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インファナル・アフェア /
無間道 /
Infernal affairs /
I Want to Be You /
Mo gan doh /
Wu jian dao

劉偉強、麥兆輝 /
Wai Keung Lau, Siu Fai Mak /
Andrew Lau, Alan Mak

2002 HK 101 Min. 劇映画

出演者

劉徳華 Andy Lau
(劉健明 Lau Kin Ming - 内部調査課課長、警察に潜入したギャング組織の男)
陳冠希 Edison Chen
(劉健明 Lau Kin Ming、若い頃)

梁朝偉 Tony Leung
(陳永仁 Chan Wing Yan - 囮捜査官、ガイ・クァンの私生児)
余文樂 Shawn Yue
(陳永仁、若い頃)

黄秋生 Anthony Wong
(Wong - 警視、ヤンの上司)

胡軍 Jun Hu (Luk - 警部、ウォンの同僚、後警視、登場するのは墓として)

曾志偉 Eric Tsang
(Sam - ギャング組織のボス、ラウの親分、元ガイ・クァンの手下)

杜汢澤 Chapman To
(Keung - サムの子分)

Elva Hsiao
(May - ヤンが囮捜査官になる前の恋人)

Leung Chiu Yi
(メイの娘)

陳慧琳 Kelly Chen
(Lee Sum Yee - ヤンが通っている精神分析医)

鄭秀文 Sammi Cheng
(Mary - ラウの婚約者、ベストセラー作家)

Chaucharew Wichai
(タイの麻薬組織の男)

見た時期:2004年10月

要注意: ネタばれあり!

このページと前のページはもうこの作品を見た方にお薦めします。見ていない方が読むと、犯罪事件の経過が先に分かってしまいます。特に箱の中に詳しく書いてありますのでご注意を。

3部作で、これは第1作。それなのに第2部の後に記事を出すのは、ストーリーの関係から。ここで起きる出来事は第2部の後の出来事中心です。同じ役ではありますが、こちらで演じている俳優は主演が2人とも入れ替わっています。同じ俳優が無理して若作りするよりいいと思いました。

インファナル・アフェア 無間道 (1)は番号通り最初に見、記事は大分前に書いたので、一部続編と重複するかと思われます。済みません。

こんな物語を思いつく人はかなり頭がいいのだろうと思います。ストーリーを書いた人と一緒に監督をやっているのは主演と名前が紛らわしいアンドリュー・ラウ。その上主人公の苗字までラウなのでややこしいです。簡単に言えば監督のラウさんが俳優のラウさんを使って、ラウという名前のやくざとヤンというやくざの身内を持つ警官の話を撮ったのです。

賞を見るとトニー・レオン、アンソニー・ウォン、監督2人がいい賞を取っています。私は演技から言うと、(押さえた演技の)アンディー・ラウと(ポーカーフェースの)エリック・ツァンに傾いていたので意外な感じがしました。見せ場の多いトニー・レオンの方が無論得をしています。しかしこの作品が賞をざっくざっくと掻っ攫ってしまうという現象には賛成。完成度が高いので音楽で賞をあげても納得、カメラであげても納得です。

また順序を追って行きましょう。

1991年 サムが舎弟の若者を10人ほど寺に集め、警察に潜入させる前、作戦成功祈願をしている。この中にラウが入っている。
本来なら前作となるインファナル・アフェア 無間序曲 (2)でサムが地域のボスにのし上がったいきさつ、ラウがサムの舎弟であるいきさつが語られる。サムはこの時点でガイ・クウァンからガイ・ハウに引き継がれたシマを引き継いでいる。妻マリーは過去の事件で死んでいる。

1992年 警察学校の生徒ヤンはマフィアの身内がいることが警察に知れて退学処分になる。 ラウと顔を合わせるが付き合いはほとんど無い。
どうしても警察の仕事がしたいというヤン、ヤンに才能があると考える上司ウォンの間に取引が成立して、ヤンは潜入捜査官としてマフィアにもぐり込む。書類上は退学ということになる。取り敢えずは3年間潜入という約束。
1998年

3年の約束が延びて10年に近づこうとしている。ヤンはチンピラから一端のやくざになっており、サムに拾われて3年、信頼を得ている。

サムの舎弟にはインファナル・アフェア 無間序曲 (2)で喧嘩したケンもおり、現在は仲良くしている。

ラウなどを警察に送り込んだサムは内部からの情報でやくざの世界に確固たる地位を築いている。

ラウは、サムがよこす情報を巧みに使って順調に昇進している。小説家のマリーと結婚間近で、モダンなアパートに入居。
ウォンはヤンの潜入を承知している同僚ルークを失い、現在は警視に昇進している。ヤンの潜入を知る者はほとんどおらず、身分はパスワードで保護した PC に保存されている。

