堤上同狗望日
堤上西望正落暉,
皇陵春鳥幾千歸。
狗看荏苒今將暮,
人憶昭和紅日時。
堤上 西を望めば 正に
落暉
(
らっき
)
,
皇陵
(
くゎうりょう
)
の
春鳥
(
しゅんてう
)
幾千か歸る。
狗
(
いぬ
)
は
看
(
み
)
る
荏苒
(
じんぜん
)
として 今
將
(
まさ
)
に暮れんとするを,
人は
憶
(
おも
)
ふ 昭和
紅日
(
こうじつ
)
の時を。
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犬と、夕陽を眺めた。夕陽の中の光景に「昭和」を見た。わが犬は「今」しか分かるまいが…。(でも、じっと見て、考えているようだった)。
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平成二十六年二月二十一日
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