静岡県

歌碑写真 歌碑所在地、番号、読み下し文
歌碑写真 熱海市熱海梅園

 熱海梅園の中山晋平記念館の前庭に、万葉の草花にちなんだ8基の万葉歌碑があります。
歌碑写真 伊東市鎌田八代田林道万葉の小径

 伊豆半島の伊東温泉の南にある「万葉の小径」に、万葉の草花を主題とした6基の万葉歌碑があります。
歌碑写真 三島市楽寿園

巻1-16
冬ごもり 春さり来(く)れば 鳴かざりし 鳥も来(き)鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂(も)み 入りても取らず 草深み 取りても見ず 秋山の 木(こ)の葉を見ては 黄葉(もみち)をば 取りてそ偲(しの)ふ 青きをば 置きてぞ嘆く そこし恨(うら)めし 秋山われは
歌碑写真 富士市広見公園

巻14-3355
天(あま)の原(はら) 富士(ふじ)の柴山(しばやま) 木(こ)の暗(くれ)の 時移(ゆつ)りなば 逢(あ)はずかもあらむ
歌碑写真 富士市田子の浦港

巻3-317
天地(あめつち)の 分(わか)れし時ゆ 神(かむ)さびて 高く貴(たふと)き 駿河(するが)なる 不尽(ふじ)の高嶺(たかね)を 天(あま)の原 (はら) 降(ふ)り放(さ)け見れば 渡る日の 影(かげ)も隠(かく)らひ 照る月の 光も見えず 白雲(しらくも)も い行きはばかり 時じくそ 雪は降りける 語り継(つ)ぎ 言ひ継ぎ行かむ 不尽の高嶺は
巻3-318
田子(たご)の浦(うら)ゆ うち出(い)でて見れば 真白(ましろ)にそ 不尽(ふじ)の高嶺(たかね)に 雪は降りける