このあたりまでが話の前提。インファナル・アフェア 無間序曲 (2)を見ているとすんなり分かりますが、インファナル・アフェア 無間道 (1)が第1作なので誰も詳しい事情は教えてくれません。冒頭数分でさあーっとかするだけです。ま、ヤンとラウがウォン(警察)とサム(やくざ)から相手方に送り込まれているというのが要点。

雰囲気で持たせる映画かと一瞬思ったほど音楽とカメラが良く、これまで持っていた香港映画のイメージをあっさり覆してしまいました。香港映画は別に嫌いではなく、エンジョイできるものをいくつも見ましたが、全体に垢抜けているという印象を持ったことはありませんでした。ああいうタイプの映画として好きだったですが。

そこへこれまで見たことが無いようなスマートな滑り出し。びっくりしたなもうという感じです。そうと知っていたら劇場に行ったのに・・・、とないがしろにしたわけではありません。ベルリン映画祭に参加した時点でもう注目していました。しかしあの映画祭は人がひしめき合い、皆がかっこいいジャーナリストのふりをして風を切って歩きたがる、値段ばかり高い映画祭で、最近は行く気をなくしていました。バイヤーのための見本市だから仕方ないのかも知れません。それでベルリン映画祭はやめにして、一般公開を待っていたのですが、その前に何とファンタに2本登場したのです。で、これは絶対に見るぞと張り切っていたら不運。去年はフランス勢が良い作品をずらずら送り込んで来たのです。そのスケジュールの都合でずっこけてしまいました。しかし今思うとせめてインファナル・アフェア 無間道 (1)だけでもいいから劇場で見るべきであったと反省。最近のファンタはレベルが似た作品を2本ぶつける傾向にあり、フランス映画の質が高い時には同時上映の映画も質が高いという按配。非常に困った年でした。結局ベルリンで劇場で見るチャンスというのはほとんどなかったのですが、知り合いは見ており、凄く満足していました。

インファナル・アフェア 無間道 (1)1作を見ただけで私はもう圧倒されてしまいました。こんな完成度の高い作品は他の国にも滅多に無いと思いました。一応ギャング対警察という話になっていますが、実は政治の複雑な問題も投影されているという含みを持たせた構成で、香港の根性をここで示した力作だという気がしました。気合は物凄く入っており、出演している人たちもやる気を出しています。

主演の2人以外で感銘を受けたのはサムを演じている曾志偉。この人と似た人相の俳優は各国にいるようで、別に目立つ人ではありません。小柄で小太り。しかし彼の俳優としての力量はハリウッドで十分通用しそうです。ニコニコ温和な笑いを見せながら、頭はしっかり回転している、しかもそれが切れ者のようには見えないのです。子分にも気を使うという点では人情味もあり、それでいて信用できる者とできない者を常に見極めようとする、性格にいくつもの層があり、複雑な役です。インファナル・アフェア 無間序曲 (2)のインテリのボス、ハウとは違うタイプ。

インファナル・アフェア 無間序曲 (2)のボスは元々はギャングとして生計を立てる予定は無く、普通のそれもインテリ+ブルジョワの市民として生活をしていました。ある日父親が殺されてしまったので仕方なくボスに祭り上げられ、最初はそれもあまりうまく行かないという男です。それが徐々に内部の事を理解し始めます。どういう商売なのか把握した後は普通のボスより思い切った事をします。ちらっとゴッドファーザーも思い出しました。しかしあまり人情に篤い人間ではなさそうで、観客の賛同は得ないまま昇天。この時点でも一見庶民的に見えるというか、その辺の町のおっさんに見えるサムの方が知恵もあり、度胸も据わっています。

1998年以降 香港はイギリスから中国に返還になり、色々な式典は終わり、町はまた静けさを取り戻している。マフィアは体制が変わった後でもせっせと麻薬の密売に励んでいる。警察もせっせとその後を追跡している。ハウを逮捕したら辞めるつもりだったウォンも同僚を失い、まだマフィア追跡の仕事を続けている。

警察学校以来初めてラウとヤンが出会う。場所はステレオの店。音にうるさいヤンとラウはステレオセットの話をして顔見知りになる。学校で1度会ったとは気づかない。ここでラウの好きな曲が流れる。

その後ヤンは店を抜け出し、死んだ上司の葬儀の車に敬礼。

 

ヤンからの通報でサムが計画していた麻薬の大きな取引をウォンがつぶす。ヤンからウォンへの通報と、ラウからサムへの通報が秒刻みで交錯する。ラウは警察通信が傍受できるようにサムに周波数を連絡している。ラウはサムの側から警察にも情報が漏れていることに気付く。ウォンが通報者とモールス信号でやり取りしていると見破る。

