『イーハトーヴ・オノマトペ症候群』やってます。(^ ^;         .

   城あとのおおばこの実は結び、                  .    赤つめ草の花は枯れて焦茶色になり、                  .    畑の粟(あわ)は刈られました。       .
 
            狂おしいほどあこがれちゃってるにゃぁ、『めくらぶどうと虹』

イーハトーヴオノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)


                                             「刈られたぞ。」      と云いながら一ぺんちょっと顔を出した野鼠が      また急いで穴へひっこみました。   


                ★宮沢賢治童話を是非ぜひゼヒ読んでネ★
んで、19回目の今回は、


********* 角川文庫版 銀河鉄道の夜 *********
           角川文庫  280円 256p 表紙:加山又造 解説:巽聖歌 .
                              崖やほりには、まばゆい銀のすすきの穂が、                       いちめん風に波立っています。
              おきなぐさ
 ──────────── 7p
              めくらぶどうと虹 ─────────── 5p
              双子の星 ──────────── 25p
              貝の火
◆1 ───────────── 30p
              よだかの星
(ぶとしぎ) ──────── 9p
              四又(よまた)の百合────────── 6p
              雁の童子◆2──────────── 16p
              ひかりの素足
─────────── 32p
              虹の絵具皿(十力の金剛石)
 ──── 20p
              黄いろのトマト ─────────── 17p
              銀河鉄道の夜 ────────── 75p の11短編です。

            注:
は『注文の多い料理店3』ご覧ください。

              ◆1は『新編 風の又三郎』ご覧ください。

              ◆2は『新編 風の又三郎2』ご覧ください。

              は『ポラーノの広場2』ご覧ください。

              は『銀河鉄道の夜』ご覧ください。

                   


 
 


角川文庫版 銀河鉄道の夜』の第二話です。  
★                                                                 .

★                                                                                 .


                                             
   その城あとのまん中に、小さな四っ角山があって、      上のやぶには、めくらぶどうの実が、                                 虹のように熟(う)れていました。


** 『めくらぶどうと虹』 5p **
 

 狂おしいほどあこがれちゃってるにゃぁ、   「虹さん。どうか、ちょっとこっちを見て下さい。」   『めくらぶどうと虹』。

 っつーことで、『賢治童話丸写しシリーズその82』だよん。 (^ ^;

 さて、かすかなかすかな日照り雨が降りましたので、草はきらきら光り、向うの山は暗くなり
ました。
 そのかすかなかすかな日照り雨が霽
(は)れましたので、草はきらきら光り、向うの山は明るく
なって、大へんまぶしそうに笑っています。
 そっちの方から、もずが、まるで音譜をばらばらにしてふりまいたように飛んで来て、みんな
一度に、銀のすすきの穂にとまりました。
 めくらぶどうは感激して、すきとおった深い息をつき葉から雫をぽたぽたこぼしました。
 東の灰色の山脈の上を、つめたい風がふっと通って、大きな虹が、明るい夢の橋のように
やさしく空にあらわれました。
 そこでめくらぶどうの青じろい樹液は、はげしくはげしく波うちました。
 そうです。今日こそ、ただの一言でも、虹とことばをかわしたい、丘の上の小さなめくらぶど
うの木が、よるのそらに燃える青いほのおよりも、もっと強い、もっとかなしいおもいを、はる
かの美しい虹に捧げると、ただこれだけを伝えたい、ああ、それからならば、それからならば、
実や葉が風にちぎられて、あの明るいつめたいまっ白の冬の眠りにはいっても、あるいはそ
のまま枯れてしまってもいいのでした。
 「虹さん。どうか、ちょっとこっちを見て下さい。」 めくらぶどうは、ふだんの透きとおる声もど
こかへ行って、しわがれた声を風に半分とられながら叫びました。
 やさしい虹は、うっとり西の碧いそらをながめていた大きな碧い瞳を、めくらぶどうに向けま
した。
 「何かご用でいらっしゃいますか。あなたはめくらぶどうさんでしょう。」
 めくらぶどうは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて、輝いて、いきがせわしくて思
うように物が云えませんでした。
 「どうか私のうやまいを受けとって下さい。」
                          
(丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその82』でした。


 めくらぶどうと虹漫画紹介はできましぇん。

    さびしかぁぁぁぁ。

 

 漫画版『めくらぶどうと虹』は、おそらく多分ありましぇん。
 漫画版『四又(よまた)の百合』も、おそらく多分ありましぇん。


 っつーことで漫画の紹介は、しばらくシバラク暫く、お待ちくなさい。 (^ ^;


 めくらぶどうと虹 お気に入りオノマトペ
 季節: 秋
                 「うやまいを受けることは、あなたもおなじです。                     なぜそんなに陰気な顔をなさるのですか。」                  「どうしてそんなことを、仰っしゃるのです。                           あなたはまだお若いではありませんか。」

◆オラが好きなオノマトペ(初読)=無し

ボクの好きなオノマトペ(再読)=5つが最高。)
F
プリプリ:【めくらぶどうは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて、輝いて、
      いきがせわしくて思うように物が云えませんでした。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
プリプリ:【めくらぶどうは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて、輝いて、
      いきがせわしくて思うように物が云えませんでした。】

 
プリプリふるえて、っつーのビミョーに変だにゃぁ。 (^ ^;


     めくらぶどうは高く叫びました。                .    「虹さん。私をつれて行って下さい。                                  どこへも行かないで下さい。」  

  ** めくらぶどうと虹オノマトペ **  .
 

@きらきら:【さて、かすかなかすかな日照り雨が降りましたので、星はきらきら光り、向こうの
      山は暗くなりました。】
Aばらばら:【そっちの方から、もずが、まるで音譜をばらばらにしてふりまいたように飛んで来
      て、みんな一度に、銀のすすきの穂にとまりました。】
Bぽたぽた:【めくらぶどうは感激して、すきとおった深い息をつき、葉から雫をぽたぽたこぼし
      ました。】
Cふっ:【東の灰色の山脈の上を、つめたい風がふっと通って、大きな虹が、明るい夢の橋の
      ようにやさしく空にあらわれました。】
Dもっ:【今日こそ、ただの一言でも、虹とことばをかわしたい、丘の上の小さなめくらぶどうの
      木が、よるのそらに燃える青いほのおよりも、もっと強い、もっとかなしいおもいを、
      はるかの美しい虹に捧げると、ただこれだけを伝えたい、ああ、それからならば、そ
      れからならば、実や葉が風にちぎられて、あの明るいつめたいまっ白の冬の眠りに
      はいっても、あるいはそのまま枯れてしまってもいいのでした。】
Eうっとり:【やさしい虹は、うっとり西の碧
(あお)いそらをながめていた大きな碧い瞳を、めくらぶ
      どうに向けました。】
Fプリプリ:【めくらぶどうは、まるでぶなの木の葉のようにプリプリふるえて、輝いて、いきがせ
      わしくて思うように物が云えませんでした。】
Gピー:【停車場の方で、鋭い笛がピーと鳴りました。】
Hはっきり:【虹はかすかにわらったようでしたが、もうよほどうすくなって、はっきりわかりませ
      んでした。】
Iすっかり:【そして、今はもう、すっかり消えました。】

 『めくらぶどうと虹』のオノマトペ、これで、おすめえだぁ。まんず、えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                                     2006.7.16.

 
 


角川文庫版 銀河鉄道の夜』の第六話です。
 ★                                                      .

★   
     ★                                                   .

 ★                                                 .
                   「正遍知(しょうへんち)はあしたの朝の七時ごろ                   ヒームキャの河をおわたりになって                                   この町にいらっしゃるそうだ。」   こう云う語(ご)がすきとおった風といっしょに                        ハームキャの城の家々にしみわたりました。   みんなはまるで子供のように                                         いそいそしてしまいました。   なぜなら町の人たちは永い間どんなに                              正遍知のその町に来るのを                                         望んでいたか知れないのです。   それにまた町から沢山の人たちが                                   正遍知のとこへ行ってお弟子になっていたのです。   「正遍知はあしたの朝の七時ごろ                                    ヒームキャの河をおわたりになって                                   この町にいらっしゃるそうだ。」


よ  また             .
****** 『四又の百合』 6p ******
 

   ♪聖者が町にやって来る♪、だにゃぁ、
        べいびー!
        はぴー?
        いぇいー!

