Nゲージ蒸気機関車>2007年のメモ>キハ20/キハ22/キハ52
各部について少しだけ比べました。
KATO 旧動力 KATOの古い動力車は、車輪の直径が少し大きくなっています。モーターは床上にあるため、床下は今の製品よりすっきりしています。 |
KATO T車 |
KATO 新動力 現在の動力車は車輪が小さくなっています。 |
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GM(キハ22) 動力ユニットが車体いっぱいに詰まっています。床下機器の部品はT車と同じです。付属のTNカプラーは、一部を削らないと付きません。 |
アリイ(キハ22) 台車後方にシャフトのように見えるのは、他社カプラー取り付け用のベロです。 |
トミックス KATO製品に慣れていると、ずいぶん表現が違っていて、逆に違和感を覚えるかもしれません。最近のファンの方なら、何の疑問もなく使えるでしょう。 |
KATO(旧) 貫通扉の窓からドライバーを差し込んで、まず屋根を押し上げて外す…ことになっていますが、無理にやるとドライバーで屋根を貫通したりしてショックを受けます。 一度屋根を外すと、車体との合いがかなり甘くなって、隙間が開いたりずれたりすることがあるので、むやみに分解しないほうがよいと思います。 |
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KATO キハ52 キハ52は標準的な構造なので、普通に床板を外すことができます。ライトはボディーのライトケースについています。床板の集電板とライトの接点の間に、スイッチの部品が入り込むことによってライトをON/OFFします。 |
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GM 床板の真ん中に、ウエイトの入る出っ張りがあるため、座席はその両脇に接着します。この様子はちょうど「東京モノレール」を連想します。 |
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トミックス 青い床板の端にある角穴にチップLEDが入っており、その光をボディー側のライトケースのプリズムが拾って点灯します。 |
トミックスのキハ20は期待されていたようで、発売前から何通も比較記事のリクエストのメールを頂きました。しかし、さすがに発売前には比較できないのです、すみません…。
しかし今は実に色々な造形の模型が売られていますが(→写真の解説はこちら)、一見作りやすそうな箱型に見えるキハ20系でも、色々と違いがありますね。特に屋根前面の合わせ方は、各社の考えの違いが現れて興味深いところです。
値段も様々ですが、M+Tの2両で考えますと、ざっと次のようになります。
トミックスの価格は、ちょうどグリーンマックスと衝突しているんですね。こうしたキットは、どうしても完成品よりも割高な感じになることが多いようです。
(おわり)