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結果
話を聞いた時期:2006年2月
結果が発表されましたのでコメントと、赤いマークをつけておきました。
第78回オスカーのノミネーションが発表されました。まだ見ていない作品が多いので、詳しいコメントは後ほど。
作品
監督
作品賞と監督賞がぴったり並びました。今年は特に政治色の強い年になりました。
後記: 色々な事情をかんがみて監督に賞が行くのは分かりますが、ギレンホールはきれいに無視されました。ノミネートすらされない。
主演男優
地味なフェニックスにあげたいところですが、今年は接戦。他の人も引けを取りません。
主演女優
ウィザースプーン夫妻は(亭主もいい役者ですが、最近は出番が少ない)昔からひいきにしています。できればゴールデン・グローブのようにフェニックスと両方にあげたい。
ジュディー・デンチは年中行事のように出て来ます。1998年からノミネートされること5回。1つ貰っています。彼女の演技に感動したことは無いんだけれどねえ。
後記: コメディー路線のウィザースプーンにシリアスな役ができるか危ぶまれたという不思議なコメントを時々見かけましたが、彼女は元々演技派で出発した人です。
助演男優
個人的にはサイドウェイで逃したジャマッティーにあげたい。しかしマット・ディロンなどという見逃せない人も今年は出て来ています。クルーニーは票が割れそう。
後記: マイケル・ムーアの時はまだ乗せられたけれど、年が経つと社会派、良識派の年だなどと言われても白けます。結局いくら映画であれこれ言っても戦争はまだ止めるに至っていません。今年はまあ「自分たちもこういう状況が好きではない」と発言する年です。
助演女優
脚本
脚色
長編アニメ
ニック・パークは事が大きくなってからウォレスとグロミットに情熱をなくしているかのようです。ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!では自分で粘土をこねるのは止め、他の仕事に専念したようです。去年はその上スタジオの倉庫の火事などにも遭い、災難の年でした。
宮崎駿はしょげたり張り切ったりせずコンスタントに仕事をやっている様子で、着実に世界で名を広げています。
ティム・バートンのアニメはまだ見ていないのですが、予告を見ただけで行く気になっています。ことによったらDVDを買うかも知れません。同時期に公開されたジョニー・デップとの共演作もありますが、予告を見ただけではティム・バートンのコープス・ブライドの方がずっと良さそうに思えました。予告の力も偉大だ。
ピクセル・アニメもいいですが、ここに挙がったような手仕事のアニメも将来消えることなく頑張って欲しいです。
後記: ニック・パークの挨拶が東洋的でおもしろいです。
宮崎駿がニック・パークに「お前取れ」と言ったとか。それもおもしろいなあ。作ろうと思えばいい作品がすぐ作れてしまう人たちなので、今年ニック、来年宮崎なんて打ちあわせもできそうな2人です。
短編アニメ
外国語映画
撮影
The New World はベルリン映画祭にも来ます。
SAYURI は上映禁止になった国もあるのだそうで、ミュンヘンと並びあれこれ議論を呼びそうです。
ロバート・ロドリゲスのシン・シティーは完全に無視されています。ハリウッドの監督協会を脱退してまで思い通りの作品を作りたかった監督に脱帽。
美術
後記: 他を見ていないので何とも言えませんが、美術はキング・コングも悪くありませんでした。ジャクソンはちょっと前に指輪物語があったので、今年は控え目な受賞ですが、キング・コングは、これぞアメリカという作品で、作ったのが外国人だとしてもエンターテイメント性は評価していいと思います。しかしアカデミー賞は「お前はエンターテイメントが良かった」という賞のあげ方ができないので、撮影とか音響とか他の形になるのでしょう。
衣裳
後記: 予告編を見たのですが、着物の着方、日本舞踊の踊り方など、日本からは細かい所でクレームがつきそうな作品です。それを黙っている日本はお行儀がいい。
音響
この辺の賞では時々衣装がきれいな作品に音響賞をあげたり、音がいい作品にメークの賞が行ったり、混戦が見られる時があります。キング・コングには特撮賞が行くべきですが、意外と音響賞が行ったり・・・。それにしてもあんなにおもしろかったキング・コングのノミネーションが少ないのはちょっと不満。
後記: ウォーっと吼えたキング・コングの声が評価されたんだろうか。私はハンバーガー屋さんの景品のプラスティックのモデルが手に入ったのでそれだけでご満悦。
編集
強敵が多いわりにウォーク・ザ・ライン/君につづく道は健闘しています。ミュンヘンはスピールバーグにも関わらず意外と少ないノミネート。圧倒的な支持を得るかと思いましたが。
後記: まだ見ていないので正確なところは分かりませんが、クラッシュは大勢の人が出て来るエピソード映画だそうで、編集が悪いと観客の頭が混乱します。そういう意味では順当な受賞。
音響編集
視覚効果
キング・コングの特撮などは視覚効果賞に入るんでしょうか。コングがかわいそうに思える効果は抜群でしたから、本来はアンディー・セーキスに演技賞をあげるべきなんでしょうが。
The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe は予告を見ましたが、視覚効果賞にふさわしい作品です。
後記: 確かにキング・コングの視覚効果はなかなか良かったです。御伽噺なのにすぐ中に入って行けました。
メイクアップ
出ました、スター・ウォーズ。6作目ともなると目立ちませんね。
後記: 特殊メイクをしないのに効果が良く出ていたという意味でトランスアメリカの主演女優のメイクをやった人にあげても良かった。
音楽(オリジナル・ソング)
音楽(作曲)
短篇
ドキュメンタリー(短篇)
ドキュメンタリー
後記: フランスはオスカー候補に出していなかったのに、アメリカの配給会社が強引にノミネートに持ち込んだという話が入っているのですが、いったいどうなっているんだろう。
功労賞、科学技術賞、特別賞
Gordon E. Sawyer 賞
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