  『おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー』  
        れっつ・しんが・そんぐ!
        おけー?

       ♪んっばっばっばっ♪  
       ♪んっばっばっばっ♪  
『四又(よまた)の百合』
             
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ♪ 
       とらんぺっと!
 
 ♪
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ♪ 
         さっくす!
     
 ♪ごー・まーちにー♪ 
        ぎたー!

 ♪ごー・まーちにー♪ 
        べーす!

 ♪おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー♪ 
                    どらむ!
                
 ♪あぃ・うぉんな・びー・いんざっ・なんばー♪ 
                へい・ばんじょー!
♪♪♪
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー♪ 
            せんきゅー・きーぼー!
                 りふれいん!
                 
 っつーことで、『賢治童話丸写しシリーズその83』だよん。(^ ^;

 「正遍知
(しょうへんち)はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河をおわたりになってこの町に入らっ
しゃるそうだ。」
 みんなは思いました、正遍知はどんなお顔いろでそのお眼はどんなだろう、噂の通り紺いろの
蓮華のはなびらのような瞳をしていなさるだろうか、お指の爪やほんとうに赤銅いろに光るだろう
か、また町から行った人たちが正遍知とどんなことを云いどんななりをしているだろう、もうみんな
はまるで子供のようにいそいそして、まず自分の家をきちんとととのえそれから表へ出て通りをき
れいに掃除しました。あっちの家からもこっちの家からも人が出て通りを掃いて居ります。水がま
かれ牛糞や石ころはきれいにとりのけられ、また白い石英の砂が撒かれました。
 「正遍知はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河をおわたりになってこの町に入らっしゃるそう
だ。」
 もちろんこの噂は早くも王宮に伝わりました。
 「申し上げます。如来正遍知はあしたの朝の十時頃ヒームキャの河をお渡りになってこちらへ
いらっしゃるそうでございます。」
 「そうか、たしかにそうか。」王さまはわれを忘れて瑪瑙
(めのう)で飾られた玉座を立たれました。
 「たしかにさようと存じられます。今朝ヒームキャの向う岸でご説法のをハムラの二人の商人が
拝んで参ったと申します。」
 「そうか、それではまちがいあるまい。ああ、どんなにお待ちしただろう。すぐ町を掃除するよう
布令を出せ。」
         (丸写しオシマイ)
 『
賢治童話丸写しシリーズその83』でした。


     四又の百合 お気に入りオノマトペ

         「申しあげます。                                                        町はもうすっかり掃除ができてございます。                         人民どもはもう大悦びで                                             お布令を待たずきれいに掃除をいたしました。」        「うう。」王さまはうなるようにしました。                               「なお参ってよく粗匆(そそう)のないよう注意いたせ。               それから千人の食事の支度を申し伝えて呉れ。」        「畏(かしこ)まりました。                                              大膳職はさっきからそのご命を待ち兼ねて                         うろうろうろうろ厨(くりや)の中を                                     歩きまわって居ります。」        「ふう。そうか。」王さまはしばらく考えていられました。              「すると次は精舎(しょうじゃ)だ。                                     城外の柏林に千人の宿をつくるよう                                工作のものへ云って呉れないか。」       「畏(かしこ)まりました。                                                ありがたい思召(おぼしめし)でございます。                        工作の方のものどもはもう万一ご命令もあるかと                 柏林の測量にとりかかって居ります。」         「ふう。                                                                  正遍知のお徳は風のようにみんなの胸に充ちる。                 あしたの朝はヒームキャの河の岸まで                               わしがお迎えに出よう。みなにそう伝えて呉れ。                    お前は夜明の五時に参れ。」
季節:夏
◆オラが好きなオノマトペ(初読)=☆☆☆ 5つが最高。)
@
いそいそ:【みんなはまるで子供のようにいそいそしてしまいました。】