ウォンは警察の情報がマフィアにもれていることを察知し、通信の周波数を変える。ラウはタイムリーに連絡できず、非常手段として、サムの携帯を含めその地域で使われていた52の携帯に GSM を使い SMS のメッセージを送る。《取引中止、内通者あり》。

かつては持ちつ持たれつでやっていたサムとウォンは完全に敵になっている。

敬礼に感情がこめられているシーンが時々出ます。

モールス信号はドイツでは廃止になったと聞いています。携帯、その他便利な物がたくさんできて必要がないとの判断でしょう。しかし私は惜しいと思いました。バーティカル・リミットを見た時もモールス信号以外では連絡のしようが無いシーンがあり、まだまだ知っていて損はないものだと思うのです。という私はまだ習ったことないけれど。

ところでここのシーンはかなり劇的にできています。「インファナル・アフェア 無間序曲 (2)はテンポがのろい」という批判をちらと聞きましたが、それはインファナル・アフェア 無間序曲 (2)にこういう切迫したシーンが無いからでしょう。しかし私はインファナル・アフェア 無間序曲 (2)ののろい戦術に反対しません。インファナル・アフェア 無間道 (1)のスマートさ、テンポの良さで観客の心をつかんだ後は、じっくり腰を据えて複雑なストーリー展開を見せてもかまわないと思うのです。インファナル・アフェア 無間序曲 (2)は筋が複雑で、私たちは主人公の新しい顔にもなじまなければなりません(同じ役を若い俳優に演じさせています。この辺は輝ける青春に比べ無理が無くていいです)。そして、観客はインファナル・アフェア 無間道 (1)で見た登場人物がかつてはこうだった・・・という風に出されるので、《数年後はどうなっていたっけ?》と時々インファナル・アフェア 無間道 (1)を思い出さないと行けません。ですからあまりテンポを上げられるとついて行けなくなってしまいます。

過去を語るインファナル・アフェア 無間序曲 (2)の中に登場しそのまま死んでしまう人もいますが、その後を語るインファナル・アフェア 無間道 (1)に現役で登場する重要人物もいるのです。ヤンがなぜ囮捜査官になるかの理由がインファナル・アフェア 無間序曲 (2)で掘り下げてあります。そして元々ガイの身内でその上ガイの子分だったヤンがなぜ後でサムの子分におさまっているかも大体分かるようになっています。ゴッドファーザーを思い出させる点もありますが、ずっとスマートにできています。

事件はさらに続きます。

警察署内で

サムをしょっ引いてみても拘留はできず、苦虫を噛み潰すウォン。しかしこの対戦でお互い完全に敵になったことを確認。

サムは改めて麻薬取引をする構え。タイで以前に知り合った男と商売をしている。

両者とも身内に通報者がいることを確認。「探せ」と檄を飛ばす。

サムの側 ラウの提案で舎弟全員の身元調査を始める。サムが履歴書のようなものを集め、映画館でラウに封筒を手渡す。ヤンは映画館で一瞬書類を受け取ったラウの後姿を目撃。
子分のケンが字が分からなかったためヤンが標(?)という字を封筒に書いて見せる。その封筒は映画館でサムからラウの手に渡る。
ウォンの側 署内の内部調査班の仕事にラウが回される。出世コースだとか。
ラウは自分を自分で調べる立場になるが、この時はウォンも含めたスタッフの身辺調査に取りかかる。
スパイ狩り ヤンは精神的に疲れ切って、精神分析医の元に通っている。治療はせず、1時間眠るだけ。ヤンはリー医師に惹かれ、自分が警官だということをちらりともらす。

サムの側はラウからの連絡でウォンがビルで潜入警官と会うことを知る。サムは舎弟を送る。

この出動の時ヤンは「マッサージに行く」と言い訳して持ち場を離れる。ウォンと連絡のために会い、追われていると感じて2人は別行動。ヤンは窓拭きのゴンドラで下へ降り、ウォンは普通のエレベーターを使う。

ウォンは数人の舎弟に捕まり屋上へ連れて行かれる。

ヤンは遅れたふりをして持ち場に戻って来る。彼が降りたばかりのタクシーの屋根にウォンが降って来る。

これを機に警察と撃ち合いになり、茫然自失のヤンはケンに強引に現場から連れ出される。ケンは弾を腹に受けていて瀕死の状態。ヤンが持ち場にいなかったためサムから潜入との疑いを受ける可能性があること、自分はまだ誰にもそれを言っていないことを伝えて死ぬ。

前作ではただのチンピラだったケンですが、このシーンで大きな印象を残します。一見頭が悪そうなケンですが、ヤンが潜入かも知れないと考えるぐらいの知恵はあり、それでも兄貴分のヤンのためにばらさないといった含みを持たせて死んで行きます。

