陽春白雪
陽春白雪滿天飄,
筑海風聲和怒濤。
何在神州向延閣,
紛紛不住亂心潮。
陽春の白雪 滿天に
飄
(
へう
)
とし,
筑海の風聲は
怒濤
(
ど たう
)
に和す。
何
(
いづ
)
れに在りや 神州の
向延閣
(
しゃうえんかく
)
,
紛紛
(
ふんぷん
)
住
(
や
)
まずして 心潮 亂る。
*************
大雪になった。美しい。風景が水墨画のように白と黒の世界となった。
(清正が我が家に来た時以来の大雪だ)
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転句は「
●●○○○●●
」であるが、古来「
●●○○
●○●
」も可とされる。ここでは、後者をとった。
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・
向
(
しゃう
)
延閣:
南宋時代の長沙の
太守
(
)
。金軍が南下した際、軍民を率いて抵抗し、金軍の攻勢を阻止した。=向子諲。蛇足になるが、姓の「向」の読みは、〔しゃう(現代仮名遣いでは「しょう」)〕。
平成二十六年二月十四日
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