それでは、『お庭番地球を回る』の第一話です。
* 『お庭番地球を回る』 57p * .
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咸臨丸と共に、ポーハタン号で初めてアメリカに渡った遣米使節団の副使がお庭番だった、
という史実に基づいた奇想天外短篇忍法帖、『お庭番地球を回る』
村垣淡路守範正(むらがき あわじのかみ のりまさ)遣米使節団副使。外国奉行。十万石。以前に
函館奉行を勤める。47歳。十歳も老けて見える。
実はもと伊賀組(イガーグミイ)忍者(ニンジア)お庭番(オニワーヴァン)ですからね。楽しい
ですね。嬉しいですね。大好きですね。
そして遣米使節団の案内役、ダグラス・ショック大尉。遣米使節団一行77人と長い船旅を続
けるうちに、ニッポン人が、サムライが、イガーグミイ・ニンジア・オニワーヴァンが大好きになっ
て行くんですね。いい奴なんですよ、ショック大尉って。
ポーハタン号の乗組員312人全員が、好意と責任感と好奇心に満ちているんですね。
ハワイでの大歓迎、アメリカ本土での熱狂的歓迎会晩餐会の日々。アメリカ人ニッポン人み
んないい奴なんですね。ほのぼの、うるるん滞在記なんですね、『お庭番地球を回る』。
つーことで、『ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド』又の名を
『忍法いつもの丸写しシリーズその63』だよん。 (^ ^;
<イントロ>
むかし世上にて申したことだそうでございますが、村垣と申す家名の者がお庭番を長く勤め
て、殊に御用に立った者で、四代目位になりますが、淡路守範正がお庭番に出まして、後に
アメリカへ初めてお使いにゆくとき、新見豊前守と一緒に参りました。──「旧事諮問録」──
(丸写しオシマイ)
『ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド』又の名を
『忍法いつもの丸写しシリーズその63』でした。(バカだねえ)
お調子者のボクは、嬉しくて更に、『ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド』又の名を
『忍法いつもの丸写しシリーズその64』だよん。 (^ ^;
ワシントン・イヴニング・スター紙はこのことを伝えて、十五日の記事にこう書いた。
「日本人はおそらく世界で最も上品な礼儀正しい人種であり、アメリカではとるに足らぬ
ようなことでも彼らに対して礼を失し、彼らの尊厳を傷つけるようなことがあれば、彼らの
来訪によって期待されるアメリカの利益を多かれ少なかれ傷つけることになる。われわれ
は全力を尽くしてこの遠来の珍客に好印象を与えるように努めなければならない」
日本のサムライ使節団は、アメリカ側のこの買いかぶりを裏切らなかった!
(丸写しオシマイ)
『ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド』又の名を
『忍法いつもの丸写しシリーズその64』でした。(バカだねえ)
大老井伊直弼(なおすけ)が云った
村垣、おぬし忍びの術を覚えておるか?
遣米使節の供の者のうち
恥をさらす者、メリケンに恥を受くる者一人もなからしめよ
ポーハタン号で初めてアメリカに向かう
遣米使節団一行77名
ハワイでカメハメハ四世の大歓迎
ホワイト・ハウスでブキャナン大統領へ国書捧呈(ほうてい)
ボルチモア、フィラデルフィア、ニューヨーク
連日連夜見学会歓迎会晩餐会
最も頑固で
最も気難しくて
最もこわい顔をした
遣米使節団副使
サムライの名誉のために
イガーグミイ・ニンジア・オニワーヴァン
村垣淡路守
別れのつぶやき
メリカ・ピープル、グッド・ナイス
『お庭番地球を回る』
***
( 注:*は手裏剣のつもり
(^ ^; )
(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part122
っつーこと? あ、ごくろうさんpart122)
ほのぼの、うるるん、『お庭番地球を回る』を読みたまえ、ボケット小僧君、むはははは。
◆オレのオモシロ度=読んでいない。
◇ボクのオモシロ度=☆☆☆☆ (☆5つが最高。)
2005.02.19.(また読者が減っちゃったかな)
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ボクの「お庭番地球を回る」データ * .
