ナポリ&シチリア旅行記 観光編
シチリア州旗 ≪モンレアーレ≫ 

※ 1ユーロ=約97円(2012年7月当時) ※


△▼△ ドゥオーモ △▼△
正面祭壇モザイク  5日目の午前中は市バスを3本乗り継いで郊外のモンレアーレへ(バスに関するあれこれは「乗り物編」にて)。 「モンレアーレ(=王の山)」という名前の通り、最終的にバスは山道を上って行く。3本目のバスに乗って30分で終点に到着。
 バス停のところからもドゥオーモの建物の裏側の方が見えるが、たどり着くには緩やかな坂をさらに10分くらい上らなければならなかった。

 ドゥオーモ自体の入場は無料。正面ではなく、広場に面した左側面の入口から入場するようになっている。
 内部は一面キンキラモザイクの嵐!。この後パレルモに戻って見たパラティーナ礼拝堂も美しいモザイクに満ちていたが、キンキラ度では足下にも及ばない。  このドゥオーモは「教会内のモザイク面積世界一」らしいが、さもありなん。
 どこを見ても12世紀のモザイク職人さんたちの頑張りがひしひしと伝わってくるが、天井の近くとかどうやってモザイクを貼っていったんだろう…脚立???

 祭壇上部の巨大キリストのモザイク(左上写真)も大迫力。このキリストはなかなかイケメンだった(笑)。
 左右には柱が並び、アーチの上部にはキンキラモザイクを背景に聖書の場面が描かれている。1つ1つをじっくり見ていたらキリがないが、「アダムとイブ」「ノアの方舟」といった有名どころは割と発見しやすい。 イブの腹筋が割れている(右上写真)のがナゾであるが…。

内部(アダムとイブ)
通路と後陣  正面入口の右手には階段の登り口があり、後陣上部の展望テラスに上ることができる。ここは入場料 2ユーロ
 階段をしばらく上ると外通路に出る。ここからはお隣にある修道院の回廊付き中庭が見下ろせる(右中写真)。 この後で回廊も見学したのだが、地上からでは中庭内の通路がこのように美しく十字交差している感じはわかりにくいので、外通路からの眺めがオススメです。

 外通路からまた中へ入って今度は薄暗い通路を進み、外壁がアラブっぽく装飾されている後陣の展望台へ(左下写真)。
 後陣の上からは、右下写真のようにコンカ・ドーロ(=黄金の盆地)、その先にあるパレルモ、そしてティレニア海まで遮るものなく見渡せて気分爽快。
 ただ、風が強くて帽子を飛ばされそうになる中、展望テラスの狭い階段でひっくり返りそうになりつつ女王様同士で写真を撮り合うのはなかなか大変でした (^^;。

 階段を下りてきて、ドゥオーモ内部をもう一巡りした後、左側面入口から外に出て右側にあるみやげ売り場で絵ハガキを購入(その後、日本で留守番中の女王様2号宛てにタオルミーナから出してみた (^^))。 ドゥオーモのモザイク画写真だけのカレンダーなども売られていた。

回廊付き中庭を見下ろす
展望テラスからの眺め


△▼△ 回廊付き中庭 △▼△
列柱  ドゥオーモを出て左手にぐるっと回ると、さっき外通路から見下ろした回廊付き中庭の入口がある。入場料 6ユーロ

 このときは正午近くでキョーレツな日射しが頭上直撃だったので、女王様たちは「顔が乾いて力が出ないよ~」と偽アンパンマンのようなことをつぶやきつつ、庭の中央まで出ていくことはやめ、228本の列柱からなる回廊(左写真)をそぞろ歩くだけにした。
 無地の柱と模様付きの柱が交互に並んでいるのだが、模様がビミョーに違い(といっても全部違うかどうかまではチェックしてないが…)、比べて見ると面白い。
 回廊の一角には棕櫚を模した噴水(右写真。ドゥオーモの右中写真の庭に突き出している部分)が。噴水なんて中庭の中央に設置したら良さそうなものだが、なぜかコーナーにあるのが不思議でした。

 ドゥオーモと回廊付き中庭の見学で所要2時間くらい。バス停に戻ってみると、1時間に1本のバスが時間前に来ていて、運良く座ることができた。座席数が意外に少ないので、時間的余裕があったら早めに行って待っている方が良いでしょう。

噴水


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