Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


  秋晩宿破山寺
                                                  

     唐 皎然

秋風落葉滿空山,
古寺殘燈石壁間。
昔日經行人去盡,
閑雲夜夜自飛還。



                   

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秋晩 破山寺に宿す

秋風(しうふう) 落葉  空山(くうざん)に滿ち,
古寺の殘燈(ざんとう)  石壁(せきへき)の間。
昔日(せきじつ)經行(きゃうぎゃう)  人 ()()くし,
閑雲(かんうん) 夜夜(やや)  (おの)づから飛び(かへ)る。

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◎ 私感註釈

※皎然:盛唐の詩僧。湖州の人。本姓は謝。字はC晝。

※秋晩宿破山寺:秋の終わり(/秋の夕暮れ)に、破山寺(=興福寺)に泊まる。 ・秋晩:秋の終わり。晩秋。また、秋の夕暮れ。南宋・陸游の『長歌行』に「人生不作安期生,醉入東海騎長鯨;猶當出作李西平,手梟逆賊清舊京。金印煌煌未入手,白髮種種來無情。成都古寺臥
秋晩,落日偏傍僧窗明。豈其馬上破賊手,哦詩長作寒螿鳴?興來買盡市橋酒,大車磊落堆長瓶。哀絲豪竹助劇飮,如巨野受黄河傾。平時一滴不入口,意氣頓使千人驚。國讎未報壯士老,匣中寶劍夜有聲。何當凱還宴將士,三更雪壓飛狐城。」とある。 ・宿:泊まる。やどる。 ・破山寺:南朝・斉に始まる寺院の名称。現・江蘇省常熟市の虞山の北嶺下にある(地図中央の緑色の小山の中央部の北東寄り)。唐代に興福寺の名を賜る。

※秋風落葉満空山:秋風が落ち葉で人気のない寂しい山を満たして。 ・空山:人気のない寂しい山。秋、冬季の落葉後の寂しげな山。盛唐・王維の『鹿柴』では「空山不見人,但聞人語響。返景入深林,復照青苔上。」とあり、盛唐・王維の『鳥鳴澗』に「人闌j花落,夜靜
春山空。月出驚山鳥,時鳴春澗中。」とあり、盛唐・李白の『友人會宿』に「滌蕩千古愁,留連百壺飲。良宵宜清談,皓月未能寢。醉來臥空山,天地即衾枕。」とあり、盛唐・皇甫冉の『山中五詠 山館』に「山長寂寂,濶_朝夕來。空庭復何有,落日照苔。」とあり、両宋・左緯の『避寇即事』に「寂寞空山,黄昏百怪新。鬼沿深澗哭,狐出壞牆嚬。小雨俄成霰,孤燈不及晨。開門謝魑魅,我是太平人。」とある。

※古寺残灯石壁間:古い寺(=破山寺=興福寺)の燃えつきかけたともしびが、石の壁の間に(見える)。 ・古寺:ふるい寺。 「古殿」ともする。「殿」:てら。仏寺。 ・残灯:燃えつきかけたともしび。=残ス。

※昔日経行人去尽:その昔、修行をしていた者たちは、(亡くなって)すっかり去っていった(が)。 ・昔日:むかし。往時。 ・経行:(きゃうぎゃう(きょうぎょう)/きんひん)。禅の用語。一定の場所をゆっくり歩くこと。禅宗で、座禅中の疲れや、眠けをとるために一定の場所をゆっくり歩くことを謂う。 ・去尽:すっかり去っていった。すっかりなくなった。去り尽くす。盛唐・王昌齡に『春怨』「音書杜絶白狼西,桃李無顏黄鳥啼。寒雁春深歸
去盡,出門腸斷草萋萋。」がある。

※閑雲夜夜自飛還:しずかに空に浮かぶ雲は、毎夜、(ここに)自分で飛んで返って(きている)。 ・閑雲:しずかに空に浮かぶ雲。 ・夜夜:(やや)。毎夜。夜(よ)ごと。 ・自飛還:自分で飛んで返ってくる。

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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は「山間還」で、平水韻上平十五刪。この作品の平仄は、次の通り。

○○●●●○○,(韻)
●●○○●●○。(韻)
●●○○○●●,
○○●●●○○。(韻)
2016.9.25
     9.26




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