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えー、これはボクの個人的趣味です。
忍法名とか脇役陣とか時代とかをExcelで並べ替えして遊ぼっかな、っつーつもり。
忍法帖第?作目
初連載誌:オール読物1971年1月号
(山田風太郎50歳:執筆時)
時代設定:安政6年9月13日〜万延元年9月28日(1859〜1860)
登場人物
もと伊賀組(イガーグミイ)忍者(ニンジア)お庭番(オニワーヴァン)
@村垣 淡路守 範正(むらがき あわじのかみ のりまさ)遣米使節団副使。外国奉行。
十万石。以前に函館奉行を勤める。47歳。
:忍法亀頭相続(きとうそうぞく)(直立させた亀頭に亀頭を接し射精すると、以後勃起
した亀頭が相手の男の顔に見えて、恐怖で不能になる。)
脇役陣
@新見 豊前守 正興(しんみ ぶぜんのかみ まさおき)遣米使節団正使。外国奉行。十万石。
A小栗 豊後守 忠順(おぐり ぶんごのかみ ただまさ)遣米使節団お目付役。
B井伊 直弼(いい なおすけ)幕末の大老。安政の大獄を断行し、桜田門外の変で水戸浪士
たちに討たれる。
Cタナットル(たなっとる)遣米使節77人を乗せたポーハタン号の提督。
Dピアソン(ぴあそん)ポーハタン号艦長。
Eダグラス ショック(だぐらす しょっく)ポーハタン号の大尉。
F名村 八五郎(なむら はちごろう)長崎出島出身の通辞。
G立石 得十郎(たていし とくじゅうろう)長崎出島出身の通辞。
H勝 安房守 麟太郎(かつ あわのかみ りんたろう)ポーハタン号の三日前にアメリカに向け
て出航した咸臨丸の艦長。軍艦奉行。幕府講武所の砲術師範。のちの勝海舟。
I福沢 諭吉(ふくざわ ゆきち)勝海舟とともに咸臨丸で渡米した。のち「学問ノススメ」を著す。
慶應義塾大学の創始者。
Jカメハメハ 四世(かめはめは よんせい)ハワイの国王。
Kエムマ(えむま)ハワイの王妃。
L立石 斧次郎(たていし おのじろう)通辞見習い。通辞立石得十郎の弟。17歳。
Mペルリ(ぺるり)嘉永5(1852)年、五隻の黒船で初めて浦賀に来たアメリカ人提督。
すでに死去。
N源之助(げんのすけ)咸臨丸の水夫。
O富蔵(とみぞう)咸臨丸の水夫。
P半次郎(はんじろう)遣米使節一行77人の一人。
Q東照 大権現 (とうしょう だいごんげん)死後の徳川家康の尊称。
Rブキャナン(ぶきゃなん)アメリカ大統領。
S信濃守 源ノ 清直(しなののかみ みなもとの きよなお)下田奉行。
21肥後守 藤原ノ 忠震(ひごのかみ ふじわらの ただなり)目付。
22武蔵坊 弁慶(むさしぼう べんけい)源義経に仕えた剛力無双の僧。
23デュポン(でゅぽん)使節団歓迎委員長。大佐。
24遊行 上人(ゆぎょう しょうにん)諸国を回向した名僧。
25ハリエット レーン(はりえっと れーん)ブキャナン大統領の姪。
26スワン(すわん)ボルチモア市長。
27ウィリアム ボンド(うぃりあむ ぼんど)アメリカ切っての花火師。
28村山 伯元(むらやま はくげん)医者。遣米使節一行77人の一人。
29ホイットマン(ほいっとまん)詩人、作家。安政3(1856)年に詩集「草の葉」を出版。
30レッド バトラー(れっど ばとらー)小説「風と共に去りぬ」主人公、と同姓同名のアメリカ人。
31ハリス(はりす)日本駐在のアメリカ公使。
32ウィリアム マッキーン(うぃりあむ まっきーん)軍艦ナイアガラ艦長。
* ボクの「お庭番地球を回る」データ おしまい*
2005.02.19.
ではでは、出羽の守、大変長らくお待たせいたしました。
今週のメイン・イベント (^ ^; あり??? 何か変よ。 え? あいむ・そりい?
あいむ・そりい!
『お庭番地球を回る』は短篇集なので、
いかがわしいシーンがほとんどありませんので、
『声に出して読めたらエライ禁断のお庭番地球を回る』 (^ ^; .
のすべての短篇は、お休みさせていただきます。ご了承ください。
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何だこりゃ?っつー肩すかしで、ごめんネ。だって、スケベシーン過激じゃないんだもん。
『声に出して読めたらエライ禁断のお庭番地球を回るのすべての短篇』
(^ ^; は、お休みでした。
◆オレのゴックン度(初読)=お休み (★5つが最高)
◇ボクのゴックン度(再読)=お休み
* 「お庭番地球を回る」の巻 おしまい *
2005.02.19.(まだ読者が残っているかな?)
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