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隴頭歌辭

                        梁詩

隴頭流水,
鳴聲幽咽。
遙望秦川,
心腸斷絶。

 
*******************
        隴頭歌辭

隴頭
(ろうとう)の流水(りうすゐ)
鳴聲
(めいせい)  幽咽(いうえつ)す。
遙かに 秦川
(しんせん)を 望み,
心腸
(しんちゃう)  斷絶す。

             ******************



◎ 私感訳註:

※隴頭歌辭:楽府、横吹曲辞。遠征の苦しみと哀しみをうたったもの。 ・隴頭:隴山のほとり。南朝・梁時代の詩。
※隴頭流水:隴山のほとりの河の流れは。 ・隴頭流水:楽府題。意は、甘肅省南部天水附近を流れる川の流れ。(民族戦争の)最前線の地の川の流れ。梁詩の『隴頭歌辭』に「
隴頭流水,鳴聲幽咽。遙望秦川,心腸斷絶。」とある。 ・隴頭:〔ろうとう;Long3tou2●○〕隴山のほとり。隴山は、現・甘肅省と陝西省の境の大きな山。対西北方面の軍事前進基地。『中国歴史地図集』第四冊 東晋十六国・南北朝時期(中国地図出版社)54-55ページ「北朝魏 雍、秦、豳、夏等州」にある。南朝・梁の『隴頭歌辭』に「朝發欣城,暮宿隴頭。寒不能語,舌卷入喉。」とある。なお、この山は毛沢東が南方根拠地を追われて、大西遷(長征)をしたとき、最後の難関となった山の六盤山のこと。毛澤東『清平樂』六盤山に「天高雲淡,望斷南飛雁。不到長城非好漢,屈指行程二萬。   六盤山上高峰,紅旗漫捲西風。今日長纓在手,何時縛住蒼龍?」とある。

※鳴聲幽咽:立てる音は、かすかににむせぶかのようである。 ・鳴聲:立てる音。 ・幽咽:〔いうえつ;you1ye4○●〕ひそかにむせぶ。一義的には、川の流れの音。

※遙望秦川:遥かに(郷里の)秦(関中の盆地の平原)を眺めれば。 ・遙望:遥かに眺める。隴山から東南方向を望むことになる。 ・秦川:〔しんせん;Qin2chuan1○○〕陝西省(・甘肅省)地方。この詩で謂えば東南方向の郷里の長安などのある秦(関中)の盆地状の平原。

※心肝斷絶:腸(はらわた)が断ち切られるほどの悲しさである。 *断腸の思いである。 ・心腸:心臓と腸。 ・斷絶:絶える。截断する。人と人の間などで今まであった結びつきが切れること。





◎ 構成について

韻式は「aa」。韻脚は「咽絶」で、平水韻でいえば入声九屑。次の平仄はこの作品のもの。

●○○●,
○○○●。(韻)
○◎○○,
○●●●。(韻)


2007.6.26完
2011.2.12補

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