24 2000/10/04 東京都最終回入札会中止
延期していた第4回の入札会は結局、荷物の集荷状況が極端にすくなく、最終回は異例の中止と決定された。当初、東京都漁連では6回の予定が都合、3回のみで終わることになった。
集荷量は昨年の約半分、78トン(昨年は157トン)の入札量だった。特に、三宅島は少なく昨年の30%程度で終了となった。噴火前の採取分のみであった。
現在、三宅島は行政関係も避難していて、詳しい状況はわかっていない。東京都水産試験場の9月6日発の「三宅島噴火災害調査結果について・・・8月29日~30日にかけての三宅島噴火災害漁場調査・・・」の報告書によると今後の憂慮が記載されている。
以下、一部抜粋する。「今後、大雨による火山灰の大量流入、テングサ等海藻類への火山灰付着の長期化、濁りによる光量不足の長期化などにより、トコブシの大量へい死、テングサの枯死がおこる可能性がある。」
今後の噴火活動、海底の波の洗い状況など来年にむけての調査報告が待たれるところである。
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