丈夫だと思って、気もちよく青い植木鉢や、
      アーティストの白い指の動くのや、チャキチャキ鳴る鋏の銀の影をながめて居りま
      した。】
R
シャアシャア:【アーティストは、つめたい水でシャアシャアと私の頭を洗い時々は指で顔も
      拭いました。】
22
ホクホク:【私はひとりホクホクしながら通りをゆっくり歩いて行きました。】
26
てっきり:【殊にアンモニアの議論のことまで出ていましたから、私はもうてっきりあの紳士
      のことだと考えました。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
チャキチャキ:【これなら、今夜よく寝(やす)んで、あしたはマリオ農学校、マリオ工学校、マ
      リオ商学校、三つだけ視て歩いても大丈夫だと思って、気もちよく青い植木鉢や、
      アーティストの白い指の動くのや、チャキチャキ鳴る鋏の銀の影をながめて居りま
      した。】

 散髪のハサミって、
チョキチョキだよね、フツー。(^ ^;


      
      向うには、髪もひげもまるで灰いろの、                              肥ったふくろうのようなおじいさんが、                                安楽椅子にぐったり腰かけて、                                      扇風機にぶうぶう吹かれながら、                                   「給仕をやっていながら、                                              一通りのホテルの作法も知らんのか。」                            と頬をふくらして給仕を叱りつけていました。
           
      私は、ははあ扇風機のことだなと思いながら、                     苦笑いをしてそこを通り過ぎようとしますと、                       給仕がちょっとこっちを向いて、                                      いかにも申し訳けないというように                                   眼をつぶって見せました。
           
   私はそれですっかり気分がよくなったのです。    
     
.