ボクの好きなオノマトペ(再読)=無し
 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
いそいそ:【みんなはまるで子供のようにいそいそしてしまいました。】

 子供のようにいそいそしてしまいました、っつーの、たまらんにゃぁ。(^ ^;

ps.思わずボクも、
いそいそしてしまいました。♪オェン・ザ・セインツ・ゴー・マーチニー♪ (^ ^;


            「何にするんだい。その花を。」                                       子供がふと思い付いたように云いました。       「正遍知にあげるんだよ。」                                          「あっ、そんならやらないよ。」                                         子供は首かざりを投げ出しました。       「どうして。」                                                           「僕がやろうと思ったんだい。」       「そうか。じゃ返そう。」                                                「やるよ。」                                                             「そうか。」大臣は又花を手にとりました。       「お前はいい子だな。                                                 正遍知がいらっしゃったらあとについてお城へおいで。             わしは大蔵大臣だよ。」       「うん、行くよ。」 子供はよろこんで叫びました。           

 ****** 四又の百合オノマトペ ****** .
 

@いそいそ:【みんなはまるで子供のようにいそいそしてしまいました。】
Aきちん:【もうみんなはまるで子供のようにいそいそして、まず自分の家をきちんとととのえそ
      れから表へ出て通りをきれいに掃除しました。】
Bすっかり:【「町はもうすっかり掃除ができてございます。」】
Cうろうろうろうろ:【「大膳職はさっきからそのご命を待ち兼ねてうろうろうろうろ厨
(くりや)の中を
      歩きまわって居ります。」】
Dさっぱり:【「街は昨日の通りさっぱりしているか。」】
Eサラサラ:【風がサラサラ吹き木の葉は光りました。】
Fしん:【林はしんとして青く、すかして見ても百合の花は見えませんでした。】
Gぽっ:【川の向うの青い林のこっちにかすかな黄金
(きん)いろがぽっと虹のようにのぼるのが
      見えました。】

 『四又の百合』のオノマトペ、まんず、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                                     2006.7.21.

 
 



角川文庫版 銀河鉄道の夜』の第十話です。


        私の町の博物館の、大きなガラスの戸棚には、                  剥製(はくせい)ですが、四疋(ひき)の蜂雀がいます。   生きてたときはミィミィとなき                                          蝶のように花の蜜をたべる                                           あの小さなかあいらしい蜂雀です。   わたくしはその四疋(ひき)の中で                                   いちばん上の枝にとまって、羽を両方ひろげかけ、                まっ青なそらにいまにもとび立ちそうなのを、                        ことにすきでした。   それは眼が赤くてつるつるした緑青いろの胸をもち、              そのりんと張った胸には                                              波形のうつくしい紋もありました。    小さいときのことですが、ある朝早く、                               私は学校に行く前に                                                 こっそり一寸ガラスの前に立ちましたら、                            その蜂雀が、銀の針の様なほそいきれいな声で、                にわかに私に言いました。      「お早う。                                                   ペムペルという子はほんとうにいい子だったのに                     かあいそうなことをした。」   その時窓にはまだ                                                     厚い茶いろのカーテンが引いてありましたので室の中は          ちょうどビール瓶のかけらをのぞいたようでした。   ですから私も挨拶しました。                                        「お早う。蜂雀。ペムペルという人がどうしたっての。」   蜂雀がガラスの向うで又云いました。                             「ええお早うよ。妹のネリという子も                                   ほんとうにかあいらしいいい子だったのに                            かあいそうだなあ。」   「どうしたていうの話しておくれ。」   


**********
 『黄いろのトマト』 17p **********

 仲良し兄妹ペムペルとネリのかあいそうな話、っつーの気になるにゃぁ、『黄いろのトマト』。

 っつーことで、『賢治童話を丸写しシリーズその84』だよん。
(^ ^;

