おもしろ可笑し 入院体験記(6)
8月9日(月)
今日から点滴が1回になる予定、退院が見えてきたかな?同室の萩原さんは退院らしい。
ベットの移動をお願いする(真中から窓際へ)
10:00検診、長野先生。腫れもだいぶ引いているとのことでだいぶ退院もみえてきた(12日予定)
今日の点滴が終わったあと飲み薬になるらしい、ということは点滴用のハリも腕からとれるということだ、
一週間ぶりだ。ベットの移動は不可とのこと、またこの壁を見つづける入院生活が続くかと思うとうんざりだ
閉所恐怖症ではないが、全体的に狭いし人工の光しかなく目に見えるものは壁だけ、ダルマ大師じゃあるま
いし何日も壁を見ているのはつらいものがある、何故駄目か不明である。入院する場合病院を選ぶべきである
とつくづく思う、患者の意見を聞いてくれるところを・・・
とはいえ、看護婦さんの働きには頭が下がり感心する、看護婦さんにも色々いて皆個性もあり(当たり前なのだが)
一人一人が全く違い、非常に面白い、キャピキャピの看護婦さんもいれば、清楚な感じの子、非常にのんびりした子、
年中走ってる子(病院内は走ったり大きな音を出してはいけないと思っていたのだが・・・)
また私の前を看護婦さんが走っていく。
約14〜15人の看護婦さんとお会いした、どこかの雑誌に出ていたが(アエラ?)ハイヒールとかケバイ化粧
とかの看護婦さんはいなかった。
8月10日(火)
朝、飲み薬を看護婦さんが持ってきた、抗生物質と化膿止め。また今日から入浴・洗髪のOKもでた、早く入り
たい。
隣の石井さん首が悪く入院しているらしいが、昼間点滴がもれた(ぬけた)。
夜、7:30頃点滴のとき「慎吾君」がうっていたのだが、なかなか入らないらしく石井さん怒り出した、そして
他の先生に変われと騒ぎ出した,「慎吾君」少し怒りぎみに「長野先生と代わりますからすみません」と出て
行った。
15分後長野先生が来て色々説明していたが、点滴の針が抜ける事に関しては納得せず、理屈と現実が
ごっちゃになってる。こういう患者だと先生も大変だ。ま、何回も針をさされるのもいやだけどね。
石井さん、長野先生と20分位話しをして、納得したのかしてないのか分からないが少しは収まったようだ。
咳をコンコンしながら看護婦さんが来た「すみません、咳がぬけなくって」そりゃあ看護婦さんだって人間だし
風邪ぐらいひくよ!って入院棟の中に風邪菌をまきちらしていいのか??あっ!皆抗生物質を点滴している
んだから、いいのか!いいのか?あっあたまが変になりそう。
4:30分頃風呂に入れた、シャンプーはもっていたのだが石鹸が無い・・・どうしたか、は想像に任せます。
そういえば、今思い出したのだが、朝1Fの休憩所で新聞を読んでいると、前のおばさん(入院患者)「とろろ
こんぶ」を袋からチギリながら食べている、最初は気にしていなかったのだが、ただひたすら食べている・・・
ついに一袋を食べてしまった時には、息が詰まってきた。み、みず・・・
長谷川教授の回診、新しい病棟ができてきたらしい、新しい病棟のモデルらしいT/V付きらしい惜しかった。
8月11日(水)
3人部屋に来てからいつも気になっていたのだが、夜も夜中かなり大きな音がするのだが・・・・
ガタン!とか、ガチャン!、ガラガラ!
今日も朝3時頃目がさめた時、やはり音がする・・・
ここは病院→静かにする所→夜中→入院棟→ポルターガイスト・・・キャー
静かになったところで勇気を出しトイレへ行く、廊下には誰もいない「??」、トイレから出ると、誰も入室していない二人部屋が開き白いものが!!
キャー、キャーって・・・、なんでこんな夜中に看護婦さんがベットを出しているんだよ〜、今、夜中の3時半!!
今日は最後の一日、やっと退院できる(良かった)
左の石井さん(今日入院してきた人も石井さん)首が悪いらしく、今日CTスキャンをとるらしい、何にもなければいいのだが。
右の石井さん、相変わらずブツブツ言ってる、今日は朝の電気治療(右の石井さんも首が悪い)を
やってから頭が痛く、食欲が無いらしい、夕方までブツブツ言っていた・・・ほっとこう!!
8月12日(木)
今日やっと退院、妻と次女が迎えにきた。
新病棟のレストランで食事をとる、10日ぶりのタバコは美味しかった。「いいチャンスだからやめれば」という妻を 無視!!
初めての入院したのだが、ほんとにいい経験をした、やっぱり健康が一番!!
皆さんも身体に気をつけてください!!