 *** 毒蛾オノマトペ ***
 

@やっ:【私が折鞄を下げて、マリオの停車場に下りたのは、丁度いまごろ、灯がやっとついた所
      でしたが、ホテルへ着いて見ると、この暑いのに、窓がすっかり閉めてあるのです。】
Aすっかり:【ホテルへ着いて見ると、この暑いのに、窓がすっかり閉めてあるのです。】
Bやっぱり:【マリオは、ここから三百里も北ですから、よほど涼しい訳ですが、やっぱり仲々蒸し
      暑いですからね、私は給仕に、「おいどうしたんだ。窓をあけたらいいじゃないか。」と
      云ったんです。】
Cてかてか:【すると給仕はてかてかの髪を一寸撫でて、「はい、誠にお気の毒でございますが、
      当地方には、毒蛾がひどく発生して居りまして、夕刻からは窓をあけられませんのでご
      ざいます。只今、扇風機を運んで参ります。」と云ったのでした。】
Dきっ:【なるほど、そう云って出て行く給仕を見ますと、首にまるで石の環をはめたような厚い繃
      帯をして、顔もだいぶはれていましたからきっと、その毒蛾に噛まれたんだと、私は思
      いました。】
Eむしゃくしゃ:【私は暑いやら疲れたやら、すっかりむしゃくしゃしてしまいましたので、今のうち
      一寸床屋へでも行って来ようと思って室
(へや)を出ました。】
Fぶうぶう:【向うには、髪もひげもまるで灰いろの、肥ったふくろうのようなおじいさんが、安楽椅
      子にぐったり腰かけて、扇風機にぶうぶう吹かれながら、「給仕をやっていながら、一
      通りのホテルの作法も知らんのか。」と頬をふくらして給仕を叱りつけていました。】
Gどしどし:【そして、どしどし階段を踏んで、通りに下りました。】
Hぞろっ:【向側の鏡が、九枚も上手に継いであって、店が丁度二倍の広さに見えるようになって
      居り、糸杉やこめ栂
(つが)の植木鉢がぞろっとならび、親方はもちろん理髪アーティスト
      で、外にもアーティストが六人もいるんですからね、殊に技術の点になると、実に念入
      りなもんでした。】
Iぼんやり:【「ええ。」私は外のことを考えながらぼんやり返事をしました。】
Jじっ:【二人は私のうしろに来て、しばらくじっと鏡にうつる私の顔を見ていましたが、そのうち
      一人のアーティストが、白服の腕を胸に組んで答えました。】
Kやはり:【「さあ、どうかね、お客さまのお顎
(あご)が白くて、それに円くて、大へん温和しくいらっ
      しゃるんだから、やはりオ−ルバックよりはネオ・グリ−クの方が調和がいいじゃない
      かな。」】
Lずんずん:【さて、私の頭はずんずん奇麗になり、気分も大へん直りました。】
Mチャキチャキ:【これなら、今夜よく寝
(やす)んで、あしたはマリオ農学校、マリオ工学校、マリオ
      商学校、三つだけ視て歩いても大丈夫だと思って、気もちよく青い植木鉢や、アーティ
      ストの白い指の動くのや、チャキチャキ鳴る鋏の銀の影をながめて居りました。】
Nとうとう:【すると俄かに私の隣りの人が、「あ、いけない、いけない、とうとうやられた。」とひど
      く高い声で叫んだのです。】
Oちゃん:【どうしてその人が競馬の何かだということがわかったかと云いますと、実はその人の
      胸に蹄鉄の形の徽章
(きしょう)のついていたのを、さっき私は椅子にかける前ちゃんと見
      たのです。】
Pプイッ:【親方のアーティストは、少ししゃくにさわったと見えて、プイッとうしろを向いて、フラスコ
      を持ったまま向うへ行ってしまいました。】
Qずんずん:【紳士は「弱ったなあ、あしたは僕は陸軍の獣医たちと大事な交際があるんだ。こん
      なことになっちゃ、まるで向うの感情を害するだけだ。困ったなあ。」と云いながら、ずん
      ずん赤くはれて行く頬を鏡で見ていました。】
Rシャアシャア:【アーティストは、つめたい水でシャアシャアと私の頭を洗い時々は指で顔も拭い
      ました。】
Sすっ:【あちこちの工場の笛は一斉に鳴り、子供らは叫び、教会やお寺の鐘まで鳴り出して、そ
      れから電燈がすっと消えたのです。】
21ぐらぐら:【そうでしょう、マリオの市のような大きな西洋造りの並んだ通りに、電気が一つもなく
      て、並木のやなぎには、黄いろの大きなランプがつるされ、みちにはまっ赤な火がなら
      び、そのけむりはやさしい深い夜の空にのぼって、カシオピイアもぐらぐらゆすれ、琴座
      も朧
(おぼろ)にまたたいたのです。】
22ホクホク:【私はひとりホクホクしながら通りをゆっくり歩いて行きました。】
23ゆっくり:【通りをゆっくり歩いて行きました。】
24だんだん:【だんだん近くなりますと、それは頑丈そうな変に小さな腰の曲ったおじいさんで、一
      枚の板きれの上に四本の鯨油蝋燭をともしたのを両手に捧げてしきりに斯う叫んで来
      るのでした。】
25ガラン:【その声はガランとした通りに何べんも反響してそれから闇に消えました。】
26てっきり:【殊にアンモニアの議論のことまで出ていましたから、私はもうてっきりあの紳士のこ
      とだと考えました。】
27じっ:【きっと新聞記者もあの九つの椅子のどれかに腰掛けて、じっとあの問答をきいていたの
      です。】
28やっぱり:【大学校は、やっぱり大学校で、教授たちも、巡回視学官の私などが行ったからと云
      って、あんまり緊張をするでもなし、少し失敬ではありましたが、まあ私はがまんをしま
      した。】

 『毒蛾』のオノマトペ、まんず、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                               2006.8.14.

 
 


『ダウンロード篇』の第四話です。
      斉藤平太は、その春、楢岡の町に出て、                         中学校と農学校、工学校の入学試験を受けました。         三つとも駄目だと思っていましたら、どうしたわけか、              まぐれあたりのように工学校だけ及第しました。         一年と二年とはどうやら無事で、                                   算盤(そろばん)の下手な担任教師が                             斉藤平太の通信簿の点数の勘定を間違った為に               首尾よく卒業いたしました。      [こんなことは実にまれです。]   
    **** 『革トランク』 10p ****    .
 