 すると蜂雀は話しました。
 「ペムペルとネリは毎日お父さんやお母さんたちの働くそばで遊んでいたよ。おひるすぎにな
って、すっかり仕事がすむころはペムペルは汗で顔がてかてかしてた。
 ネリははんけちで堅く髪をつつんでいるので頭は卵のかたちになっている。
 ネリは畠のへりに立って、顔が日に焼けてぴりぴりするので、ちいさなお口をすぼめたりする。
 するとペムペルはネリの顔を、両方のてのひらでちょっとはさんでやったりする。
 その時僕も
 『さようなら。さようなら。』と云ってペムペルのうちのきれいな木や花の間からまっすぐにおう
ちにかえった。
 それから勿論小麦も搗
(ま)いた。
 二人で小麦を粉にするときは僕はいつでも見に行った。小麦を粉にする日ならペムペルはち
ぢれた髪からみじかい浅黄のチョッキから木綿のだぶだぶずぼんまで粉ですっかり白くなりな
がら赤いガラスの水車場でことことやっているだろう。ネリはその粉を四百グレンぐらいずつ木
綿の袋につめ込んだりつかれてぼんやり戸口によりかかりはたけをながめていたりする。
 そのときぼくは『ネリちゃん。あなたはもぐらはすきですか』とからかったりして飛んだのだ。そ
れからもちろんキャベジも植えた。
 二人がキャベジを穫るときは僕はいつでも見に行った。
 ペムペルがキャベジの太い根を截
(き)ってそれをはたけにころがすと、ネリは両手でそれをも
って水いろに塗られた一輪車に入れるのだ。そして二人は車を押して黄色のガラスの納屋にキ
ャベジを運んだのだ。青いキャベジがころがってるのはそれはずいぶん立派だよ。
 そして二人はたった二人だけずいぶんたのしくくらしていた。」
 「おとなはそこらに居なかったの。」わたしはふと思い付いてそうたずねました。
 「おとなはすこしもそこらあたりになかった。なぜならペムペルとネリの兄妹の二人はたった二
人だけずいぶん愉快にくらしてたから。けれどほんとうにかあいそうだ。
 ペムペルという子は全くいい子だったのにかあいそうなことをした。
 ネリという子は全くかあいらしい女の子だったのにかあいそうなことをした。」
 蜂雀は俄かにだまってしまいました。
 私はもう全く気が気でありませんでした。
 蜂雀はいよいよだまってガラスの向うでしんとしています。
                                   
(丸写しオシマイ)
 『賢治童話を丸写しシリーズその84』でした。


 黄いろのトマト 漫画紹介

 @坂口尚:宮沢賢治漫画館(潮出版社)第2巻                .

                    非・少女マンガなかあいらしさだにゃぁ。(^ ^;
 

 坂口尚の漫画版『黄いろのトマト』は、全くかあいらしいにゃぁ。

 坂口尚は、
『十力の金剛石』に次いで二度目の登場。

   ペムペルとネリの兄妹が全くかあいらしい。
     非・少女マンガなかあいらしさ、
       非・童話挿絵なかあいらしさ、
         誰にも似てない、
           坂口尚のかあいらしさ、
             漫画もちゃんとちゃんとのファンタジー、
               好きだにゃぁ。

 と、大絶賛しといて何だけど、
『十力の金剛石』の大臣の子のボケキャラのほうが、断然好きな
んだにゃぁ。(^ ^;

 っつーことで、『黄いろのトマト』の漫画版、かあいらしいファンタジーなのら。(^ ^;


