パレルモではAMAT(http://www.amat.pa.it/)という会社の市バスを利用。チケットはタバッキにて購入。1回券 1.3ユーロ、1日券 3.5ユーロ(写真上が1回券、下が1日券)。
パレルモ到着早々にホテルから徒歩10分くらいのカステルヌオーヴォ広場前から101番という最もメジャーな路線に乗ってクワトロ・カンティを目指したのだが、どの辺りで降りたらいいかわからずあわあわしていたら、近くにいたおっちゃんが降車ボタンを押してくれた。
これはご親切に…と思ったら、おっちゃんにお礼として?「バスチケットをくれ!」と要求された。どうも、観光客は割とマジメにチケットを買って乗るけど、地元民(の一部)はタダ乗りしているようで、検札を回避するためにチケットが欲しかったのではないかと。
もう要らないからあげたけど(打刻済みなので90分しか使えないハズ)。
パレルモ州立美術館を見た後クワトロ・カンティまで戻ってきて、ホテルに帰るために再び101番バスに乗車。
このバスも循環バスだと思っていたので、ぐるっと回ってホテル付近に着くはずである…が、パレルモ中央駅前が終点で全員降ろされる (^^;。そして逆方向のバスの乗り場がわからず右往左往。
チケット売り場で聞いてようやく逆方向のバスに乗り込んだあとも、なんとかホテルそばのバス停で下車するため、ガイドブックの地図と街中の通り名の表示を必死でチェック(もちろん車内放送などはない)。
翌日は、郊外のモンレアーレに行くため、今度はホテルそばのバス停から101番バスに乗って、乗り換え場所のクワトロ・カンティを目指す。
…がバスはそのままどんどん市街地へと進み、クワトロ・カンティには行きそうにない。そうこうするうちに終点のスタジアム前?に到着。昨日に続き、またしても全員降ろされる。
しかし、折り返し運転するっぽい運ちゃんに「クワトロ・カンティに行くか?」と聞くと「行く」という返事。
このとき初めて1号は「101番バスは循環ではなく単純往復、ただし始発と終点(駅とスタジアム前)が共通なだけで、通るルートは往路と復路で違う」(つまり、スタジアム→駅のルートはカステルヌオーヴォ広場やクワトロ・カンティを通るがホテル付近を通らない。駅→スタジアムのルートはその逆)ということを理解したが、時既に遅しでかなりタイムロスしてしまった。
スタジアム前発の101番バスに乗ってしばらく経つと、勝手知ったる?クワトロ・カンティが見えてきたので下車。
さらにヴィットリオ・エマヌエーレ大通り沿いにあるバス停から「Verde(緑)」という路線番号のミニバスに乗車(別に車体が緑色とかいうことはない)。
終点のインディペンデンツァ広場で降りて、ここが始発のモンレアーレ行きバス109番に乗車。このバスは1時間に1本しかないのでかなり待ちくたびれた。
ずーっと待っているのが女王様たちとフランス人カップルしかいなかったので、一瞬「本当にここか?」と不安になったが、観光客の多くは始発停留所の次とその次から乗ってきて、あっという間にギュウギュウに(だからやっぱりインディペンデンツァ広場から乗るのがオススメ)。
そんな車内で発生したスリ事件の一部始終を女王様3号が目撃していた!(詳しくはあれこれ編にて)
女王様たちの体感として、なぜかパレルモ市内はバス停が見つけにくかった。
バス停の標識は右写真のようなもので、路線の停留所も全部示されているのだが、掲げられている位置がかなり高く(約155cmの女王様だと結構見上げる感じ)、フツーに歩いているとなかなか視界に入ってこないせいもあると思われる。
そもそもどこ行きのバス停がどこにあるという情報がほとんどないし。やはり情報が最新とは限らず、標識に紙が貼られていて、さらにその紙がもう破れていたり。
自分がなかなか101番バスを乗りこなせなかったから言うわけではないが(笑)、パレルモ市バスを乗りこなせたらかなりの上級者?!
ちなみに車内に打刻機が1つしかないので、混んだ車内ではチケットが乗客の手から手へと渡されて、打刻機のそばに立っている乗客が打刻してあげるという助け合い精神が見られる。
女王様たちも打刻機の近くにいたときはそうやって打刻してあげました。まあ、混んだ車内にはスリもいるけどね!(^^;