 斉藤平太クン、ふるさとでも東京でもドジだにゃぁ、『革トランク』。

 っつーことで、『
賢治童話丸写しシリーズその88』だよん。(^ ^;

 斉藤平太は人数を巧く組み合せて両方の終る日が丁度同じになるようにやって置きました
から両方丁度同じ日にそれが終りました。
 [こんなことは実に稀です。]
 終りましたら大工さんたちはいよいよ変な顔をしてため息をついて黙って下ばかり見て居り
ました。
 斉藤平太は分教場の玄関から教員室へ入ろうとしましたがどうしても行けませんでした。そ
れは廊下がなかったからです。
 [こんなことは実に稀です。]
 斉藤平太はひどくがっかりして今度は急いで消防小屋に行きました。そして下の方をすっか
り検分し今度は二階の相談所を見ようとしましたがどうしても二階に昇れませんでした。それ
は梯子がなかったからです。
 [こんなことは実に稀です。]
 そこで斉藤平太はすっかり気分を悪くしてそっと財布を開いて見ました。
 そしたら三円入っていましたのですぐその乗馬ズボンのまま渡しを越えて町へ行きました。
 それから汽車に乗りました。
 そして東京へ遁げました。
 東京へ来たらお金が六銭残りました。斉藤平太はその六銭で二度ほど豆腐を食べました。
 それから仕事をさがしました。けれども語
(ことば)がはっきりしないのでどこの家でも工場でも
頭ごなしに追いました。
              
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその88』でした。

ps.宮沢賢治青年が東京からトランク一杯の童話の原稿を持ってふるさとに帰って来た、っ
   つー事実をギャグ化したんだにゃぁ。


   革トランク お気に入りオノマトペ
 季節: 不特定         卒業するとすぐ家へ戻されました。             家は農業でお父さんは村長でしたが                               平太はお父さんの賛成によって、                                   家の門の処に                                                         建築図案設計工事請負という看板をかけました。          すぐに二つの仕事が来ました。                                      一つは村の消防小屋と相談所とを兼ねた二階建、             も一つは村の分教場です。       [こんなことは実に稀れです。]   

◆オラが好きなオノマトペ=読んでない。

ボクの好きなオノマトペ5つが最高。)
Jどっかり:【舟が又こっちへ戻るまで斉藤平太は大トランクを草におろし自分もどっかり腰
      かけて汗をふきました。】
M
ぴたぴた:【波がぴたぴた云い針金の綱はしんしんと鳴りました。】
N
しんしん:【針金の綱はしんしんと鳴りました。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
ぴたぴた:【波がぴたぴた云い針金の綱はしんしんと鳴りました。】

 波が
ぴたぴた云い、っつーの、妙にリアルだにゃぁ。


         「ハハビョウキ、スグカエレ。」                平太はこの時月給をとったばかりでしたから                        三十円ほど余っていました。             平太はいろいろ考えた末                                            二十円の大きな大きな革のトランクを買いました。            けれどももちろん平太には                                           一張羅の着ている麻服があるばかり                               他に入れるようなものは何もありませんでしたから                 親方に頼んで                                                        板の上に引いた要らない絵図を三十枚ばかり                    貰ってぎっしりそれに詰めました。   .
 **** 革トランクオノマトペ **** .
 