 黄いろのトマト お気に入りオノマトペ
          二人は、はたけにトマトを十本植えていた。        そのうち五本がポンデローザでね、                                  五本がレッドチェリイだよ。     ポンデローザにはまっ赤な大きな実がつくし、                      レッドチェリーには                                                     さくらんぼほどの赤い実がまるでたくさんできる。     ぼくはトマトは食べないけれど、                                     ポンデローザを見ることなら                                          もうほんとうにすきなんだ。     ある年やっぱり苗が二いろあったから、                             植えたあとでも二いろあった。
 季節: 夏               だんだんそれが大きくなって、                                        葉からはトマトの青いにおいがし、                                   茎からは                                                               こまかな黄金(きん)の粒のようなものも噴き出した。     そしてまもなく実がついた。        ところが五本のチェリーの中で、                                     一本だけは奇体に黄いろなんだろう。     そして大へん光るのだ。        ギザギザの青黒い葉の間から、                                     まばゆいくらい黄いろなトマトが                                      のぞいているのは立派だった。

◆オラが好きなオノマトペ(初読)=5つが最高。)
@
ミィミィ:【生きてたときはミィミィとなき蝶のように花の蜜をたべるあの小さなかあいらしい
      蜂雀です。】
H
だぶだぶ:【「小麦を粉にする日ならペムペルはちぢれた髪からみじかい浅黄のチョッキ
      から木綿のだぶだぶずぼんまで粉ですっかり白くなりながら赤いガラスの水車場
      でことことやっているだろう。」】
Q
ぐじゃぐじゃ:【「早く涙をおふきなさい。まるで顔中ぐじゃぐじゃだ。」】
27
ぼやぼや:【「二人がも一度、樺の木の生えた丘をまわったとき、いきなり眼の前に白い
      ほこりのぼやぼや立った大きな道が、横になっているのを見た。」】

ボクの好きなオノマトペ(再読)=5つが最高。)
I
ことこと:【「赤いガラスの水車場でことことやっているだろう。」】
S
ことりことり:【番人のおじいさんは私の涙を拭いてくれて、それから両手をせなかで組
      んでことりことり向うへ見まわって行きました。】

 

 「オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)なんて集めてどうすんの?」

 
ミィミィ:【生きてたときはミィミィとなき蝶のように花の蜜をたべるあの小さなかあいらしい
      蜂雀です。】

 
蜂雀って、ほんとにミィミィと鳴くのかにゃぁ? 知らんかったにゃぁ。



 

      だんだん近くになって見ると、                                         ついて居るのはみんな黒ん坊で、                                   眼ばかりぎらぎら光らして、                                          ふんどしだけして裸足だろう。

 

      白い四角なものを囲んで来たのだけれど、                        その白いのは箱じゃなかった。

 

      実は白いきれを四方にさげた、                                     日本の蚊帳のようなもんで、                                        その下からは大きな灰いろの四本の脚が、                        ゆっくりゆっくり上ったり下ったりしていたのだ。

 

      ペムペルとネリとは、                                                  黒人はほんとうに恐かったけれど又面白かった。

 

   四角なものも恐かったけれど、めずらしかった。   

 
 

   そこでみんなが過ぎてから、二人は顔を見合せた。   

 

      そして                                                                 『ついて行こうか。』                                                   『ええ、行きましょう。』                                                  と、まるでかすれた声で云ったのだ。

 

   そして二人はよほど遠くからついて行った。   

 

   黒人たちは、時々何かわからないことを叫んだり、                空を見ながら跳ねたりした。

 

   四本の脚はゆっくりゆっくり、                                         上ったり下ったりしていたし、                                         時々ふう、ふうという呼吸の音も聞えた。

 