内部調査 「辞令を受けたのでウォンも例外にせず内部調査をやったのだ」という主張をするラウだが、署内では「ウォンまで調査したから殺されてしまったのだ」という批判が出て、ラウは謝罪。
ラウはこの頃から考え方が変わり始める。サムに電話して「なにもウォンまで殺さなくても」と言う。サムの答えは「やらなければやれれる」。ごもっとも。サムはいつでもシビア。
糸の切れた凧

ウォンが死んでしまったので、警察は誰が潜入なのか分からなくなる。ウォンはパスワードを使っていたので、PC の内容が分からない。

ラウはウォンが残した携帯のスイッチを入れてみる。先方から反応あり。今度はヤンの方から連絡が入る。2人は会見の約束をする。

ヤンとラウは取引。サムの大きな取引を通報する、その後自分を内勤に戻して欲しいというもの。潜入はケンだったということにしてマスコミに発表。

ドンパチ

当初予定されていたタイ人との大型取引は場所を地下駐車場に変更。ラウの方も警察の追跡を中止させる。

双方の打ち合せ通り警察は駐車場に乗り込み取引の現場を押さえる。

危ういところで現場を離れることに成功したサムはラウと向かい合う。ラウはサムを撃ち殺す。

事件後

ヤンがラウの事務所に現われる。「約束通り身分を元に戻してくれ」と言う。「ヤンを元に戻したくともパスワードが分からない」とラウが言うと、ヤンはそれを教える。

ラウがパスワードを試しに行っている間にヤンはラウの机の上に置いてあったサムからの封筒を見つける。ケンのために書いた標の字が見える。ラウがサムのスパイだと気付いたヤンは姿を消す。

ヤンに気付かれたと知ったラウはヤンの記録を消去。

後始末

ヤンは精神分析医の所へ顔を出す。

ラウの婚約者マリーの所へ誰かが(分かってるじゃない、誰だか!) CD を届ける。音楽の後、サムとラウの会話が録音されている。

ヤンがラウを呼び出す。ビルの屋上で対決。2人の間で話がつきそうになったところへ別な刑事が現われる。彼もサムの舎弟で、サム亡き後ラウの下につきたがる。それでヤンを消す。会話の録音テープはこの男が処分していたので証拠は警察には残っていない。

サムの死後善人になる決心(!?)をしていたラウはこの男を消す。

精神分析医の資料でヤンの名誉は回復し、ウォンの横に葬られる。

収支決済

サムは死ぬ。妻はもう死んでいる。新しい女性との間に子供1人。今どこにいるのか。

サムの放った凧のうち、ラウは宗旨変え、もう1人は死亡。ということはあと5人ほど署内に残っている。お互いに知らないかもしれない。ボスはもういない。やくざ版 Ronin

ヤンは死ぬ。ヤンの元恋人(メイか?)には子供が1人。ヤンの娘らしい。他にも潜入警官がいたのかは不明。ルークも何人か送り込んでいた。

ラウと婚約者には亀裂が生じる。

ヤンの精神分析医は1人取り残される。

骨のある上司ややくざのボスは死亡。

まだ3作目を見ていないので今後の展開は分かりませんが、ご覧のようにサムはインファナル・アフェア 無間道 (1)の終わりに腹心のラウに殺されます。サムが悪いのではなく、ラウが新しく知ったかたぎの生活の方を選んだからです。ラウは自分がどちら側に存在すべきかという重大な問題でジレンマに陥っています。彼は以前マリーという名前の女性を愛しつつ死なせています。現在の婚約者もマリーという名前。こだわっています。キャリアをどんどん上り詰める(実生活の)アンディー・ラウに私はなぜかどうしようもなくロマンチックなものを感じるのですが、生きるか死ぬかの戦いを描いた作品の中にもこういうロマンチックな部分があります。今後どうなるか。

何と元々はインファナル・アフェア 無間道 (1)1作しか予定に無かったという話を読みました。それにしてはインファナル・アフェア 無間序曲 (2)に大きな矛盾も無く、不要な所も無く、きれいにつながっています。その上、まず《アップテンポ》、次に《じっくり》となかなか良い割り振りをしています。しかも監督を2人でやっていながら亀裂や対立を感じません。俳優も空き地警察とはまた違った意味で良いハーモニーを出していて、2作見終わった後では登場人物に親しみを覚えます。香港はなぜこれまでこういうすばらしい能力を隠していたのでしょう。いきなり出して来て成功です。

3作目の情報はまだほとんど入っていません。楽しみだ。

潜入警官の過酷な労働については NARC ナークにも詳しいです。ヤンがタイから来た麻薬の品質を確かめるために吸い込んでみるのですが、あんなことしていたら自分も中毒になってしまうと思うのは当然。刑事が中毒になってしまうケースは本当にあるらしく、それを回復させるためのリハビリというのがあるらしいのです。他の人が麻薬中毒にならないように戦っている刑事には頭が下がります。

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