@どうやら:【三つとも駄目だと思っていましたら、どうしたわけか、まぐれあたりのように工学校
      だけ及第しました。一年と二年とはどうやら無事で、算盤
(そろばん)の下手な担任教師が
      斉藤平太の通信簿の点数の勘定を間違った為に首尾よく卒業いたしました。】
Aくるくる:【平太が分教場の方へ行って大工さんたちの働きぶりを見て居りますと大工さんたち
      はくるくる廻ったり立ったり屈
(かが)んだりして働くのは大へん愉快そうでしたがどう云う
      訳か横に歩くのがいやそうでした。】
Bすっかり:【そこで斉藤平太はすっかり気分を悪くしてそっと財布を開いて見ました。】
Cそっ:【そっと財布を開いて見ました。】
Dカサカサ:【斉藤平太はすっかり困って口の中もカサカサしながら三日仕事をさがしました。】
Eとうとう:【それでもどこでも断わられとうとう楢岡工学校の卒業生の斉藤平太は卒倒しました。】
Fだんだん:【それでもだんだん東京の事にもなれて来ましたのでついには昔の専門の建築の
      方の仕事に入りました。】
Gぎっしり:【けれどももちろん平太には一張羅の着ている麻服があるばかり他に入れるような
      ものは何もありませんでしたから親方に頼んで板の上に引いた要らない絵図を三十
      枚ばかり貰ってぎっしりそれに詰めました。】
Hすれすれ:【もう夕方でしたが雲が縞をつくってしずかに東の方へ流れ、白と黒とのぶちにな
      ったせきれいが水銀のような水とすれすれに飛びました。】
Iやっ:【そのはりがねの綱は大きく水に垂れ舟はいま六七人の村人を乗せてやっと向うへ着
      く処でした。】
Jどっかり:【舟が又こっちへ戻るまで斉藤平太は大トランクを草におろし自分もどっかり腰かけ
      て汗をふきました。】
Kぐちゃぐちゃ:【白の麻服のせなかも汗でぐちゃぐちゃ、草にはけむりのような穂が出ていまし
      た。】
Lじっ:【船頭は平太のうしろの入日の雲の白びかりを手でさけるようにしながらじっと平太を見
      ていましたがだんだん近くになっていよいよその白い洋服を着た紳士が平太だとわか
      ると高く叫びました。】
Mぴたぴた:【波がぴたぴた云い針金の綱はしんしんと鳴りました。】
Nしんしん:【針金の綱はしんしんと鳴りました。】
Oパチパチ:【平太はだまって眼をパチパチさせながらトランクを渡しました。】
Pくんくん:【それから二人はうちの方へ蚊のくんくん鳴く桑畑の中を歩きました。】

 『革トランク』のオノマトペ、これで、おすめえだぁ。まんず、えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                                  2006.8.20.

 
 


『ダウンロード篇』の第五話です。
   「巡査をどうしてやめたんです。」            「あんな巡査じゃだめでさあ、                                         あのお神明さんの池ね、あそこに鯉が居るでしょう、               県の規則で誰にもとらせないです。」         「ところが、やっぱり夜のうちに、                                       こっそり行くものがあるんです。                                       それぁきっとよく捕れるんでしょう。                                   バキチはそれをきいたのです。」         「毎晩お神明さんの、杉のうしろにかくれていて、                   来るやつを見ていたそうです、                                        そしていよいよ網を入れて鯉が十疋もとれたとき、                誰だっこらって出るんでしょう、                                       魚も網も置いたまま一目散に逃げるでしょう                       バキチは笑ってそいつを持って                                       警察の小使室へ帰るんです。」      「変だねえ、なるほどねえ、」   

     ***** 『バキチの仕事』 7p *****     .
 

 馬喰(ばくろう)、巡査、大工、土方、飴屋、・・・長続きしないんだにゃぁ、『バキチの仕事』

 っつーことで、『
賢治童話丸写しシリーズその89』だよん。(^ ^;
<イントロ>
 「ああそうですか、バキチをご存じなんですか。」
 「知ってますとも、知ってますよ。」
 「バキチをご存じなんですか。
 小学校でご一諸ですか、中学校でご一諸ですか。いいやあいつは中学校なんど入りやしな
い。やっぱり小学校ですか。」
 「兵隊で一諸です。」
 「ああ兵隊で、そうですか、あいつも一等卒でさね、どうやってるかご存じですか。」
 「さあ知りません。隊で分れたきりですから。」
 「ああ、そうですか、そいじゃ私の方がやっぱり詳しく知ってます。この間まで馬喰をやって
ましたがね。今ごろは何をしているか全く困ったもんですよ。」
 「どうして馬喰をやめたでしょう。」
 「だめでさあ、わっしもずいぶん目をかけました。でもどうしてもだめなんです。あいつは隊
をさがってからもとの大工にならないで巡査を志願したのです。」
 「そして巡査をやったんですか。」
 「それぁやりました。けれども間もなくやめたんです。」
 「どうしてやめたんだろうなあ、何でも隊に来る前は、大工でとにかく暮していたと云うんで
すが。」
 「それゃうそでさあ大工もほんのちょっとです。土方をやめてなったんです。その土方も又
ちょっとです。それから前は知りません。土方ばかりじゃありません、飴屋もやったて云いま
すよ。」
     