********** 黄いろトマトオノマトペ **********
 

@ミィミィ:【生きてたときはミィミィとなき蝶のように花の蜜をたべるあの小さなかあいらしい蜂雀
      です。】
Aつるつる:【それは眼が赤くてつるつるした緑青
(ろくしょう)いろの胸をもち、そのりんと張った胸に
      は波形のうつくしい紋もありました。】
Bりん:【そのりんと張った胸には波形のうつくしい紋もありました。】
Cこっそり:【小さいときのことですが、ある朝早く、私は学校に行く前にこっそり一寸ガラスの前
      に立ちましたら、その蜂雀が、銀の針の様なほそいきれいな声で、にわかに私に言い
      ました。】
Dとうとう:【私は本の入ったかばんの上に座るのは一寸困りましたけれどもどうしてもそのお話
      を聞きたかったので、とうとうその通りにしました。】
Eすっかり:【「おひるすぎになって、すっかり仕事がすむころはペムペルは汗で顔がてかてかし
      てた。」】
Fてかてか:【「ペムペルは汗で顔がてかてかしてた。」】
Gぴりぴり:【「ネリは畠のへりに立って、顔が日に焼けてぴりぴりするので、ちいさなお口をすぼ
      めたりする。」】
Hだぶだぶ:【「小麦を粉にする日ならペムペルはちぢれた髪からみじかい浅黄のチョッキから
      木綿のだぶだぶずぼんまで粉ですっかり白くなりながら赤いガラスの水車場でことこ
      とやっているだろう。」】
Iことこと:【「赤いガラスの水車場でことことやっているだろう。」】
Jぼんやり:【「ネリはその粉を四百グレンぐらいずつ木綿の袋につめ込んだりつかれてぼんや
      り戸口によりかかりはたけをながめていたりする。」】
Kしん:【蜂雀はいよいよだまってガラスの向うでしんとしています。】
Lじっ:【私もしばらくは耐えて膝を両手で抱えてじっとしていましたけれども、あんまり蜂雀がい
      つまでもだまっているもんですから、それにそのだまりようと云ったらたとえ一ぺん死
      んだ人が二度とお墓から出て来ようたって口なんか聞くもんか云うように見えました
      ので、とうとう私は居たたまらなくなりました。】
Mやっぱり:【けれども蜂雀はやっぱりじっとその細いくちばしを尖
(とが)らしたまま、向うの四十
      雀
(しじゅうから)の方を見たっきり二度と私に答えようともしませんでした。】
Nそっ:【「まだ入口を開けるに一時間半も間があるのにおまえだけそっと入れてやったのだ。」】
Oやっ:【私はやっと云いました。「だって蜂雀がもう私に話さないんだもの。」】
Pきっ:【「ええおい。さあ坊ちゃん。きっとこいつは話します。」】
Qぐじゃぐじゃ:【「早く涙をおふきなさい。まるで顔中ぐじゃぐじゃだ。」】
Rさっぱり:【「そらええ、ああ、すっかりさっぱりした。」】
Sことりことり:【番人のおじいさんは私の涙を拭いてくれて、それから両手をせなかで組んで
      ことりことり向うへ見まわって行きました。】
21どきっ:【私はどきっとしたのです。】
22だんだん:【「だんだんそれが大きくなって、葉からはトマトの青いにおいがし、茎からはこま
      かな黄金
(きん)の粒のようなものも噴き出した。」】
23ギザギザ:【「ギザギザの青黒い葉の間から、まばゆいくらい黄いろなトマトがのぞいている
      のは立派だった。」】
24どんどん:【「そこで二人は手をつないで果樹園を出てどんどんそっちへ走って行った。」】
25ひょろひょろ:【「ひょろひょろした笛の音も入っていたし、大喇叭
(おおらっぱ)のどなり声もきこえ
      た。」】
26しっかり:【『ネリ、もう少しだよ、しっかり僕につかまっておいで。』】
27ぼやぼや:【「二人がも一度、樺の木の生えた丘をまわったとき、いきなり眼の前に白いほこ
      りのぼやぼや立った大きな道が、横になっているのを見た。」】
28チラチラ:【「ほこりの中から、チラチラ馬の足が光った。」】
29ふうふう:【「馬は汗をかいて黒く光り、鼻からふうふう息をつき、しずかにだくをやっていた。」】
30ひらひら:【「乗ってるものはみな赤シャツで、てかてか光る赤革の長靴をはき、帽子には鷺
      の毛やなにか、白いひらひらするものをつけていた。」】
31ぼんやり:【「ほこりの為にお日さまはぼんやり赤くなった。」】
32はっきり:【「みんなの行った方から、あのいい音がいよいよはっきり聞えて来た。」】
33ゆっくり:【「まもなくみんなは向うの丘をまわって見えなくなったが、左の方から又誰かゆっく
      りやって来るのだ。」】
34ぎらぎら:【「だんだん近くになって見ると、ついて居るのはみんな黒ん坊で、眼ばかりぎらぎ
      ら光らして、ふんどしだけして裸足だろう。」】
35ふう、ふう:【「四本の脚はゆっくりゆっくり、上ったり下ったりしていたし、時々ふう、ふうとい
      う呼吸の音も聞えた。」】
36どんより:【「そのうちお日さまは、変に赤くどんよりなって、西の方の山に入ってしまい、残
      りの空は黄いろに光り、草はだんだん青から黒く見えて来た。」】
37ひんひん:【「さっきからの音がいよいよ近くなり、すぐ向うの丘のかげでは、さっきのらしい
      馬のひんひん啼くのも鼻をぶるるっと鳴らすのも聞えたんだ。」】
38ぶるるっ:【「鼻をぶるるっと鳴らすのも聞えたんだ。」】
39どんどんどんどん:【「四日のお月さんが、西のそらにしずかにかかっていたけれど、そのぼ
      んやりした青じろい光で、どんどんどんどんペムペルはかけた。」】
40ぐるぐる:【「眼がぐるぐるして、風がぶうぶう鳴ったんだ。」】
41ぶうぶう:【「風がぶうぶう鳴ったんだ。」】
42ちらちら:【「ネリはちらちらこっちの方を見てばかりいた。」】
43わっ:【「その一つはひどくネリの耳にあたり、ネリはわっと泣き出し、みんなはどっと笑ったん
      だ。」】
44どっ:【「みんなはどっと笑ったんだ。」】
45きっ:【「ああいうかなしいことを、お前はきっと知らないよ。」】
46チクチクッ:【そして俄かにあんまりの明るさと、あの兄妹のかあいそうなのとに、眼がチクチ
      クッと痛み、涙がぼろぼろこぼれたのです。】
47ぼろぼろ:【涙がぼろぼろこぼれたのです。】

