太陽系外宇宙探査部隊全滅事件
【たいようけいがいうちゅうたんさぶたいぜんめつじけん】
2180年にIEOが派遣した太陽系外宇宙探査船団が
2191年、突如消息を絶った事件。

調査隊は太陽系の外縁部に
接近する未知の遊星(ニビル)を発見、探査を行うため
人型作業機械GONGを装備した調査隊を降下させた。
しかしその直後、調査隊は何者かの攻撃を受け全滅。
後、軌道上で待機していた船団も同様に攻撃を受け壊滅した。
調査隊には他の宇宙探査隊同様、IESA職業軍人
乗りこんでおり、それなりの武装も積まれていたが
この謎の遊星(ニビル)と敵機(イコノシャフト)には
まったく歯が立たなかった。

また、この際に地球に送られてきた画像から
敵機が月の縦坑事件イコノシャフトと同型であり、
(同事件で得られたイコノニウム特性と照らし合わせ)
具体的な観測にこそできないものの、同様の
超巨大イコノニウム金属塊(惑星サイズ)が敵意をもって接近している
ことを人類側に知らせる事件となった。
しかも悲劇的なことに、この時の人類側の攻撃(抗戦)によって
ニビルの攻撃意志は決定的に発動したのである。

本文:金子良馬、山口恭史 
初出:I-p144 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
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