ベネチア観光編タイトル

<第6日 ベネチア市内観光(後半)>

サン・マルコ寺院 獅子と馬とハトと
 ボラレデーだった昨日に懲りてすっかり用心深くなった一行は、パニーノやコーラを買って店先で立ち食いの昼食を済ませ、 続いてはサン・マルコ寺院へ。
 これまで見てきたローマやフィレンツェの教会と異なり、東洋色が濃い。天井のモザイク画も金ピカ系だし、パラ・ドーロという 祭壇画も宝石ゴテ~ッという感じだ。
 外壁にも見事なモザイク画が描かれているのだが、残念ながら右側三分の一は修復中だった。
サン・マルコ寺院外壁

サン・マルコ寺院正面上部
 寺院正面入り口の上にはベネチアのシンボル・黄金の有翼獅子。ベネチア映画祭のグランプリをなぜ「金獅子賞」というのか、以前は 不思議に思っていたが、実際に来てみるとあちこちに金獅子がいる。

 そしてその下にいる4頭のブロンズの馬。彼らが飾られていた国(古代ローマ帝国→ビザンチン帝国→ベネチア共和国→ナポレオンの フランス)は滅びるという伝説があるらしい。ここにいるのはレプリカで本物は寺院内の美術館にある…そうだが見てくるの忘れた。 (;_;)

 などという写真を撮っているあいだ中、実はビクビクしどおし。広場上空を無数のハトが飛び交っているのだ。むろん、足下にも たくさんの「落とし物」が。女王様1号が踏みとどまって撮影している間、2号と3号は「ハト糞警報発令!」と叫びながら 逃げ去っていた。(そして苦労して撮影した写真のほとんどは被写体の前を飛ぶハトが横切っており、何が写っているのかわけわからん 状態になっていた…。)



最後の晩餐 合言葉はちぃやぅおぅ!
 本当は午後はアカデミア美術館のあたりでも散策する予定だったのだが、散策は昨夜たっぷりしたので (^^;、予定変更して ホテルに戻って一休み。その後、ホテルからリアルト橋方面をぶらぶらする。
 ごく普通の八百屋さんの店先をのぞいたり、手前がコーヒー豆屋で奥が立ち飲みカフェになっている店でカプチーノを飲んだり。
 ベネチアと言えばベネチアングラス、ということで何軒かの店をのぞいて自分たちなりに 見る目を養ってから、アクセサリーや飾り皿を購入した。

 さて、いよいよ最後の晩餐である。昨夜のような失敗はしないぞ!という固い決意を胸にあちこちの店先のメニューをチェック。
最終的に、一度は通り過ぎた小さなトラットリアに決定。この店の表ではにーちゃんが客引きをやっていたのだが、我々が戻ってきたの をめざとく見つけた彼は濃~い笑顔で「ちぃやぅおぅ!」。一行もつられて「チ、チャオ!」
 家族経営の小さい店で、厨房には彼の両親がいる模様。トマトサラダ・シーフード盛り合わせ・イカリングフライ・ パスタ(カルボナーラ)、どれも大ヒット。勧め上手なにーちゃんに乗せられてデザートまでしっかり 食べてしまう。

 ホテルに帰ると、現地の旅行会社からFAXが入っており、明日の朝の送迎ボート(これでベネチア空港まで行くのである)の 待ち合わせ場所が連絡されていた。リアルト橋近くの「リバ・デ・カルボン」というところらしい…。


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