水溶性ビタミン(パントテン酸)
パントテン酸の働きと作用
水溶性ビタミン(パントテン酸)
傷の治りをよくするビタミン
パントテン酸は、抗生物質の副作用、毒性を減らす。傷の治りをよくし、疲労を防ぐ
パントテン酸は水溶性のビタミンで、ビタミンB群の仲間です。その働きほまず、いまや身近な存在になっているさまざまな抗生物質の副作用から、体を守ってくれます。中でも除草剤や薬剤に配合されている有害な化学物質に対して、体内のエネルギーを作り出す際に補酵素として働くパントテン酸を含むコエソザイムAという物質には解毒作用があると言われています。
また、パントテン酸には副腎皮質ホルモンの合成を促進し、脂肪や糖分の代謝を助ける働きがあると考えられています。この他、免疫力の強化や自律神経の働きを高める作用も確認されています。
パントテン酸が不足すると、皮膚炎や足に焼けるような痛みを感じます。しかし、こうした欠乏症は深刻なビタミンB群の不足にならない限りは起こりませんので、はとんど心配はありません。
パントテン酸が多く含まれる食品としてほ、レバーや牛乳、大豆やピーナツ、キノコ類にも多く含まれています。最近は、養毛効果についても注目されています。
しかし、加工や製造工程の段階でその半分近くが破壊されてしまうので、や朝食用シリアルから摂取することを勧めます。パントテン酸の所要量は、成人男性で1日10mgが目安とされています。
パントテン酸が欠乏した場合の症状
- 髪につやがない
- 風邪をひきやすい
- 食欲不振
- 脚の異常
多く含まれる食品
- 牛、豚・鶏レバー
- 納豆
- さけ
- いわし
- さつまいも