「ま、いろいろあったけど面白かったよね、イタリアは」
「食べ物もおいしいし」
「また来たいね」
ここはリアルト橋に向かうヴァポレットの船上。一行、早くも旅の振り返りモードだ。リアルト橋で下船してリバ・デ・カルボンなる 大運河沿いの一角へ。だが…待てど暮らせど迎えのボートが来る気配ナシ。刻々と迫り来る時間。列車移動と異なり、今日は飛行機に 乗るのだから、「間に合わなかった」では済まない。またもやピ~ンチ!
現地旅行会社にTELしても話は通じないし、もう旅の最後で小銭もあまり残ってなかったので途中で電話が切れる。仕方ないので ボラレ覚悟で水上タクシー(って要するにモーターボート)をつかまえる。空港まで12万リラ。実は、ボラレているのではないかと いう心配以前に、もうそんなに手持ちのリラがないんでは、という心配の方が大。 |
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これは「ゴンドラのみ進入可」の標識。 |
こうして女王様ご一行はなんとか無事に帰国することができたのでした。メデタシメデタシ。