 『黄いろのトマト』のオノマトペ、まんず、これで、おすめえだぁ。えがっだなす。 スネオ 拝 (^ ^;
                                                     2006.7.25.

 
 







 
 

   みんなは思いました、                                                正遍知はどんなお顔いろでそのお眼はどんなだろう、             噂の通り紺いろの蓮華のはなびらのような                         瞳をしていなさるだろうか、                                           お指の爪はほんとうに赤銅いろに光るだろうか、                   また町から行った人たちが正遍知と                                どんなことを云いどんななりをしているだろう。

 










<♪聖者が町にやって来る♪ 
     へい!

     はぴー?     

     おけー?
あんこーる・おん・すてーじ!> (^ ^;



      THE ISOISO SWING ORCHESTRA



 
        いぇいー!
  『おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー』  
        れでぃ?
        れっつ・しんが・そんぐ!

       ♪んっばっばっばっ♪  
       ♪んっばっばっばっ♪  

 ♪おぇん・ざ・せぃんつ♪ 
       とらんぺっと!
 
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ♪ 
         さっくす!
 
 ♪ごー・まーちにー♪ 
        ぎたー!

 ♪ごー・まーちにー♪ 
        べーす!
  
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー♪ 
                    どらむ!

 ♪あぃ・うぉんな・びー・いんざっ・なんばー♪ 
                へい・ばんじょー!

 ♪おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー♪ 
            せんきゅー・きーぼー!
                 りふれいん!
 











     

 


 トップページは二束三文だなす。                                       ♪そうはギャグ屋が卸さない♪

 

  (貴重なほんのわずかな読者の方々へ)
トップページのみんなの掲示板に、
  「しょうもないホムペやなぁ。」っつーよーな、おたよりお待ちしてます。 スネオ 拝 (^ ^;

 

ダウンロード篇

 
次回配本は『黒ぶどう』です。
       
 

銀河鉄道の夜

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   もうみんなはまるで子供のようにいそいそして、                     まず自分の家をきちんとととのえ                                     それから表へ出て通りをきれいに掃除しました。                                                           by 『四又の百合』