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその89』でした。


     バキチの仕事 お気に入りオノマトペ
 季節:不特定          その昼間のうちは                                                   シャツとズボン下だけで頭をかかえて                                一日小使室に居ましたが夜になってから                           とうとう警部補にたたき出されてしまいました。        バキチはすっかり悄気切って                                         ぶらぶら町を歩きまわってとうとう夜中の十二時に                 タスケの厩(くりや)にもぐり込んだって云うんです。        馬もびっくりしましたぁね、                                           [おいどいつだい、何の用だい。]                                      おどおどしながらはね起きて身構えをして                          斯うバキチに訊いたってんです。        [誰でもないよ、バキチだよ、                                         もと巡査だよ、知らんかい。]                                        バキチが横木の下の所で腹這いのまま云いました。        [さあ、知らないよ、バキチだなんて。                                 おれは一向知らないよ。]                                           と馬が云いました。

◆オラが好きなオノマトペ=読んでない。

ボクの好きなオノマトペ5つが最高。)
Dがちゃ:【行って見て来いっていふわけでバキチが剣をがちゃつかせ、耕牧舎へやって
      来たでしょう。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
がちゃ:【行って見て来いっていふわけでバキチが剣をがちゃつかせ、耕牧舎へやって
      来たでしょう。】

 剣をがちゃつかせ、っつーの、漫画チックだにゃぁ。


 
      「馬がそう云ったんですか。」   


           「馬がそう云ったそうですよ。                                           わっしゃ馬から聞きやした。」             [おい、情けないこと云うじゃないか、                                 おいらはひどく餓えてんだ。                                           ちっとオ−トでも振る舞えよ。]              ところがタスケの馬も馬でさあ、                                      面白がってオペラのようにふしをつけて                             [なかなかやれないわたしのオ−ト。]                                 だなんてやったもんです。            バキチもそこはのんきです。                                          やっぱりふしをつけながら、                                          [お呉れよ、お呉れよ、お前のオ−トわたしにお呉れよ。]          とうなっていました。  .  

 ***** バキチの仕事オノマトペ ***** .
 

@やっぱり:【「バキチをご存じなんですか。小学校でご一諸ですか、中学校でご一諸ですか。
      いいやあいつは中学校なんど入りやしない。やっぱり小学校ですか。」】
Aこっそり:【ところが、やっぱり夜のうちに、こっそり行くものがあるんです。】
Bきっ:【それぁきっとよく捕れるんでしょう。】
Cとうとう:【「ところがねえ、次が大へんなんですよ、耕牧舎の飼牛がね、結核にかかっていた
      んですがある日とうとう死んだんです。」】
Dがちゃ:【行って見て来いっていふわけでバキチが剣をがちゃつかせ、耕牧舎へやって来た
      でしょう。】
Eすっかり:【バキチはすっかりまごついて一目散に警察へ遁げて帰ったんです。】
Fぶらぶら:【バキチはすっかり悄気切ってぶらぶら町を歩きまわってとうとう夜中の十二時に
      タスケの厩にもぐり込んだって云うんです。】

 『バキチの仕事』のオノマトペ、まんず、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝
(^ ^;
                                                    2006.8.26.

 
 
 
 















 
 

      「正しく清くはたらくひとは                                               ひとつの大きな芸術を時間のうしろにつくるのです。」

 
     












 


目次ジャンプ

 

  (貴重なほんのわずかな読者の方々へ)
目次の掲示板にご意見・ご感想・おたより等お待ちしてます。 スネオ 拝 (^ ^;

 


ダウンロード篇 2

 
次ページは第六話『手紙』です。

  角川文庫版 銀河鉄道の夜   前ページに戻ります。

      「マリヴロン先生。                                                      どうか、わたくしの尊敬をお受けくださいませ。                      わたくしはあすアフリカへ行く                                         牧師の娘でございます。」                                                                           by『マリヴロンと少女』

 トップページは四面楚歌だなす。                                                     ♪猫のギャグも借りたい♪