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木工の楽しさ・おもしろさ  No.12
グリップの取れてしまったマラカスと、割れた靴ベラ 2011. 9. 15
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  ロ
  ク 
  ロ
  作 
  業
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子供たちのオモチャとして壊してしまったマラカスですが、これも、私の青春の、ハワイアン・バンド時代の想い出の品。
そのうち、いつかは直そう・・・と思いながら、もう、すでに40年以上が経っていました。
靴ベラも、獅子頭の彫刻が気に入っていて、すでに20年以上は放って置いたものでしょう。

















柄のひとつが取れてしまい、その取れた柄も行方不明。

もうひとつの方も、一見するとまともに見えますが、何カ所かヒビが入っていて、「割れ」もあるのです。
 


ロクロとは言っても、電気ドリルを「横付けスタンド」にセットし、反対側には、移動式の受け軸など、すべてお手製。

カットに使っているビットも、市販品の刃の形をよく認識しておき、100円ショップで買ったヤスリを特殊な形に削りだして、それでカッティングしています。

(上の写真のヤスリが、そのカッターです。)

右側の、受け軸のところですが、現在は、ただ、中心点をピンポイントとして回転させているだけのもの。

ベアリングを使い、ルーター・ビットを締め付けるような仕掛けとか、フライス盤の削られる素材を固定する仕掛けのように、大きな回転ネジ式で、締め付けることができればいいのですが・・・。

まぁ、早い話、ドリルビットを締め付けるような構造で、その軸受けをベアリングで回転させれば・・・・というものです。
 材
 料
 は
 サ
 ク
 ラ
  ま
  ず
  は
  完
  成
  !
小石か小豆のような、乾いた音で鳴っていましたが、割れていた方の中身を見たら、なんとなく青っぽくさびが出ていて、猟銃の弾・鉛の散弾のようにも見えました。

その質量に見合うような小石を、園芸用のフルイでふるい,適量を選んで中に入れました。

割れは、ニカワで貼り、取っ手も差し込んでからニカワ付けしました。

外側から、ペーパーがけして、メタリックのラッカー・スプレーで吹きつけして仕上げました。

そして、すみやお手持ちのパーカッション類のお仲間と一緒に完成写真です。
 

 

一方、こちらは引き出物か何かの記念品でいただいた靴ベラ、その靴ベラとしてもっとも大切なベラの部分が割れてしまっていたのです。


シャフトだけは木製のウィンザー調のロクロ仕上げしたあるものでしたが、ヘッド部はプラスチックの成形品ですが獅子頭、ベラの部分は一見「水牛の角」風のプラスチック。

ですから、シャフトにしっかりと取り付けられるように、ベラの部分をつくればいいわけです。
 ネ
 ッ
 ク
 の
 削
 り
 台
 が
 使
 え
 ま
 す
 
 必
 用
 な
 副
 資
 材
 も
 つ
 く
 り
 ま
 す
これには、富士山らしい杢目がでているカエデ材を使いました。

 

ごく長い木ビスの、+ヘッドを部分尖らせてカットし、両ネジの代用として使いました。

 こ
 ち
 ら
 も
 完
 成

最後に、マホガニー系のステインとオイルニスを塗って仕上げました。
 
これで、何年か、まぁ、小生が死ぬまで使えることになるでしょう。

 

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